忍者ブログ

綱引いちゃった!

  • posted at:2018-08-28
  • written by:砂月(すなつき)
つなひいちゃった
「綱引いちゃった!」製作委員会(日本テレビ放送網=東宝=バップ=D.N.ドリームパートナーズ=読売テレビ放送=ツインズジャパン)
配給:東宝
製作年:2012年
公開日:2012年11月23日
監督:水田伸生
製作指揮:城朋子
製作:藤本鈴子 市川南 平井文宏 阿佐美弘恭 弘中謙 下田淳行
エグゼクティブプロデューサー:奥田誠治
プロデューサー:飯沼伸之 下田淳行
ラインプロデューサー:及川義幸
脚本:羽原大介
撮影:中山光一
美術:清水剛
録音:鶴巻仁
照明:市川徳充
装飾:うてなまさたか 奥利暁
音楽:岩代太郎
VFXスーパーバイザー:オダイッセイ
編集:平澤政吾
スクリプター:廣瀬順子
監督補:相沢淳
助監督:稲葉博文
製作担当:斉藤大和
主題歌:「愛して笑ってうれしくて涙して」DREAMS COME TRUE
制作プロダクション:ツインズジャパン
企画・制作幹事:日本テレビ放送網
出演:井上真央 玉山鉄二 浅茅陽子 西田尚美 ソニン
アメリカンビスタ カラー 111分

九州地方の東部に位置するマイナーな大分県。中でも大分市は県庁所在地でありながら全国的に認知度が低かった。そこで大分市長の花宮賢一郎は市役所の広報課にイメージアップの戦略を命じた。担当することになったのは広報課の若手職員・西川千晶で、彼女はまず観光用PRビデオの作成に着手した。自ら体当たりでパラグライダーを飛ばしたが結果は散々。そのメイキングビデオを見た花宮は頭を抱えた。全国にアピールして観光客を呼び、空き地だらけの工業団地に企業を誘致して雇用を生み経済を活性化させなければ市民の生活レベルは上がらない。だが予算には限りがあるため大風呂敷を広げるわけには行かない。そう考えていた花宮は無駄な予算を使わずに市民の力で大分市を有名にする方法を思いついた。そのヒントは「大分コスモレディース」にあった。造園業の主婦を中心に結成したその女子綱引きチームは世界大会で3度の優勝を経験したが、数年後に解散した。そのチームを再び立ち上げて知名度アップに繋げようと考えたのだ。そして「女子綱引きプロジェクト」と銘打った企画は千晶に丸投げされた。資料を調べるうちに興味を持つようになった千晶だったが、「メンバー集め」という壁にぶつかった。チラシを作って配ったものの地味でマイナーなスポーツに市民は誰も見向きもしなかったのだ。

花宮は他にも頭の痛い問題を抱えていた。それは市の予算削減のために給食センターの民間委託を発表したところ、センターの職員がデモを起こしたのだ。その中には千晶の母・容子も参加しており、千晶も同様に頭を痛めていた。彼女は市民から応募がないため仕方なく職員に触れ回ったがここでも相手にされず、同僚からは誰もやりたい人がいないからこの企画は無理でしたと市長に正直に言うべきだと言われた。それを聞いて思い悩む千晶だったが、あるアイデアがひらめき市長室に向かった。そして花宮は提案をあっさりと受け入れた。その提案とは給食センターの職員の中からメンバーを選抜してチームを作り、県代表となって全国大会に出場すれば委託を撤回するというものだった。仮にそれが成功すれば支持率アップが狙えるため花宮としても願ったり叶ったりだ。千晶は早速職員を市役所の会議室に集めて説明会を行ったが、最後まで残ったのは7人だけだった。当然のことながら未経験者ばかりで本気度が高いとは言い辛く、競技は8人制であるためひとり足りなかった。だがまず競技に興味を持ってもらおうと考えた千晶はJAおおいた男子チームの練習を見学させることにした。ところが彼女らが興奮したのは男たちの肉体の方で、リーダー格の容子はその中でも一番若い熊田公雄をコーチに指名した。一方、千晶に一目惚れした公雄もいいところを見せようと積極的に役目を引き受けたのだった。

屋台的映画館
PR

略奪愛

  • posted at:2018-08-23
  • written by:砂月(すなつき)
りゃくだつあい
G・カンパニー=東亜興行
配給:東映
製作年:1991年
公開日:1991年10月10日
監督:梶間俊一
製作:元村武 大谷晴通
プロデューサー:見留多佳城 角田朝雄
原作:松田寛夫 梶間俊一
脚本:松田寛夫
撮影:木村大作
照明:増川弘邦
録音:林鑛一
美術:桑名忠之
編集:西東清明
助監督:大津是
製作担当:山田稔
音楽プロデューサー:石川光
音楽:佐久間正英
主題歌:「それでいいのね」黒木瞳 with 近藤房之助 & 堤・クンチョウ・和美
製作協力:東映東京撮影所
出演:黒木瞳 小川真由美 尾美としのり 長江英和 きゃんみゆき
アメリカンビスタ カラー 94分

新潟のデザインスクールを卒業後、2年間設計事務所で働いた落合妙子は実家のある越後寒川に戻り、母・君代と同じ職場の水産加工場で働いていた。ある日、君代が良かれと思って持ってきた網元の息子との縁談話に嫌悪感を抱いた妙子は故郷を離れる決心をし、高校時代の先輩の白石由美を頼って上京した。前もって連絡を取らずに設計事務所を訪ねると由美はクライアントからのクレーム処理で不在だった。時間を潰しながら彼女を待つことにしたのだが、そこで手際よく働くインテリアデザイナーの水上康夫の姿が妙子の目に止まった。長時間待ち続ける妙子を心配した康夫が要件を尋ねると、由美に見て欲しくてデザイン画を持ってきたと言うのだ。そこで康夫が周囲にいたスタッフに見せると皆その出来栄えに感心した。彼はそのデザイン画と履歴書を預かると、所長がいる3日後の月曜日の夕方にもう一度くるように言った。

翌日、妙子は由美のマンションを訪ねたのだが、部屋にいたのは康夫だった。彼は由美の婚約者で、景色が良いこの部屋は婚約祝いとして父親に買ってもらった物だった。妙子が由美と会うのは4年前に行われた美術部のコンパ以来で、学生時代からエリートで美術大学をストレートで合格した由美を後輩たちは憧れの的として見ていた。楽しい時間を過ごした妙子がマンションを後にすると、康夫は車で追い掛けアパートまで送ることにした。ところが地理に不慣れな彼女のおかげで道に迷ってしまい、何とか目的地までたどり着いたが大雨に祟られた。康夫は傘を差して妙子を玄関まで送り届けたが、妙子はびしょ濡れになった彼を不憫に思い部屋に上がるように言った。片付けが終わっていない部屋の中で話す康夫の言葉やしぐさに妙子は惹かれた。それ以来、仕事をしていても彼女の頭の中から康夫のことが離れることはなかった。やがてそれは独占欲に代わり、由美と結婚すると不幸になると思い込んだ妙子はボイスチェンジャーを使って康夫に忠告の電話を頻繁に掛けるようになった。困った彼は同僚の山口博にそのことを打ち明けたが、由美に別口の男がいるんじゃないかと笑われた。

康夫と由美が帰宅し山口がスタッフたちと飲みに行く中、妙子は一人残業を選んだ。そのことが気になった山口が二次会をキャンセルして事務所に戻るとまだ灯りが点いていた。デスクに彼女の姿はなく奥の部屋から女の呟くような声が聞こえたことから、山口はこっそりと様子を窺った。するとそこで妙子がボイスチェンジャーを使って電話を掛けていたのだ。彼女が電話魔であることを知った山口には妙子の気持ちが良くわかった。そこでこの場で起きたことを誰にも言わないと約束すると、妙子はそれ以来姿を消した。

屋台的映画館

お嬢さん乾杯

  • posted at:2018-08-19
  • written by:砂月(すなつき)
おじょうさんかんぱい
松竹(大船撮影所)
配給:松竹
製作年:1949年
公開日:1949年3月13日
監督:木下恵介
製作:小出孝
脚本:新藤兼人
撮影:楠田浩之
美術:小島基司
音楽:木下忠司
照明:豊島良三
録音:佐々木秀孝
調音:大野久男
編集:杉原よ志 大沢静子
現像:中原義雄
焼付:中村興一
装置:小林孝正
装飾:守谷節太郎
衣裳:鈴木文次郎
結髪:増淵いよの
床山:吉沢金五郎
スチール:小尾健彦
擬音:斎藤六三郎
撮影事務:山下義一郎
進行担当:渡辺大
賛助:八洲自動車株式会社
特別出演:大日本拳闘協会
特別出演:市村襄次夫妻(ガルデニアサークル)
主題歌:「お嬢さん乾杯」灰田勝彦
・・・:「バラを貴女に」灰田勝彦 若原弓子
出演:佐野周二 原節子 青山杉作 藤間房子 永田靖
スタンダード モノクロ 89分

ある日、自動車修理工の石津圭三のもとに得意先の佐藤専務が訪れた。その理由は車のタイヤがパンクしたときに彼のことを思い出したからだ。話の内容は工場を構えながらも独身生活を長らく送る圭三の縁談で、早速写真を見せると最初は拒みながらも幾分興味を持つようになった。見合いの相手は専務の恩人の令嬢・池田泰子で、家柄は立派だし学習院大卒と教養も申し分なかった。だがそれを聞いた途端、圭三は提灯に釣り鐘だと感じ拒んだ。そこで専務は会うだけでもどうかと薦めたが圭三にはその気がなかった。するとしつこくつきまとい身分違いなどこのご時世に流行らないと説得を続けると、絶対に断る気でいる圭三は条件として見合いの場所をいつも昼食で使うスパローというバーに指定した。嫌なら止めると言われた専務は渋々了承し、翌日の正午に行うことに決めた。

落ち着かない圭三はいつもの時間よりも早くスパローに向かい、マダムにこれからここで起こることを説明した。すると彼女は興味を抱いたが、組合の総会に出掛けなければならず成り行きを見届けることが出来ないことを残念がった。やがて時計の針が正午を差すと圭三は落ち着かなくなり、窓の下に車が停まるとグラスのビールをグイッと呷った。そして店に入ってきた専務に断りを言ったが後の祭り。仕方なく覚悟を決めた圭三だったが、泰子を見た途端、体が硬直した。「天上の美女」と逢い雷に打たれたような衝撃を受けた圭三は尚更自分とは住んでいる世界が違うと考えるようになった。部屋に戻ると五郎に心の内を打ち明けてたが気楽な弟は結婚しちゃえよと無責任なことを言った。やがて泰子を送り届けた専務が様子見にきて気持ちを聞いたが、煮え切らないため先方からの返事よりも自分から申し出るべきだとアドバイスした。だが圭三はダメに違いないと決めつけた。それからしばらくして専務からの電話で先方から承諾を得たことを知った圭三は天にも昇る気持ちになり、その喜びを分かち合うために同じ工場で働く五郎をバイクで迎えに行くと後ろに乗せて突っ走った。スパローに到着し五郎が承諾のことを報告するとマダムや客たちが圭三を祝福した。だが彼にはまだ解せないことがあった。何故自分なのかと。するとマダムがあんたは男の中でも上玉だとおだて五郎もそれに乗っかった。それを聞いた圭三はあっさりと心変わりした。

翌日、正装に身を包んだ圭三は池田家を訪問した。泰子から家族を紹介され畏まる圭三だったが、二人きりになると彼女は家の事情について話し始めた。その詳細をスパローにいる専務に尋ねると、泰子の父親が終戦直後の詐欺事件に巻き込まれて服役していることを知った。邸は抵当に入っておりその期限は三か月後に迫っているのだ。今回の縁談が金絡みだとわかり、他にも隠し事があって圭三は失望したが、泰子が心から結婚してくれる気持ちがあるのなら援助してもいいと専務に言った。二人きりで話して以来、彼女へ思いが一層強くなったからだ。

屋台的映画館

カミカゼ野郎 真昼の決斗

  • posted at:2018-08-15
  • written by:砂月(すなつき)
かみかぜやろうまひるのけっとう
にんじんプロダクション=國光影業股份有限公司
配給:東映
製作年:1966年
公開日:1966年6月4日 併映「地獄の野良犬」
監督:深作欣二
企画:田畑稔
脚本:深作欣二 太田浩児 池田雄一
撮影:山沢義一
録音:井上賢三
照明:川崎保之丞
音楽:八木正生
編集:田中修
助監督:太田浩児
記録:石田照
スチール:遠藤努
進行主任:中野洋
現像:東映化学工業
協力:三菱重工業株式会社 ニッカ・ウイスキー株式会社 日本航空株式会社 ミランダ・カメラ
主題歌:「素敵なカミカゼ野郎」千葉真一
出演:千葉真一 白蘭 大木実 国景子 高倉健
シネマスコープ カラー 90分

中華民国・台北市にある台湾観光份有限公司の頼天賜社長のもとに一通の封書が届いた。その封書の差出人欄には「日本 東京 K.M」と書いてあり、手紙の内容に頼は慌てた。その頃、横浜・中華街に店を構える矢島嘉市、東京に本社を置く日東商事の社長・北沢信にも同様の手紙が届いていた。北沢が他の二人と電話で連絡を取るために窓を閉めようとすると、上空には一機のセスナ機が旋回していた。

東京でのフライトを終えた国際航空のパイロット・御手洗健は休暇を取り赤沢温泉でスキーを満喫していた。明朗闊達で行動力に富む女好きな彼はプロ顔負けな滑り方をする女性に見惚れアプローチを掛けたが無視された。それでもめげない健が全力でアピールしていたそのとき、辺りの空気を震わす銃声が響いた。二人が胸を押さえて倒れた男に近づくとまだ息があったことから急いで救助を求めた。ペンションに戻った健は支配人から表彰ものだとおだてられていい気分になっていたが、刑事たちが彼を見る目は違った。健が所持する28口径の猟銃が犯行に使用された可能性があり、胸を撃たれた矢島が死の間際に「御手洗のヤツ・・・」と言ったというのだ。彼は警察署長から取り調べを受けることになったが、女性は健の無実を証言した。彼女は香蘭というカメラマンで、雪山の写真を撮るために台湾から仕事でやってきたのだ。更に遺体から発見された弾の旋条痕と健の猟銃のものとが一致しなかったため疑いが晴れたのだった。その夜、お礼を言うために香蘭をバーのカウンターに招待した健は話をするうちに異国に興味を持ち一度行ってみたいなと呟いた。すると背後にいた男がパイプを燻らせながらそういうことになるかもしれませんよと言った。そしてその男は隣に座るとあなたの未来を見て差し上げましょうと勝手に占い始め「南進の定めがある」と指摘したのだ。台湾が南に位置することで健の心は動いたが、その占いはある人物から依頼された芝居だった。

健を待ち伏せしていた北沢は車がやってくると強引に止め、冗談でやっているのかと問い詰めた。何のことかわからないと健が尋ねると、北沢はとぼけるのはよしたまえと手紙を渡した。そこには昭和20年8月15日の夜に台湾で起きたことへの復讐をする旨が書かれており、身に覚えのない彼は人違いだと笑い飛ばした。その後、職場の国際航空へ向かうと何故か主任や事務員が、彼が台湾へ行く前提で話し掛けてきたため戸惑った。三菱MU-2を130万円のギャラで台湾に運ぶことになっており、渡航に必要な手続きは全て仕事を依頼してきた矢島が行っているというのだ。会社に着く前にサングラスの男から止めた方がいいと忠告されていたが、タクシーで乗りつけた香蘭がMU-2の乗客であることがわかると健は腹を固めてパイロットを引き受けることにした。

屋台的映画館

ルパン三世 バビロンの黄金伝説

  • posted at:2018-08-11
  • written by:砂月(すなつき)
るぱんさんせいばびろんのおうごんでんせつ
東宝=日本テレビ=よみうりテレビ=東京ムービー新社
配給:東宝
製作年:1985年
公開日:1985年7月13日 併映「ランボー 怒りの脱出」
監督:鈴木清順 吉田しげつぐ
製作:藤岡豊
プロデューサー:片山哲生 佐野寿七 武井英彦
原作:モンキー・パンチ
脚本:浦沢義雄 大和屋竺
作画監督:青木悠三 柳野龍男 尾鷲英俊
音楽:大野雄二
主題歌:「MANHATTAN JOKE」河合奈保子
音楽監督:鈴木清司
美術:石垣努
撮影:長谷川肇
録音:加藤敏
編集:鶴渕允壽
設定:飯岡順一 小野田博之
製作担当:松元理人 横溝隆久
制作協力:東京ムービー
声の出演:山田康雄 増山江威子 小林清志 井上真樹夫 納谷悟朗
アメリカンビスタ カラー 100分

ニューヨーク州マンハッタンの路地裏を歩いていた酔っ払いの老婆はモンスタークラブという仮装バーにたどり着いた。その店では怪物のマスクを被らなければならないというルールがある中、次元大介と石川五右ェ門がカウンタに座っていたが、彼らはルパン三世が必ずやってくるという情報に従い変装して待ち伏せする殺し屋だった。やがて配送業者が大きな荷物とともに到着し、東京から届いたルパン宛だと大声で説明するとゴリラに変装した男が手を振って合図を送ったため店内は騒然となった。峰不二子からの愛のプレゼントではないかとルパンが楽し気にその包みに近づくと、中から出てきたのは彼の宿敵・銭形警部だった。一瞬の隙をついたルパンが店外のバイクで逃走すると、銭形も負けじと店の脇に停めてあるバイクにまたがり後を追った。出遅れた殺し屋たちが店の外に飛び出すと、彼らを待ち受けていた本物の次元と五右ェ門が行く手を阻んだのだった。

銭形からの追跡を逃れたルパンが宿屋に戻ると、暗い部屋の床にあの老婆が横たわっていた。彼女はルパンの古くからの顔見知りのロゼッタだったことから驚いたルパンはおっかなびっくりフロントに電話を掛けた。ところが男は居眠り中で無視されたため、どうしていいかわからないでいると背後からコインを投げられたのだった。ロゼッタが化けて出たと思い込んだルパンだったが、彼女は部屋の中にあったバーボンを勝手に拝借しただ単に酔っ払って寝ていただけだったのだ。そのお礼としてロゼッタは奇妙な話を始めた。紀元前5世紀頃、それまで繁栄を続けていたメソポタミア文明の都市バビロンがペルシャ軍によって滅ぼされた。ところがバビロンが滅びる寸前に現れた神が一帯の宝を集めて隠したという。その話の最中にニューヨークマフィアのボス・マルチアーノの手下が現れマシンガンでルパンの命を狙ったが、部屋に仕掛けておいた防弾ガラスによって形勢が逆転した。奴らをどうしてやろうかと思案しているうちにロゼッタが姿を消したため、ルパンは手下を解放した。バビロンの秘密を聞き出すためにルパンはマルチアーノに近づく計画を立てていたが、そのことを知ってか知らずかロゼッタは去り際にその謎に関係ありそうな古びた燭台を置いて行ったのだった。

バビロンの黄金探しはマルチアーノの親の代から行われている大事業で、マルチアーノ自身も暗黒街の仕事を相棒のコワルスキーに任せて事業に取り組んでいる。父親が掘り当てた粘土板は解析が進み、バビロニア中の黄金を集めた塊が存在することまでは解読出来ていた。彼はルパンがその秘密に接触しようと試みていることを知り、コワルスキーに命じて殺し屋を差し向けたのだ。一方、金の匂いを嗅ぎつけてマルチアーノに接触してきたのは不二子だった。

屋台的映画館

プロフィール

HN:
砂月(すなつき)
性別:
非公開
自己紹介:
ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

P R

 

フリーエリア