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着信アリ2

  • posted at:2024-03-06
  • written by:砂月(すなつき)
ちゃくしんありつー
「着信アリ2」製作委員会(角川映画=日本テレビ放送網=S・D・P=東宝)
配給:東宝
製作年:2005年
公開日:2005年2月5日
監督:塚本連平
製作:黒井和男
企画:秋元康
プロデューサー:佐藤直樹 有重陽一
アソシエイトプロデューサー:門屋大輔
ラインプロデューサー:山本章
原作:秋元康
脚本:大良美波子
撮影:喜久村徳章
照明:才木勝
美術:新田隆之
録音:滝澤修
編集:上野聡一
音楽:遠藤浩二
音響効果:柴崎憲治
キャスティング:石垣光代
助監督:山口晃二
製作担当:毛利達也
VFXスーパーバイザー:田中貴志
主題歌:「愛の祈り」aki
製作プロダクション:角川映画
出演:ミムラ 吉沢悠 ちすん 大久保運 シャドウ・リュウ
アメリカンビスタ カラー 105分

さくら保育園に保育士として勤める奥寺杏子は少しでも子供たちの力になりたいと思いチャイルドセラピストの講座に通っていた。ある夜、彼女は仕事帰りに同僚の内山まどかと山平居という名の台湾料理屋に行った。そこでは杏子の恋人の桜井尚人が働いており、共通の友人でもあるまどかは二人をうらやましく思っていた。娘の美鳳を溺愛する山平居の店主・王健峰は彼女の恋人のことが気に入らず、テーブルに置きっぱなしになっている携帯電話の着信音が鳴ると二度と掛けてくるなと怒鳴りつけた。だがその声は美鳳で、悲鳴や油がはぜる音が聞こえた後突然切れた。すると勝手口に現れたのは豆鼓の買い出しから戻った美鳳だった。娘のことが心配でたまらなかった健峰は安堵のため息をついた。閉店時間になり尚人は電飾スタンド看板を店の中に仕舞ったが健峰の姿は見当たらなかった。厨房に行くと灯りが消えており、スイッチを何度押しても蛍光灯は点かなかった。暗い通路を手探りで進んで行くと携帯電話の着メロが何処からか突然鳴り響いた。それは店内で談笑する美鳳の携帯電話からだったが、彼女はその音楽をダウンロードした覚えがなかった。何処かで聞いたような気がすると杏子が言うと、美鳳はあることを思い出した。今から1年前に起きた、死の予告電話が掛かってきた人物がその予告通りに死を遂げるという事件を。その話を聞いた尚人がそんなこともあったなと思いながら先へ進んで行くと突然コンロから炎が上がり、暗闇にいた健峰が高温の油を頭からかぶって死んだ。

事故現場となった山平居から出てきた世田谷署の本宮勇作刑事を待っていたのはジャーナリストの野添孝子だった。彼女は過去の出来事をきっかけに死の予告電話の謎を追っており、その事件を担当していた本宮に度々接触は情報を得ていた。孝子が持っていたボイスレコーダーの電源を切り状況を尋ねると、本宮は飴玉がなかったと言った。一連の事件では被害者の口の中に飴玉が見つかるのだが、何故か今回に限ってなかった。そしてそれ以前に健峰は自分の携帯電話を持っていなかったのだ。本宮には彼女が何故この事件に執拗にこだわるのかはわからなかったが、何処まで追っても答えはないぞと忠告した。

屋台的映画館
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えんじんせんたいごーおんじゃーぶんぶんばんばんげきじょーばん
劇場版「キバ・ゴーオンジャー」製作委員会(東映=テレビ朝日=東映アニメーション=東映ビデオ=アサツーディ・ケイ=東映エージエンシー=バンダイ)
配給:東映
製作年:2008年
公開日:2008年8月9日 併映「劇場版 仮面ライダーキバ 魔界城の王」「モモタロスのまっかっか城の王」
監督:竹本昇
製作:鈴木武幸 亀山慶二 高橋浩
企画:中曽根千治 梅澤道彦 日達長夫 永井秀之 松田英史 竹中一博
エグゼクティブプロデューサー:杉山豊
プロデュース:日笠淳 和佐野健一 八木征志 矢田晃一
原作:八手三郎
脚本:會川昇
音楽:大橋恵
撮影:松村文雄
照明:竹田勝三
美術:大谷和正
編集:佐藤連
録音:渡辺典夫
記録:渋谷康子
助監督:安養寺工
進行主任:小林智裕
音響効果:阿部作二
選曲:宮葉勝行.R
視覚効果:沖満
音楽プロデューサー:前山寛邦
音楽制作:東映音楽出版 コロムビアミュージックエンタテインメント
音楽制作協力:ジェニュイン
テーマソング:「炎神フォーメーションラップ 劇場BANG!! CUSTOM」Project.R(劇場BANGスペシャル)With 炎神キッズ
キャラクターデザイン:酉澤安施
デフォルメキャラクター:K-SUKE
イラスト:野口竜
企画協力:企画者104
資料担当:葛西おと 松井大
デザイン協力:プレックス
造型:前澤範
製作協力:東映テレビ・プロダクション
特撮監督:佛田洋
アクション監督:石垣広文 新堀和男
出演:古原靖久 片岡信和 逢沢りな 碓井将大 海老澤健次
アメリカンビスタ カラー 35分

人間たちが暮らす地球(ヒューマンワールド)に出現した機械生命体「蛮機族ガイアーク」は環境を破壊し自分たちの住みやすい世界に作り変えようと企むが、乗り物型の機械生命体「炎神」とタッグを組む「炎神戦隊ゴーオンジャー」によって阻止された。だが何度失敗しても懲りない三大臣(害地大臣ヨゴシュタイン、害気大臣キタネイダス、害水大臣ケガレシア)は次元の壁を破壊して11次元をごちゃ混ぜにしようと考えたのだ。空に次元の裂け目が現れるとゴーオンジャーの5人(江角走輔、香坂連、楼山早輝、城範人、石原軍平)は修復を試みるが、そこにリサイクル蛮機獣軍団が現れた。面倒なことになったと頭を抱えているとゴーオンゴールド(須塔大翔)とゴーオンシルバー(須塔美羽)が援護に現れたため、ゴーオンレッドはG9フォーメーションを決行し9体の炎神と7人の心が一つになったエンジンオーG9が完成した。それでもしつこい相手に手を焼いていると、裂け目から現れた時代劇風コスチュームの3人が相手の攻撃を妨害し隙が生まれた。エンジンオーはそれを利用して撃退したが、喜びもつかの間。3人の目的はゴーオンジャーが持つ炎神キャストを奪うことだった。炎衆の烈鷹、獅子之進、月之輪が裂け目の向こうへ消えると走輔たちもその中へ飛び込んだ。

走輔たちが現れたのはまるで江戸時代の町並みのようなサムライワールドだった。走輔、連、早輝が浪人者に追われていると月之輪が現れ、煙幕で撹乱している間に別の場所に移動した。彼女は走輔たちを巻き込んでしまったことを申し訳なく思って助けたのだが、烈鷹と獅子之進はそうは思っていなかった。そこにサムライワールドの女帝・魔姫の部下である雷剱と獄丸が現れたが、その傍には捕らえられた範人と軍平がいた。烈鷹たちは奪った炎神キャストを使って戦士に変身しようとするが、キャストは彼らを拒絶した。雷剱たちは弾き飛んだキャストの他に範人たちから奪ったキャストを全て魔剣城に住む魔姫に献上した。魔姫は炎衆を滅ぼすために心を失った大翔と美羽を仲間に引き入れた。

烈鷹たちは強くなることだけを求めた次元から次元を旅する流れ炎神だった。そんな彼らに目をつけた魔姫は心を消し去ればもっと強くなれるとそそのかして体を奪ったのだ。その日から彼女はこの世界を戦いだけの世界に造り上げ、炎神ソウルとなった烈鷹たちは人間の姿となって復讐の機会を窺っていたのだ。ゴーオンジャーが炎神を相棒だと考えていることを知った烈鷹たちは力を合わせて魔姫を倒すことに決めた。

屋台的映画館

忠臣蔵外伝 四谷怪談

  • posted at:2024-02-27
  • written by:砂月(すなつき)
ちゅうしんぐらがいでんよつやかいだん
松竹
配給:松竹
製作年:1994年
公開日:1994年10月22日
監督:深作欣二
製作:櫻井洋三
プロデューサー:佐生哲雄 齋藤立太
脚本:古田求 深作欣二
音楽:和田薫
撮影:石原興
照明:中島利男
美術:西岡善信 丸井一利
装飾:福井啓三
録音:広瀬浩一
調音:鈴木信一
編集:園井弘一
助監督:津島勝 酒井信行
スクリプター:野崎八重子
製作主任:黒田満重
音楽プロデューサー:小野寺重之 青山勇
特殊メイク:江川悦子
視覚効果:宮重道久
合成技術:田中貴志
スチール:金田正
殺陣:上野隆三
製作協力:京都映画 赤松産業
出演:佐藤浩市 高岡早紀 荻野目慶子 石橋蓮司 渡辺えり子
アメリカンビスタ カラー 106分

元禄十四年、江戸城松の廊下で高家筆頭の吉良上野介に対する刃傷を起こした播磨赤穂藩藩主浅野内匠頭は激怒した五代将軍徳川綱吉から切腹を命じられた。内匠頭切腹の日から二十日後、仇討を主張する急進派の面々が赤穂城に集結したが、筆頭家老の大石内蔵助は他人の喧嘩を煽り立てるような町人に乗せられて時代を変えようなどと決起することは無駄だと冷ややかに言った。そして城を明け渡すことを提案するとそれを聞いた者は皆動揺した。浪々の身を拾われようやく御目見が叶った民谷伊右衛門が仇討をしたくないのですかと尋ねると、内蔵助は今はまだだと言った。他にするべきことが山ほどあり、御家再興の願いが叶うかどうかの決着を見るのは早くても一年先。その頃の己の心を御同席の方々は読み切ることが出来るのでしょうかと問うた。

内蔵助は離別した妻子を但馬の実家に帰し、長男の主税だけは手元に残した。そして毎晩出掛けては遊女、家に帰っては妾と女に狂うようになり、愛想をつかした伊右衛門は仲間の横川勘平らを連れて城を去った。再び浪人となった伊右衛門は仲間と鬼子母神の境内で父親譲りの琵琶を奏でて生計を立てていたが、ある日色気のある女がやってきて銭を置いて行った。その女と後に再会したのは湯女宿だった。湯女として働くお岩の艶めかしい体に惚れ込んだ伊右衛門は彼女と所帯を持つことに決めた。長屋暮らしを始めた伊右衛門がいつものように仲間と商売に出掛けると、それと入れ替わるように湯女宿の番頭の宅悦がやってきた。宅悦は親方の命令でお岩を連れ戻しにきたのだが、こうと決めたら絶対に譲らないという彼女の気の強さには敵わなかった。

鬼子母神の境内にいた伊右衛門は侍女たちを従えたお梅の一行に出会ったが、酔っ払いに絡まれるのを見兼ねて手助けした。刀を抜くや否や伊右衛門は三人の輩をあっという間に片付けたのだ。その夜、長屋を訪ねたのはお梅の祖父の伊藤喜兵衛だった。孫娘を救ったお礼として喜兵衛は小判の入った箱を差し出すが、伊右衛門は彼が吉良上野介の家臣であることがわかると丁重に断った。

屋台的映画館

白魔女学園 オワリトハジマリ

  • posted at:2024-02-24
  • written by:砂月(すなつき)
しろまじょがくえんおわりとはじまり
「白魔女学園」生徒会(テレビ朝日=東映)
配給:東映
製作年:2015年
公開日:2015年6月13日
監督:坂本浩一
製作:角南源五 興田尚志
企画:前田寿之 西村裕明 吉村文雄 三田村裕一
プロデューサー:梶淳 長谷川主水 高橋一浩 坂航太
アソシエイトプロデューサー:織田笑里 尾曲理 水高愛 稲村雅也 黒澤祐介 押切大機
スーパーバイザー:高瀬裕章
脚本:吉田玲子
音楽:三澤康広
撮影:百瀬修司
照明:太田博
美術:和田洋
装飾:井隈啓太 前田亮
録音:山口満大
編集:須永弘志 大畑英亮
助監督:伊藤良一 茶谷和行
制作担当:早川徹
ラインプロデューサー:榊田茂樹
スクリプター:中村めぐみ
ヘアメイク:内城千栄子 及川奈緒美 知野香那子
音響効果:渋谷圭介
スタントコーディネーター:野口彰宏 稲留正樹
グラフィックデザイン:田嶋秀樹
衣装デザイン:高野<YOU-KO>裕子
衣装制作:近藤静香 松井健介
革造形及び装飾品デザイン監修:川上登
衣装制作:JAP工房
VFXスーパーバイザー:鹿角剛
主題歌:「ブランニューワールド」でんぱ組.inc
挿入歌:「新世界創造計画」斉藤秀翼
音楽プロデューサー:本谷侑紀
制作プロダクション:東映テレビ・プロダクション
アクション監督:坂本浩一
出演:最上もが 夢眠ねむ 古川未鈴 成瀬瑛美 藤咲彩音
アメリカンビスタ カラー 94分

心が傷つき痛みを抱えた少女たちだけを迎え入れる秘密の園「白魔女学園」。エチュードと呼ばれる過酷な訓練で最後まで生き残った白鳥もがは「白魔女」となり、世界を救うために旅立った。一人でも多く苦しむ少女を救いたいと考えていた彼女は、エチュードで魔力を使い果たし廃人となったところを蘇らせた同級生の小田巻瑛美とともに戦っていた。ある夜、黄昏公園通りで少女が襲われているという知らせを受けて駆けつけると、そこではもう一人の白魔女・衣笠りなが襲われていたが、彼女を取り囲むのは弟切すみれ、立花美咲、麻生聖子の黒魔女軍団だった。無益な殺生を避けるためにもがは三人の動きを止める間にりなを連れて逃げようとするが、彼女の左腕を掴んだ瞬間にお互いの感情が各々に流れ込んだ。二人はともに強いエンパスの持ち主だった。

もがと瑛美はりなを白魔女学園に連れ帰ると傷の手当てをした。りなはもがたちとは違う白魔女学園にいたのだが、突然現れた黒魔女軍団による白魔女狩りに遭い只一人逃げ延びたのだった。そのことを話しているとすみれたちが居場所を嗅ぎつけ、黒魔女は白魔女よりも優れた存在だと言った。白魔女は力を使う度に自らが痛み疲弊するが、そんなことでは少女たちを救う前に自らが滅びる。そこで他人に痛みを与えることが力の源である黒魔女が表舞台に立ち新世界を造ろうと企んだ。だがそれには究極の白魔女を生贄にする必要があった。そして選ばれたのがりなだった。りなはもがたちを守るために白魔女となってすみれたちと戦うが、聖子が放った矢が瑛美の体を貫き絶命した。最愛の友を失ったもがの心が傷つくと、りなも同じように傷ついた。力を失ったりなはすみれたちに連れ去られ、もがはショックで体から力が抜けた。そんな彼女を支えたのはテラという謎の男だった。テラはりなを助けに行くのならばいい方法があるとスマホの画面を見せた。そこには生徒募集中と書かれた黒魔女学園のホームページが表示されていた。もがは変装して学園に潜入することに決めた。

屋台的映画館

時をかける少女(2010年)

  • posted at:2024-02-21
  • written by:砂月(すなつき)
ときをかけるしょうじょ
「時をかける少女」製作委員会(アニプレックス=エピックレコードジャパン=ボイス&ハート=スタイルジャム=クオラス=ハンゲーム=カルチュア・コンビニエンス・クラブ)
配給:スタイルジャム
製作年:2010年
公開日:2010年3月13日
監督:谷口正晃
エグゼクティブプロデューサー:夏目公一朗 一志順夫 ͡安部次郎 甲斐真樹 武政克彦 阿部巌 大宮敏靖
企画プロデューサー:植田益朗 越智武 村山達哉
アソシエイトプロデューサー:鈴木信隆 石川恵子 中嶋嘉美
プロデューサー:藤本昌俊 松岡周作
原作:筒井康隆
脚本:菅野友恵
撮影:上野彰吾
照明:赤津淳一
ビデオエンジニア:前川達彦
VFXスーパーバイザー:小坂一順
美術:舩木愛子
装飾:谷田祥紀
衣裳:宮本茉莉
ヘアメイク:横瀬由美
録音:小川武
音響効果:中村佳央
スクリプター:川野恵美
編集:宮島竜治
助監督:久万真路
制作担当:前村祐子
ラインプロデューサー:鈴木嘉弘
原作コーディネート協力:新名新
音楽:村山達哉×TOKYO GRAND ORCHESTRA school food punishment 伊藤ゴロー
主題歌:「ノスタルジア」いきものがかり
挿入歌:「時をかける少女」いきものがかり
・・・:「ふたり」松下優也
制作協力:イメージフィールド
製作プロダクション:ボイス&ハート
出演:仲里依紗 中尾明慶 青木崇高 石橋杏奈 千代將太
アメリカンビスタ カラー 122分

私立御園生高校三年生の芳山あかりは母・和子が薬学者として勤める大学を受験し合格した。幼い頃から母子家庭で育った彼女は父親のことをほとんど覚えていなかったが、今でもメールでたまに連絡を取っているという和子の話では海外で活動し日本に帰ってきては映画を撮っているのだという。

浅倉酒店を経営する浅倉吾郎は和子の幼馴染で、芳山家とは家族ぐるみのつき合いをしている。ある日、吾郎は大学を訪ね、和子に封筒を渡した。その中には近所の洋館に住む深町夫人が屋根裏部屋を片付けていたときに見つけたという写真とラベンダーの花が入っていたが、和子はその写真に並んで写る男子学生に見覚えがなかった。洋館には温室がありそこでラベンダーが育てられていたが、その時のラベンダーの香りを思い出すうちに当時の土曜日の実験室の様子がぼんやりと頭の中に浮かんできた。それ以来、ラベンダーと実験室のことが頭から離れなくなった彼女は帰宅中に考え事をして車に撥ねられた。

知らせを受けたあかりが急いで病院へ向かうと、担当の医師が外傷は2週間程度で完治すると言った。だが問題は頭部を強く打ったことで意識が戻っていないことだった。悲しみに暮れるあかりは看護師のアドバイスに従い付きっ切りで声を掛け続けた。そんな彼女を不憫に思った吾郎は、目覚めた時に元気な顔を見せないと和子が心配するから少し休みなさいと言った。その日の夕方、自宅に戻ったあかりは母が保管していたアルバムを引っ張り出し自分が大事に育てられていたことを知った。そしてその写真を撮った父親のことを知りたくなり和子のパソコンを立ち上げたところ、雪山の撮影のために立山連峰へ行くというメールがあった。長谷川政道という名前の人物が父親でないかと考えたあかりは和子が入院していることを連絡した。

ある日、いつものようにベッドの隣で看病していると突然和子が目を開け、深町一夫に会いに行かなきゃと言った。バッグの中に入っていた写真を見せると和子は小さく頷き立ち上がろうとするため、あかりは諦めさせようと考え私が替わりに行くと言った。そして何処へ行けばいいのと尋ねると、和子は1972年4月土曜日の中学校の理科実験室と答えた。そして研究室の机の引き出しの中にある過去に行ける薬を飲んで念じればいいと言った。半信半疑ながらも大学へ行き研究室に忍び込んだあかりは引き出しから薬を取り出し飲んだ。だが間違えて1974年の2月と念じてしまった。

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