「劇場版パタリロ!」製作委員会(ネルケプランニング=白泉社=キューブ)
配給:HIGH BROW CINEMA
製作年:2019年
公開日:2019年6月28日
監督:小林顕作
製作:野上祥子 島田明 北牧裕幸
原作:魔夜峰央
脚本:池田テツヒロ
音楽:小林顕作 和田俊輔 ha-j 遠藤ナオキ
VFXプロデューサー:小川洋一
VFXスーパーバイザー:田口健太郎
CGディレクター:高橋尚登 吉田裕行
撮影:伊集守忠
照明:酒井隆英
舞台照明:坂本明浩
衣装デザイン:朝月真次郎
衣裳(舞台「パタリロ!」):前岡直子
美術:片平圭衣子
小道具:清水克晋
スタイリスト:大井慎弥
ヘアメイク:堀川貴世 松村直美 成島亮
振付:足立夏海 平原慎太郎
アクション指導:森貞文則
特殊スタイリスト:百武朋
特殊造形:並河学
LED映像・タイトルデザイン:ワタナベカズキ
スクリプター:松本月
ミュージックエディター:佐藤啓
録音:越智美香
音響効果:赤澤勇二
編集:難波智佳子 津野励木
助監督:川松尚良
制作担当:細谷光
監督補:小泉宗仁
出演:加藤諒 青木玄徳 佐奈宏紀 細貝圭 金井成大
アメリカンビスタ カラー 103分
常春の国マリネラ王国から皇太子のパタリロ・ド・マリネール8世が王室近衛兵のタマネギ部隊を引き連れて王室専用機でイギリスにやってきた。ロンドンのヒースロー空港で彼らを待っていたのはスコットランドヤードの刑事だった。今、マリネラは政情不安に陥っていた。パタリロの父で絶対権力者の国王ヒギンズ3世が病に臥し、権力を握ろうと画策する政治家たち大臣派と王家である国王派との対立が激しくなっていた。マリネラは世界的なダイヤモンドの産出国として有名であり、この混乱に乗じてパタリロが命を落とすようなことがあれば一大事だ。そこでスコットランドヤードが彼の警護を依頼したのは秘密情報部・MI6の凄腕エージェントのジャック・バルバロッサ・バンコランだった。だがそのバンコランの姿は空港になく、パタリロはこいつらがいれば安心だとタマネギ部隊とともに観光へ向かった。その夜、街中を浮かれながら歩いていると学ラン姿の如何にも怪しい日本人留学生と出会った。ナイフを抜いた彼らは一行を襲おうとするが、そこに現れたバンコランによってパタリロは命を救われた。美少年キラーのバンコランには特殊な「眼力」があり、その不思議な力で見つめられた者は途端に気絶してしまうのだ。バンコランは大臣派が留学生を暗殺者として雇ったのではないかと考えた。彼に命を救われたパタリロはボディーガードとして特別に傍にいることを許してやると言った。それを聞いたバンコランはお願いしますと言えと反論するが、二人が言い争っているところにやってきたBBC放送の記者・マライヒはバンコランの美しさに心を奪われたのだった。
パタリロは観光の密着取材がしたいというマライヒからの申し出を受け許可をした。BBC放送ではマリネラ国王が崩御した場合に特番を放送することが決まっており、そのために派遣されてきたのだ。彼は国王に関する取材を行っている際にある情報を掴んだ。それは絵を描くのが好きだった国王が若い頃にイギリスへ留学していたが、絵のモデルになった娼婦に心を奪われた。国王はその女性に何通かのラブレターとともに自分が描いた絵を送ったが、生活に困った女性は絵を売却した。その絵は流れ流れてコートールドギャラリーに飾られているが、その裏にラブレターが隠されているという噂があるのだ。国民にそのことが知られれば大変なことになると考えたパタリロはマライヒと協力して絵を盗み出すことにした。
屋台的映画館
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