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ちびっ子レミと名犬カピ

  • posted at:2024-02-05
  • written by:砂月(すなつき)
ちびっこれみとめいけんかぴ
東映動画
配給:東映
製作年:1970年
公開日:1970年3月17日 併映「タイガーマスク」「ひみつのアッコちゃん ばんざいペットくん」「チュウチュウバンバン」
演出:芹川有吾
製作:大川博
企画:山梨稔 伊藤企義 飯島敬
原作:エクトル・マロー
脚本:瀬川昌治
作画監督:大工原章
美術:福本智雄
原画:森康二 喜多真佐武 小田克也 木野達児 円山智 小川明弘
色彩設計:遠藤重義
撮影:林昭夫 池田重好
録音:神原広巳
編集:千蔵豊
効果:大平紀義
記録:池田紀代子
進行:吉岡修
現像:東映化学
音楽:木下忠司
主題歌:フォンディーヌハーモニイ 市原悦子 朝井ゆかり 友竹正則
声の出演:朝井ゆかり 馬渕晴子 フランキー堺 三島雅夫 市原悦子
アメリカンビスタ カラー 81分

フランスのシャバノンという村でレミ少年は優しい母親のバルブラン、セントバーナードのカピ、そしてオウムのぺぺと楽しく暮らしていた。レミは彼が幼い頃に出稼ぎに行ったきり未だに会ったことがない父親のジェロームが近々帰ってくることを何処かで知り、どんな人だろうと心待ちにしていた。するとその日は突然やってきた。右足に義足をつけた男はレミを見るなりバルブランに「このガキはまだいたのか」と言って杖で打ちつけたのだ。その夜、レミは両親の話を盗み聞きしたぺぺから捨て子であることを聞きショックを受けた。嘘であることを信じていたが、バルブランの謝罪の言葉でそれが真実だったことを知った。今から8年前、寒空のパリの並木通りに置き去りにされていた赤ん坊と出会ったバルブランは神様からの授かり物だと思って大切に育てることにした。それ以来、何があっても立派になるまで絶対に手放すものかと誓った彼女だったが、ジェロームはバルブランに内緒でレミを旅芸人のビタリス爺さんに売り飛ばしたのだ。バルブランがそのことを知ったのはレミの乗った船が出航した後だった。

ビタリス一座はフランス中を旅することになったが、母との突然の別れにレミの心は晴れなかった。一座はビタリスが奏でるハープに合わせて猿のジョリクールや犬のゼルビノ、ドルチェが芸を行う。芸を身につけなければ生きて行けないとビタリスはハープの弾き方を教えようとするが、レミは全く興味を示さなかった。だが後から合流したカピがジョリクールから芸の指導を受けている姿を見て自分も見習うことにした。教え上手のビタリスと練習を重ねるレミの努力によってハープの腕は見る見る上達して行った。ビタリスは各地を歩いていればいつか本当の母親と巡り会うことが出来るからくよくよせずに自分の道を元気に進めと勇気づけた。

旅は楽しいことだけでなく、時には収入がなくて野宿を覚悟しなければならないこともあった。だがビタリスはそんな経験がレミを日々たくましくさせているのだと考えていた。彼を変えた理由、それは頑張ればいつか会えると信じるまだ見ぬ母への想いだった。

屋台的映画館
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ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

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