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天才バカヴォン 蘇るフランダースの犬

  • posted at:2018-12-28
  • written by:砂月(すなつき)
てんさいばかぼんよみがえるふらんだーすのいぬ
天才バカヴォン製作委員会(DLE=ぴえろ=東映=SDP=アニマティック=中央映画貿易=オデッサ・エンタテインメント)
配給:東映
製作年:2015年
公開日:2015年5月23日
監督:FROGMAN
製作総指揮:椎木隆太
製作:松本淳 本間道幸 遠藤茂行 細野義朗 旦悠輔 星野晃志 星野岳志
企画:山田太郎
原作:赤塚不二夫
脚本:FROGMAN
総合プロデューサー:紙谷零
プロデューサー:紀伊宗之 津田智 柳村努 福元孝尚 荻島達
製作協力:フジオ・プロダクション 日本アニメーション(石川和子 榊枝文一 涌井雄輔)
企画協力:ぴえろ
主題歌:「パパの子守歌」クレイジーケンバンド
オープニングテーマ:「天才バカボン」チームしゃちほこ
音楽:manzo
音響監督:はたしょうこ
音響効果:出雲範子
録音:八巻大樹
録音スタジオ:studio Don Juan
作画監督:山脇光太郎
声の出演:FROGMAN 瀧本美織 濱田岳 犬山イヌコ 岩田光央
アメリカンビスタ カラー 84分

暗黒組織インテリペリの総統でIQ500の狂人・ダンテがオメガという究極のコンピューターを開発していたが、何故か起動に失敗した。長年インテリペリを追い内密に調査を行っていた東京霞が関の内閣情報局局員の神田輝夫はついにその真相を突き止めたのだ。その原因とは、たった一人の男の名前を入力ミスするという些細なものだったが、その男にはとんでもない秘密が隠されていた。彼は普段、自分を「長男の父親」などという風変わりな通称で呼び、役所への届け出や銀行の名義にもその名が使われていた。不審に思った神田が詳しく調べたところ、役所の窓口担当者が終いにはパ行でしかしゃべることが出来なくなるくらいその男は本名を語らなかったのだ。インテリペリは男から名前を聞き出そうと躍起になっていることは間違いなく、一刻も早く対処しなければコンピューターが完成してしまうのだ。だが局内に協力する者は誰もいなかったため、神田は一人で事に当たらなければならなかった。

ダンテはバカボンのパパから名前を聞き出すために税務署職員などと称してこれまで20人以上の刺客を送り込んだ。だが彼らは本名を聞き出せないどころかパ行でしか話せなくなっていた。腹心の部下・レスターはいっそ脅して吐かせた方がいいのではないかと提案したが、ダンテは無理強いするほど嘘をつく可能性が高いと考え、気づかれずに聞き出すよう命じた。そしてそれが無理ならば聞き出す相手をパパではなく息子のバカボンの方にすれば容易いと言った。子供と仲良くなるには子供が一番だ。そこでダンテは特別な子供を呼び出すことにした。

パパとバカボンが公園で太陽を西から昇らせる実験を行っていると神田がやってきた。バカボンに家へ招待された彼が客として現れた不審な人物について尋ねると、20人くらいきた男たちをからかったら皆最後は泣き出しパ行でわめきながら帰って行ったとパパは誇らしげに答えた。神田は、パパが名前をしゃべっていないことを確認すると世の中には世界を我が物にしようとする悪い奴らがいると説明した。ダンテはオメガに世界中のあらゆる情報を入力しているが、それが完成すれば神の頭脳となり未来の予測が可能になるのだ。悪用されれば簡単に世界征服が出来るが、幸いまだ完成に至っていなかった。何故なら未だにダンテですらわからない謎があるからだ。それがパパの名前なのだ。神田はパパの命を守るために24時間の警護を行うことにした。

屋台的映画館
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小さなスナック

  • posted at:2018-12-24
  • written by:砂月(すなつき)
ちいさなすなっく
松竹(大船撮影所)
配給:松竹
製作年:1968年
公開日:1968年9月15日 併映「初恋宣言」
監督:斎藤耕一
製作:升本喜年 瀬島光雄
企画:堀威夫
脚本:桜井義久 斎藤耕一
撮影:竹村博
美術:梅田千代夫
音楽:大森盛太郎
照明:三浦礼
録音:栗田周十郎
調音:松本隆司
編集:浜村義康
監督助手:福田幸平
装置:川添善治
進行:玉生久宗
現像:東洋現像所
製作主任:内藤誠
主題歌:「小さなスナック」パープル・シャドウズ
協力:東洋工業株式会社
出演:尾崎奈々 藤岡弘 ジュディ・オング 山田真二 ケン・サンダース
シネマスコープ カラー 83分

夏が終わり仲間たちと過ごした二週間の休暇から戻った大学生の三橋昭は青山にある小さなスナック・ネアンにやってきた。そこは彼の同級生など顔なじみの若者の溜まり場で、約束していなくてもいつものメンバーがいつも間にか揃うのだ。その日は半月前から度々訪れる若松美樹の姿があり、興味を持った飯田は仲間に入りませんかと声を掛けた。その後スナックに江島久からダンスパーティーへの招待があり、飯田が彼女を誘うと昭たちもその話に乗った。江島の家では大音量の音楽が流れ、皆それに合わせて踊った。そして皆が疲れて眠り込むとしばらくして夜が明けた。美樹がいないことに気づいた飯田は、昭の姿がないこともわかりしてやられたと舌打ちした。二人で街を歩き楽しい時間を過ごした昭だったが、目を離した隙に彼女は去って行った。それ以来、昭は美樹のことが頭から離れなくなった。

ある日、スナックに美樹が現れると昭は今夜くると思っていたと声を掛けた。翌日デートに誘い、君のことを何でも知りたいと昭は言ったが、彼女はその困る顔を楽しむように拒み続けた。日が暮れ花屋敷にやってくると、昭は僕のことをどう思っているのかと尋ねた。そして仲間のことも。すると美樹は、皆個性があって楽しいし好きな相手と好きなことをして自由に生きることがとてもうらやましいと言った。レーサーの江島と倉田由美は、お坊ちゃんのような江島と現実的な由美だからうまく行くのではないかと。売れない画家の飯田とモデルの前川レイ子は、レイ子が芯のある飯田に惹かれているのかと。そして新劇俳優の岩崎真介とダンサーの沢みどりは、みどりのアパートに岩崎が居座りケンカすることでうまく行っているのではないかと。それを聞いた昭は、デキたから仕方なくくっついているんだと解説した。すると今度は昭に話を向け、君子とはどうなのと尋ねた。思わぬ質問に驚いた昭は、生まれたときから一緒に住んでいるだけだと答えた。彼の父・猛は君子の家の使用人であり幼なじみとして育ったため、昭は恋愛感情を持っていなかったのだ。話題を変えて君は自分のことを話そうとしないと昭が不平を言うと、彼女はまた笑って誤魔化した。

小さな頃、昭は屋敷を出入りする男から話で自分が誰の子供かわからないことを知った。彼は柴田家の名誉を守るために猛と戸籍上の親子となったが、君子と血が繋がっている可能性もあるのだ。そんなことを考えているうちに美樹とまた会いたくなった。そしてデートを終えて別れると、昭は美樹の素性を確かめるために後をつけた。

屋台的映画館

誘拐報道

  • posted at:2018-12-20
  • written by:砂月(すなつき)
ゆうかいほうどう
東映=日本テレビ放送網
配給:東映
製作年:1982年
公開日:1982年9月25日
監督:伊藤俊也
製作:高岩淡 後藤達彦
企画:天尾完次 高井牧人
プロデューサー:松尾守 瀬戸恒雄
原作:読売新聞大阪本社社会部
脚本:松田寛夫
撮影:姫田真佐久
録音:林鉱一
照明:山口利雄
美術:今村力
編集:戸田健夫
助監督:森光正
音響効果:原尚
記録:山内康代
製作調整:山田光男
演技事務:河合啓一
装置:開米慶四郎
装飾:金田孝夫
美粧:井上守
美容:宮島孝子
衣裳:内山三七子
宣伝:レオ・エンタープライズ(株)
スチール:加藤勝男
方言指導:島田淳 池田道枝
現像:東映化学
進行主任:小島吉弘
音楽監督:菊池俊輔
主題歌:「息をしている」林牧人
出演:萩原健一 小柳ルミ子 秋吉久美子 藤谷美和子 高橋かおり
アメリカンビスタ カラー 134分

昭和57年1月22日金曜日、宝塚市内で誘拐事件が発生し、その夜兵庫県警は記者クラブで事件の詳細を発表した。被害者は宝塚署管内居住の小児科医・三田村昇の一人息子・英之(私立豊中若葉学園小学部1年・7歳)で、午後3時30分頃いつものように帰宅していたが、自宅付近の路地で待ち伏せていた何者かに拉致された。5時過ぎに被害者宅へ若い男から電話が掛かり、応対した昇の妻・緋沙子に3千万円を要求した。それと同時に、警察へ通報すれば自分は金を諦める代わりにおまえは子供を諦めろと脅迫した。成沢刑事部長は各新聞社に対し、当分の間取材活動や報道を自粛するよう要請した。報道協定解除の条件は、被害者が発見された場合、または犯人が逮捕され被害者の安全が確保された場合、もしくは捜査を秘匿する必要がなくなったことを刑事部長が確認しその旨を記者会見で発表した時点だった。記者の一人はまるで報道管制だとこぼしたが、子供の命が掛かっていることを考えれば致し方なかった。この事件では成沢を本部長とする捜査本部を県警に設け、捜査の進展に伴う発表はここで行うことになった。所轄の宝塚署に捜査の指揮本部を設定し、剣持捜査第一課長が担当した。

三田村家には被害者対策班の遠藤警部他6人が待機し犯人からの電話を待っていた。すると夜遅くになってついに掛かってきたのだ。犯人は緋沙子一人でタクシーを拾い宝塚新大橋を越えた建設現場で降りてパワーショベルのところで待てと命じた。風邪をひいている英之のことが心配な緋沙子は息子のことを聞き出そうと努力したが、犯人はそれ以上のことをしゃべることなく電話を切った。遠藤は指揮本部に連絡を行い、緋沙子はタクシーで現場に向かったが、車内には気づかれないように刑事が待機していた。そして工事現場周辺にも複数の刑事が先回りをして張り込んでいた。緋沙子が現場に到着してもそれらしき人物は見当たらなかった。だがパワーショベルの近くまで歩いて行くとその光景に彼女は思わず悲鳴をあげた。英之の学帽やランドセルが無造作に置かれていたからだ。呆然としたまま帰宅すると犯人から電話があった。警察に知らせたらどうなるかわかっただろう、と。

読売新聞神戸支局では大西支局長が若手記者の滝耕太郎に雷を落としていた。準備している予定稿が「警察お手柄 犯人逮捕」や「英之ちゃん無事 泣いて喜ぶ両親」という楽観的なものばかりだからだ。大西は最悪な事態の記事も用意しろと言ったが、まだそうと決まったわけではないから書けないと滝は拒否したのだった。すると大西は、誘拐された両親を思いやるよりも、惨いことを書かせる犯人を憎めと叱りつけた。

屋台的映画館

月光仮面(1981年)

  • posted at:2018-12-17
  • written by:砂月(すなつき)
げっこうかめん
プルミエ・インターナショナル=ヘラルドエンタープライズ
配給:日本ヘラルド
製作年:1981年
公開日:1981年3月14日 併映「おじゃまんが山田くん」
監督:澤田幸弘
企画:愛企画センター
製作:古川博三 増田久雄
原作:川内康範
製作監修:川内康範
脚本:川内康範 澤田幸弘
音楽:川内康範
キャスティングプロデューサー:田中大三
製作補:山本勉
撮影:山崎善弘
照明:矢部一男
録音:信岡実
美術:徳岡博
編集:鈴木晄
助監督:高橋芳明
衣裳デザイン:朝倉摂
色彩計測:杉本一海
製作担当:堀井健一
主題歌:「愛の助っ人」ノーザン・ライツ
協力:にっかつ撮影所
出演:桑原大輔 志穂美悦子 地井武男 原田大二郎 ジョニー・大倉
アメリカンビスタ カラー 107分

東朋銀行京橋支店がレッドマスク団に襲撃され、白昼にも拘らず5億円が奪われた。その手口は鮮やかで、ラジカセと大きな箱を持ってカウンターに現れたサングラスの女がラジカセのボリュームを上げると、客として潜入していた他のメンバーが顔を隠す真っ赤な衣装に早変わりした。そして女が開けた箱の中から一斉にスズメが飛び出したことで行内が混乱すると、仲間たちは防犯カメラを使用不能にしアクロバティックな動きで行員やガードマン、客の行動を制したのだった。強盗団が複数の証拠品を残していたため、警視庁の松田警部は事件が早々に片づくと考えていた。ところがスズメを扱うペットショップは一つも見つからず、ラジカセから流れた「オー・マイ・ベイビー」というフレーズの曲を出しているレコード会社も見当たらなかった。覆面の似顔絵だけでは犯人の特定を出来るはずもなく捜査は初期段階からつまずいた。数日後、今度は現金輸送車が強盗団に襲撃された。強盗団は撒菱を道路に撒いて輸送車をパンクさせ、横転した車から運び出したジュラルミンケースは待ち伏せていた霊柩車に積まれた。警察の検問を掻い潜った霊柩車が工場の敷地内に停められたトラックに横づけされるとジュラルミンケースは再び積み替えられた。

国家転覆を企む竹林賢法は、「愛」を説き理想国家「ニューラブ・カントリー」建設を掲げることで多くの若者たちから支持された。洗脳された彼らは賢法の言いなりとなり、国家建設の資金集めを早急に行うためにレッドマスク団を組織して非合法な手段で多額の現金を手に入れたのだ。その夜、トラックは港に向かっていたが、バイクに乗った謎の男によって行く手を阻まれた。白い衣装に身を包んだヒーローは、あの「月光仮面」だった。

霊柩車から多数の指紋が発見されたが、それらは前科者に繋がらなかった。捜査の糸口を見つけられない松田が頭を抱えていると匿名の電話が掛かってきた。電話の主は、現金輸送車から奪われた5億円を返す代わりに10パーセントの手数料を差し引くと言った。狐につままれたような話だが松田は話を続けた。時間は明日の午後3時、場所は銀座。取引場所はわかったが、通話時間が短かったことで逆探知は失敗に終わり、声も加工されていたことから人物を特定することは出来なかった。翌日、買い物客に扮して歩行者天国に現れた松田は何気ないふりをして辺りを観察したが、どうしても全ての人々が怪しく見えるのだ。そんなときに限って娘ののぞみとバッタリ出会い、困った彼は小遣いを渡して追い払った。その周辺には、観光中のリムサド王国・ラジャニ王妃が身につけた時価数十億のダイヤのアクセサリーを狙うレッドマスク団の姿があった。

屋台的映画館

0課の女 赤い手錠

  • posted at:2018-12-13
  • written by:砂月(すなつき)
ぜろかのおんなあかいわっぱ
東映(東京撮影所)
配給:東映
製作年:1974年
公開日:1974年5月21日
監督:野田幸男
企画:吉峰甲子夫
原作:篠原とおる
脚本:神波史男 松田寛夫
撮影:中島芳男
録音:小松忠之
照明:大野忠三郎
美術:桑名忠之
編集:祖田冨美夫
助監督:沢井信一郎
記録:宮本衣子
擬斗:久地明
スチール:加藤光男
進行主任:堀賢二
装置:吉田喜義
装飾:酒井喬二
美粧:住吉久良蔵
美容:石川靖江
衣裳:河合啓一
演技事務:山田光男
現像:東映化学
音楽:菊池俊輔
主題歌:「女の爪あと」杉本美樹
出演:杉本美樹 郷鍈治 室田日出男 荒木一郎 三原葉子
シネマスコープ カラー 88分

警視庁にはいずれの課にも属さない「0課」が存在した。その課は特殊任務の遂行のために超法規的な手段を使う秘密の部署で、所属するのは零という名の女刑事だけだった。迷宮入りになりかけた事件に友人のエミイが巻き込まれて殺害されたことから、赤いスーツに身を包んだ彼女は犯人が現れると目されるゴーゴーバーで待つことにした。踊りつかれてカウンターの席に着くと、あなたのダンスを楽しませてもらったお礼だと外国人の男が酒を奢ってきた。彼女がグイとグラスを空けると男は喜び次々と酒を注いだ。酔って動けなくなった零を介抱すべく男は彼女を車へ乗せるとホテルへ直行した。そして抵抗出来ない彼女をベッドに寝かせると服を脱がせたのだった。男は喜々としてアタッシュケースからSMに使う道具を取り出そうとしたが、それは全て零の予想通りの行動だった。酔ったふりをしていた彼女は、男が背を向けていることを確認するとハンガーに掛けてあった背広の上着から手帳を取り出した。そこには「大使館付一等書記官 リチャード・サクソン」という名と本人を証明する顔写真が貼られていた。彼女は手帳を引き破ると、エミイの殺害現場で撮られた写真を投げつけた。男は警察にでも訴えるのかと高笑いし零を鞭で打とうとしたが、彼女は隠し持っていた赤い手錠を投げつけたのだった。彼の首は手錠で締まり、更に赤い拳銃から発射された弾丸を受けたことでリチャードは絶命した。この事態に激怒した上層部は零を留置所に送った。牢に入れられた零に気づいたのはかつて彼女に逮捕され掛けた矢野加律子だった。彼女の話で零が刑事だったことを知った女囚たちは、警察への恨みを晴らすために集団でリンチした。

神奈川刑務所を仲原義秀が出所すると外で待ち受けていた仲間たちが歓迎した。義秀は「ヨコスカの玉ころがし」というグループのリーダーで、彼を慕う野呂次男、関三郎、稲葉徹がメンバーだ。だが義秀を最も驚かせたのは、養っていた親父が死んだことで会いにきたという身寄りのない弟の義明がいたことだった。自由の身となった義秀がまず最初に行ったのは、カップルの乗った車への襲撃だった。ストッキングを被った5人はまず男を引きずり出すと暴行を加えて気絶させ、次に女を草むらへ連れて行くと代わるがわるレイプした。ところが息を吹き返した男が暴れ出し義明に襲い掛かったため、義秀は持っていたナイフで男を刺殺した。その夜、義秀たちは根城にしているスナックに女を運び込むと、釈放されたママの加律子に組織へ売り飛ばすための品定めをさせた。すると彼女は女が与党民政党次期総裁候補・南雲善悟の娘の杏子であることに気づいた。杏子と鳩村前総裁子息・直之との婚約が発表されたこともあって多くの人に顔を知られていたのだ。そこで義秀は南雲に対し3千万円の身代金を要求した。

南雲からの相談を受けた警視庁の日下正志は、杏子が犯人の顔を見ているため身代金を受け取った後に消される可能性が高いと考えていた。どのような手段を使ってでも生きたまま連れ戻して欲しいと南雲は頭を下げたが、捜査を極秘裏に進める条件をつけた。娘の縁談と自分の首が掛かっているからだ。逮捕、裁判を行わずに全てを抹殺しなければならないことから、日下は谷署長と相談し零にチャンスを与えることにした。

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