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くいこみ海女 乱れ貝

  • posted at:2018-07-30
  • written by:砂月(すなつき)
くいこみあまみだれがい
にっかつ
配給:にっかつ
製作年:1982年
公開日:1982年7月9日 併映「鏡の中の悦楽」
監督:藤浦敦
プロデューサー:結城良熙
企画:奥村幸士
脚本:富田康明 藤浦敦
撮影:水野屋信正
照明:矢部一男
録音:信岡実
選曲:伊藤晴康
編集:井上治
美術:中澤克巳
助監督:瀬川正仁
色彩計測:佐藤徹
現像:東洋現像所
制作担当者:鶴英次
協力:神津島観光協会
出演:渡辺良子 松川ナミ 藤ひろ子 水月円 松原玲子
アメリカンビスタ カラー 67分

日本のとある島の漁村。集まれば男の話題に花が咲く6人組の海女は主にアワビなどの貝類を獲っている。その中の一人、渡辺帆奈美は網元の若旦那・岩瀬源太郎と恋仲で、両親を海で亡くした彼女にとって源太郎の父の死は他人事と思えず命日に墓参りをした。そんな帆奈美を源太郎の母・千恵は認めており、息子との縁談をいち早くまとめたいと考えていたが、当の源太郎はというといろいろ自由にやってみたいことがあると言って煮え切らなかった。そこでおじの忠吉は、彼を東京に連れて行きやりたいことを思い存分やってから島で結婚式を挙げればいいと提案した。それからしばらく経った頃、6人の間にある噂が持ち上がっていた。それは上京した源太郎がすっかり羽を伸ばし、銀座の一流ホステスに夢中になっているというのだ。そのホステスはかなりの美人であっちの腕は抜群。そんな彼女に源太郎が骨抜きにされているという話は忠吉からの確かな情報だった。帆奈美はみんなの前で素っ気ない振りをしたが、内心は穏やかではなかった。

ある日、島に到着したフェリーから降りてきたのは今までとすっかり雰囲気が変わり明るさを取り戻した源太郎とそんな彼を心配する忠吉だった。源太郎が惚れ込んだそのホステスは、島にはいないタイプの骨が細くてしなやかな女で一万人に一人といわれる名器の持ち主だった。その話は漁師仲間の只見茂など男たちにあっという間に広がり、それを聞いた女たちも自分とどう違うのだろうと興味津々だった。それから数日後、フェリーから降りてきた垢抜けた女は神津村の岩瀬家が何処にあるのか尋ねた。その女が源太郎を追い掛けてきたホステスの藤井由紀だった。彼女がくるのを心待ちにしていた源太郎は車で出迎えると灯台のある高台へ連れて行き体を重ねた。そしてそれが終わると源太郎は車で島を案内し、もし結婚することになれば先祖代々伝わる山林や土地など数えきれない程の不動産や大きな5艘の漁船、ひと航海して当たればドカッと大金が転がり込む漁師の仕事が2人の物になることを説明した。その様子を目撃したことで面白くなかった6人組のうち何人かはいつか意地悪してやろうと企んでいた。

数日後、島に降り立ったパナマ帽の男はかつての由紀のヒモ・長谷部淳一だった。淳一は岩瀬家に直行すると、大酒呑みで薬を打っている由紀のような女はここの家柄に合わないから源太郎に諦めさせるようにと千恵に吹き込んだ。そして次に由紀が泊まる旅館へ向かうと、二度と会わない約束だったが気が変わったと復縁を迫るのだった。

屋台的映画館
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くの一忍法 観音開き

  • posted at:2018-06-08
  • written by:砂月(すなつき)
くのいちにんぽうかんのんびらき
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1976年
公開日:1976年2月14日 併映「玉割り人ゆき 西の廓夕月楼」「愉快な極道」
監督:皆川隆之
企画:佐藤雅夫 今川行雄
脚本:松本功 志村正浩
撮影:塚越堅二
照明:井上孝二
録音:格畑学
美術:園田一佳
音楽:津島利章
編集:玉木濬夫
助監督:俵坂昭康
記録:梅津泰子
装置:稲田源兵衛
装飾:白石義明
美粧:長友初生
結髪:白鳥里子
スチール:木村武司
演技事務:西秋節生
衣裳:豊中健
擬斗:菅原俊夫
進行主任:伊藤彰将
出演:橘麻紀 衣笠恵子 堀めぐみ 汐路章 成瀬正
シネマスコープ カラー 66分

元和八年、碓氷峠で信州上田真田藩の一行が何者かに襲われ、江戸城本丸修築のために差し出すはずだった御用金三万両が奪われた。それが上州一帯に暗躍する山賤ではないかと疑う伊賀組頭領服部半蔵だったが、既に潜入している手の者からの報告が途絶えたことで知る術を失っていた。そこで半蔵は虚無僧姿の三人を呼び寄せると至急彼らと連絡を取るよう命じた。落ち合う場所になっている上州高崎の寺に向かう三人だったが、その道中で謎の集団に襲われた。深編笠を取った姿、それはお妖、お炎、お乱のくの一忍者だった。お妖たちは何とか危機を回避して目的の寺にたどり着いたが、そこら中の木に忍者の死体が逆さ吊りにされていた。そしてそのうちの一体を見たお乱は思わず泣き崩れた。右目を潰されたその伊賀者は彼女の兄だったのだ。三人は結束を固め復讐を誓った。

伊賀者を惨殺した寺で襲われたということは三人がその場所に来ることを一味が知っていたに違いない。そう考えたお乱は内情を探るために、高崎城下の廓に女郎として忍び入った。そして唯一覚えていた顔に痣がある男に近づくと色仕掛けで迫ったのだ。そして罠に掛かったと見るや隠し持っていた観音像を取り出し「伊賀忍法かまきり観音」で相手の一物を締め付けたのだった。お乱は御用金の在り処を聞き出そうとしたが、頑として口を割ろうとはしなかったため更に締め上げると狂七は匕首を取り出し彼女を殺そうとしたのだ。ところが死んでも体が一生くっついたままになると言われると苦渋の決断をし、一物を匕首で斬ると障子を突き破って逃げた。それを待ち伏せていたお妖が追い掛けたが、狂七は何者かによって殺された。

狂七が死んだことで手掛かりを失ったお妖たちは尼寺に身を隠すことにした。ある日、山伏が訪ねてきたためお乱が相手をすると山伏は禅問答を仕掛けてきた。その様子を見ていたお妖は山伏が只者ではないことを見抜いたのだった。男は風響之介と名乗り、幕府の犬であるお前たちに三万両は渡さないと言った。それを聞いたお妖は彼に勝負を挑んだのだった。懐から観音像を取り出したお妖は「伊賀忍法招き観音」で裸体の幻覚を見せて相手を惑わせたが、響之介は術を破った。彼は戦うのを止め、真田の三万両を奪った鍬形一族はお前たちが手に負える相手ではないと告げると去って行った。その頃、お炎とお乱は腹痛を訴える旅の娘を尼寺に連れ帰った。お炎は苦しみに悶える娘の太股に咲いた薔薇の刺青に見惚れたが、それは鍬形の幻術だった。くの一の葉月は「鍬形殺法薔薇の刃」で自由を失ったお炎を仕留めようとしたが、戻ってきたお乱によって阻止された。お乱は三万両を奪ったのが鍬形一族であることを二人に話し、葉月から鍬形一族の拠点も聞き出すと「伊賀忍法うつし絵観音」でそっくりの姿に成り済ました。

屋台的映画館

グッド・ストライプス

  • posted at:2017-08-27
  • written by:砂月(すなつき)
ぐっどすとらいぷす
「グッド・ストライプス」製作委員会(バンダイビジュアル=テンカラット=ファントム・フィルム=アサツー ディ・ケイ)
配給:ファントム・フィルム
製作年:2015年
公開日:2015年5月30日
監督:岨手由貴子
制作:川城和実 小林栄太朗 小西啓介 武田智哉
プロデューサー:西川朝子 狩野直人 佐藤正樹 西ヶ谷寿一
ラインプロデューサー:金森保
脚本:岨手由貴子
撮影:佐々木靖之
照明:後閑健太
録音:高田伸也
美術:安宅紀史 田中直純
スタイリスト:荻野玲子
ヘアメイク:宮本真奈美
助監督:茂木克仁
編集:堀善介
制作担当:田中深雪
音楽:宮内優里
音楽監修:近越文紀
主題歌:「めくるめく僕らの出会い」大橋トリオ
制作プロダクション:キリシマ1945
出演:菊池亜希子 中島歩 臼田あさ美 井端珠里 相楽樹
アメリカンビスタ カラー 119分

自由奔放な文化系女子の緑と、優柔不断なおぼっちゃまの真生。そんな二人が交際を始めて4年が経つが特に進展もなくしらけたムードが漂っており、特にその傾向が強かったのが緑の方だった。8月、真生が仕事でインドに3カ月間出張するときも仲間が開く送別会に顔を出すことはなく、家に誘ってもペットの亀に餌やらなきゃと断られた。10月、生活に慣れないインドのホテルから毎日メールを送っていたが、当初はやる気のない返事が送られてきたものの2カ月も経つとついに連絡が途絶えた。だがある日、突然緑からメールが届いた。そこには彼女が妊娠したことが書かれていた。

11月、真生は緑を病院に連れて行った。そこに彼の母で産婦人科医の里江が勤めるからだ。真生が食堂で時間を潰している間、緑は診察を受けた。診断結果は妊娠5カ月。元々、生理不順だったことと太ったことをあまり気にしていなかったこと、つわりは直前までなくにおいで気持ち悪くなったことでようやく検査薬を使いわかったのだ。何処で出産するかを里江から尋ねられても答えることが出来ず、19週を過ぎると大きな病院に入ることが出来ないこともここで初めて知った。そんな彼女を見兼ねて里江は自分が何とかすると言った。緑が真生に結果を報告すると、彼は「結婚・・・する・・・よね」と聞いた。それを聞いた緑が不思議そうに「うん・・・どうして?」と言うと、真生は「いや・・・一応」とポツリと答えた。

結婚について全く知識のない真生は、友人にどのタイミングで相手の両親に挨拶に行くのかを尋ねた。するとデキ婚なのだからまず医療保険などに加入して将来を考えているというアピールをするべきだというアドバイスを受け、だがその前に自分の父親に連絡する方が先だと言われた。両親は真生が幼いときに離婚し、写真家の父・仁志とは小学校に入学するとき以来会っていなかった。このタイミングを逃したら次は葬式かもしれないと脅しをかけられるとそれもありかなと考えるようになった。

結婚への準備をボチボチと始めることにした二人はまず住居をひとつにすることにした。緑が真生のアパートに引っ越すことになり今の部屋を片付けることにしたが、手伝いに来ていた妹のサクラからある疑問を投げ掛けられた。「ちゃんとお母さんに言った?」。緑は実家で暮らす母からの返事が怖くてまだ結婚のことを報告していなかったのだ。

屋台的映画館

黒の試走車

  • posted at:2017-07-14
  • written by:砂月(すなつき)

くろのてすとかー
大映(東京撮影所)
配給:大映
製作年:1962年
公開日:1962年7月1日 併映「斬る
監督:増村保造
企画:中島源太郎
原作:梶山季之
脚本:舟橋和郎 石松愛弘
撮影:中川芳久
録音:渡辺利一
照明:泉正蔵
美術:山口熙
音楽:池野成
編集:中静達治
助監督:崎山周
制作主任:大岡弘光
出演:田宮二郎 叶順子 船越英二 高松英郎 竹村洋介
シネマスコープ モノクロ 94分

大衆車が親しまれる中、タイガー自動車は新たな試みとしてスポーツカーに手を付けることになった。そのプロジェクトの中心となっているのは、「スピードと贅沢への憧れを満たすのがスポーツカーだ」というのが心情の小野寺透企画部長で、公道で行われる極秘裏の高速テストが成功すれば「パイオニア」の生産にOKが出る可能性が高くなっていた。ところが黒布に覆われたテストカーはカーブを曲がり切れずに横転、炎上した。その様子は翌日の朝刊に一面で報じられた。緊急に対策会議が開かれ、小栗喜八専務に原因を尋ねられた小野寺は、計器を積み過ぎたこととエンジンの調子が良くスピードが出過ぎたためにカーブでバランスを失ったと説明した。そしてすっぱ抜かれた新聞の記事はデタラメであり、パイオニアの性能に欠陥はなく設計は完璧だと強調した。営業部長や生産部長など参加者の意見を聞いた小栗はパイオニアの生産準備に入ることに決め、入院中の社長にそのことを伝えることにした。そこへやってきたのは業界紙の記者・的場捨松だった。記事の情報がライバル会社のヤマト自動車から流れており、テスト現場にいたのが馬渡久のスパイだったと的場が説明すると小野寺の顔色が変わった。ヤマトの企画室長の馬渡は、元陸軍中佐で関東軍の特務機関に所属していたのだ。小野寺が企画一課を新設し有能な社員を集めて課長を兼任したのは、パイオニアの秘密を守ると同時に競争会社の秘密を探るためだった。にもかかわらずテストのコースと日取りが馬渡に漏れたということは、幹部の中にスパイがいるとしか考えられなかった。そこで小野寺は彼の片腕となって働く朝比奈豊に大衆車と見せかけたパイオニアのダミーの資料を30部配布するよう命じた。時期を見て回収し、それが出来ない人物がいたらそれがスパイだと断定できるからだ。

ある夜、馬渡がバー・パンドラの常連客だと知った朝比奈は、恋人の宇佐美昌子にそこで働くように言った。ホステスとして働いている彼女をそこへ送り込み、違和感なく馬渡と接して誰と会い何をしゃべったかを調べさせることにしたのだ。渋る昌子も結婚を条件にされれば引き受けるしかなかった。パンドラから戻った昌子から馬渡がパイオニアの資料を見ていたこと、タイガーの嶋本辰郎専務秘書が同席していたことを聞き、朝比奈は近々スパイの正体が割れることを期待した。だが嶋本は専務の甥ということで、いくら常連だと言ってもスパイと結び付けることは考えにくく、さらに資料が全て回収出来たことで謎は深まった。苦労が無駄だったと残念がる小野寺に、朝比奈はパイオニアが大衆車に間違いないと馬渡に信じ込ませることを提案した。それは朝比奈自身が馬渡と直接会って偽のデザインを売りつけるという作戦だった。

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