映画「夏への扉」製作委員会(アニプレックス=東宝=ハピネット=ベンチャーバンクエンターテインメント=日本出版販売=サイバーエージェント=早川書房=ローソンエンタテインメント=ブリッジヘッド=CREDEUS)
配給:東宝=アニプレックス
製作年:2021年
公開日:2021年6月25日
監督:三木孝浩
製作:岩上敦宏 市川南 佐々木卓也 鷲見貴彦 奥村景二 藤田晋 早川浩 渡辺章仁 小川真司 松橋真三
エグゼクティブ・プロデューサー:Vince Gerardis Takenari Maeda
企画・プロデュース:小川真司 村田千恵子
プロデューサー:松橋真三 里吉優也
アシスタント・プロデューサー:新宅洋平
原作:ロバート・A・ハインライン
脚本:菅野友恵
撮影:小宮山充
照明:木村匡博
録音:久連石由文
美術:井上心平
装飾:遠藤善人
編集:和田剛
スクリプター:古保美友紀
音響効果:松浦大樹
VFXスーパーバイザー:荻島秀明
モーショングラフィックス:吉田孝侑
スタイリスト:望月恵
ヘアメイクデザイン:倉田明美
キャスティング:梓菜穂子
助監督:甲斐恵美理
ラインプロデューサー:齋藤悠二
音楽:林ゆうき
主題歌:「サプライズ」LiSA
挿入歌:「CROSS RORD」Mr.children
音楽プロデューサー:北原京子
制作幹事:アニプレックス 東宝
制作プロダクション:CREDEUS
出演:山崎賢人 清原果耶 夏菜 眞島秀和 浜野謙太
アメリカンビスタ カラー 118分
三億円事件の犯人が逮捕された1968年に高倉宗一郎は生を受けたが、その代わりに母親は他界した。そしてその17年後には父親が母親のもとへ旅立って行った。猫のピートと出会ったのは同じ頃で、宗一郎に家族が出来たのもまた同じ頃だった。父親と同じ大学の教授で親友でもあった松下功一が引き取ってくれたのだ。それからの数年間、宗一郎は大学で電子工学を、自宅の研究室では功一から機械工学を学んだ。幸せな日々は永遠に続くかと思われたが、飛行機墜落事故によって松下夫妻が亡くなり、中学生になった娘の璃子は叔父の松下和人のもとで暮らすことになった。宗一郎は一緒に暮らすうちに自分にとって大切な人だと思うようになった彼女への思いを断ち切り再びピートと二人暮らしを始めた。
3年後の1995年3月1日。宗一郎は功一が遺した家で家庭用ロボット・A1の製作を行っていた。彼はA1の研究開発と同時に功一が行っていたプラズマ蓄電池の開発も行っていた。その蓄電池が実用化されればあらゆる機械が充電を必要としなくなり、今進めているロボット開発も飛躍的に進歩させることが出来るのだ。その夜、和人の婚約者の白石鈴が訪ねてきた。宗一郎は開発に専念するために和人と共同経営している会社・フューチャーワークエンタープライズ(FWE社)の株を役員の鈴に譲渡することになっており、彼女はその契約書を持ってきたのだ。鈴は宗一郎が書類にサインをするとおもむろにキスをした。
3月8日、宗一郎は突然FWE社の社長室に呼び出された。そこに鈴が入ってくると和人は唐突に臨時の株主総会を始めると言った。新規事業計画を手渡され戸惑う宗一郎に、和人はいち早く業界のトップに立つためにA1を市販し会社の規模を拡大すると言った。その理由は開発費が掛かり過ぎるからだ。宗一郎はまだ早いと考えていたが、和人はA1の権利を売り渡し資本援助を受ければいいと言った。その話に興味を持ったマニックスグループが手を挙げており、和人は例え傘下に入ったとしてもお前が開発を止める必要はないと言った。自分が作り上げた物を他人に渡したくない宗一郎は反対するが、採決により可決された。鈴が自分に肩入れすると思っていた宗一郎はこの時ようやく騙されていたことに気づいたのだった。会社を追われA1や蓄電池まで失った彼は現実逃避をするために巷で話題になっている冷凍睡眠保険を最長30年で契約することにした。そして璃子が20歳になった時に手元にあるFWE社の全ての株を譲渡する条件を追加した。
屋台的映画館
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