東宝=渡辺プロダクション
配給:東宝
製作年:1968年
公開日:1968年4月27日
監督:坪島孝
製作:渡辺晋 大森幹彦
脚本:田波靖男
撮影:内海正治
美術:竹中和雄
録音:増尾鼎
照明:小島正七
整音:下永尚
音楽:宮川泰 萩原哲晶
メキシコ国立劇場ショー
企画構成:河野洋 田村隆
振付:小井戸秀宅
監督:小谷承靖
監督助手:浅野正雄
編集:武田うめ
合成:三瓶一信
現像:東京現像所
製作担当者:島田武治
出演:植木等 ハナ肇 谷啓 藤田まこと 浜美枝
シネマスコープ カラー 161分
花岡組の親分・花岡平造の身代わりで刑務所に入りお務めを果たした清水忠治。その日の夜に出所祝いが行われることになったが、花岡はその前に早速頼みたい仕事があると言った。翌日、兄貴分の松村に案内されたのは東京百貨店の7階大催事場で行われている東京秘宝展の会場だった。アメリカのシンジケートからの依頼でオルメカの石像を盗み出すことになっており、仕事の内容をそこで初めて知った忠治は小汚い像にそんな価値があるのかと不思議に感じた。だが普段はメキシコの美術館にしまい込まれて手が出せないと聞けばそんなものかと思った。手筈は整っており、ケースの鍵は係の者を買収して開けさせていた。後は打ち合わせ通りに盗み出せばいいのだ。松村が部屋の隅に行きタバコに火を点けるふりをして放火すると店内は忽ち大騒ぎになった。忠治はそれに乗じて像をバッグに詰め込むが学生バイトの警備員に気付かれたのだった。何とか逃げ出しホッとしたのもつかの間。玄関に捨ててあったバナナの皮に滑ってバッグは二人組の足元に落ちた。彼らは大酒飲みの酒森進と美大生の村山絵美で、泣売で大量の着物を売りさばいて大金を手にしたところだった。お金に対する嗅覚が鋭い絵美はバッグを持ち逃げした。
オルメカ族の文化はメキシコ最初の高度なもので、オルメカの石像は紀元前300年頃の物と思われた。部屋に帰った進は売って金にすることを提案するが、絵美は大騒ぎしている最中にそんなことをしたら簡単に足がついてしまうと却下した。盗み出した奴がいるということは欲しがっている奴もいる。そう考えた進はいつものように偽物を作って欲しいと言った。つまり欲しい奴を見つけ出して高く売りつければいいのだ。バッグの中にはクラブ「人魚」という銀座のバーのマッチと「朝日」という銘柄のタバコが入っていたため、進はそこから捜せば該当する人物が必ず見つかると信じていた。人魚を訪れた進は憤って出て行く男と入り口で衝突し口論になったが、カウンターに置き忘れた朝日を見てあの男がバッグの持ち主だと気づいた。ママの由香利から忠治のことを聞き出した進は花岡組に偽物の像を売りつけることにした。
屋台的映画館
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