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日本女侠伝 真赤な度胸花

  • posted at:2023-02-04
  • written by:砂月(すなつき)
にほんじょきょうでんまっかなどきょうばな
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1970年
公開日:1970年1月9日 併映「不良番長 王手飛車」
監督:降旗康男
企画:俊藤浩滋 日下部五朗
脚本:笠原和夫
撮影:古谷伸
照明:和多田弘
録音:渡部芳丈
美術:井川徳道
音楽:八木正生
編集:宮本信太郎
助監督:篠塚正秀
記録:梅津泰子
装置:米沢勝
装飾:山田久司
美粧:久斗敏厚
結髪:妹尾茂子
衣裳:松田孝
擬斗:谷明憲
進行主任:福井良春
協力:十勝農業組合連合会 釧路市 吉永長吉郎
出演:藤純子 高倉健 山城新伍 山本麟一 小松方正
アメリカンビスタ カラー 94分

明治末期の北海道釧路。博労総代の松尾兼之助はともに苦労をして育てた十頭の馬を木島が借金の形にしたと聞き博徒大野金次郎の賭場へやってきた。馬を博労の鑑札なしで売買することは法律で禁止されているため、兼之助は証文を然るべきところへ出せば貴様を監獄へぶち込むことが出来ると脅した。それが嫌なら町から出て行けと言い放つが、大野の子分によって暗殺された。兼之助の死によって博労の鑑札が宙に浮いたままになっており、久寿里町の向井三蔵助役が道庁に問い合わせたところ組合側で後継者を決めるように言われた。番頭の陣之内七兵衛は兼之助の一人娘の雪を後継者に推薦するが、向井は道庁が直接認可して春秋二回開催される馬市の運営一切を任される重要な博労総代の鑑札を九州から北海道へ初めてくるような小娘に務まるはずがないと言った。七兵衛は我々がついているから大丈夫だと胸を張るが、向井はその申請にある筋から異議が出ていると言った。そこに松尾の下で働いていた益川源次が現れ、傍にいた大野の部下は飼子頭だった彼が適任だと言った。

騒動を起こして留置場に入れられた七兵衛との面会を申し出たのは長旅で北海道にやってきた雪だった。雪は警察に対し松尾側の飼子だけ逮捕されたのは一方的で不当であり、釈放しなければ新聞社に訴えると申し出たのだ。事を荒立てたくない署長と向井の判断により七兵衛は釈放された。雪が北海道にきたのは博労総代になるためではなかった。八年前に母親が亡くなってから彼女は支那大陸に渡ることを夢見ておりそれがようやく実現することになった。満州のある日本人小学校に奉職することが決まり翌月の末に日本を離れることになっていた。北海道にきたのは兼之助の分骨を貰うことでありそれを佐賀で眠る母親の傍に埋めてあげようと思ったからだ。ところが突然警察から飼子たちの町外への強制退去を命じられたことから、理不尽さを肌で感じた雪は兼之助の後を継ぐことに決めた。組合の理事会が開かれ表決が行われた結果、五対五で真っ二つに割れた。勝敗の鍵を握るのは兼之助が推奨し株を譲渡したもう一人の理事の風見五郎だったが、今は行方不明になっていた。組合長は票が割れた以上、網走方面にいるというその人物を捜し出して白黒をつける以外に方法はないと言った。

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ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

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