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蘇える金狼(1979年)

  • posted at:2020-12-19
  • written by:砂月(すなつき)
よみがえるきんろう
角川春樹事務所
配給:東映洋画
製作年:1979年
公開日:1979年8月25日
監督:村川透
製作:角川春樹
プロデューサー:黒澤満 紫垣達郎 伊藤亮爾
原作:大藪春彦
脚本:永原秀一
撮影:仙元誠三
照明:渡辺三雄
録音:高橋三郎
美術:佐谷晃能
編集:鈴木晄
助監督:小池要之助
B班撮影:杉村博章
色彩計測:川口徹也
記録:高橋たつ子
製作担当者:青木勝彦
美粧:若尾安子
衣裳:望月政雄
音楽:ケーシー・D・ランキン
編曲:木森敏之
音楽監督:鈴木清司
音楽プロデューサー:高桑忠男
主題歌:「蘇る金狼のテーマ」前野曜子
制作協力:U・DO
企画制作:角川レコード
発売:キャニオン・レコード
テクニカルアドバイザー:トビー門口
スーパーバイザー:四方義朗
衣裳デザイン:芦田淳
カースタント:スリー・チェイス
出演:松田優作 風吹ジュン 成田三樹夫 小池朝雄 草薙幸二郎
アメリカンビスタ カラー 131分

東和油脂の経理部に勤務する朝倉哲也は一見地味なサラリーマンだが、早朝に起きた1億円強奪事件の犯人だった。共立銀行の現金運搬人を白バイ警官姿の彼が襲い、まんまと大金をせしめたのだった。何事もなくいつものように出社した朝倉だったが、昼の休憩時間にやってきた銀行の専務の話で紙幣のナンバーが全て本店で控えられていることを知り愕然とした。東和油脂乗っ取りの野望を抱く彼は軍資金を失ったが、すぐさま次の計画に取り掛かった。

昼は目立たないサラリーマンを装う朝倉だが、夜は目蒲ボクシングジムで体を鍛えていた。トレーナーの沢野からは逸材として注目されていたが、本来の目的とは違うため血友病で鼻血が止まらなくなると嘘をついて誤魔化した。夜遅く横須賀の繁華街へ向かった朝倉は、裏道にいた海神組の若い組員を捕まえて麻薬の取り引き方法を力ずくで聞き出した。クラブ・ドミンゴのカウンター席に座っていると、一見の彼は怪しまれ奥の倉庫に連れて行かれた。朝倉は単刀直入に麻薬が欲しいと言ったが、幹部の坂本は警戒してしらばくれた。そこで強奪事件のときに使用した拳銃を突きつけ、取り引きに市会議員の磯川が拘わっていることを吐かせたのだ。磯川は市議会で相当な力を持っており、しかも県の公安委員まで務めている人物だった。あんたには手が出せるはずがないと忠告する坂本に、朝倉は1億円を強奪したが紙幣のナンバーが控えられていて使えないこと、そしてヤバい金をヘロインに変えた方が得策だと考えたことを話した。全てをしゃべり終えると坂本を射殺した。

東和油脂の内部情報を得るために朝倉は小泉経理部長の愛人である永井京子に近づくことにした。ゴルフの練習場でドジな姿を見せて気を引き親しくなると食事に誘った。そして組員から盗んだ麻薬をティーポットに忍ばせて京子の自由を奪うとホテルに連れ込んだのだった。麻薬の力で彼女の心を虜にすると、今度はホテルを抜け出し磯川の屋敷に向かった。セントラルタイムスの記者として部屋に入ると素早い身のこなしで磯川に近寄りナイフを首元に突きつけた。そして取り引きの時間と場所は後日伝えると言い残し姿を消した。

屋台的映画館
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TOKYO TRIBE

  • posted at:2020-12-16
  • written by:砂月(すなつき)
とーきょーとらいぶ
フロム・ファーストプロダクション=日活
配給:日活
製作年:2014年
公開日:2014年8月30日
監督:園子温
製作:小口文子 由里敬三
エグゼクティブプロデューサー:小口欽也 田中正
プロデューサー:千葉善紀 飯塚信弘
アソシエイトプロデューサー:小室直子
原作:井上三太
音楽:BCDMG
脚本:園子温
撮影:相馬大輔
照明:佐藤浩太
録音:渡辺真二
美術:林田裕至
装飾:坂本朗
編集:伊藤潤一
アクション監督:匠馬敏郎
アクションコーディネーター:角田明彦
音響効果:齋藤昌利
スクリプター:中村めぐみ
衣裳デザイン:松本智恵子
スタイリスト:前田勇弥
ヘアメイク:本田真理子
キャスティング:田端利江
ラップ指導:EGD SIMON Mary Jane(LUNA&TSUGUMI)
助監督:木ノ本豪
製作担当:有賀高俊
協力プロデューサー:増田真一郎
主題歌:「HOPE TOKYO TRIBE ANTHEM」YOUNG DAIS(N.C.B.B) SIMON Y’S&AI
制作プロダクション:ジャンゴフィルム
制作協力:日活調布撮影所
出演:鈴木亮平 YOUNG DAIS 清野菜名 大東俊介 石田卓也
シネマスコープ カラー 116分

混沌の街トーキョーには様々なトライブ(族)が存在していた。渋谷にはシヴヤSARU、新宿にはシンヂュクHANDS、歌舞伎町にはGIRA GIRA GIRLS、練馬には練マザーファッカー、そして池袋にはブクロWU-RONZといった具合だ。それぞれのエリアを縄張りとするトライブは暴力によって絶妙な均衡が保たれていたが、それを乱していたのが友情や平和をモットーとする武蔵野のMusashino SARUの存在だった。シンヂュクHANDSでは戴冠式が行われ三代目のリーダーが巌に引き継がれた。戦国武将の兜を被ることになった巌は覚悟を決め、他のエリアへの侵攻を始めた。その動きを察知したシヴヤSARUは黙っておられず、練マザーファッカーも行動を開始した。

ブクロWU-RONZのバックには暴力団・仏波一家が控えていた。池袋を牛耳る巨漢の大物ヤクザ・ブッパは猫狩りと称し、政権与党・自由民民党議員の接待用の道具として女たちを集めていた。ブッパの一人息子のンコイは連れてきた女たちの中から気に入ったソンミを指名し部屋の家具にしたいと言った。危険を感じた彼女は抵抗したが、そのことがブッパの気に障り風俗店SAGAへ送られた。

ブクロWU-RONZのリーダー・メラは水と油の考え方であるMusashino SARUを一刻も早く潰そうと考えた。そこで仲間を彼らの溜まり場であるファミリーレストラン・ペニーズに潜り込ませ、ブクロにくれば女に不自由しないと吹聴した。ソンミの写真を見せられたキムはリーダのテラに内緒でブクロに向かうが、SAGAで待っていたのはメラだった。それが罠だと知らずに海とハシームを連れてブクロへ急ぐテラはキムの喉元にナイフを突きつけられていることでようやく事態を理解したのだった。昔の因縁で海とメラが戦う中、テラはハシームと協力してキムを解放した。ところがキムは隙を見てメラの命を狙い、返り討ちに遭って爆死した。そしてテラも窮地に陥った海を救うために命を落とした。海は笑いながら逃げるメラを追い掛け、ソンミは騒動に紛れ込んだ少年・ヨンに連れられて外に出た。

屋台的映画館

聖獣学園

  • posted at:2020-12-13
  • written by:砂月(すなつき)
せいじゅうがくえん
東映(東京撮影所)
配給:東映
製作年:1974年
公開日:1974年2月16日 併映「学生やくざ」
監督:鈴木則文
企画:高村賢治
原作:鈴木則文 沢田竜治
脚本:掛札昌裕 鈴木則文
撮影:清水政郎
録音:長井修堂
照明:桑名史郎
美術:中村修一郎
音楽:八木正生
編集:田中修
助監督:岡本明久
記録:高津省子
擬斗:日尾孝司
スチール:加藤光男
進行主任:入葉一男
装置:小早川一
装飾:田島俊英
美粧:住吉久良蔵
美容:花沢久子
衣裳:山内三七子
演技事務:石原啓二
現像:東映化学
出演:多岐川裕美 山内えみこ 衣麻遼子 田島晴美 渡辺やよい
アメリカンビスタ カラー 91分

娑婆での生活に別れを告げた多岐川魔矢は人里離れた場所にあるセントクルス修道院に入った。そして洗礼を受けた後に修道服を身に着けることを許可され助修女となった。院長の小笠原綾、副院長の松村貞子らによっておよそ73章に分かれる戒律の説明を受け、それを守ることを神に誓うと今度は服装の説明を受けた。白は潔白、黒は苦行を表し、戒律を守る苦行こそが弱い人間が神の花嫁に近づく道だと貞子は言った。魔矢は助修女の部屋に案内されたが、そこは一つ上の歌隊修女の部屋よりも格段に粗末だった。その差は寄付金の額で決まるというのが専らの噂だ。ある日、魔矢は基礎神学の授業で副院長をからかった型破りの石田松子に興味を持った。その松子が夜中に隠れてウイスキーを飲んだことを副院長に気づかれ、また別の日には倉庫の缶詰などを盗み食いした二人が鞭打ちの刑を受けた。松子は魔矢がきてから急に周囲が騒がしくなったことから彼女を院長が送り込んだスパイだと警戒した。

植物の温室で密会する修道女の高波美恵とジャネットの姿を見つけた魔矢は、助修女の行動を探るのを命じた人物の名を吐かせた。それは副院長であり美恵とジャネットに従わせたのだ。そのことがわかると魔矢は密会したことを口外しない代わりに指示通り動くよう命じた。美恵に鍵を開けさせ院長室に忍び込んだ魔矢は書類の綴りを片っ端から調べ上げその中から篠原美智子という人物の書類を見つけ出した。そこには心因が心臓麻痺と記されており、その担当をしたのが院長だということがわかった。彼女が次に接触したのは修道院に古くからいる賄い婦の菅野さちだった。ベッドに臥せる彼女の担当になった魔矢は明るく声を掛けるが、さちは彼女が首から下げるロザリオを見て顔色を変えた。その裏には「MARY-MICHIKO」と刻まれており、さちは魔矢が美智子の娘であることがわかると小刻みに震えた。魔矢は母のことを教えて欲しいと懇願したが、さちは優しくていい人だったとしか答えなかった。

ある日、司祭の柿沼信之が修道院を訪ねた。人望の厚い司祭は皆から尊敬される人物で、懺悔をする北野久子に声を掛けてその悩みを聞いた。彼女の父親は脳溢血で倒れ、入院費用をすぐに用意しないと死んでしまうと妹から聞いた。そこで副院長が管理する納入金の中から金を盗んだと正直に話した。すると司祭は神があなたを罰することはないと言い、元へ戻しておきなさいと10万円を渡した。久子が安堵の表情を見せ悩みが跡形もなく消え去ったと言うと、罪の意識が淡雪のように消えて行くお前に神が現れるはずはないと司祭は冷たく言い放った。そして神に替わって罰を与えた。

屋台的映画館

男はつらいよ 柴又慕情

  • posted at:2020-12-10
  • written by:砂月(すなつき)
おとこはつらいよしばまたぼじょう
松竹(大船撮影所)
配給:松竹
製作年:1972年
公開日:1972年8月5日 併映「祭りだお化けだ 全員集合!!」
監督:山田洋次
製作:島津清
企画:高島幸夫 小林俊一
原作:山田洋次
脚本:山田洋次 朝間義隆
撮影:高羽哲夫
美術:佐藤公信
照明:青木好文
編集:石井巌
録音:中村寛
調音:松本隆司
音楽:山本直純
監督助手:五十嵐敬司
装置:小野里良
装飾:町田武
進行:玉生久宗
衣裳:東京衣裳
現像:東京現像所
製作主任:池田義徳
主題歌:「男はつらいよ」渥美清
協力:京成電鉄 福井新聞社 京福電鉄 きもの・洛趣織 ペプシコーラ 柴又 神明会
出演:渥美清 倍賞千恵子 松村達雄 三崎千恵子 前田吟
シネマスコープ カラー 108分

初夏のある日、北陸地方の小さな駅でうたた寝をして妹夫婦の夢を見たフーテンの寅こと車寅次郎は生まれ故郷に帰ることに決めた。その頃、団子屋とらやでは叔父の竜造が家を建てようと考えるさくらたちのために少しでも足しになればと二階を貸し出そうと考えていた。だが心配なのは寅次郎をうまく説得出来るかだった。そんな矢先に現れたのはその寅次郎で、玄関にある魔除けの下にぶら下がった「貸間あり」の札を見てショックを受けたのだった。もう戻ってくるなと言われたような気がした彼はへそを曲げて店を飛び出した。さくらは後を追い掛けたが寅次郎は聞く耳を持たずに去って行った。

住むところを失った寅次郎は不動産屋へ行くが、彼のような商売では中々引き受けてくれる家主はいなかった。一方、寅次郎の方も身勝手な条件をつけることでまとまるものもまとまらず不動産屋をハシゴをする羽目になった。夕方になり疲れてどうでもよくなった寅次郎は話を詳しく聞かずに住処を決めた。そして不動産屋の車で連れて行かれたのはなんととらやだった。寅次郎はふざけるなと言って車に戻ろうとするが、さくらの夫の諏訪博は何とか話を聞いてもらおうと引き留めた。だがそこでもう一つ問題が発生した。不動産屋が仲介手数料を請求してきたのだ。金額が家賃一か月分と聞き驚く博。すると寅次郎は自分の家に帰ってきただけだからそんな物は必要ないと主張した。騒動になり博が払う約束をして何とかその場は治まったが、納得が行かないのは寅次郎だった。ひと言ことわりがあって然るべきだろうと怒鳴ると、さくらは重い口を開きそんなときに何処へ行ったらお兄ちゃんに会えるのと尋ねた。更に竜造から迷惑だと言われ頭にきた寅次郎は再び出て行こうとした。博は引き留めるために事の発端である自分が悪かったと謝るが、調子に乗った寅次郎は軽口で責めたことで彼の心を傷つけたのだった。さくらから言っていいことと悪いことがあると叱られた寅次郎は居づらくなって静かに出て行った。

福井を旅する寅次郎は食堂で東京からきた娘たちと出会った。歌子、マリ、みどりは夏になると旅行に出掛けていたが、その中のみどりが結婚することになりこれが三人組での最後の旅行だという。御馳走した味噌田楽をきっかけにして歌子たちと仲良くなった寅次郎は旅をともにすることにした。

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やくざ観音 情女仁義

  • posted at:2020-12-07
  • written by:砂月(すなつき)
やくざかんのんいろじんぎ
日活
配給:日活
製作年:1973年
公開日:1973年7月14日 併映「濡れた唇」
監督:神代辰巳
プロデューサー:三浦朗
脚本:田中陽造
撮影:安藤庄平
美術:川原資三
録音:高橋三郎
照明:高島利隆
編集:岡安肇
音楽:あがた森魚
助監督:海野義幸
色彩計測:田中正博
現像:東洋現像所
製作進行:古川石也
出演:岡崎二朗 安田のぞみ 絵沢萠子 丘奈保美 坂本長利
シネマスコープ カラー 84分

雲水の嵐雪が川で釣りをしていたところ竿が大きくしなった。急いで引き上げてみるとそれは魚ではなく着物を着た女だった。真っ直ぐ嵐雪を見つめる女の体は冷たく息をしていなかった。暗い目をしていることからきっと恨みが深いのだろうなと思いながらお経をあげていると、突然孕んだ体が動き始めこの世とあの世を繋ぐ穴から赤ん坊が出てきたのだった。嵐雪が赤ん坊を取り上げたと同時に阿弥陀寺の鐘が聞こえたため、お前は坊主になって母親の恨みを鎮めなさいと言った。それから23年後、阿弥陀寺に預けられた清玄は跡取りの僧となり真面目な生活を送っていた。ある日、寺にやってきた女が作業をする清玄の額に光る汗をハンカチで拭いた。女は何故か清玄のことを事細かに知っていたが、彼女が何者か見当がつかなかった。そして一緒についてきた男のことも。すると突然物陰から出てきたヤクザ者が男を取り囲み短刀で刺した。女は斉田組組長斉田清明の娘・美沙子で、父親が勝手に決めた藤原銀三一家との縁談を断り別の男と駆け落ちをしたのだった。清玄は美沙子とともに山の中へ逃げ、再び寺に舞い戻ってきた藤原組の組員を草原に誘い込むと鎌で叩き斬ったのだ。お経をあげながら歩く道すがら、彼の前に立ちはだかったのは阿弥陀寺の住職だった。そこで清玄は自分の父親が斉田清明であることを知り愕然とした。山の中に逃げた際、美沙子はお礼として体を捧げたが、清玄は初めてだったその相手が異母の妹だったことも同時に知ったのだ。清玄は山を下り、日が暮れた頃に斉田邸を訪ねた。だが美沙子は居留守を使い、それでもしつこく待っていると中から数人の組員が彼を排除しようと出てきた。清玄は男たちを次々となぎ倒したがついに捕まった。そこに帰ってきた清明は事情を知ると黙って寺にお帰りなさいと言った。

清明は美沙子を部屋に呼ぶと清玄との関係を話し始めた。23年前、彼は通いの女中の千代子に手をつけた。妻とは違いやさしさがあるところに惹かれたのだ。ところがそれを知った妻は逆上して千代子を川に突き落とし、彼女は淀みに沈んで行った。それを嵐雪が引き上げ清玄がこの世に生まれ出たのだった。そのことを後に知った清明は千代子の恨みと運命の恐ろしさを考えずにはいられなかった。赤ん坊を疎ましく思った清明は嵐雪に始末を任せたが、その清玄が目の前に現れるとは思ってもみなかったのだ。清明は美沙子に身を隠すように言ったが、彼女の清玄への想いは一層強まった。

屋台的映画館

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