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不良番長 送り狼

  • posted at:2019-04-16
  • written by:砂月(すなつき)
ふりょうばんちょうおくりおおかみ
東映(東京撮影所)
配給:東映
製作年:1969年
公開日:1969年7月31日 併映「日本女侠伝 侠客芸者」
監督:内藤誠
企画:吉田達 矢部恒
脚本:松本功 山本英明
撮影:星島一郎
録音:小松忠之
照明:元持秀雄
美術:藤田博
編集:長沢嘉樹
助監督:三堀篤
擬斗:日尾孝司
進行主任:伊藤源郎
装置:石井正男
装飾:上原光雄
記録:宮本衣子
現像:東映化学
音楽:八木正生
主題歌:「番長シャロック」梅宮辰夫
出演:梅宮辰夫 谷隼人 赤座美代子 夏珠美 山城新伍
アメリカンビスタ カラー 90分

新宿を根城にして活動する不良グループ・カポネ団。金儲けのためなら何にでも挑戦する神坂弘は、今度はアカツキ・クラブという名のデートクラブの経営に乗り出した。事務所は神坂の愛人・清子が経営する美容室の二階にあり、電話が掛かればそのカードに書かれたナンバーにデート嬢を派遣するのだ。ジャブと三平は停まっている車や公衆電話に電話番号が書かれたカードを手当たり次第に貼りつけた。すると程なくして電話が掛かり、ジャブとバイキングはトン子を紳士のもとへ送り届けたが、売春防止法を逆手に取り金だけもらってトンズラした。ところがその様子を一部始終見ていた男がいた。夜遅くアカツキ・クラブに乗り込んできたのは紅バラ会の会長・大森あいだった。彼女は戦前から30年間玉の井一筋でやってきたその道のプロで、やらずぶったくりの詐欺を働く神坂を激しく糾弾した。神坂は営業妨害とジャブたちの治療費を合わせた50万円を要求したが、あいはそれを軽く往なした。

あいに対抗するためにカポネ団が取った手段は、彼女の娘・桂子を誘拐することだった。神坂の目論見通り紅バラ会の事務所から出てきたところを拉致しアカツキ・クラブへ連れてきたまではよかったが、脅しの電話を掛けてもあいは全く動じず高笑いした。母親の性格を知り抜いている桂子は、私より商売物の女の方がかわいいのよと呆れる神坂らの前でそう言い、どうやら用済みねとおどけて封筒を渡した。中には彼女が経営するゴーゴークラブ・シャングリラの優待券が入っており、お暇ならきてよねと言って桂子は去って行った。狐につままれたような気分になった神坂たちはシャングリラで「番長シャロック」を歌って憂さを晴らした。だが関東挺心会会長の川島安三郎が出入りしていることがわかると波風を立てないように心掛けた。

美容室の電話が繋がらなくなり、電電公社の職員はその原因が公衆電話を長時間占拠する女のせいであることを突き止めた。彼に同行していたタニーはそれが紅バラ会のコールガールであることがわかると懲らしめてやろうとした。だが彼女が首から下げている十字架のネックレスに気づきこれをどうしたのかと尋ねた。それは立川の孤児院で育った彼女を実の妹のようにかわいがった少年からもらったもので、それ以来外したことがなかったのだ。タニーはその少年が自分であり彼女がユキだということがわかったが、そのことを伝えることは出来なかった。その頃、あいへの復讐を考えていた神坂はトン子たちを紅バラ会のコールガールと称して問題を起こさせた。警察が出動する中、タニーはユキを事務所に戻らせないようにして商売から足を洗うよう説得した。やがて彼があのときの少年だと気づいたユキは思い出話に花を咲かせたが、フーテンをしていたときに拾ってもらった恩義があるため、あいを裏切ってまでして商売替えをすることは考えていなかった。

屋台的映画館
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大魔神怒る

  • posted at:2019-04-13
  • written by:砂月(すなつき)
だいまじんいかる
大映(京都撮影所)
配給:大映
製作年:1966年
公開日:1966年8月13日 併映「座頭市海を渡る」
監督:三隅研次
製作:永田雅一
企画:奥田久司
脚本:吉田哲郎
撮影:森田富士郎 田中省三
録音:大角正夫
照明:美間博 古谷賢次
美術:内藤昭 加藤茂
音楽:伊福部昭
編集:菅沼完二
特撮合成:田中貞造
作画:渡辺善夫
擬斗:宮内昌平
音響効果:倉嶋暢
助監督:西沢鋭治
製作主任:今村喬
現像:東洋現像所
特撮監督:黒田義之
出演:本郷功次郎 藤村志保 丸井太郎 北城寿太郎 上野山功一
シネマスコープ カラー 79分

時は戦国時代。八雲湖を挟んで西に千草国、東にはその分家の名越兵衛一族が治める里があった。その二つは湖の利益にあやかり豊かな日々を送っていたが、千草国より西に位置する御子柴国は四方を山々に囲まれていることで貧していた。領主御子柴弾正は領民に重税を課し、それに耐えられない農民が両国の間にある地形を利用して千草国へ逃げ込んだ。頭を痛める弾正は、近々千草城下で先の領主の追善法要を兼ねた天下の平和を祈る儀式が行われることを家臣鬼子島玄藩から伝え聞くと、名越一族も招かれるその日に八雲湖を手に入れる計画を立てた。

法要は千草城の若き城主千草十郎によって営まれ、無事に終わると兵衛にしばらく逗留されてはいかがかと尋ねた。秋に十郎と兵衛の娘小百合との婚姻が決まっており、その打ち合わせを兼ねての気遣いだった。御子柴からの難民に対し谷の開拓事業を任せるなど十郎の領民からの信頼は厚く、それが千草国を豊かにしている理由の一つでもあった。その後、場所を移して平和の祈念が行われた。八雲湖の東部には武神像が祀られる神ノ島があり、鳥居の奥に静かに鎮座していた。皆で祈りを捧げていると像の顔が見る間に赤く染まった。昔から守り神の顔色が変わった時は名越一族が滅びるという言い伝えがあり、厄除けの祈りを行うことを里の者たちに知らせようとしたが、御子柴軍は既に行動を起こしていた。その夜、彼らは決起して屋敷を襲い十郎の命を狙ったが行方は知れなかった。翌日その十郎が名越里に逃げ込んだと当たりをつけた御子柴軍は一気に攻め込み兵衛を惨殺、小百合の兄勝茂を人質として連れ去った。屋敷は玄藩が支配し、兄を返して欲しければ十郎を連れてこいと小百合に言った。

日が暮れると小百合は舟で神ノ島に渡り武神像に祈った。名越や千草の難儀を救い十郎様や兄の命を救ってくだされば、命を召されても構いません、と。そこに御子柴軍が現れ、彼女は岩場の陰に身を隠すと様子を窺った。すると男たちは中に鎚や鏨が入った大きな荷物を降ろし始めたのだ。弾正は名越や千草の民の心の支えである武神像の打ち壊しを命じたのだった。玄藩は鐘撞き和助とともに小百合を捕らえると、お前たちの守り神がどうなるか見ておけと火薬を仕掛け爆破した。像は木っ端微塵に吹き飛び頭部は湖に没した。すると水面が湧き立ち真っ赤に染まった。そして空が一面厚い雲に覆われると稲妻が島を直撃したのだった。だがそれは一時的の出来事だったため、玄藩は祟りなどあるはずがないと引き揚げた。爆破の落石から奇跡的に助かった小百合は島に残って祈り続ける道を選んだが、そのとき一艘の小舟が島に流れ着いた。そこには傷ついた十郎の姿があった。

屋台的映画館

不良番長 練鑑ブルース

  • posted at:2019-04-09
  • written by:砂月(すなつき)
ふりょうばんちょうねりかんぶるーす
東映(東京撮影所)
配給:東映
製作年:1969年
公開日:1969年6月14日 併映「極悪坊主 念仏人斬り旅」
監督:野田幸男
企画:矢部恒 吉田達
脚本:山本英明 松本功
撮影:星島一郎
録音:小松忠之
照明:元持秀雄
美術:藤田博
編集:田中修
助監督:伊藤俊也
擬斗:日尾孝司
進行主任:伊藤源郎
装置:吉田喜義
装飾:田島俊英
記録:宮本衣子
現像:東映化学工業株式会社
音楽:八木正生
主題歌:「番長シャロック」梅宮辰夫
出演:梅宮辰夫 谷隼人 夏圭子 夏珠美 鈴木やすし
シネマスコープ カラー 89分

詐欺、婦女誘拐・暴行、窃盗の罪で練馬鑑別所へ5回、少年刑務所へ2回送られた神坂弘は、練鑑出身者を集めてカポネ団を結成し番長として歌舞伎町界隈を縄張りにし競輪のノミ屋とバーの借金取り立てをシノギとしている。彼らと敵対するのは新宿桜吹雪団の団長・梶木征一で、頭に血が上ると何を仕出かすかわからない厄介者だった。梶木は団員を引き連れてノミ屋の店に手薄な昼間を狙って乗り込み売り上げ金を巻き上げようと企んだが、神坂らによって阻止された。

ジャブとバイキングがいつものように競輪場でノミ行為を行っていると、菊地石松という何処か抜けた極道者が売り上げを渡せと言ってきた。いてまうぞとナイフをチラつかせる石松にやれるものならやってみいと凄むジャブだったが、本当に刺されたのだった。そのことに一番驚いたのは石松で、慌てて病院に担ぎ込むと素早く入院の手続きを取ったのだった。すると見舞いにきたのが神坂であり、ジャブ彼の舎弟だったことを知って石松はまた驚いた。石松も練鑑仲間だったからだ。出所後はツキから見放され、やる事なす事裏目に出てしまうため、ついに浜松を離れて東京に出てきたのだ。再会を喜ぶのもつかの間、入院費を払う金がないため急いで夜逃げした。

ある日、カポネ団の店に美女がやってきて10万円で8レースの1-5を1点買いするように言った。危険だと感じたタニーは、うちはただのビリヤード屋だと断ったが彼女は聞く耳を持たなかった。通常フリーの客を相手にすることはなかったが、1-5がくる確率が低かったため引き受けることにした。カモがきたと喜ぶタニーたちだったが、予想に反して大当たりし260万円を支払わなければならなくなった。揉めているところにやってきた用心棒は練鑑仲間の重光史郎で、それがわかると昔の仲間を裏切るわけにはいかないと契約金を彼女に返したのだった。重光は競輪場で一日だけ用心棒になって欲しいと頼まれただけで女の素性を知らなかった。一平と八平が後をつけたところ、彼女が白河元侯爵の娘・小夜子であることがわかった。神坂たちがその後の対策を話し合っていると黒ずくめの男たちがやってきてビルの屋上へ連れて行かれた。そこには桜吹雪団の姿もあり、両者はそこが決闘の場だと考えたがそうではなかった。弁護士の藤原大蔵は国際賭博場を開く計画があり、協力して欲しいと申し出たのだ。ヤクザは嫌いだが素人には任せられない。そこで彼らに白羽の矢が立ったのだ。ラスベガスなどで日本人が散財するのがたまらない藤原は外国人客からその分を取り返そうと考えた。だが格好の場所と考えていた白河元侯爵の屋敷は横田産業の社長の物になっていたのだ。横田は手付を打っただけで残りの金を払っておらず、依頼主から取り立てを頼まれたものの話が先に進んでいなかった。そこで藤原は、成功した方に賭博場のマネジメントを任せることを提案した。

屋台的映画館

ハナ肇の一発大冒険

  • posted at:2019-04-06
  • written by:砂月(すなつき)
はなはじめのいっぱつだいぼうけん
松竹=渡辺プロ
配給:松竹
製作年:1968年
公開日:1968年1月3日 併映「やればやれるぜ 全員集合!! 」
監督:山田洋次
製作:脇田茂
脚本:山田洋次 宮崎晃
美術:重田重盛
撮影:高羽哲夫
照明:青木好文
編集:石井巌
録音:小尾幸魚
音楽:坂田晃一
調音:佐藤広文
監督助手:大嶺俊順
装置:川添善治
進行:池田義徳
現像:東京現像所
製作主任:内藤誠
出演:ハナ肇 倍賞千恵子 倍賞美津子 入川保則 中村晃子
シネマスコープ カラー 89分

東京の下町にある商店街で間貫一が営む精肉店はコロッケがおいしいと評判の店だった。ある日、フランスから一通のハガキが届くと、彼はそれを見るなり身支度を整えて出掛けて行った。貫一が向かった先は、渡航手続きを行うためのエールフランス航空の事務所だった。係員から旅行の目的を尋ねられた貫一はサントロペにいるハガキの人物に会いたいと言った。そして信じてもらえるかどうかと前置きをしてからそれにまつわる話を始めた。三ヶ月ほど前の土曜日、得意先の用事を終えた貫一が上機嫌で高速道路を飛ばしていると行ったこともない所に出てしまった。腹ごしらえのために入ったレストランはとても雰囲気が良く、心地がいい音楽は毎日の仕事から離れて何処かへ行ってしまいたいような気分にさせた。料理を待っているときに相席をしてきたのは見ず知らずの女性で、彼女は豪快にステーキを食べる貫一の姿を見て微笑んだ。会話をしているうちに貫一が一人でドライブしていることがわかると、その女性は私も一緒に連れて行って欲しいと頼んだ。貫一は驚いたが、妻ではない美人を助手席に乗せる機会はまずないため喜んで応じた。着いた所は木更津で、貫一は彼女の指示に従ってカーフェリー・あかつきに乗って横浜に向かった。船内で二人きりになると女性は自分に関することを話し始めた。彼女は速水亜子と言い、東京駅に向かって歩いていたら後ろからつけられている気がしてあのレストランに逃げ込んだ。すると頼もしそうな男が目についたため貫一に声を掛けたのだ。それを聞いた貫一は心配ないと勇気づけ心配なら行き先まで送ると約束した。だがそれが横浜のホテルだとわかると貫一の心の中に波風が立った。その後方では様子を窺う二人組の悪漢がいた。

その夜、心配する家族を納得させるための電話を掛けた貫一は、それが終わると亜子の部屋に緊張しながら入った。彼女が酒を飲みたいと言ったため地下にあるバーへ行くことになったが、その際に貫一はとても大事な物が入っているというバッグを受け取った。だがわざわざそんな物を持ち歩かなければならない理由がわからず質問すると、亜子は中から巾着を取り出し中身を見せた。キラキラと光り輝く物、それは無数のダイヤモンドだった。彼女は京都のある人物にそれを届ける任務の遂行中で、怖くてたまらず貫一に頼ったのだ。思いもよらぬ責任を背負うことになった貫一は、数分前とは違った緊張感に襲われた。バーでは悪漢の兄貴分と弟分が亜子からダイヤを横取りする計画を練っていた。そうとは知らない貫一は二人に声を掛けて一緒に飲むことにした。貫一はフェリーの中で船酔いする兄貴分を介抱したことで彼らと顔馴染みになっていたのだ。亜子が体調を崩して寝込んでしまったため三人は場所を変えて深酒をすることになったが、貫一の注意が逸れた隙に兄貴分はバッグから巾着を掏り取った。

屋台的映画館

新 女囚さそり 特殊房X

  • posted at:2019-04-02
  • written by:砂月(すなつき)
しんじょしゅうさそりとくしゅぼうえっくす
東映(東京撮影所)
配給:東映
製作年:1977年
公開日:1977年6月18日 併映「犬神の悪霊」
監督:小平裕
企画:吉峰甲子夫
原作:篠原とおる
脚本:鴨井達比古
撮影:中島芳男
録音:内田陽造
照明:川崎保之丞
美術:藤田博
編集:祖田冨美夫
助監督:橋本新一
記録:高津省子
擬斗:日尾孝司
スチール:加藤光男
進行主任:小島吉弘
装置:小早川一
装飾:酒井喬二
美粧:井上守
美容:宮島孝子
衣裳:内山三七子
演技事務:石原啓二
現像:東映化学
協力:ファーファッション ハレマキ デザイナー 宮本唯稔
音楽:河辺公一
主題歌:「星を背負って」藤圭子
出演:夏樹陽子 大野かおり 絵沢萠子 汐路章 南城竜也
シネマスコープ カラー 84分

女囚の松島ナミは自分の使命を果たすために不可能と言われた監視システムを逃れて脱走し、本懐を遂げたことで再び刑務所に戻ってきた。そんな彼女を苦々しい目で見ていたのは看守主任の梶木一郎だった。着任して15年目の失態に梶木は怒りを抑えることが出来なかった。護送の途中に何者かに襲われて重傷を負ったナミだったが、所外で受けた傷は自己責任として手当をしてもらえないまま所長室に連れて行かれた。所長の黒沼徹は、ずいぶん派手な騒ぎを起こしてくれたなと言って新聞を机に叩きつけた。そこには「脱獄の女囚 国会議員を襲う」という見出しが躍っていた。

かつて看護師として働いていたナミは同じ病院で働く西田医師と恋人の関係にあった。入院患者である政界の黒幕・樺島佐知夫が日に日に弱って行くことに疑問を感じた西田は血液と尿を採取し検査を行った。加藤院長自らが主治医となって治療が行われていたが、西田はカルテを見て愕然とした。病状に対する投薬と治療法が誤りであり、このまま続ければ患者が亡くなることは目に見えていた。数日後、樺島が息を引き取ったため西田は至急、病理解剖の手続きを行おうとしたのだが、加藤から精神病と診断された彼は強引に隔離され治療と称した電気ショックを脳に受けたことが原因で廃人にされた。そしてナミはグルになっている医師への暴行容疑で逮捕された。その後、加藤は院長から国会議員に転身したのだ。

半年前に新任所長としてやってきた黒沼は梶木を信用し、キャリアに傷がつかないまま任期を終えるだろうと考えていた。だが計算違いが起きたことではらわたが煮えくり返る思いをしているのだ。そこで彼は所内を自分の管理の下に置くことに決めた。その頃、ナミは傷が悪化して高熱を出し診療室で治療を受けていた。40時間眠り続けてようやく目を覚ましたが、彼女を根気強く看病していたのは吉井清美という女囚だった。3年前、親兄弟のない一文無しの清美を輸血して助けたのはナミであり、その恩返しとして力になりたかったのだ。一ヶ月後、梶木は傷の癒えたナミを懲罰房へ移そうとしたが、黒沼はそれを取り消し雑居房に入れることにした。脱走したナミのせいで連帯責任として減食処分となり不満を持つ女囚は少なくなかった。そこで彼は自らの手を汚さずにナミをリンチに掛けようとしたのだ。一方、黒沼のやり方に反発する梶木は女囚の春江たちをタバコで買収して騒動を起こさせ、騒ぎの原因としてナミを懲罰房送りにした。すると黒沼は空席となっていた保安課長に網走刑務所から呼び寄せたライフルの名手の田村を抜擢し、所内の治安維持を一任した。田村は急遽女囚の所持品検査を行い、出てきたタバコが梶木から貰ったものであることを突き止めた。黒沼から主任の職務を解かれた梶木は、衆議院司法委員会代表の視察から逃れるために危険人物と目される女囚たちが次々と地下房へ送られていることを知り、実態を暴露する計画を立てた。

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