東宝映画
配給:東宝
製作年:1994年
公開日:1994年7月9日
監督:大河原孝夫
製作:富山省吾
脚本:三村渉
撮影:関口芳則
美術:小川富美夫
録音:池田昇
照明:望月英樹
編集:小川信夫
助監督:三好邦夫
製作担当者:森知貴秀
音楽:荻野清子
主題歌:「RAIN」YOSHIKI
衣裳デザイン:出川淳子
衣裳:木俣勝之 久保田かおる
ヘア―・メイク:梅沢文子 大野悦香 佐竹照秀
特殊メイク:織田尚 深谷陽 高濱幹
殺陣:金田治
スチール:工藤勝彦
記録:石田久美子
音楽プロデューサー:岩瀬政雄 北原京子
音響効果:佐々木英世
アソシエイトプロデューサー:鈴木律子
キャスティング:田中忠雄
特殊技術・撮影:江口憲一
特殊技術・美術:大澤哲三
特殊技術・照明:大澤暉男
特殊技術・造形:小林知己
特殊技術・操演:鈴木豊
特殊技術・特殊効果:渡辺忠昭
特殊技術・助監督:鈴木健二
特殊技術・製作担当者:小島太郎
企画協力:ライトヴィジョン
資料協力:電通プロックス 五藤光学研究所
特技監督:川北紘一
出演:高嶋政宏 沢口靖子 麿赤児 篠田三郎 杜けあき
アメリカンビスタ カラー 105分
遠い昔、ヤマトの国に双子の王子が産まれた。祈祷師のツキノワは古より双子は不吉の知らせであり、後の子は魔性の化身だとに告げた。それを聞いた大王ケイコウは、この世に子を愛でぬ親はいないが我は何故か弟の王子に憎悪を感じると言った。ツキノワはそれが虫の知らせであり、ありがたい神のお導きだとしてオウスを手放すよう提言した。その夜、ツキノワはイナヒヒメから取り上げたオウスを谷へ落として殺そうとするが、突然現れたアマノシラトリがそれをかっさらって行った。アマノシラトリが飛び去った伊勢の社の境内には小さな籠が置かれており、それに気づいたヤマトヒメはそれがオウスだと直感した。後日、兄のケイコウと面会したヤマトヒメは許しが出るまで預かると申し出た。それを聞いたケイコウはそれはならぬと反対するが、ヤマトヒメはオウスを遣わしたのはアマテラスオオミカミの使いであるアマノシラトリだと言った。そしてオオミカミに刃を向ける覚悟が兄上にありますかと問うとケイコウは腹を立てて部屋を出て行った。その様子を静かに見ていたイナヒヒメはヤマトヒメに感謝した。ヤマトヒメがケイコウの後について出て行った男のことを尋ねると、ツキノワの素性は知らぬが先ごろの干ばつの際に雨を導きケイコウから絶大な信頼を得た祈祷師だとイナヒヒメは言った。
10年後、ヤマトヒメの教えを受けて育ったオウスは立派な少年に育った。森の奥にある洞窟に興味を示したオウスは人目を避けて立ち入ろうとするが、武術師のゲンブとセイリュウに見つかり止められた。洞窟からはただならぬ妖気が漂っているため近寄ってはならぬと釘を刺された。だがそれでも諦めきれない彼は夜遅く松明片手に洞窟へと向かった。そこには子供が一人通れるくらいの入り口があり、先へ進む小さなと穴の奥に緑色に輝く勾玉が置かれていた。手を伸ばしてそれに触れると体が引き込まれ、気づいた時には巨大な牛頭の石像が祀られる祭壇の前にいた。その石像の足元には石に突き刺さった剣があり、オウスがそれを引き抜こうとすると何処からか我の眠りを邪魔するのはお前かと声がした。その声の主は石像であり、お前はいずれ三つの光を手に入れ神の戦士となるのだと言った。それを聞いたオウスが戸惑っていると、石像はいずれの日かまた会おうぞと目から緑色の光線を放った。光線を浴びた彼は気を失い、目覚めると心配したヤマトヒメたちに介抱されていた。オウスは右手に勾玉を握っており、洞窟での出来事が夢ではなかったことを確信した。
屋台的映画館
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