「時をかける少女」製作委員会(アニプレックス=エピックレコードジャパン=ボイス&ハート=スタイルジャム=クオラス=ハンゲーム=カルチュア・コンビニエンス・クラブ)
配給:スタイルジャム
製作年:2010年
公開日:2010年3月13日
監督:谷口正晃
エグゼクティブプロデューサー:夏目公一朗 一志順夫 ͡安部次郎 甲斐真樹 武政克彦 阿部巌 大宮敏靖
企画プロデューサー:植田益朗 越智武 村山達哉
アソシエイトプロデューサー:鈴木信隆 石川恵子 中嶋嘉美
プロデューサー:藤本昌俊 松岡周作
原作:筒井康隆
脚本:菅野友恵
撮影:上野彰吾
照明:赤津淳一
ビデオエンジニア:前川達彦
VFXスーパーバイザー:小坂一順
美術:舩木愛子
装飾:谷田祥紀
衣裳:宮本茉莉
ヘアメイク:横瀬由美
録音:小川武
音響効果:中村佳央
スクリプター:川野恵美
編集:宮島竜治
助監督:久万真路
制作担当:前村祐子
ラインプロデューサー:鈴木嘉弘
原作コーディネート協力:新名新
音楽:村山達哉×TOKYO GRAND ORCHESTRA school food punishment 伊藤ゴロー
主題歌:「ノスタルジア」いきものがかり
挿入歌:「時をかける少女」いきものがかり
・・・:「ふたり」松下優也
制作協力:イメージフィールド
製作プロダクション:ボイス&ハート
出演:仲里依紗 中尾明慶 青木崇高 石橋杏奈 千代將太
アメリカンビスタ カラー 122分
私立御園生高校三年生の芳山あかりは母・和子が薬学者として勤める大学を受験し合格した。幼い頃から母子家庭で育った彼女は父親のことをほとんど覚えていなかったが、今でもメールでたまに連絡を取っているという和子の話では海外で活動し日本に帰ってきては映画を撮っているのだという。
浅倉酒店を経営する浅倉吾郎は和子の幼馴染で、芳山家とは家族ぐるみのつき合いをしている。ある日、吾郎は大学を訪ね、和子に封筒を渡した。その中には近所の洋館に住む深町夫人が屋根裏部屋を片付けていたときに見つけたという写真とラベンダーの花が入っていたが、和子はその写真に並んで写る男子学生に見覚えがなかった。洋館には温室がありそこでラベンダーが育てられていたが、その時のラベンダーの香りを思い出すうちに当時の土曜日の実験室の様子がぼんやりと頭の中に浮かんできた。それ以来、ラベンダーと実験室のことが頭から離れなくなった彼女は帰宅中に考え事をして車に撥ねられた。
知らせを受けたあかりが急いで病院へ向かうと、担当の医師が外傷は2週間程度で完治すると言った。だが問題は頭部を強く打ったことで意識が戻っていないことだった。悲しみに暮れるあかりは看護師のアドバイスに従い付きっ切りで声を掛け続けた。そんな彼女を不憫に思った吾郎は、目覚めた時に元気な顔を見せないと和子が心配するから少し休みなさいと言った。その日の夕方、自宅に戻ったあかりは母が保管していたアルバムを引っ張り出し自分が大事に育てられていたことを知った。そしてその写真を撮った父親のことを知りたくなり和子のパソコンを立ち上げたところ、雪山の撮影のために立山連峰へ行くというメールがあった。長谷川政道という名前の人物が父親でないかと考えたあかりは和子が入院していることを連絡した。
ある日、いつものようにベッドの隣で看病していると突然和子が目を開け、深町一夫に会いに行かなきゃと言った。バッグの中に入っていた写真を見せると和子は小さく頷き立ち上がろうとするため、あかりは諦めさせようと考え私が替わりに行くと言った。そして何処へ行けばいいのと尋ねると、和子は1972年4月土曜日の中学校の理科実験室と答えた。そして研究室の机の引き出しの中にある過去に行ける薬を飲んで念じればいいと言った。半信半疑ながらも大学へ行き研究室に忍び込んだあかりは引き出しから薬を取り出し飲んだ。だが間違えて1974年の2月と念じてしまった。
屋台的映画館
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