「スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ」製作委員会(東映=東映ビデオ=アップフロントエージェンシー=ポイントブレイクピクチャーズ=星光堂=ジャパンアミューズメントエージェンシー=読売広告社=チェイスフィルム=テレビ東京=テレビ東京ミュージック=アーティストハウスインベストメント=テレビ大阪)
配給:東映
製作年:2006年
公開日:2006年9月30日
監督:深作健太
製作:山崎直樹 黒澤満
企画:松田仁 遠藤茂行 長谷川安弘 蔭山茂樹
プロデューサー:國松達也 近藤正岳
ライン・プロデューサー:望月政雄
原作:和田慎二
脚本:丸山昇一
撮影:小松高志
照明:渡辺三雄
美術:山崎秀満
録音:柴山申広
VE:瀬尾幸夫
編集:洲崎千恵子
スクリプター:牧野千恵子
装飾:山本信毅
VFXスーパーバイザー:道木伸隆
アクション監督:横山誠
俳優担当:河合啓一
助監督:佐和田恵
制作担当:浅井洋一
音楽:安川午朗
音楽プロデューサー:石川光
レコーディングエンジニア:大野映彦
主題歌:「Thanks!」GAM
挿入歌:「蜃気楼ロマンス」GAM
企画協力:アップフロントグループ
製作プロダクション:セントラル・アーツ
出演:松浦亜弥 石川梨華 三好絵梨香 岡田唯 大谷雅恵
アメリカンビスタ カラー 99分
アメリカから少女・Kが強制送還された。2ヶ月前、からんできた酔っ払いを殴って大ケガをさせたためニューヨーク市警は彼女の母親を逮捕した。ところが調べてみると不法入国や不法滞在などの違法行為が芋づる式に見つかった。Kの不法残留がわかり移民局が訪問したところ、ひどく暴れて市警の屈強な警察官を11人も病院送りにしたのだった。特務機関に連行されたKは檻に隔離されていたが、肩の関節を外して拘束衣から抜け出すと監視官の隙を見て逃げ出した。そして止めにきた吉良和俊刑事から拳銃を奪うと夜の街へ飛び出した。慣れない都会を彷徨ううちに足はホームレスたちが暮らす高架橋下に向いており、そこで母親を捜す少女と出会った。その姿に自分の幼い頃を重ねたKは涙を流したがそれもつかの間だった。警官隊に包囲されると銃を捨て素直に捕まった。
Kが持つ行動力、判断力、人間性は警視庁の影の実力者・暗闇警視が定めた基準をクリアしていた。鎖に繋がれた彼女が目を覚ますと吉良は早速指令の説明を始め、お前はこれから私立聖泉学園に潜入して警視庁の捜査に協力するが、3日の内に事件が解決出来なければ二度と母親に会うことは出来ないと言った。Kの母親はアメリカの司法当局に拘束されており3日後の裁判で有罪がほぼ確定していた。それを覆すには司法取引しかないが、日本政府が動くにはKが捜査に協力することが条件となっていた。学園や家庭という閉鎖された社会に警察が介入することは難しい。そこで未成年の特命刑事を育成、派遣する特務組織・K機関が創設された。そして暗闇警視から管理を任されていたのが吉良だった。彼はKを特命刑事に任命し「麻宮サキ」という名を与えた。
エノラゲイというアングラ系サイトでは自殺の方法から爆弾作りまであらゆる情報が公開されている。今まで何度も規制が掛けられてきたが、海外の複数のサーバーを経由しているため発信元が特定出来なかった。このサイトでは1週間前から謎の時を刻むカウンターが動き出したが、それが何を意味しているのかわからなかった。そこでタイムリミットである3日のうちにそれを突き止めることがサキに与えられた使命だった。数日前、渋谷のスクランブル交差点で女子高生が爆死する事件があったが、彼女も聖泉学園に潜入した特命刑事だった。爆発物を巡るきな臭い噂が絶えないためエノラゲイにアクセスした生徒たちを追跡調査した矢先の出来事だった。未成年者の事件を解決出来るのはあいつらと同じ心の闇を持ったお前のような者でなければ無理だと吉良は説明したが、サキはあんたたちには協力しないと言った。不幸な生活を強いられているのは母親のせいだと憎み続けていたからだ。だが収監されている現状を知って考えが変わり協力することに決めた。
屋台的映画館
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