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がんつ/がんつぱーふぇくとあんさー
映画「GANTZ」フィルムパートナーズ(日本テレビ放送網=集英社=東宝=ジェイ・ストーム=ホリプロ=バップ=読売テレビ放送=読売新聞=日活=STV=MMT=SDT=CTV=HTV=FBS)
配給:東宝
製作年(GANTZ):2010年
製作年(GANTZ PERFECT ANSWER):2011年
公開日(GANTZ):2011年1月29日
公開日(GANTZ PERFECT ANSWER):2011年4月23日
監督:佐藤信介
製作指揮:宮崎洋
製作:大山昌作 鳥嶋和彦 島谷能成 藤島ジュリーK. 堀義貴 平井文宏 村上博保 大橋善光 鳥羽乾二郎
エグゼクティブプロデューサー:奥田誠治
シニアプロデューサー:菅沼直樹
企画プロデュース:佐藤貴博
プロデューサー:田中正 飯塚信弘
ラインプロデューサー:毛利達也
原作:奥浩哉
脚本:渡辺雄介
音楽:川井憲次
撮影監督:河津太郎
美術監督:原田恭明
録音:横野一氏工
編集:今井剛
装飾:高畠一朗
衣裳:宮本まさ江
特殊造形プロデューサー:蟻川昌宏
アクション監督:下村勇二
操演:関山和昭
特殊メイク:若狭新一
特殊衣装:竹田団吾
スクリプター:田口良子
ヘアメイク:本田真理子
キャスティング:南谷夢
助監督:李相國
プロデューサー補:田中誠一
企画協力:集英社「週刊ヤングジャンプ」編集部 今井孝昭 阿相道広 中村篤
制作協力:ジャンゴフィルム
制作プロダクション:日活撮影所
企画・製作幹事:日本テレビ放送網
出演:二宮和也 松山ケンイチ 吉高由里子 本郷奏多 夏菜
(GANTZ):アメリカンビスタ カラー 128分
(GANTZ PERFECT ANSWER):アメリカンビスタ カラー 162分

都内の私立大学に通う就職活動中の玄野計は地下鉄の駅で電車を待ちながら面接対策の本を読んでいた。するとサラリーマン風の酔っ払いが線路が落ち、運が悪いことに快速電車が通過するというアナウンスが流れた。居ても立っても居られずに助けようと飛び降りた青年がいたが、それは玄野の古くからの親友の加藤勝だった。彼は手伝って欲しいと呼び掛けるが誰も見向きもせず、その中の玄野もわざと目を逸らした。加藤は酔っ払いをホームに押し上げ、自らも上がろうとするが力が足りなかった。見兼ねた玄野を手を差し出すが、二人は線路に転落しそこへ電車が滑り込んできた。

死んだはずの玄野と加藤は見知らぬ部屋にいた。そこには既にヤクザの畑中清、サラリーマンの鈴木良一、小学校教師の山田雅史、フリーターの稲森貴史、そして高校生の西丈一郎の5人がおり、隅には謎の黒い球体「GANTZ」が置かれていた。状況が理解出来ないふたりだったが、やがて若い女性・岸本恵が転送されてくる姿がまるで3Dプリンターで出力されているようで思わず見とれた。すると今度は球体から「ねぎ星人」の討伐を命じられ、それに使用される武器などが与えられた。街中に転送された8人は制限時間の20分以内にミッションをクリアしなければならなかった。賞金に目が眩んだ畑中清や鈴木たちは血眼のなって子供のねぎ星人を追い掛け、ついにガレージに追い詰めた。山田が銃を扱うのをためらっていると、畑中は進んで撃った。そこに現れたのは親のねぎ星人で、畑中の頭を鷲掴みにするとそのまま握り潰したのだった。悲鳴が聞こえ玄野がガレージを覗くと血の海と化したその光景に驚いた。そして目の前で加藤が今まさに襲われようとしていたのだが、それを救ったのはボディースーツに身を包んだ恵だった。すると玄野は隙を突いて親ねぎ星人の頭をスーツの入ったアタッシェケースで殴ったのだ。陰で様子を見ていた西は武器を使って親ねぎ星人の動きを止め玄野に銃で撃つように促すが、引き金を引くことは出来なかった。がっかりした西は次のときは死ぬよと言って代わりに始末した。

参加者は再び部屋に戻されたが、それは生きている証だった。そこには玄野、加藤、恵、西の他に鈴木もいた。これまでの行動がGANTZによって採点され、恵、加藤、鈴木、玄野が0点だったのに対し西には5点が与えられた。玄野たちはこれが地球を侵略する星人をやっつけるミッションだということを初めて知った。

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川の底からこんにちは

  • posted at:2021-08-12
  • written by:砂月(すなつき)
かわのそこからこんにちは
PFFパートナーズ(ぴあ=TBS=TOKYO FM=IMAGICA=エイベックス・エンタテインメント=USEN)
配給:ユーロ・スペース=ぴあ
製作年:2009年
公開日:2010年5月1日
監督:石井裕也
製作:矢内廣 氏家夏彦 武内英人 北出継哉 千葉龍平 宇野康秀
プロデューサー:天野真弓
脚本:石井裕也
撮影:沖村志宏
照明:鳥越正夫
録音:加藤大和
整音:越智美香
美術:尾関龍生
編集:高橋幸一
記録:西岡容子
助監督:近藤有希
アシスタントプロデューサー:和氣俊之
衣裳:馬場恭子
ヘアメイク:宮本奈々
ヘアメイク助手:中田陽子
スチール:三木匡宏
メイキング:内堀義之
音楽:今村左悶 野村知秋
ミックス:江渡佳彦
出演:満島ひかり 遠藤雅 相原綺羅 稲川実代子 鈴木なつみ
アメリカンビスタ カラー 112分

全てのものに妥協して生きている木村佐和子。上京して5つ目の仕事となるおもちゃメーカーでOLとして働いているが、開発部のお偉方から嫌味を言われようと気にしないように努めている。そんな彼女には上京して5人目となる彼氏がいる。新井健一は同じ会社の課長だが、つき合い始めた頃は編み物好きのバツイチ子持ちであることを知らなかった。そんな日々のストレスが積み重なって便秘となり、佐和子はメディカルクリニックの腸内洗浄に度々通っていた。休日になり動物園で待ち合わせをしていると健一は娘の加代子を連れてきた。佐和子が子供嫌いであることを加代子は直感でわかっており進んで近づこうとはしなかった。先輩のサユリとモトカからは別れなさいとアドバイスされていたが、そうなった責任は全て自分にあると彼女は考えていたのだった。次の休日、健一は動物園のベンチでプロポーズをするが、佐和子はどう返事していいかわからなかった。そんな折、町役場に勤める叔父の木村信夫から電話が掛かってきた。佐和子の父・忠男が肝硬変で入院したというのだ。実家に帰りたいのは山々だったが、事情があって簡単には決断出来なかった。

ある日、健一が突然会社を辞めた。ひとり娘である佐和子が実家のしじみ工場を継がなければ閉鎖に追い込まれることを知った彼は、加代子を自然のもとに育てたいという理由を作ってそこに移り住もうと考えたのだ。そのことを初めて聞いて驚いた佐和子は反対したが、押しの強い健一によって帰らざるを得なくなった。駅に到着すると信夫が迎えにきていたおり、説明が面倒な佐和子は加代子を自分の子供だと言った。信夫は戸惑いながらも病院に車を走らせた。

佐和子が抱える事情。それは彼女が高校を卒業してすぐにテニス部のキャプテンだった男と上京したことだったが、「駆け落ち」の噂は忽ち町中に広まった。きっかけは忠男が再婚を決めたことへの反発だったが、それが後の火種となるとはその時は思ってもみなかったのだ。結局は振られ、その後も恋愛と破局を繰り返すうちに今の佐和子が完成した。信夫が気を遣って彼女を工場で働かせることにしたが、従業員のおばちゃんたちからは白い目で見られ、しじみ採りのおじちゃんからは嫌味を言われた。だが最も厄介だったのは健一に事の顛末を話さなければならないことだった。

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怪談蛇女

  • posted at:2021-05-13
  • written by:砂月(すなつき)
かいだんへびおんな
東映(東京撮影所)
配給:東映
製作年:1968年
公開日:1968年7月12日 併映「怪猫呪いの沼」
監督:中川信夫
企画:扇沢要 大久保忠幸
脚本:神波史男 中川信夫
撮影:山沢義一
録音:大谷政信
照明:銀屋謙蔵
美術:北川弘
音楽:菊池俊輔
編集:長沢嘉樹
助監督:三堀篤
進行主任:阿部征司
記録:中尾寿美子
装置:石井正男
装飾:武井正二
現像:東映化学工業株式会社
出演:桑原幸子 賀川雪絵 河津清三郎 西村晃 村井国夫
アメリカンビスタ カラー 85分

明治もまだ浅い頃、北陸の片田舎にある大沼部落にはまだ文明開化の波が及んでいなかった。漁業を営むにも漁船が出入りする港がなく、村民たちはただわずかばかりの痩せた土地にしがみついて生きるしかなかった。貧しい小作人たちの上に伸し掛かるように地主大沼家はそびえていた。冷酷な大沼長兵衛は莫大な借金のある玉井弥助から貸してある畑を取り上げようとしたが、それでは死活問題に拘ると通り道で待ち伏せして直訴することにした。馬車が見えると弥助は追いすがり必死に訴えたが、長兵衛は聞き入れず馬車が速度を落とすことはなかった。やがてカーブに差し掛かると弥助は撥ね飛ばされ頭を打ったが、彼の死は長兵衛にとって都合が良かった。借金の形に弥助の妻のすえを母屋で働かせ、娘のあさには機織りの仕事を覚えさせることにした。女工・ふくの指導のもと、あさは朝5時から夜の9時まで休まずに働いた。一方、一切の雑用を押しつけられたすえは隙があれば言い寄ってくる長兵衛に手を焼いていた。ある夜、台所で片づけをしていた彼女は弱った体に精をつけるために人目を盗んで三つの卵を懐に入れた。そのうちの二つをあさに渡し労いの言葉を掛けたが、それが長兵衛の妻・政江にバレてしまった。彼女は翌日から外の仕事に回され重労働を強いられた。

長兵衛の長男・武雄が婚礼を行うことになり、その日は縁談をまとめた村長の房太郎への宴席が設けられることになっていた。台所では食事の準備が進んでいたが、天井の梁に一匹の蛇が現れ使用人の才次はそれを木切れで殴り殺そうとした。それを外から見ていたすえは可哀想に思い止めさせようとしたが、騒動を聞きつけてやってきた長兵衛に蹴り飛ばされ薪の束に頭を打ちつけたのだった。彼女は納屋に運ばれたが医者に診てもらえず放置された。そしてその夜、あさに看取られて死んだ。翌朝、すえは海が見える丘に葬られ、肩を落とすあさに慰めの言葉を掛けたのは将来を誓った捨松だった。

すえという邪魔者がいなくなり大喜びしたのは武雄だった。あさに用事を言いつけた武雄は人気がない場所へ先回りすると草むらへ彼女を引きずり込み強姦した。ふらつきながら帰る途中で行き倒れたあさは大沼家の者たちに見つけられたが、彼女もまた母親のように誰もいない納屋へ運ばれた。絶望し鎌で自害しようと考えたが捨松の言葉が頭に浮かび思い止まった。

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怪猫岡崎騒動

  • posted at:2021-04-29
  • written by:砂月(すなつき)
かいびょうおかざきそうどう
大映(京都撮影所)
配給:大映
製作年:1954年
公開日:1954年7月21日
監督:加戸敏
企画:高桑義生
脚本:木下藤吉 吉田哲郎
撮影:武田千吉郎
録音:大角正夫
照明:島崎一二
美術:太田誠一
音楽:山田栄一
編集:西田重雄
特殊撮影:佐野義雄
製作主任:竹内次郎
装置:林米松
装飾:松本末吉
背景:滝野好男
美粧:日樫義男
結髪:石井エミ
衣裳:伊藤ナツ
記録:牛田二三子
スチール:杉山卯三郎
助監督:小木谷好彦
撮影助手:青柳壽博
録音助手:鈴木幸三郎
照明助手:多田義孝
美術助手:神田孝一郎
移動効果:山根正一
擬斗:宮内昌平
演技事務:久松健二
進行:田辺満
出演:入江たか子 霧立のぼる 阿井美千子 坂東好太郎 杉山昌三九
スタンダード モノクロ 86分

三州岡崎城城主水野伊勢守は水野家例年の行事である川開きの宴を心待ちにしていた。宴の日の朝、水野家に代々伝わる世継ぎ以外は手にすることが出来ない守り本尊の観音像を弟の刑部に見せた。それは古い仏像を収集している刑部にとって喉から手が出る程欲しい代物だったが、伊勢守は他の物ならともかくそれだけは諦めろと言った。それを聞いてへそを曲げた刑部は宴に出ないと駄々をこねたのだった。弟とはいうものの同じ水野家に生まれながら刑部は妾腹の子。亡父の跡目を継ぐことは出来なかった。羨む刑部は兄の側室となった萩の方に自分の方が先に好意を抱いていたと言い寄って騒動を起こし、激怒した伊勢守は人の上に立つ者としてまず己を改めよと城内で謝罪を命じたのだった。その様子を見ていた刑部付の三人の家臣は先君の霊前で割腹することを覚悟の上である提案をした。それは辱めた萩の方を殺し、伊勢守の命まで奪うというものだった。殿さえいなければ岡崎五万石を手にするのは自分だ。家臣たちの入れ知恵に乗った刑部は、彼に惚れ込む奥女中八重の方を説得し手に入れた南蛮渡来の毒薬を茶に混ぜるように言った。果たしてその計略は成功し、刑部は疑わしき者を片っ端から斬り捨てよと命じた。

伊勢守の死により刑部が岡崎城城主となった。その間、城代家老水野縫殿之助や家臣たちが咎人の探索を行っていたがことごとく横槍が入った。一方、部屋住となった萩の方が懐妊し雪太郎という名の子が生まれると、側室となった八重の方は祝いの品の産着に針を仕込んで嫌がらせをした。更には駕篭での移動の際に黒装束の一味に襲わせ侍女の直竹から雪太郎を奪うが、機転を利かせた縫殿之助が取り戻し親友である江川源之進とその妻に預けたのだった。そうとは知らぬ直竹は責任を感じ自害した。

家臣からの報告を聞いた刑部は心底喜んだ。岡崎藩の正当な後継者である雪太郎の死で今ある地位が揺るがぬものとなったからだ。我が子だけでなく直竹まで失った萩の方の悲しみは深く、気が触れんばかりに泣き叫んだ。そんな彼女を手に入れようと刑部は試み言葉巧みに近づくが、廊下の梁から睨みつける猫に飛び掛かられ傷を負った。

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皮ジャン反抗族

  • posted at:2021-04-26
  • written by:砂月(すなつき)
かわじゃんはんこうぞく
東映セントラルフィルム
配給:東映
製作年:1978年
公開日:1978年12月2日 併映「殺人遊戯」
監督:長谷部安春
企画:黒澤満 伊藤亮爾
脚本:白坂依志夫
撮影:山崎敏郎
録音:林鉱一
照明:渡辺三雄
美術:佐谷晃能
編集:祖田冨美夫
音楽:長戸大幸
挿入歌:「ファンキー・ディスコ・プリンセス」スピニッヂ・パワー
・・・:「ポパイ・ザ・セイラーマン」スピニッヂ・パワー
助監督:崔洋一
色彩計測:村田米造
記録:高橋たつ子
擬斗:日尾孝司
振付:灰原明彦
製作主任:青木勝彦
衣裳:第一衣裳
美粧:入江美粧
現像:東映化学
製作協力:カンタベリーハウス(ビバ館 ギリシャ館) スーパーマーケット紀伊国屋 国立店 横浜 ドリームランド 榊原レーシング
カースタント:三石千尋&マイク スタントマンチーム
協力:東映俳優センター
出演:舘ひろし 夏樹陽子 八城夏子 林ゆたか 山科ゆり
シネマスコープ カラー 82分

愛車である1200ccのハーレーダビッドソンを乗り回す新治はスーパーで働くマヨに恋しているが、中々そのことを打ち明けられずレモン一個を買う度にレジにいる彼女に白いバラを渡すという気障な態度を取るのがやっとだった。そんな彼が週末になると顔を出すディスコである夜、騒動が起きた。スケバングループのボス・ペギイが常連客の男をいきなり指に挟んだカミソリの刃で斬りつけたのだ。ペギイは仲間のキーコが車に連れ込まれて乱暴されたと因縁をつけるが、男は同意の上だったと主張した。一触即発のムードの中、仲裁に入ったのは新治だった。何事もなかったように地下の駐車場へ向かった彼を待ち伏せていたのはペギイとその仲間だった。恥をかかされた仕返しをしようと彼女は親交のあるヤクザ一味を呼び寄せていたのだ。ボスの命令の下、手下たちは新治に襲い掛かりその中のリーダー格の内田がナイフを抜いた。そこに実業家でディスコのオーナーである正一とその情婦のメグが下りてきたことで命拾いをしたのだった。新治は何もなかったと言い訳をしてバイクのエンジンを掛けると走り去った。

新治は平日の日中は伊沢自動車修理工場で働いていた。この工場の主任である神崎は社長の未亡人である文代に急接近し、次期社長のつもりで社員たちを顎で使った。仕事のことが何もわからない文代は神崎に頼り切り、彼女の一人息子で高校受験を控えた修はそれが面白くなかった。修は新治のこと兄の様に慕っていた。

新治が久しぶりにディスコに顔を出すと正一が歓迎した。騒動の一部始終を見ていたメグが彼に気があることを直感的に見抜いた彼は新治にチキンレースを挑んだのだった。真っ直ぐ走るメグの車に向かってバイクを走らせ、先に避けた方が負けという単純なルールだが、先にハンドルを切ったのは正一の方だった。メグを勝ち取った新治は彼女のマンションに直行した。それ以来、度々逢うことになりメグは夢中になって行くが、新治にはその気はなかった。ある日、彼がバイクを走らせているとマヨが歩道でうずくまっているのが見えた。彼女は身篭っており、交際相手がそれを知って姿を消したことがわかると産婦人科の病院に仮の父親として付き添うことにした。

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