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網走番外地 決斗零下30度

  • posted at:2023-01-18
  • written by:砂月(すなつき)
あばしりばんがいちけっとうれいかさんじゅうど
東映(東京撮影所)
配給:東映
製作年:1967年
公開日:1967年4月20日 併映「一心太助 江戸っ子祭り」
監督:石井輝男
企画:植木照男
原作:伊藤一
脚本:石井輝男
撮影:中島良明
録音:広上益弘
照明:大野忠三郎
美術:藤田博
編集:鈴木寛
助監督:寺西国光
進行主任:伊藤源郎
現像:東映化学工業
音楽:八木正生
主題歌:「網走番外地」高倉健
マジック:引田天功
協力:北海道士別市
出演:高倉健 嵐寛寿郎 田中邦衛 吉田輝雄 田崎潤
シネマスコープ カラー 88分

網走刑務所での長い勤めを終えた橘真一は行く当てのない一人旅をしていたが、汽車の中でチエという幼い少女と出会った。彼女は中比布の佐我連石灰山にいる父親を訪ねる途中であり、首から下げた札には「お気づきの方はこの子を表記の場所まで届けてください」と書いてあった。不憫に思って話し掛けると、変な男とはやたらに口を聞いてはいけないと言われていると言われ面食らった。それでも放って置けない橘は目的地まで面倒を見ることにした。佐我連駅に降りると駅前には馬車が待っており、乗ろうとすると貸し切りだからダメだと言われた。取り残されて途方に暮れていると、こんなところでボサッとしてても問題は解決しないわよとチエが言った。とりあえず近くにあった万屋を訪ねるが、馬はいるが生憎手が塞がっているため吹雪が止んだら歩いた方がいいと主人の英造が言った。5、6時間も掛かる道を子供に歩かせるわけには行かないため、おだてていい気にさせて何とか馬橇を借りることに成功した。そしてその馬橇に万が一何かあった場合は保証金20万円分を店で働いて返すという約束をした。

鉱山に到着し飯場へチエを連れて行くと、彼女は真っ先に父親のところへ行った。そこにいたのは刑務所仲間の大槻だった。再会の喜びもつかの間、坑夫長の蝮がやってきてすぐに入鉱しろと命じた。北の果てまでわざわざ娘が会いにきたんだから一日休みをやってくださいと橘は頼み込むが、血も涙もない蝮は聞く耳を持たなかった。そこで橘は自分が代わりに入ると言った。鉱山はまさに地獄で、タコ部屋同然の場所で休憩もなく働かされた。時間になり仕事を終えて地上へ戻るとチエがやってきて馬が死んじゃったと言った。飯場の裏へ行くと橘が借りた馬が撲殺されていたのだ。犯人探しを始めるが誰に聞いても皆知らないと言った。そうなると答えは一つだ。蝮のせいだと疑うが取り巻きによってリンチに遭った。身も心もズタズタになった橘は馬を橇に乗せて万屋に返しに行こうとするが、その途中で日が暮れ辺りが見えなくなった。そこで休憩していると馬橇に乗った朱美というホステスが通り掛かり、そのままでは死んでしまうと自分が勤めるクラブ・コタンに連れて行った。橘は朱美から鉱山主のことを聞いていたが、そこにやってきた蝮が無礼な態度を取ったため店に険悪なムードが漂った。マスターの白木の仲裁でその場は何とか治まったが、次にやってきた英造が橘を見るなり「馬泥棒だ!」と叫んだ。橘は約束通りに万屋で働くことになった。

屋台的映画館
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ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

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