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そろばんずく

  • posted at:2023-03-18
  • written by:砂月(すなつき)
そろばんずく
フジテレビジョン=ニッポン放送=A to Z
配給:東宝
製作年:1986年
公開日:1986年8月23日 併映「おニャン子・ザ・ムービー 危機イッパツ!」
監督:森田芳光
製作:日枝久 亀淵昭信 秦野嘉王
プロデューサー:角谷優 岡田裕
プロデューサー補:仲川好久 酒井彰 河井真也
脚本:森田芳光
音楽:梅林茂
ビジュアル・アドバイス:伊藤佐智子
撮影:前田米造
美術:中澤克己 古谷良和
録音:橋本文雄
照明:矢部一男
編集:鈴木晄
助監督:原隆仁
製作担当者:青木勝彦
記録:森永恭子
スチール:目黒祐司
色彩計測:佐藤徹
スタイリスト:渥原マヤ
主題歌:「寝た子も起きる子守唄」とんねるず
テーマ曲:「こわいものみたさ」春日野八千男と時津風わたる
製作進行:坂本忠久
企画協力:N.E.W.S.コーポレーション
現像:東京現像所
特殊合成:デン・フィルム・エフェクト
製作協力:ニュー・センチュリー・プロデューサーズ
出演:石橋貴明 木梨憲武 安田成美 小林薫 渡辺徹
アメリカンビスタ カラー 109分

広告代理店「ト社」はライバル会社の「ラ社」に水を開けられていたが、その原因は若者たちの流行を掴めていないことにあった。企画部と営業部による会議が開かれ、かじか沢営業部長がアンケート結果を見ても若者の気持ちがわからないと嘆くと、渋谷係長は数字だけを真に受けると後手後手に回る悪循環に陥る恐れがあると言った。それを聞いた植田が市場調査に意味がないとでも言うのかと意見すると、渋谷は君が作ったデータに疑問を持っているのではないと怒鳴った。議論が白熱する中、壁際にいた春日野八千男と時津風わたるが立ち上がり、思い切った発想の転換が必要だと言った。彼らはセミナー教室に移動すると制服に着替え、講師の平和島のもとで「新人類を理解するには」という講義を受けることになったが、その途中で春日野と時津風はCF撮影の立ち会いに呼び出された。

AスタジオではおっぱいミルクのCF撮影が行われていたが、タレントの演技に納得出来ない監督が何度もダメ出ししていた。重たい空気が漂う中、春日野が監督に、時津風がタレントの耳元で自信をつける言葉をささやくと現場は一気に明るくなり撮影も一発でOKが出た。休憩の時間になり二人がラーメンをすすっていると、その先のテーブルに人気女優の月丸がラ社の天敵雄と食事をしていた。天敵がトイレに立つと二人はすかさず近寄りト社への鞍替えを勧めるが相手にされなかった。

関西のクライアントの花月とホテルのバーで待ち合わせをしていた春日野と時津風は、頃合いを見て銀座で飲み直しましょうと提案した。だが花月は、せっかくのお誘いだがこのホテルに女の人を待たせてあると言った。そこに現れたのは天敵で、待たせてある女の人というのが月丸だった。またしても天敵に出し抜かれた二人は憂さ晴らしに行きつけのカラオケバーに行くが、そこで時津風はカウンター席で物憂げな表情を浮かべる女性に気づいた。春日野は気軽に声なんて掛けたら金を取られるかもしれないぞと忠告するが、時津風はお構いなしに近づいて行った。よかったら一緒に飲みませんかと誘うと彼女は快く席を移動した。悩み事があるなら心配せずに話してごらんと時津風が優しく言うと女性は昔この店にきた彼氏との話を始めた。そしてその勢いで深酒をしてしまい、二人は泥酔した彼女を実家までタクシーで送り届けることになった。翌日、セミナー教室に現れた女性を見て春日野たちは目を丸くした。昨夜、実家に送り届けた彼女は梅づくしのり子という中途入社の新入社員だったのだ。平和島は彼女に早く仕事を覚えさせるために春日野と時津風の下につけることにした。

屋台的映画館
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多羅尾伴内

  • posted at:2023-03-15
  • written by:砂月(すなつき)
たらおばんない
東映(東京撮影所)
配給:東映
製作年:1978年
公開日:1978年4月8日 併映「最も危険な遊戯」
監督:鈴木則文
企画:渡辺亮徳 天尾完次 橋本新一
原作:比佐芳武家
劇画:小池一夫 石森章太郎
脚本:高田宏治
撮影:出先哲也
録音:内田陽造
照明:山口利雄
美術:北川弘
編集:西東清明
助監督:深町秀熙
記録:高津省子
擬斗:日尾孝司
宣伝担当:小田和治 山本八州男
スチール:藤井善男
進行主任:松本可則
装置:畠山耕一
装飾:田島俊英
音響効果:小嶋進
美粧:入江荘二
美容:宮島孝子
衣裳:福崎精吾
演技事務:山田光男
現像:東映化学
協力:東映俳優センター 株式会社東京ジャイアント
音楽:菊池俊輔
主題歌:「霧の都会」小林旭
挿入歌:「昔の名前で出ています」小林旭
・・・:「愛の條件」八代亜紀
・・・:「甘い予感」アン・ルイス
・・・:「導火線」キャッツ・アイ
・・・:「夕日に浜名湖」美原圭子
出演:小林旭 八代亜紀 夏樹陽子 成田三樹夫 江木俊夫
シネマスコープ カラー 104分

東京後楽園球場では日報レッドソックスと大阪セネタースによるナイターが行われていた。勝った方が日本シリーズへ駒を進めるこの重要な試合はセネタースが4対2でリードしていたが、9回2アウト満塁で好打者の高塚が打席に立った。彼は今季51本塁打を打って本塁打王をほぼ手中に収めており、この日も1本塁打とタイムリーヒットを打って2打点を叩き出していた。カウント1-1の3球目をライトスタンドへ放り込み優勝を決めた高塚だったが、1塁ベースの手前で突然苦しみだし倒れた。場内が騒然となる中、関係者らとともにグラウンドにいた丸眼鏡の老人はカメラマンの徳光明夫を引っ掴まえると特ダネが欲しいなら1塁側のスタンドを隈なく撮れと指示した。

東京都監察医務院では高塚の検死が行われ、首から小さな針が見つかった。その針には縦に細い溝が掘ってあり、その部分からアルカロイド系の毒物が検出された。宇田川警部は関係者や観客などに対して聞き込みを行うよう部下たちに指示するが、そこにやってきた丸眼鏡の老人は私も観客の一人だったといい鞄から試薬の入った瓶を取り出した。老人は宇田川と顔馴染みの多羅尾伴内という名の探偵だった。伴内がシャーレに注ぎその中に毒針を浸けると試薬は赤く変色した。そのことから針に塗られた毒はトリカブトという植物に含まれるアコニチンという成分であることがわかった。それはアイヌでは熊狩りに使われる猛毒だった。

翌朝、伴内は徳光を事務所に招いた。特ダネの意味を理解した徳光は撮影したフィルムを全て現像し、丁寧に写真を調べたが犯人の手掛かりとなる鉄砲らしき物を持った人物を見つけることが出来ないでいた。だが伴内はその中から違和感のある一枚を見つけ出した。球場全体の目がグラウンドの高塚に釘づけになっている中、カメラマンらしき人物が背を向けて帰ろうとしているのだ。報道関係者にしては不自然だと伴内が言うと、徳光は腕章やカメラバックに書かれたイニシャルから大朝スポーツの川瀬東介に違いないと断定した。このことは当分の間、口外しないようにと徳光に釘を刺したが、その記事は翌日の朝刊のトップを飾った。その頃、川瀬は自分の部屋で死んでいた。

屋台的映画館

失恋殺人

  • posted at:2023-03-12
  • written by:砂月(すなつき)
しつれんさつじん
「失恋殺人」製作委員会(クロックワークス=キングレコード)
配給:クロックワークス
製作年:2010年
公開日:2010年4月24日
監督:窪田将治
エグゼクティブプロデューサー:藤本款 重村博文
企画:西垣健作
プロデューサー:山口幸彦 斉藤三保
原作:江戸川乱歩
脚本:窪田将治
撮影:根岸憲一
美術:畠山和久
録音:田邊茂男
編集:窪田将治
ヘアメイク:坂東浮世 中谷めぐみ
制作担当:河原塚毅
音楽:與語一平 蛇腹姉妹
製作プロダクション:フェイスエンタテインメント
企画協力:ユニバース
出演:宮地真緒 柳憂怜 大浦龍宇一 山田キヌヲ 草野康太
アメリカンビスタ カラー 100分

父親の遺産で暮らす資産家の南田収一は妻のみや子が浮気をしているのではないかと疑っていた。そのことは今まで誰にも相談したことはなかったが、頭の中から片時も離れず眠れない日々が続くため歯の治療をした際に歯科医で古くからの友人の琴浦に初めて打ち明けたのだった。探偵に調査を依頼しようと考える収一の嫉妬は激しかった。そこで琴浦は、みや子が治療に来た際にそれとなく聞いてみましょうと言って収一を落ち着かせた。それから数日後、琴浦はAKC探偵事務所を訪れ所長の明智小五郎にみや子の素行調査を依頼した。琴浦の妻でも恋人でもない女性を調査することに明智は疑問を感じたが、妻が浮気をしていると思い込んでいる友人が間違いを起こさないためだと聞き納得した。くれぐれも友人にはばれないようにしていただきたいと資料を渡すと、明智はわかりましたと約束した。

琴浦が帰ると明智は妻の文代を呼び、助手の小林芳雄にでも頼もうかと相談した。推理を使った事件以外、興味のない彼にとって浮気調査などお門違いなのだ。だが小林は別件で調査中だと聞き断ろうか考えていたところ、私が引き受けますと文代が言った。探偵業は儲かる商売ではなく、事務所の家賃を払うのでさえ大変だった。そこで明智は彼女の器量を信じ任せることにした。

屋敷に戻った収一は庭にいたみや子を抱きしめたが拒まれてしまった。彼女のことが好きで好きでたまらない収一は思わずみや子の首に両手を掛けるが、我に返り自室に籠った。彼女の気持ちを自分に向けさせるにはどうすればいいのかと思い悩むが、自分が消えるか彼女を消すかの二択に迫られ引き出しの中に納められていた拳銃を取り出すと弾を込めた。そこに買い物へ行くと言うみや子がやってきたため慌てて拳銃を隠すが、その言葉が信じられない収一は尾行することにした。

屋台的映画館

クレージー作戦 くたばれ!無責任

  • posted at:2023-03-09
  • written by:砂月(すなつき)
くれーじーさくせんくたばれむせきにん
東宝
配給:東宝
製作年:1963年
公開日:1963年10月26日 併映「大盗賊」
監督:坪島孝
製作:渡辺晋 安達英三朗
脚本:田波靖男
撮影:遠藤精一
美術:小川一男
録音:藤縄正一
照明:大野晨一
整音:下永尚
音楽:広瀬健次郎
主題歌:「ホンダラ行進曲」ハナ肇とクレージーキャッツ
監督助手:木下亮
編集:武田うめ
合成:松田博
現像:東京現像所
製作担当者:井上卓之
出演:植木等 ハナ肇 浜美枝 藤山陽子 淡路恵子
シネマスコープ カラー 92分

新興企業のがむしゃらな宣伝に押され鶴亀製菓の売り上げは右肩下がりとなっていた。そこで石黒専務は打開策として新製品の開発に着手した。そして出来上がったのが、飲めば忽ちファイトが湧いて猛然とハッスルする「ハッスルコーラ」という名の清涼飲料水だった。このコーラの中には軽い興奮剤のような物が入っており、被験者に選ばれたのは無気力な総務課の田中太郎だった。会議室に呼ばれた太郎は重役たちが見守る中で試飲させられるが特に変化はなし。だが会議室を出たところで突然その効果が現れた。気持ちが昂った彼は会議室に引き返すと我々も大いに頑張りますから皆さんも大いにハッスルして伝統のある鶴亀製菓の危機を打開しましょうと演説した。人が変わった太郎が自分の席に戻りバリバリと仕事を始めると、その迫力に圧倒された大沢丑松課長は唖然とした。

仕事が終わると太郎は同僚の河野玲子の誘いでプールに行った。仕事が出来てスポーツ万能の太郎に玲子は惚れ直した。泳ぎ方を教えて欲しいとお願いするが、太郎はちょっと待ってねと用を足しに行った。ところがおしっこと一緒にコーラの成分が出てしまい太郎はまた元の性格に戻ってしまった。プールに戻ると玲子は若い男たちに囲まれており、彼女を助け出したもののパンチ一発で伸されてしまった。呆れた玲子は太郎を残して帰って行った。

太郎が団地に帰ると専務秘書の小谷民夫と彼の恋人でエレベーターガールの久保田美奈子が訪ねてきた。民夫は追加のコーラを持ってきたのだが、本当の用事はそれではなかった。女癖の悪い石黒が美奈子に秘書にならないかと誘ってきており、彼女を守りたい民夫は人が変わって何でもズバズバと進言出来るようになった太郎をとても羨ましく思っていたのだ。太郎はコーラがまるでポパイのほうれん草のような働きだったと説明するが、民夫は信じようとしなかった。

屋台的映画館
ごうごうせんたいぼうけんじゃーざむーびーさいきょうのぷれしゃす
劇場版「カブト・ボウケンジャー」製作委員会(東映=東映アニメーション=テレビ朝日=東映ビデオ=アサツーディ・ケイ=東映エージエンシー=バンダイ)
配給:東映
製作年:2006年
公開日:2006年8月5日 併映「劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE」
監督:諸田敏
製作:福湯通夫 高橋浩 亀山慶二
企画:鈴木武幸 梅澤道彦 日達長夫 竹中一博 永井秀之 福中修
プロデュース:日笠淳 宇都宮孝明 シュレック・ヘドウィック 矢田晃一
原作:八手三郎
脚本:會川昇
音楽:中川幸太郎
撮影:松村文雄
美術:大谷和正
照明:堀直之
編集:すながひろし
記録:渋谷康子
整音:渡辺典夫
助監督:加藤弘之
進行主任:遠藤聖一
計測:岩崎智之
装置:紀和美建
装飾:山口康孝 高津装飾美術
絵コンテ:なかの★陽
衣裳:滝口晶子
美粧:佐藤泰子
操演:寺門勇
モニターワーク:小林真吾
音響効果:阿部作二
選曲:みやばかつゆき
スタジオエンジニア:小林喬
光学録音:薄井洋明
ネガ編集:橋場恵
タイトルバックHD編集:緩鹿秀隆 古澤美奈子
仕上担当:八木明広
現像・技術協力:東映ラボ・テック
視覚効果:沖満
デジタル合成:日本映像クリエイティブ マリンポスト キューテック
特撮:(株)特撮研究所
VFXスーパーバイザー:足立亨
音楽プロデューサー:前山寛邦
主題歌:「轟轟戦隊ボウケンジャー」NoB
キャラクターデザイン:篠原保 原田吉朗
イラスト:野口竜
企画協力:企画者104
資料担当:葛西おと 松井大
デザイン協力:プレックス
造型:レインボー造型企画
スチール:吉村茂樹
プロデューサー補:大森敬仁 泉谷裕
製作デスク:青柳夕子
製作担当:谷口正洋
製作協力:東映テレビ・プロダクション
特撮監督:佛田洋
アクション監督:石垣広文
出演:高橋光臣 齋藤ヤスカ 三上真史 中村知世 末永遥
アメリカンビスタ カラー 33分

世界各地で失われかけている貴重な宝を集める民間団体・サージェス財団。その宝は古代文明の遺物、沈没船や秘境に残された財宝、絶滅寸前の動物など多岐にわたった。そして現代の科学水準を遥かに超えた危険な力を持つ秘宝(プレシャス)を見つけ出し守り抜くために精鋭チーム・ボウケンジャーが結成された。

苦しい戦いが続く中、久々の休暇をもらったボウケンジャーの5人(明石暁、伊能真墨、最上蒼太、間宮菜月、西堀さくら)はホテルのプールで遊んでいたが、菜月が誤って暁の腕時計を水中に落としてしまった。同じ頃、街中に突然巨大な岩山が出現し同時に目覚めたミューズという少女がメッセージを発信した。それは「強き者に素晴らしい古代からのプレシャス(文明の遺産)を受け継いで欲しい」というものだった。そのメッセージを聞いて活動を開始したのは保護活動を行うボウケンジャーだけでなく、彼らの仇敵であるゴードム文明の指導者・大神官ガジャやジャリュウ一族の長・創造王リュウオーン、そしてダークシャドウの闇のヤイバと風のシズカまでもが動き出した。四つ巴の戦いを制したボウケンジャーだったが、遅れてやってきたクエスタのガイとレイに妨害された。二人が操縦するクエスターロボは岩山に近づくが、6番目の戦士・ボウケンシルバー(高丘映士)が乗るサイレンビルダーが食い止めた。彼が時間を稼ぐ間に暁たちは岩山をよじ登るが、そこに割って入ったのはカウボーイハットの男だった。その正体は暁の父でUMAハンターの虹一だった。

自室で研究をしていたサージェス財団の技術者・牧野森男は何処かで岩山のことの見た気がしていた。棚から関連の本を探し出してページをめくると岩山と同じような絵が描かれていたおり、論文を読んで唖然とした。そこには恐竜が絶滅したのは隕石衝突が原因ではなくそれよりも前に死滅していたという説が載っていたが、それを提唱したのが虹一だったのだ。岩山で同じことが起こることを恐れた牧野はボウケンジャーの身を案じた。

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