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相棒シリーズ X DAY

  • posted at:2023-01-06
  • written by:砂月(すなつき)
あいぼうしりーずえっくすでい
「相棒シリーズ X DAY」パートナーズ(テレビ朝日=東映=トライサム=小学館=朝日放送=メ~テレ=北海道テレビ=広島ホームテレビ=九州朝日放送)
配給:東映
製作年:2013年
公開日:2013年3月23日
監督:橋本一
製作総指揮:早河洋
製作:平城隆司 鈴木武幸 水谷晴夫 都築伸一郎 山本晋也 岩本孝一 樋泉実 大辻茂 笹栗哲朗
エグゼクティブプロデューサー:桑田潔 平城隆司
Co.エグゼクティブプロデューサー:大川武宏
プロデューサー:松本基弘 伊東仁 遠藤英明 西平敦郎 土田真通
アソシエイトプロデューサー:岸本隆宏
ラインプロデューサー:今村勝範
共同プロデューサー:香月純一
脚本:櫻井武晴
音楽:池頼広
撮影:笹村彰
照明:泉田聖
録音:田村智昭
美術:近藤成之
編集:只野信也
装飾:山岸正一
整音:藤沢信介
音響効果:大野義彦
スクリプター:目黒亜希子
助監督:安養寺工
制作担当:金井光則
製作プロダクション:東映東京撮影所 東映テレビ・プロダクション
出演:田中圭 川原和久 国仲涼子 別所哲也 深水元基
アメリカンビスタ カラー 105分

東京明和銀行本店システム部の中山雄吾の遺体が廃材コンテナの中から見つかった。死亡推定時刻が前日の午後9時前後で、遺体の傍には焼け残った一万円札の札束が落ちていた。現場に到着した警視庁捜査一課の伊丹憲一は鑑識課の米沢守と屋上へ向かい、争った痕跡が見られたことから中山はそこから落ちたのではないかと推測した。そこへやってきたのはサイバー犯罪対策課の岩月彬だった。数日前に複数の謎の動画やデータがネット上に次々とアップされたが、その投稿者は全て「justice11」で投稿日も同じだった。データのみ復元出来たが、それが何であるかわからなかった。「justice11」は他人の端末を経由して投稿をしており、不正アクセスの容疑で追っていた岩月は最終的に中山のパソコンにたどり着いたのだ。銀行の情報を流していた中山が殺されたのであれば誰が何の目的で殺したのか。謎は深まるばかりだった。

中山の自宅で鑑識を行った結果、第三者の指紋が見つかった。それは何かを探していたかのように付着していたが、指紋自動識別システムに登録されていないことから前科のない人物であることがわかった。鑑識課に戻った米沢が調べ直したところ、第三者の指紋は中山の鞄からも検出された。更に焼け残った札束と封筒を調べると、一万円札からは複数の、そして封筒からは二つの指紋が見つかった。封筒の指紋のうち一つは中山のものであり、もう一つは一万円札からも検出された別人だったことから、その人物から中山が札束を受け取ったのではないかと考えられた。だが何故それを燃やしたのかが謎だった。

中山のノートパソコン内のデータを分析した結果、彼が「justice11」と同一人物であることがわかった。岩月は同僚の小田切亜紀とともに漏えいしたデータが東京明和銀行の物であることを断定するための裏付けを行うことになった。その翌日、岩月はシステム部システム企画室長の朽木貞義から話を聞くために東京明和銀行に出向くが、そこには伊丹と八重洲署の渡辺刑事がいた。彼らもまた中山の死の真相を究明するために朽木から話を聞こうとしていたのだ。その頃、東京明和銀行の本支店ではATMやインターネットでの金の出し入れが出来なくなっていた。

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赤胴鈴之助 飛鳥流真空斬り

  • posted at:2022-12-12
  • written by:砂月(すなつき)
あかどうすずのすけあすかりゅうしんくうぎり
大映(京都撮影所)
配給:大映
製作年:1957年
公開日:1957年8月25日 併映「頭突きと空手チョップ」「透明人間と蝿男」
監督:安田公義
製作:酒井箴
企画:土田正義
原作:武内つなよし
潤色:穂積純太郎
脚本:岡本繁男 松村正温 吉田哲郎
撮影:相坂操一
録音:海原幸夫
音楽:渡辺浦人
美術:内藤昭
照明:島崎一二
編集:西田重雄
製作主任:村上忠男
作詞:藤島信人
作曲:金子三雄
主題歌:コロムビアレコード ビクターレコード
装置:本島陽三
装飾:海老瀬弥一
背景:北条三郎
美粧:小林昌典
結髪:布谷美代子
衣裳:黒澤好子
擬斗:宮内昌平
記録:梶谷美子
普通写真:藤岡輝夫
助監督:多田英憲
撮影助手:森田富士郎
録音助手:近藤正一
照明助手:斎藤良章
移動効果:宇野薫
音響効果:倉島暢
美術助手:上里忠男
演技事務:沢三郎
進行:西郷悦久
出演:梅若正二 中村玉緒 三田登喜子 荒木忍 尾上栄五郎
スタンダード モノクロ 50分

真空斬りの使い手である大鳥赤心斎に弟子入りするため赤胴鈴之助は富士山の麓にあるという庵に向かっていた。その頃、山賊で鎖鎌の名人の大木蛮洋軒を火京物太夫と岳林坊が訪ねた。わざわざこの山奥にくるからには何かあるなと蛮洋軒が言うと、物太夫は久しぶりにお前の鎖鎌の腕が見たいと頼んだ。何かあると考えた蛮洋軒がその理由を尋ねると、物太夫は赤胴鈴之助という奴を討ち取ってもらいたいと打ち明けた。そいつのせいで俺たちは枕を高くして寝られないのだと岳林坊が嘆くと、続けて物太夫が間もなくこの辺りを通って赤心斎のところへ行くことになっていると言った。いつも赤心斎に仕事の邪魔をされることに苛立っていた蛮洋軒は仕返しをしてやろうと話に乗った。

その夜、鈴之助が道に迷い困っているとその先で女の歌声が聞こえた。そこでこの辺りで一夜の宿を貸してくれるところはないかと尋ねるが、女は彼が鈴之助だとわかると身を隠した。置いて行かれてはまずいとその後を追うが女の足は速く、鈴之助は諦めて野宿をすることにした。しばらくすると女が岩陰から顔を覗かせ、困っているんだったら泊めてやるが見つかると殺されるかもしれないよと忠告した。鈴之助はその言葉の意味がわからなかったが一晩世話になることに決めた。女は蛮洋軒の娘の美代だった。

美代は炊事場から握り飯を持ち出すと物置小屋に泊まる鈴之助に差し入れるが、その様子を見ていたのは蛮洋軒の子分の穴熊だった。驚いた穴熊が報告すると蛮洋軒は鎖鎌を手に小屋へ向かった。そのことにいち早く気づいた美代は鈴之助を裏口から逃がそうとするが、あなたはこのような場所にいるべきではないと鈴之助は一緒に逃げようとした。すると美代は立場を明かし、例え悪い父親であっても見捨てることは出来ないと言った。鈴之助は美代の指示に従って小屋から逃げ出した。美代は赤心斎の家までの道筋を教えると、こんなことなら野宿をした方がよかったねと冗談っぽく言った。そして急ごしらえの弁当を渡すと先を急がせた。

屋台的映画館

相棒 劇場版II

  • posted at:2022-11-06
  • written by:砂月(すなつき)
あいぼうげきじょうばんつー
「相棒 劇場版II」パートナーズ(テレビ朝日=東映=トライサム=小学館=朝日放送=メ~テレ=マザーエンタープライズ)
配給:東映
製作年:2010年
公開日:2010年12月23日
監督:和泉聖治
製作総指揮:早河洋
製作:神山郁雄 鈴木武幸 水谷晴夫 大西豊 脇坂聰史 岩本孝一 佐藤庄平 
エグゼクティブプロデューサー:平城隆司
企画:桑田潔
プロデューサー:松本基弘 上田めぐみ 伊東仁 香月純一 西平敦郎 土田真通
脚本:輿水泰弘 戸田山雅司
音楽:池頼広
撮影:会田正裕
照明:大久保武志
録音:舛森強
美術:近藤成之
装飾:山岸正一
編集:只野信也
音響効果:佐々木英世 西村洋一
スクリプター:唐崎真理子
助監督:安養寺工
制作担当:金井光則
監督補:東伸児
ラインプロデューサー:今村勝範
製作プロダクション:東映東京撮影所 東映テレビ・プロダクション
出演:水谷豊 及川光博 川原和久 大谷亮介 山中崇史
アメリカンビスタ カラー 119分

警視庁特命係の神戸尊警部補は勤務終了後、大河内春樹監察官との付き合いで剣道の相手をした。シャワーで汗を流した後、勝負に勝ったご褒美として監察官室でワインのボトルを受け取りエレベーターに乗ろうとした。ドアが開くと男の怒鳴り声が聞こえたが、その男は神戸がいることに気づくと一瞬立ち止まった。男の隣にいた女性がその隙に逃げ出そうとすると男は腕を掴んで引き戻したが、その時彼の右手に拳銃が握られていることに気づいた神戸は急いで開閉ボタンを押してドアを閉めた。下の階に着くと神戸は刑事部に連絡をしなさいと女性に促し、自分は特命係の杉下右京警部に電話を掛け11階で拳銃を持った男を見たと報告した。それと同じ頃、12階から14階で煙を感知した火災の非常ベルが鳴り、中園照生参事官は確認のために11階会議室の定例の部長会議に出席している内村完爾刑事部長に電話を掛けたが繋がらなかった。

神戸と合流した杉下は会議室から銃声が聞こえたという報告を受けた。遅れてやってきた芹沢慶二巡査がまた先回りしていると杉下たちに軽口を叩くと中から再び銃声が聞こえた。男は外にいる刑事たちに聞こえるように「今のは警告だ。次は警視総監を撃つ!」と叫んだ。事態を重く見た杉下は11階を閉鎖し中園照生参事官に連絡を取るよう指示した。会議室には田丸寿三郎警視総監他11人が人質になっており、その中には内村もいた。だが男は一切の要求をしなかった。

庁内に緊急対策本部が設置され、12、13、14の各階で時限発火装置がついた発煙筒が見つかった。大河内は在庁中の第一機動隊に配備命令を掛け、刑事部特殊班と合わせた両部隊の指揮を中園に一任すると言った。これまでに重要な任務を引き受けたことがないため、万が一失敗するようなことがあればとうろたえた。すると杉下が強行突入はあくまでも最後の手段だからくれぐれも早まった真似はしないでくださいと釘を刺した。これは警察史上最大最悪の人質籠城事件の始まりだった。

開閉窓のある13階の部屋で鑑識課主任の米沢守がくるのを待つ間、杉下は女性の名前や所属を聞いておけばもっと楽に犯人の情報が手に入ったのにと神戸に小言を言った。やがてザイルを携えた米沢と陣川公平警部補がやってくると杉下はその端に輪っかを作って足を入れ、よろしくと言って窓から飛び降りたのだ。驚いた神戸たちは慌ててザイルを引っ掴むが、杉下の狙いは真下にある会議室の様子をカメラに収めることだった。会議室の窓ははめ殺しの防弾ガラスであり、威嚇射撃をする人間は本気で撃つ意志のない場合が多い。それを計算しての行動だったが、杉下を引き上げた三人はヘトヘトだった。米沢がカメラの画像から分析した結果、犯人は平成16年に依願退職した元巡査部長の八重樫哲也であることがわかった。

屋台的映画館

網走番外地 大雪原の対決

  • posted at:2022-10-19
  • written by:砂月(すなつき)
あばしりばんがいちだいせつげんのたいけつ
東映(東京撮影所)
配給:東映
製作年:1966年
公開日:1966年12月30日 併映「兄弟仁義 関東三兄弟」
監督:石井輝男
企画:植木照男
原作:伊藤一
脚本:石井輝男 松田寛夫 神波史男
撮影:稲田喜一
録音:広上益弘
照明:大野忠三郎
美術:藤田博
編集:鈴木寛
助監督:野田幸男
進行主任:白浜汎城
現像:東映化学工業
音楽:八木正生
主題歌:「網走番外地」高倉健
協力:士別市
出演:高倉健 嵐寛寿郎 田中邦衛 大原麗子 由利徹
シネマスコープ カラー 89分

雪国の網走刑務所では野外での過酷な作業が行われていたが、看守の木暮が風邪をこじらせた秀に対してサボるなと鞭を振るった。見兼ねた橘真一が雪玉を投げつけて止めさせると、頭に血が上った木暮は誰がやったんだと怒鳴った。すると白熊が点数稼ぎにこいつがやったと橘を名指ししたため騒動が起きた。自分が悪かったと秀が木暮にすがりついたことで何とか治まったが、白熊は別のことを考えていた。抵抗の恐れがあるとして縄を掛けられた橘は材木を運ぶ橇の後ろを歩かされたが、白熊はわざと馬を暴走させた。すると馬橇は進路を外れて谷へ落ちて行ったが、引きずられた橘は木にしがみついて難を逃れた。木暮は事故に秀が拘わっていると睨み懲罰房へ連れて行くと拷問した。更に今回の不始末は第三房の連帯責任だとして飯抜きを命じたが、橘や大槻たちは無視して食べ懲罰房に入れられた。

翌日、谷へ落ちた囚人たちの遺体を引き上げる作業が行われた。秀が事故の首謀者の疑いが掛けられていると橘に打ち明けると、絶対に心にもないことをしゃべるなと釘を刺された。引き上げる作業は終了したが、遺体の数と行方不明社の数が合わなかった。顔に損傷を受けて身元がわからない遺体が二体あったが、行方不明者は18番、29番、50番の三人だった。大槻からその話を聞いた橘は顔が事故で潰れたのではなく意図的に潰されたんだと言った。その三人の中で脱走を謀るのは18番の白熊しか考えられなかった。木暮が脱走の責任を秀になすりつけようとしているのがわかっており何とか助けられないかと思案していた。だがその矢先に秀は死んだ。

半月後、刑期満了で出所した橘は木暮を待ち伏せし、苦しんで死んで行った秀のお礼参りをした。そして気が済むまで痛めつけると骨壺を彼の故郷へ届けることにした。街についた橘は道中で知り合い勝手についてきた男・吉岡と酒場に入ったが、ホステスと話しているうちにその店が長年世話になっている鬼寅の持ち物であることを知った。挨拶するために待っていたが、そこに現れたのは似ても似つかぬ男だった。

屋台的映画館

赤胴鈴之助 鬼面党退治

  • posted at:2022-10-16
  • written by:砂月(すなつき)
あかどうすずのすけきめんとうたいじ
大映(京都撮影所)
配給:大映
製作年:1957年
公開日:1957年8月13日 併映「銭形平次捕物控 女狐屋敷」
監督:安田公義
製作:酒井箴
企画:土田正義
原作:武内つなよし
潤色:穂積純太郎
脚本:岡本繁男 松村正温 吉田哲郎
撮影:相坂操一
録音:海原幸夫
音楽:渡辺浦人
美術:内藤昭
照明:島崎一二
編集:西田重雄
製作主任:村上忠男
作詞:藤島信人
作曲:金子三雄
主題歌:コロムビアレコード ビクターレコード
装置:本島陽三
装飾:海老瀬弥一
背景:北条三郎
美粧:小林昌典
結髪:布谷美代子
衣裳:黒澤好子
擬斗:宮内昌平
記録:梶谷美子
普通写真:藤岡輝夫
助監督:多田英憲
撮影助手:森田富士郎
録音助手:近藤正一
照明助手:斉藤良章
移動効果:宇野薫
音響効果:倉島暢
美術助手:上里忠男
演技事務:沢三郎
進行:西郷悦久
出演:梅若正二 林成年 三田登喜子 市川和子 春風すみれ
スタンダード モノクロ 49分

三人の浪士が鬼面の一団に襲われ次々と斬られた。最後の一人に刃が迫るとその男は懐の巻物を崖下の谷川へ投げ込んだのだった。そこに通り掛かったのは剣の師である千葉周作のもとを離れて武者修行に出た赤胴鈴之助だった。助太刀をした彼は鬼面の男たちを追い払うと背中に刀傷を負った男を抱き起した。男は堀家の遺臣三上右京と名乗り、宝が白峯寺の地下にあることを堀家の息女かおる姫に伝えて欲しいと言って息を引き取った。鈴之助は沼津城下の茶道指南辺見宗休の屋敷を訪ねたが、娘は右京なる男に心当たりがないし自分もかおる姫ではないと言った。今わの際まで姫と堀家再興の事を案じていたと説明し右京の形見の品を見せると、彼女の隣にいた宗休がどうかお引き取りくださいと苛立たし気に言った。困った鈴之助が屋敷を後にすると娘は泣き崩れた。

谷川に落ちた巻物を拾ったのは野宿をしていた火京物太夫と岳林坊だった。物太夫はそれが数年前に御家断絶に遭った堀家が遺した秘宝にまつわる巻物だと知って驚いた。二人は城下より西へ三里にある白鳳寺に向かっていたが、その途中で立ち寄った茶屋の女将からよした方がいいと言われた。その寺は長い間住む者がなく荒れ果て、そのためか祀っていた山犬神が時々人々に災いを起こすため村人は誰も近づかないのだという。それを聞いて岳林坊は縮み上がったが、物太夫は武芸者の威信を掛けて化け物退治をしてやると息巻いた。怖気づいた岳林坊の尻を叩いて寺に着くと早速門を開けて中に入った。鳩の羽音に驚いた岳林坊が床の穴に落ちたが、そこは地下への抜け穴だった。通路を進んで行くと何処からか女のすすり泣く声が聞こえ、その先にいた女が振り向くと中央に目が一つしかなかった。そこに現れた山犬神は巻物を渡せと迫り渡さなければ吹き矢で目を潰すと警告した。恐ろしい目に遭いこれ以上災いが降り掛かってはたまらないと井戸の穴から逃げようとした。ところがそこにやってきた鈴之助と鉢合わせになり逃げるに逃げられなくなった。鈴之助の祖父鉄斎は物太夫が道場破りを行った際に負った傷が原因で命を落としたのだ。

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