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透光の樹

  • posted at:2024-08-23
  • written by:砂月(すなつき)
とうこうのき
東洋コンツェルン
配給:シネカノン
製作年:2004年
公開日:2004年10月3日
監督:根岸吉太郎
プロデューサー:岡田裕
原作:高樹のぶ子
脚本:田中陽造
音楽:日野皓正
題字:徳田八十吉
撮影:川上皓市
照明:熊谷秀夫
美術:小川富美夫
編集:鈴木晄
録音:阿部茂
整音:橋本泰夫
スクリプター:白鳥あかね
助監督:高橋正弥
製作担当:田中盛広
ラインプロデューサー:川崎隆 増田悟司
アソシエイトプロデューサー:佐藤紳司
石川渉外担当:小澤秀樹
主題曲:「Ember」日野皓正
製作プロダクション:スタッフ東京 イマージュ アルゴ・ピクチャーズ
出演:秋吉久美子 永島敏行 高橋昌也 吉行和子 平田満
アメリカンビスタ カラー 121分

昭和63年、映像制作会社社長の今井郷は自社でプロデュースする旅番組に協力することになっている大学教授に挨拶するために熊谷プロデューサーと金沢へ向かった。三人は料亭で食事をしていたが、いつしか話題は刀鍛冶のことになった。今井は25年前の駆け出しのADだった頃に山崎火峯という刀鍛冶のドキュメンタリー番組に携わったが、その番組の一部をディレクターの岩田が使いたいと言ったことがきっかけでそのことを思い出したのだ。大学教授は、鶴来町の名は剣からきており昔から腕のいい刀鍛冶が多かったことからそう呼ばれるようになったと言った。今井が山崎火峯について尋ねると、気難しくて腕のいい男でだいぶ前に店を畳んで金劒宮という神社の方にいると聞いたが今はどうなったか知らないと言った。店を出ると今井は地元局への挨拶を熊谷に任せ、自分は鶴来へ行くことにした。

鶴来へ行って欲しいとタクシーを走らせるが、今井の記憶には畑の中にポツンと一本杉がある風景しかなかった。今はそれもすっかり変わっていたのだ。とりあえず金劒宮の方へ向かうと、何となく見覚えがあるような女性に出会った。そこで山崎火峯さんにお宅ではありませんかと尋ねると、彼女がその娘で当時高校生だった千桐であることがわかった。彼女が今井を部屋へ招き入れると奥の部屋に火峯がいた。多額の借金を抱えた千桐は寝たきりになった火峯を介護しながら離婚した夫との子である眉と3人で暮らしていた。

東京に戻った今井は千桐に電話を掛けある提案をした。それは借金を肩代わりする代わりに愛人にしたいというものだった。今井は当然断られるものだと思っていたが、千桐は私でよかったらお願いしますとあっさり了承した。それを聞いた今井が驚き躊躇すると彼女は黙って電話を切った。しばらくの間連絡が途絶えていたが、ある日会社に千桐から葉書が届いた。そこには平泉寺に咲いたカタクリの花をお見せしたいと書いており、それが自分を欲しているというメッセージだと読み取った今井は鶴来へ向かった。

屋台的映画館
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継承盃

  • posted at:2024-08-20
  • written by:砂月(すなつき)
けいしょうさかずき
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1992
公開日:1992年8月29日
監督:大森一樹
企画:佐藤雅夫
プロデューサー:奈村協 厨子稔雄 天野和人
脚本:松田寛夫
撮影:仙元誠三
照明:渡辺三雄
美術:佐野義和
録音:伊藤宏一
編集:比嘉一郎
記録:江口由紀子
整音:荒川輝彦
装置:梶谷信男
装飾:西川由紀夫
背景:西村三郎
衣裳:豊中健 宮川信男
美粧:鳥居清一
結髪:山田真佐子
擬斗:上野隆三
音楽:加藤和彦
編曲:国吉良一
主題歌:「夕映え」吉田拓郎
音楽プロデューサー:高桑忠男
音楽製作:東映音楽出版株式会社
企画協力:藤映像コーポレーション
進行主任:長岡功
出演:真田広之 古手川祐子 緒形拳 川谷拓三 隆大介
アメリカンビスタ カラー 119分

ある雪が降る夜、体調を崩していた堂場組組長・堂場英吉が引退を表明した。彼が跡目として指名したのは花村組組長の花村利光だった。堂場は大掛かりな継承式をしたいと考えていたが、花村は1992年3月に暴力団対策新法が施行された今下手に警察やマスコミを刺激するのはいかがなものかと進言した。規模を縮小して一日で済ませるようにしてはどうかと提案するが、堂場はこの俺が戦後の闇市から手塩に掛けて育て上げた組織の初めての継承式だからやりたいようにやると譲らなかった。花村は反対だったが立場が弱いため黙って従うことにした。やるからには立派な式にしたいと考え準備執行委員長に兄弟分の田渕を、そして補助として取り仕切る役目に仙藤を指名した。その後の会議で式日が半年後の七月吉日に、臨時上納金の金額や式場も決定した。そして二者の仲立ちを行う取持人や儀式を取り仕切る媒酌人も決まったが、継承式の四日前になって媒酌人の雁金が入院した。

緊急事態に仙藤は頭を抱えていた。半年掛けて取持人の選定や出席する親分衆の序列、式場の手配など準備を整えてきたが、まさか媒酌人なしで式を行うなんて出来るはずがない。雁金は今回の入院が検査だと主張し媒酌人をやる気でいたが、万が一のことを考え控え役の媒酌人を用意する必要があった。雁金の耳に入れないために別の筋から見つけなくてはならない。そこで仙藤は弟分の繁田に、彼がテキヤ時代に世話になった常州梅ヶ崎一家の親分を連れてこいと命じた。

継承式の三日前、繁田は新入りの吉成正一を連れて梅ヶ崎一家のある常州へ向かった。ところがその途中で繁田がハンドル操作を誤り車は横転、田んぼの中に突っ込んだのだった。車外に這い出た吉成は電話で仙藤に助けを乞うが、救急車なんて呼んだら警察に事情を聞かれるだろうがと怒鳴られた。何が何でも今日中にお前が親分を東京へ連れてこいと命じられた吉成は、気を失った繁田を放置したまま支度金を持って目的地へ向かうことになった。命令を完遂出来なければ地獄が待っていることを知っている吉成は農家のオヤジから馬を借り、電車を乗り継ぎ、レンタカーを飛ばして何とか辿りついたのだった。コワモテの親分・門田大作を前に吉成は震えながら事情を説明した。そして支度金を差し出すと門田はあっさりと受け入れた。

屋台的映画館

女の穴

  • posted at:2024-08-17
  • written by:砂月(すなつき)
おんなのあな
「女の穴」製作委員会(VAP=アイエス・フィールド=徳間書店=ダブ)
配給:アイエス・フィールド アルゴ・ピクチャーズ
製作年:2014年
公開日:2014年6月28日
監督:吉田浩太
製作:岡本東郎 嶋田豪 平野健一 宇田川寧
プロデューサー:行実良 若林雄介
アソシエイトプロデューサー:関顕嗣
原作:ふみふみこ
脚本:吉田浩太
撮影:山崎裕典
照明:岩切弘治
録音:小原善哉
美術:露木恵美子
装飾:斉藤暁生
衣裳:金田あずさ
ヘアメイク:ホリグチユキエ
キャスティング:田端利江
助監督:川松尚良
制作担当:村松大輔
編集:高良真秀
VFXスーパーバイザー:大萩真司
整音:九連石由文
音響効果:井上奈津子
ポストプロダクションプロデューサー:篠田学
音楽:松本章 一塚優絵
主題歌:「女の穴」MAMADRIVE
主題歌プロデュース:知念亮典
製作プロダクション:ダブ
出演:市橋直歩 石川優実 小林ユウキチ 布施紀行 青木佳音
アメリカンビスタ カラー 95分

ある秋の放課後、高校の音楽室に卒業アルバム製作のために各クラスから選ばれたメンバーが集まった。だがまだ委員長が決まっておらず、教師の福田祐一が挙手を促すが誰もやりたがらなかった。だがしばらくすると鈴木幸子が手を挙げた。全会一致で彼女が委員長を担当することが決まり、福田は各クラスのメンバーに10枚の写真提出するようにと指示すると幸子には打ち合わせのために残るように言った。幸子ははいとひとつ返事したが、福田は彼女が自分を見つめる目がぽっかり空いた穴のようで恐怖を感じた。

二人きりになり福田はアルバムのレイアウトなどについて説明をするが、幸子は何か別のことを考えているようだった。そこで何故委員長に立候補したのか尋ねると、彼女は誰も手を挙げないし時間の無駄だと思ったからだと答えた。それを聞いた福田が他の人から何を考えているのかわからないと言われないかと尋ねると、幸子は私のことをちゃんと見ているんですねと言った。そして唐突に私と子供を作ってくれませんかと言い出し、驚いた福田は言葉を失った。それは犯罪だからと言って断ろうとするが、幸子は理由をつけてセックスする気でいた。たまらずいい加減にしろと言うと、幸子は自分が異星人だと告白した。今は地球人の体を借りており、地球人の子供を作るように命令されているのだという。頭を抱える福田は、忙しいからそういうのは暇そうな先生を見つけた方がいいと思うとアドバイスして席を立とうとした。ところが幸子の目に魅入られ聞き入れることにした。

誰も来そうにない待ち合わせ場所のみかん畑に向かった福田が車の中で待っていると、やがて幸子がやってきた。車に乗り込んだ彼女は失礼しますと言ってシートを倒すと福田の上に馬乗りになった。すると福田は宇宙へ放り出され、その向こうにぽっかりと開いた穴から幸子が覗いていた。

屋台的映画館

魔界転生(2003年)

  • posted at:2024-08-14
  • written by:砂月(すなつき)
まかいてんしょう
「魔界転生」製作委員会(東映京都撮影所=角川書店=日本テレビ=TOKYO FM=読売テレビ=日本出版販売=東映ビデオ)
配給:東映
製作年:2003
公開日:2003年4月26日
監督:平山秀幸
企画:遠藤茂行 江川信也 奥田誠治
プロデューサー:天野和人 赤井淳司 佐藤敦 妹尾啓太 出目宏
原作:山田風太郎
脚本:奥寺佐渡子
撮影:柳島克己
美術:松宮敏之
照明:杉本崇
録音:松陰信彦
編集:川島章正 洲崎千恵子
整音:瀬川徹夫
音響監督:柴崎憲治
助監督:中川裕介
記録:森村幸子
キャスティング:葛原隆康
装置:梶谷信男
装飾:長谷川優市呂
持道具:石村嘉宏
背景・塗装:池端松夫
建具:俣野忠司
造園:川村隆広
衣裳:松田孝
美粧:久斗敏厚
結髪:北川真樹子
進行主任:清水圭太郎
協力プロデューサー:大川裕
音楽:安川午朗
音楽プロデューサー:津島玄一
レコーディング・エンジニア:大野映彦
音楽制作:東映音楽出版
コンセプチュアル・デザイン:寺田克也
衣裳デザイン:ホリ・ヒロシ
アクション監督:清家三彦
スタントコーディネーター:中村健人
特撮造型スーパーバイザー:原口智生
特撮監督:佛田洋
視覚効果統括:橋本満明
製作プロダクション:東映京都撮影所
出演:佐藤浩市 窪塚洋介 麻生久美子 杉本哲太 黒谷友香
アメリカンビスタ カラー 106分

寛永十五年、島原。続く飢饉の中、徳川幕府の容赦ない重税や切支丹弾圧により耐えに耐えた者たちが反旗を翻した。武器を手に古城に立て篭る彼らに対し、幕府は十二万もの兵士を送りこれを圧した。切支丹伴天連の妖術を恐れた幕府は女子供に至るまで三万七千の一揆勢を皆殺しにした。それから十余年後、鷹狩を行う紀州大納言徳川頼宣の前に現れたのは島原での一揆で討死した総大将天草四郎時貞と従者で切支丹くノ一のクララお品だった。三代将軍徳川家光の世は天下泰平であり、頼宣はそれを不満に感じていた。ある夜、お品に率いられて森の中の洞窟にやってきた頼宣はそこで恐ろしい光景を目の当たりにした。台の上には胸に逆十字の痣がある裸体の女が寝かせられており、四郎が秘術「魔界転生」を唱えると裂けた体の中から柳生新陰流の豪傑荒木又右衛門が現れたのだった。天下を取るには万人の器量が必要であり、今の将軍家よりも遥かにそれがあなたにはあると四郎は言った。するとその言葉を真に受けた頼宣の心に野望の火が点った。

ある日、柳生の庄に紀州藩の門弟筆頭木村助九郎がやってきた。藩の御重役牧野兵庫頭からの御布令で道場に通うおひろとお雛を頼宣に拝謁させなければならないというのだ。それを聞いた柳生十兵衛は二人を妾にでもするんじゃないかと毒づいた。柳生但馬守の長男十兵衛は訳あって出仕停止となり、今は道場でゴロゴロしていた。それから数日後、背中に矢を射られたお雛が馬に乗せられて柳生の庄に帰ってきたが、その後に笠と蓑を身にまとった男が現れた。彼はお雛の護衛役を務めた助九郎を討ち負かしその体を引きずってきたのだ。又右衛門は十兵衛に俺はただお前を斬るために甦ったのだと言った。二人は剣を交え十兵衛は又右衛門の右腕を斬り飛ばした。ところが又右衛門は顔色一つ変えずに左腕で殴り掛かってきたのだった。

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母の恋人

  • posted at:2024-08-11
  • written by:砂月(すなつき)
ははのこいびと
レジェンド・ピクチャーズ
配給:オムロ
製作年:2016年
公開日:2016年2月25日
監督:上野貴弘
企画:利倉亮
プロデューサー:江尻健司 亀田裕子
キャスティング:関根浩一
脚本:片岡修二
撮影:瀬川龍
録音:飴田秀彦 治田敏秀
編集:桐畑寛
助監督:岡元太
制作担当:山地昇
監督助手:米澤勉
撮影助手:箕輪広二
録音助手:小野浩志
メイク:島田万貴子
スタイリスト:高橋深雪 加藤麻乃
スチール:千葉朋昭
制作:酒井識人
キャスティング協力:小林良二
出演:水島裕子 佐々木心音 菅原昌規 おかやまはじめ 鈴木智絵
アメリカンビスタ カラー 74分

居酒屋を営む小池涼子は夫と別れてから大学生の娘・美奈と二人暮らしをしている。美人で誰からも好かれる人懐っこい性格の彼女はよく男性客から言い寄られることはあるが、今は恋愛と距離を置き韓国ドラマを観ることが帰宅してからの日課となっている。ある日、アルバイトの女の子が突然辞めてしまい、困った涼子は友人に働いてもらうことにした。だが連日お願いするわけにも行かないため美奈に店を手伝って欲しいと話すが何かと理由をつけてはぐらかされてしまった。翌日、店の準備中にやってきたのは涼子に好意を持つ客の男だった。男は以前した話の答えを聞きたいと静かに話すが、そこにやってきたのは美奈だった。彼女はアルバイトとして働きたいという同級生の北川幸太を連れてきたが、居づらくなった男はそそくさと帰って行った。幸太の顔を良く見た涼子はハッとした。前日に市場で食材を仕入れた帰りに男とぶつかって荷物を落としたが、その時に通り掛かって助けてくれたのが幸太だった。そのことを美奈に話すと、優しい性格だからありそうだと言った。涼子が彼氏かと尋ねると美奈はただの友達だが候補の一人かもととぼけた。そして幸太にこれも運命かもねと言うと、涼子は大袈裟ねと照れた。その幸太がいるのだから涼子は美奈が一緒に働いてくれるものだと思っていた。だが接客が苦手な美奈は友達との約束を理由に店を出て行った。料理の支度をしながら幸太の様子を見ていた涼子は接客の態度や手際の良さに感心した。このような仕事の経験はあるのかと尋ねると、幸太はいろいろなアルバイトをしていたのでと答えた。頼りになる相棒を手に入れたことを喜ぶ彼女は、大学が終わったら早く来て仕込みを手伝って欲しいとお願いした。

翌朝、涼子が遅く起きると美奈が食事の用意をしていた。食卓にはトーストとハムエッグが置かれており、料理くらい勉強しなさいと涼子が嫌味を言うと、美奈は話をそらすためにボーイフレンドはいないのと聞いた。突然の質問に面食らう彼女に、美奈は幸太が親子ではなく姉妹に見えたと言ったことを伝えた。そして機嫌が良くなったところを見計らって相談を持ち掛けるが涼子にはお見通しだった。美奈は以前からアメリカへ留学をしたいと考えており、何度か相談をしていた。今回は幸太を紹介した見返りを期待したのだが返事は「ダメ」だった。

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