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大江戸浮世風呂譚 卍舞

  • posted at:2025-12-03
  • written by:砂月(すなつき)
おおえどうきよえぶろたんまんじまい
ファニーエンジェル
配給:東映ビデオ
製作年:1994年
公開日:1994年11月12日
監督:小笠原佳文
プロデューサー:利倉亮 西村維樹
脚本:伊東恒久
撮影:宮島正弘
照明:中岡源権
美術:加門良一
録音:小西進
編集:谷口登司夫
整音:林基継
スクリプター:清水町子
装飾:福井啓三
監督補:原田真治
制作担当:丹羽邦夫
殺陣:深作覚
音楽:鈴木康
プロデューサー補:江尻健司
キャスティングプロデューサー:岡原伸幸
美粧:山崎邦夫
結髪:国久トヨ
床山:曾我恒夫
衣裳:霜肇 小山久美子
衣裳コーディネート:市原真理子
スチール:北脇克巳
挿入歌:「愛に生きて 恋に生きて」山内としお 高橋ほづみ
・・・:「Remember」堀江淳
企画:ファニーエンジェル
製作協力:映像京都
出演:喜多嶋舞 山内としお 上野正希子 朝岡実嶺 徳田千聖
アメリカンビスタ カラー 114分

徳川三代将軍家光の時代。江戸は神田佐柄木町にある堀丹後守屋敷の近くに丹前風呂があった。丹前風呂とは湯女を多数抱える遊廓のようなもので、武家の身でありながら身を持ち崩した者もいたという。その中の一つである竜宮屋には一番人気のお蝶という湯女がいた。ある日、女将のおしまが頼みたいことがあると言った。植甚の二代目がひと月程前に腰を痛めたのだが、今は痛みはないものの右足が不自由で杖がなくては歩けないでいた。そこで経絡術の覚えがあるお蝶に治して欲しいというのだ。二代目の屋敷を訪れたお蝶はうつぶせになった彼の腰に触れて施術を始めるが、その時に腰を痛めた理由が旗本黒岩の屋敷の庭仕事をしていて木の上から落ちたことを知った。黒岩は甲府勤番になって甲斐国にいると聞いていたが、どうやら今月いっぱいで江戸に戻ってくるらしい。それを知ったお蝶の脳裏に過去の忌々しい記憶が甦った。怒りに任せて腰を親指で強く押すと二代目はあまりの痛さに悲鳴を上げた。だがそのおかげで彼の右足は何事もなかったように動くようになった。

今から三年前、お蝶は栗木要之進という侍と所帯を持つことが決まっていた。お蝶は武家の娘で本名はお絹と言った。要之進は彼女の養子となるとともに仕官の口まで手に入れたのだ。それは全て黒岩の力添えだと考えていた彼はお絹とともにお礼に伺うが、黒岩は祝言の前祝と称して毒を盛った酒を要之進に飲ませたのだ。要之進は苦しみながら息絶え、黒岩はお絹を手籠めにしたのだった。そして手下を使い二人を心中に見せかけて葬ろうとしたのだが、お絹は隙を見て逃げ出したのだった。許婚を失い御家まで断絶されたお絹は全てを失った。女でも人でもなくなったお絹はその時から鬼となり、お蝶として生きることに決めた。そして湯女となって復讐する機会を密かに狙っていたのだ。

屋台的映画館
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