「七瀬ふたたび」製作委員会(バンダイビジュアル=IMJエンタテインメント=EPICレコードジャパン=キュー・テック=小椋事務所)
配給:IMJエンタテインメント
製作年:2010年
公開日:2010年10月2日
監督:小中和哉
製作:川城和実 樫野孝人 一志順夫 堀徹
プロダクションスーパーバイザー:上村俊介
プロダクションサポート:藤下忠男 納谷僚介
プロデューサー:小椋悟
アソシエイトプロデューサー:安斎みき子
原作:筒井康隆
脚本:伊藤和典
撮影:西久保弘一
照明:白石宏明
美術:大庭勇人
衣装:宮本まさ江
編集:松木朗
特殊視覚効果:泉谷修
音楽:岸利至
サウンドデザイン:岩浪美和
助監督:小原直樹
制作担当:金子哲男
キャスティング:おおずさわこ
スクリプター:松隈理恵
ヘアメイク:貴島貴也
スチール:佐藤芳夫
主題歌:「flashback trip syndrome」school food punishment
企画・製作プロダクション:小椋事務所
配給協力:マジックアワー
出演:芦名星 佐藤江梨子 田中圭 前田愛 ダンテ・カーヴァ―
アメリカンビスタ カラー 105分
商事会社社長の西尾が変死体で見つかった。自宅マンションで自ら拳銃で頭を撃ち抜き、その銃声を聞いた隣の住民の通報によって発見された。駆けつけた警官は管理人のマスターキーでドアロックを解除し、掛けられていたドアロックを切断して室内に踏み込んだ。現場は完全な密室で、窓は内側からロックされていた。この状況から西尾は自殺したと考えられていたが、検視の結果、意外なことが明らかになった。彼は右腕を骨折していたのだ。この事件には謎が多かったが、仮にこれが殺人事件だとした場合、容疑者と考えられるのは西尾の死の1時間前に訪問した女性だった。エレベーターに設置された防犯カメラには訪問時の映像はあったが、帰りはなかった。おそらくエレベーターではなく非常階段を使ったものと思われた。西尾は非合法カジノ「ゼウス」の常連客で、カードを専門にしてかなり稼いでいた。女性は事件の数日前からこのカジノに通い詰めており、西尾と話し込む姿が目撃されていたが、事件を境に店に姿を見せなくなった。そして関連は不明だが同時期にバーテンダーのヘンリー・フリーマンも姿を消したのだ。女性は小学校低学年くらいの男児を連れて近くのビジネスホテルに泊まっていたが、宿泊名簿の記載内容はデタラメだった。警視庁は唯一あるエレベーターの防犯カメラ映像を手掛かりにして女性の行方を捜すことになった。
旅先のマカオで知り合った真弓瑠璃と帰国した火田七瀬は空港でただならぬ気配を感じた。そして何者かの殺意を感じ取った彼女は心に掛金を掛けると混雑に紛れてその場を後にした。人の心の中を読むことが出来るテレパスの七瀬は瑠璃が危険な人物ではないことがわかるとしばらく東京で遊ぼうと誘った。ホテルにチェックインすると七瀬は隠れ家としている森の中の一軒家に電話を掛けた。そこに住むのはテレパスの山沢ノリオとテレキネシスのヘンリーだった。七瀬は自分の力を使って国内のカジノで活動資金を稼いでいたが、その力がマークされるようになったためやむなくマカオへ飛んだのだ。二人が無事であることを確認した彼女がひと息ついていると呼び鈴が鳴った。ホテルのスタッフが贈り物を届けに来たのだ。その中には一台の携帯電話が入っており、瑠璃に聞かれないように部屋を出るとすぐに着信音が鳴った。その相手は以前電車の中で会った予知能力者の岩淵了だった。彼は俺に出来ることはあんたに注意を促すことだけだと言い、水族館で働いているあんたの知り合いと連絡を取るべきだとアドバイスした。そしてなるべく一人だけで行動することは控えるべきだと警告した。
屋台的映画館
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