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カイジ ファイナルゲーム

  • posted at:2024-07-19
  • written by:砂月(すなつき)
かいじふぁいなるげーむ
「カイジ ファイナルゲーム」製作委員会(日本テレビ放送網=ホリプロ=東宝=読売テレビ放送=講談社=電通=ヒント=札幌テレビ放送=宮城テレビ放送=静岡第一テレビ=中京テレビ放送=広島テレビ放送=福岡放送)
配給:東宝
製作年:2020年
公開日:2020年1月11日
監督:佐藤東弥
製作総指揮:宮崎洋
製作:沢桂一 堀義貴 市川南 菊川雄士 角田真敏 石川豊 山口雅俊
エグゼクティブプロデューサー:伊藤響
企画・プロデュース:藤村直人
プロデューサー:渡邉浩仁 小泉守
原作:福本伸行
脚本:福本伸行 徳永友一
音楽:菅野祐悟
撮影:小原崇資
照明:木村明生
録音:菊地啓太
美術:樫山智恵子
装飾:高橋光
編集:佐藤崇
VE:弓削聡
VFXスーパーバイザー:堀尾知徳
記録:初山澄乃
助監督:伊野部陽平
制作担当:芳野峻大
キャスティングプロデューサー:杉野剛
制作プロダクション:日テレ アックスオン
企画製作:日本テレビ放送網
出演:藤原竜也 福士蒼汰 関水渚 山崎育三郎 前田公輝
シネマスコープ カラー 128分

2020年、国を挙げて盛大に開かれた東京オリンピックの終了を機に、この国の景気は恐ろしい早さで失速して行った。国の借金は優に1500兆円を超えインフレで物価は上昇、失業率は今や49パーセントに上った。疲弊して安売りされた日本の技術は外資がハゲタカのように買収した。今この国では金を持つ強者だけが生き残り、簡単に踏み潰される金のない弱者は身を寄せ合うことで何とか今を生きていた。伊藤カイジは良善興行で日雇い労働者として働いていたが、一日の給料は組合費などの諸経費を引かれて手取りが7000円しかなかった。何故7割も取られなきゃならないのかと文句を言うと担当者は逆ギレをした。労働者の中には家庭の事情で身を粉にして働かなければならない者もおり、カイジが話を聞いてもらおうと担当者を引き留めようとすると「会社内で騒ぐな!」と一喝する声が響いた。その主は社長の黒崎義裕だった。彼は技能も学問もないお前らを雇っているのは俺であり、クズは黙って従っていればそれでいいんだと吐き捨てるように言った。

カイジは日本中がまるで帝愛グループの地下帝国のようになっていることを嘆いた。物価の上昇は留まることを知らず売店の缶ビールは1本1000円に値上がりしていた。我慢しようとしたが欲望には勝てず買った缶ビールを貪るように飲んでいると、声を掛けてきたのは地下労働施設で班長を務めていた大槻太郎だった。食堂でコンビーフ定食をおごってもらったが何の魂胆もないはずがない。そこでカイジが問い詰めると、大槻は君と組もうと思っていると言った。金を持て余している老人が各地で救済イベントを開いているが、それが鬱屈した若者の暴走を沈静化するのに一役買っているらしい。その中の一つに「バベルの塔」というのがある。それは街中のビルの屋上に大きな棒が立てられてその天辺に貼り付けられたカードを奪い合うというものだが、競争率が高くそもそもどのビルに棒が立てられるかわからない運否天賦のゲームだった。作戦の立てようがないとカイジが断ると、大槻はその通りだが裏を返せばその場所さえわかれば勝てる可能性はあると言った。その口ぶりはまるで何かを知っているかのようだった。

屋台的映画館
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