東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1969年
公開日:1969年7月20日 併映「空飛ぶゆうれい船」「もーれつア太郎」「ひみつのアッコちゃん」
監督:倉田準二 山内鉄也
プロデューサー:加藤哲夫 平山亨 高田正雄
原作:横山光輝
脚本:伊上勝 倉田準二
撮影:脇武夫 平山善樹
特撮:松木春吉
音楽:小川寛興
照明:岡田耕二 佐々木政一
計測:佐賀彰 山口鉄雄
録音:矢部吉三 小金丸輝貴
記録:高木弘子 桧垣久恵 森村幸子
編集:細谷修三 川上忠
美術:塚本隆治 寺島孝男
衣裳:上野徳三郎 工藤昭
美粧:林三郎
結髪:河野節子
装飾:秋田実 甲田豊 管田浩
助監督:福井司 古市真也 高見育男
擬斗:三好郁夫 東映剣会
進行主任:北村良一
主題歌:「赤影の歌」ヤング・フレッシュ ヴォーカル・ショップ
・・・:「忍者マーチ」ヤング・フレッシュ ヴォーカル・ショップ
出演:坂口徹 牧冬吉 金子吉延 恵とも子 岡田千代
スタンダード カラー 52分
豊臣秀吉がまだ木下藤吉郎だった頃、琵琶湖の南に金目教という妖しい宗教が蔓延っていた。それを信じない者は忽ち恐ろしい祟りに見舞われるのだという。藤吉郎は密かに乱破を放ち天下を乱す金目教の正体を探った。
甲賀流忍者の祈祷師甲賀幻妖斎は霞谷で祈祷を行い集まった農民の前で金目像を呼び出した。そしてその目が金色に光り農民の中に乱破が紛れ込んでいると見るや仏罰を与えた。その頃、近江国横山城の藤吉郎と家臣竹中半兵衛は乱破が戻るのを今か今かと待っていたが、助けを求める狼煙の花火が上がったため只事ではないことを悟った。半兵衛が火球を打つとやがて二人の影が現れた。一人は飛騨影一門の一番手である赤影、そしてもう一人は少年忍者の青影だった。彼らは飛騨山中で変幻自在の術を会得した類なる忍法者で人の心を見る特殊な能力を持っていた。二人は金目教の探索と乱破衆を救出するために霞谷へ向かった。
霞谷七人衆の鬼念坊から乱破を救い出した赤影たちだったが、肩に負った傷は深く間もなく息を引き取った。気になったのは彼が今わの際に言った「光る目」という言葉だった。翌日、赤影は怪力の持ち主の鬼念坊に襲われるが、杖による攻撃を交わして脳天に一撃を食らわせた。傷を負った鬼念坊は煙を残して姿を消すが、赤影は残された血の跡を辿って敵の本拠を突き止めることにした。
血の跡を追って五重塔に辿りついた赤影だったが、彼を待っていたのは霞谷七人衆の蟇法師だった。わざと血を落として呼び寄せた赤影に蟇法師は甲賀下忍衆を差し向けるが、赤影はそれをいとも簡単に退けた。すると今度は忍法蟇変化と唱えて巨大な千年蟇を呼び出した。千年蟇は火焔を吐いて迫るが、赤影は頃合いを見て体に貼りつくと刀で突き刺した。痛みにもがく千年蟇に振り落とされたが、更に攻撃を加えて橋へと誘導すると足元に爆薬を投げ込んだ。すると爆発で足を掬われた千年蟇は谷底深く落ちて行った。
屋台的映画館
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