Team REAL HERO(RESPECT=東映=木下グループ=読売テレビ=中央映画貿易=文響社)
配給:東映
製作年:2014年
公開日:2014年9月6日
監督:武正晴
製作:密山根成 遠藤茂行 木下直哉 藤門浩之 星野晃志 山本周嗣
企画・エグゼクティブプロデューサー:李鳳宇
プロデューサー:中林千賀子 三宅はるえ
脚本:水野敬也 李鳳宇
音楽:李東峻
撮影:木村信也
照明:尾下栄治
美術:中澤克巳
録音:松本昇和
音響効果:西村祥一
編集:細野優理子
助監督:井上雄介
アクション監督:柴原孝典
アクションコーディネーター:竹田道弘
VFXスーパーバイザー:美濃一彦
マスクスーツ製作総括:江川悦子
マスクデザイン&造形チーフ:神田文裕
装飾:平井浩一
衣裳:浜井貴子
ヘアメイク:内城千栄子
スクリプター:山内薫
音響効果:西村洋一
制作担当:細谷力
主題歌:「Dream On」吉川晃司
「神竜戦隊ドラゴンフォー」テーマソング:「誰も知らないヒーロー」串田アキラ
挿入歌:「1500円のオトコ」永原真夏
企画制作:ガーデングループ RESPECT
制作プロダクション:ブースタープロジェクト
出演:唐沢寿明 福士蒼汰 黒谷友香 寺島進 和久井映見
アメリカンビスタ カラー 124分
着ぐるみ等を着用して時にはヒーローに、時には怪獣になって肉体を酷使しながら擬斗を行うスーツアクター。下落合ヒーローアクションクラブ(HAC)代表の本城渉はその道25年のベテランだ。ブルース・リーに憧れる彼はいつ訪れるかわからない顔出しの仕事を夢見ながら毎日を過ごしている。本城はHACのメンバーとともに人気テレビ番組「神龍戦士ドラゴンフォー」でドラゴンレッドのスーツアクターを務めているが、それだけでなく遊園地でのヒーローショーにも出演していた。ある日、東洋テレビの内山プロデューサーから事務所に連絡があったが、それは彼にとって最大級のプレゼントだった。ドラゴンフォーの劇場版の製作が決まり、それに登場する新キャラクター・ドラゴンブラック役を俳優として演じて欲しいと頼まれたのだ。彼はうれしさのあまり愛想を尽かして出て行った元妻の元村凛子にまで電話を掛けて報告した。ところが顔合わせではドラゴンブラックを人気新人俳優の一ノ瀬リョウが演じると発表され、本城はドラゴンレッドとドラゴンブラックのスーツアクターを担当すると紹介された。納得が行かない彼は本読みに立ち会った内山が出てくると理由を尋ねた。すると恐縮しきりで局のお偉いさんに頼まれたから仕方がなかったと平謝りした。
一ノ瀬はスタンリー・チャンが監督を務めるハリウッド映画「ラストブレイド」のオーディションを受けている途中だったことから、マネージャの門脇利雄は撮影の合間に殺陣の指導をして欲しいと本城に頼んだ。ショックが癒えない本城は渋々了承し撮影現場を見てもらうついでに裏方のメンバーを紹介することにしたのだが、一ノ瀬が彼らを軽視する発言を繰り返したことで現場の空気は悪くなる一方だった。子供向け映画に出ることがキャリアに傷をつけると考えていた一ノ瀬は嫌々ながら演じていたため、決めポーズがイマイチだと本城に指摘された。ある夜、HACのメンバーでボーナック星人・チャーピーを演じる真鍋満を通じて本城と食事をすることになったが一ノ瀬はそこでも壁を作っていた。だが酒が入ったことで気が緩み自分の夢がアカデミー賞を取りスピーチすることだと話すと、本城は最高の夢を持っているじゃないかと応援した。数日後、本城が衣裳部屋で関係のないシーンの台本を読んでいることに一ノ瀬は疑問に感じた。そのことを口にすると、本城は彼がドラゴンブラックに変身するドラゴンジャックを演じようとしながらもまだ役になり切れていないと感じた。そこで一ノ瀬にドラゴンブラックのスーツを着せ、そこからどのような景色が見えるか体験させることにした。
屋台的映画館
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