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ハッピーフライト

  • posted at:2022-10-22
  • written by:砂月(すなつき)
はっぴーふらいと
フジテレビジョン=アルタミラピクチャーズ=東宝=電通
配給:東宝
製作年:2008年
公開日:2008年11月15日
監督:矢口史靖
製作:亀山千広
エグゼクティブプロデューサー:桝井省志
企画:石原隆 小形雄二 島谷能成 中村光孝
プロデューサー:関口大輔 佐々木芳野 堀川慎太郎
脚本:矢口史靖
脚本協力:矢口純子
音楽:ミッキー吉野
主題歌:「COME FLY WITH ME」FRANK SINATRA
撮影:喜久村徳章
照明:長田達也
録音:甲斐匡
美術:瀬下幸治
装飾:秋田谷宣博
整音:郡弘道
編集:宮島竜治
記録:松澤一美
キャスティング:吉川威史
助監督:山口晃二
製作担当:荒木正人 齋藤玉恵
特撮監督:佛田洋
VFXスーパーバイザー:野口光一
VFXプロダクションマネージャー:横尾裕次
製作プロダクション:アルタミラピクチャーズ
出演:田辺誠一 時任三郎 綾瀬はるか 吹石一恵 田畑智子
シネマスコープ カラー 103分

副操縦士の鈴木和博はホノルル行き1980便で路線訓練の試験に合格すれば、OJT(On the job training=実践しながらの訓練)終了となり機長に昇格する。幸いなことに試験教官は温厚な望月教官が担当することになっていたことから和博は楽勝だと考えていた。ところが当日になって望月が風邪をこじらせてしまい、代わりにやってきたのは厳しさで知られる原田教官だった。シミュレーターの操縦訓練では難解なプログラムを前にしてパニックに陥っており、今度こそうまく出来るか心配でたまらなかった。

新人キャビンアテンダントの斎藤悦子は同僚の田中真里や高田郁美とともに1980便で初めて国際線フライトに乗務することとなっていたが、搭乗開始前のブリーフィングに遅刻した。そこで待っていたのは鬼チーパーとして恐れられているチーフパーサーの山崎麗子だった。離陸前の室内作業で段取りがわからずモタモタしていると手慣れたCAたちから睨まれた。

出発前の点検で飛行中の速度を計るピトー管を凍結から守るヒーターの一部とスタートバルブに故障が見つかったが、若い整備士の中村弘樹は先輩の小泉賢吾の指示を仰がずに勝手に作業を始めた。出発時間が迫る中、気が気ではない小泉は7分でやれと命令した。

空港カウンターでも騒動が起きていた。1980便のエコノミー席が三席オーバーセールとなっており、吉田美樹は三人の家族連れを優先するためにビジネス席からファースト席に一人、老夫婦をエコノミー席からビジネス席に移動させた。問題は一席残ったビジネス席だったが、美樹はサラリーマン風の男性と交渉して快く聞き入れてもらった。その様子を見たグランドスタッフの木村菜採は後輩の成長を喜んだ。

OCC(オペレーションコントロールセンター)に気象状況を問い合わせ、問題ないことを確認した和博は原田にそのことを報告した。そして四つあるピトー管はヒーターの故障が一つだけであれば修理の持ち越しが可能なのでこのまま出発出来ると自信なさげに言うと、原田はいいだろうと親指を立てた。和博の口からは安堵のため息が漏れた。

屋台的映画館
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網走番外地 大雪原の対決

  • posted at:2022-10-19
  • written by:砂月(すなつき)
あばしりばんがいちだいせつげんのたいけつ
東映(東京撮影所)
配給:東映
製作年:1966年
公開日:1966年12月30日 併映「兄弟仁義 関東三兄弟」
監督:石井輝男
企画:植木照男
原作:伊藤一
脚本:石井輝男 松田寛夫 神波史男
撮影:稲田喜一
録音:広上益弘
照明:大野忠三郎
美術:藤田博
編集:鈴木寛
助監督:野田幸男
進行主任:白浜汎城
現像:東映化学工業
音楽:八木正生
主題歌:「網走番外地」高倉健
協力:士別市
出演:高倉健 嵐寛寿郎 田中邦衛 大原麗子 由利徹
シネマスコープ カラー 89分

雪国の網走刑務所では野外での過酷な作業が行われていたが、看守の木暮が風邪をこじらせた秀に対してサボるなと鞭を振るった。見兼ねた橘真一が雪玉を投げつけて止めさせると、頭に血が上った木暮は誰がやったんだと怒鳴った。すると白熊が点数稼ぎにこいつがやったと橘を名指ししたため騒動が起きた。自分が悪かったと秀が木暮にすがりついたことで何とか治まったが、白熊は別のことを考えていた。抵抗の恐れがあるとして縄を掛けられた橘は材木を運ぶ橇の後ろを歩かされたが、白熊はわざと馬を暴走させた。すると馬橇は進路を外れて谷へ落ちて行ったが、引きずられた橘は木にしがみついて難を逃れた。木暮は事故に秀が拘わっていると睨み懲罰房へ連れて行くと拷問した。更に今回の不始末は第三房の連帯責任だとして飯抜きを命じたが、橘や大槻たちは無視して食べ懲罰房に入れられた。

翌日、谷へ落ちた囚人たちの遺体を引き上げる作業が行われた。秀が事故の首謀者の疑いが掛けられていると橘に打ち明けると、絶対に心にもないことをしゃべるなと釘を刺された。引き上げる作業は終了したが、遺体の数と行方不明社の数が合わなかった。顔に損傷を受けて身元がわからない遺体が二体あったが、行方不明者は18番、29番、50番の三人だった。大槻からその話を聞いた橘は顔が事故で潰れたのではなく意図的に潰されたんだと言った。その三人の中で脱走を謀るのは18番の白熊しか考えられなかった。木暮が脱走の責任を秀になすりつけようとしているのがわかっており何とか助けられないかと思案していた。だがその矢先に秀は死んだ。

半月後、刑期満了で出所した橘は木暮を待ち伏せし、苦しんで死んで行った秀のお礼参りをした。そして気が済むまで痛めつけると骨壺を彼の故郷へ届けることにした。街についた橘は道中で知り合い勝手についてきた男・吉岡と酒場に入ったが、ホステスと話しているうちにその店が長年世話になっている鬼寅の持ち物であることを知った。挨拶するために待っていたが、そこに現れたのは似ても似つかぬ男だった。

屋台的映画館

赤胴鈴之助 鬼面党退治

  • posted at:2022-10-16
  • written by:砂月(すなつき)
あかどうすずのすけきめんとうたいじ
大映(京都撮影所)
配給:大映
製作年:1957年
公開日:1957年8月13日 併映「銭形平次捕物控 女狐屋敷」
監督:安田公義
製作:酒井箴
企画:土田正義
原作:武内つなよし
潤色:穂積純太郎
脚本:岡本繁男 松村正温 吉田哲郎
撮影:相坂操一
録音:海原幸夫
音楽:渡辺浦人
美術:内藤昭
照明:島崎一二
編集:西田重雄
製作主任:村上忠男
作詞:藤島信人
作曲:金子三雄
主題歌:コロムビアレコード ビクターレコード
装置:本島陽三
装飾:海老瀬弥一
背景:北条三郎
美粧:小林昌典
結髪:布谷美代子
衣裳:黒澤好子
擬斗:宮内昌平
記録:梶谷美子
普通写真:藤岡輝夫
助監督:多田英憲
撮影助手:森田富士郎
録音助手:近藤正一
照明助手:斉藤良章
移動効果:宇野薫
音響効果:倉島暢
美術助手:上里忠男
演技事務:沢三郎
進行:西郷悦久
出演:梅若正二 林成年 三田登喜子 市川和子 春風すみれ
スタンダード モノクロ 49分

三人の浪士が鬼面の一団に襲われ次々と斬られた。最後の一人に刃が迫るとその男は懐の巻物を崖下の谷川へ投げ込んだのだった。そこに通り掛かったのは剣の師である千葉周作のもとを離れて武者修行に出た赤胴鈴之助だった。助太刀をした彼は鬼面の男たちを追い払うと背中に刀傷を負った男を抱き起した。男は堀家の遺臣三上右京と名乗り、宝が白峯寺の地下にあることを堀家の息女かおる姫に伝えて欲しいと言って息を引き取った。鈴之助は沼津城下の茶道指南辺見宗休の屋敷を訪ねたが、娘は右京なる男に心当たりがないし自分もかおる姫ではないと言った。今わの際まで姫と堀家再興の事を案じていたと説明し右京の形見の品を見せると、彼女の隣にいた宗休がどうかお引き取りくださいと苛立たし気に言った。困った鈴之助が屋敷を後にすると娘は泣き崩れた。

谷川に落ちた巻物を拾ったのは野宿をしていた火京物太夫と岳林坊だった。物太夫はそれが数年前に御家断絶に遭った堀家が遺した秘宝にまつわる巻物だと知って驚いた。二人は城下より西へ三里にある白鳳寺に向かっていたが、その途中で立ち寄った茶屋の女将からよした方がいいと言われた。その寺は長い間住む者がなく荒れ果て、そのためか祀っていた山犬神が時々人々に災いを起こすため村人は誰も近づかないのだという。それを聞いて岳林坊は縮み上がったが、物太夫は武芸者の威信を掛けて化け物退治をしてやると息巻いた。怖気づいた岳林坊の尻を叩いて寺に着くと早速門を開けて中に入った。鳩の羽音に驚いた岳林坊が床の穴に落ちたが、そこは地下への抜け穴だった。通路を進んで行くと何処からか女のすすり泣く声が聞こえ、その先にいた女が振り向くと中央に目が一つしかなかった。そこに現れた山犬神は巻物を渡せと迫り渡さなければ吹き矢で目を潰すと警告した。恐ろしい目に遭いこれ以上災いが降り掛かってはたまらないと井戸の穴から逃げようとした。ところがそこにやってきた鈴之助と鉢合わせになり逃げるに逃げられなくなった。鈴之助の祖父鉄斎は物太夫が道場破りを行った際に負った傷が原因で命を落としたのだ。

屋台的映画館

お色気戦隊 熟レンジャー

  • posted at:2022-10-12
  • written by:砂月(すなつき)
おいろけせんたいじゅくれんじゃー
応援団
配給:応援団
製作年:2012年
公開日:2012年3月15日
監督:中西りょうた
エグゼクティブ・プロデューサー:高橋正
プロデューサー:鈴木宏美 角田俊久 木村昭宏 笹本照美
アソシエイト・プロデューサー:森川洋一
キャスティング・プロデューサー:上谷忠
ライン・プロデューサー:金子尚樹
原案:中島淳彦 中西良太
脚本:中島淳彦 中西良太
音楽:碇英記
撮影監督:小山田勝治
録音:沼田和夫
美術:大島政幸
編集:目見田健
助監督:足立内仁章
アクション監督:竹田直樹
制作担当:森満康巳
衣裳:村島恵子
音響効果:松浦大樹
メイク:岩浅美都子
スチール:大崎正浩
MAエンジニア:若林大記
制作協力:有限会社フィルム・クラフト
制作:株式会社RIKU
企画:株式会社応援団
出演:麻丘めぐみ 月船さらら なかじままり 藤川千景 岡田ひかり
アメリカンビスタ カラー 102分

月の地下都市に住む第二十一代かぐや姫は、かぐや一族が自分の代で滅亡することを危惧しタネヂカラのある男を望んでいた。長老の月形半平と相談し、一族の中からムーンパワーの強い5人の女を選抜し2011年に地球に派遣したのだが未だ良い知らせは届いていなかった。半平は1969年にアポロという宇宙船が月へやってきた際にC.J.アームストロングという名の船長から名刺をもらったのだが、彼はNASAの裏組織であるDASAに所属していた。その組織は表沙汰に出来ない地球外生命体などを調査、研究を行っており、その日本支部が宇宙船で有力な男を運んできたはずだったが、その後どうなったかコロッと忘れていたのだ。半平は名刺に書かれた番号に確認の電話をしてみることにした。

姫の相手を探すべく地球に送り込まれたのは赤松竹子、青木信子、緑川幸子、黄内さなえ、桃井早紀の熟レンジャー5人組だった。DASA日本支部局長・黒木要之助は熟レンジャーを呼び出すとミッションについて説明した。民民党は国の予算削減のための事業仕分けを行っているが、それを仕切る国会議員の方丈連子がDASAの予算を槍玉に挙げたのだ。連子の暴挙を阻止するために要之助は5人に彼女の男関係などのスキャンダルを見つけるように命じたのだった。DASAの予算が削られればかぐや一族への支援もなくなる。竹子たちは気が乗らなかったがミッションをやり遂げることに決めた。

姫の相手探しを手っ取り早く行う方法。それはスナックで働くことだった。そうすれば男たちは女を求めにやってくるし資金も稼げるのだ。一方、信子とさなえが国会議事堂近くで張り込んでいたところ連子を乗せた車が通り掛かった。すると彼女はどうして二番目じゃダメなのと激怒し第二秘書の樋口ひろゆきを引きずり下ろしたのだった。信子は車を追い掛け、さなえは落ち込む樋口に声を掛けてスナックに誘った。すると彼の愚痴は留まることを知らず、気が緩んで「二番目」が不倫相手の意味であることをしゃべってしまった。気づいたときは後の祭りで、竹子はすぐさま黒木に報告した。一方で連子を本気で愛する樋口のような情熱を持った男がかぐや一族に一人もいないことを彼女は残念に思っていた。

屋台的映画館

白昼の無頼漢

  • posted at:2022-10-09
  • written by:砂月(すなつき)
はくちゅうのぶらいかん
ニュー東映(東京撮影所)
配給:ニュー東映
製作年:1961年
公開日:1961年11月1日
監督:深作欣二
企画:大賀義文
脚本:佐治乾
撮影:星島一郎
録音:大谷政信
照明:原田政重
美術:近藤照男
音楽:河辺公一
編集:田中修
助監督:田口勝彦
進行主任:澁谷幹雄
出演:丹波哲郎 中原ひとみ 曽根晴美 久保菜穂子 八代万智子
シネマスコープ カラー 82分

人里離れた屋敷にやってきたのはいずれも脛に疵持つアメリカ人のジョン・ケンディとその妻のアン、そしてラジオ店を営む金山正夫だった。ケンディは浪費家の妻のために部下が持っていた軍隊の鉄砲を日本のヤクザに売り飛ばして免職となり、ほとぼりが冷めたところで再び日本に舞い戻った。金山こと韓国人の洪金成は朝鮮半島の北と南を二股掛けたスパイで革命が起こると日本に逃げ込んだ。そんな彼らを招いたのは宮原という男だった。宮原は情婦の亜紀、弟分の三郎を紹介すると頭の中に描いた計画を披露した。東京にはアメリカ軍の経理を代行するニューヨークシティー銀行があり毎週木曜日に基地まで現金を送り届けている。危険は承知だが人数さえ揃えば50万ドルを強奪することは可能だ。そこに遅れてきた色魔の黒人アメリカ兵トム・トゥエインが加わると、宮原はやるかやらないかの返事は明日の朝聞くと言った。そしてノーなら今夜のうちに出て行ってもいいが、その場合には命の保証はないと釘を刺した。

翌朝、食卓には全員が揃っていた。金山が分け前について口にすると、宮原は俺が発案者だから50万ドルのうちの30万ドルをもらい、残りの20万ドルを6人で分ければいいと言った。一人頭5万ドルになると言うが、それでは計算がおかしいと金山は反発した。すると宮原は笑いながら6人のうち2人は死ぬからちゃんと合うと言った。その後、ルートの下見を行い、現金輸送車が銀行を午前10時に出発することや道路事情などを細かく調べ上げた。輸送車を追う者と二股地点で見張る者の他に襲撃地点で待ち伏せる者を7人で分担する必要があり、そのためにはチームワークが欠かせなかった。だがケンディは白人以外の者たちを毛嫌いし特にトムにはつらく当たった。そのトムはというとアンや亜紀に色目を使っていた。彼のせいでチームが崩壊してしまうと考えた三郎は宮原と相談し特殊バーで働く混血の花子を与えることにした。だがトムは彼女を同胞のように感じ抱こうとしなかった。同じ頃、屋敷に現れたのは基地周辺に根を張るヤクザの芝山だった。彼は舎弟を殺した男を追っていたが、それがトムだとわかり宮原の後をつけてきたのだ。だが札束を見せられても宮原は動じなかった。計画が終了するまでは人手が不足することを避けたかったからだ。

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