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0093 女王陛下の草刈正雄

  • posted at:2017-11-14
  • written by:砂月(すなつき)
ぜろぜろきゅうさんじょうおうへいかのくさかりまさお
BS-i=TCエンタテインメント
配給:エム・エフボックス
製作年:2007年
公開日:2007年10月13日
監督:篠崎誠
プロデューサー:丹羽多聞アンドリウ
共同プロデューサー:仲尾雅至 長生啓
ラインプロデューサー:鈴木浩介
脚本:加藤淳也
音楽:遠藤浩二
主題歌:「コードネームは0093」草刈正雄
撮影:井澤昭彦
照明:梨本茂
カラリスト:宇津野裕行
美術:金勝浩一
録音:重松健太郎
装飾:吉村昌悟
編集:佐野由里子
効果:小山秀雄
整音:野宮聡
助監督:井上雄介
制作担当:平山高志
キャスティング:小板洋司
CGエフェクト:鹿角剛司
タイトルデザイン:中平一史
ダンス指導:安田麻里
殺陣:秋永政之
ガンエフェクト:ビル・横山 会田文彦
スタイリスト:水野美樹子
ヘアメイク:遠山直美
出演:草刈正雄 黒川芽以 麻有 唐橋充 森下能幸
アメリカンビスタ カラー 88分

二枚目俳優の草刈正雄にはもう一つの顔がある。女王陛下のもとで働く諜報部コードナンバー0093。その昔、駆け出しの諜報部員だった彼は芸能界を牛耳る悪の組織を壊滅すべく名もなき俳優として潜入捜査を行った。しかし運命の悪戯か彼の甘いマスクと演技力が高く評価され一躍トップスターの仲間入りを果たしてしまった。広く顔が知れ渡ってしまってはスパイ活動が出来ない。そこで彼はそのまま芸能活動に専念することになったのだ。

郊外の一軒家で家族とともに暮らす正雄。妻がイギリス方面に旅行中ということもあって下着姿でゴロゴロと余暇を過ごしていると、思春期の麻有にみっともないと叱られた。そんな中、彼をラウンジに呼び出したテレビ局のプロデューサーが年末の特番ドラマの企画を説明したが、正雄にとって食指を動かすものはひとつとしてなかった。するとそこへIT企業「COME ON V」代表の三輪嘉門がやってきて正雄と握手を交わした。彼は最近、プロ野球球団のオーナーに名乗りを上げたり、テレビ局の株を買い占めたりと何かと世間を騒がしていた。近々大きなプロジェクトを立ち上げる予定がありぜひ協力して欲しいと嘉門がお願いすると、正雄は喜んでと返答した。その様子を外から取材していたのは日刊スポーツの記者・霧島ハルキだった。

ある日、正雄が食事をとりながらテレビを見ていると。気象予報士の森田正光が天気予報の時間にも拘らず彼に語り掛けてきた。それは特殊な放送電波で、緊急事態による司令部集合の合図だった。早速司令部に向かうと気象予報士は仮の姿の赤坂十三丁目支部長Mが待っており、今回の事態の説明を始めた。イギリス物理学研究所から一枚のディスクが盗まれた。言葉ではない情報を直接相手の耳に届けることが出来ればコミュニケーションの手段が増える。ここが行っていたのは人間に影響を与える特殊な周波数帯の研究で、その周波数が開発されたのだ。データを保存したディスクは日本に持ち込まれ、それを受け取ったのは嘉門だった。その彼が芸能界や放送業界に顔を出す理由を探るためにMは業界に顔が利く正雄を潜り込ませることにした。何故なら今となっては正雄がスパイであることを疑う者はいないからだ。そして相棒としてIQ180の頭脳を持つ0019一文字楓を新マネージャーに抜擢し、ともに行動するように命じた。彼らは撮影スタジオに入ったが、スケジュールが忙しすぎてスパイ活動をする暇がなかった。ドラマ撮影の後は日刊スポーツの取材が入っており、ハルキはさりげなく正雄の素性を暴こうとしたが、正雄の方が役者が上だった。

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ファンキーハットの快男児 二千万円の腕

  • posted at:2017-11-11
  • written by:砂月(すなつき)
ふぁんきーはっとのかいだんじにせんまんえんのうで
ニュー東映(東京撮影所)
配給:ニュー東映
製作年:1961年
公開日:1961年9月13日 併映「いかすじゃねえか三度笠」「警視庁物語 十二人の刑事」
監督:深作欣二
企画:根津昇 渡辺洋一
脚本:田辺虎男 池田雄一
撮影:内田安夫
録音:岸勇
照明:入江進
美術:進藤誠吾
音楽:三保敬太郎
編集:長沢嘉樹
助監督:田口勝彦
進行主任:白浜汎城
出演:千葉真一 中原ひとみ 小川守 岡本四郎 波島進
シネマスコープ モノクロ 53分

全国高校野球選手権大会の決勝戦で東海地区代表の若葉高校エース・川原投手が好投を続けていた。そんな彼をマークする南鉄ピンクソックスの山田や西日本サスペンスの野口、大東京タワーズの佐々木などプロ野球各球団のスカウトが甲子園に集まっていた。川原は19奪三振で高岡工業をねじ伏せ悲願の優勝を達成した。各球団が獲得競争に名乗りを上げるとマスコミも色めき立ち「契約金は二千万円か」と連日書き立てた。そんな中、帝都ホテルへやってきた彼と会った後援会会長の黒谷は、契約が決まるまでは軽率な行動を控えるようにと釘を刺した。

天下探偵事務所所長・天下清助の息子の一郎は川原のことを必要以上に詳しくなっていた。何故なら相棒の近藤茂が彼の高校の先輩に当たり、実家の近所に住んでいたこともあって空き地でコーチをした。そして伝家の宝刀のフォークボールを自分が教えたという自慢話を耳にタコが出来る程聞いたからだ。茂はこのネタを利用してジャズ喫茶でガールハントを行っていたが一郎はそれが気に食わなかった。ところがやってきたキュートな客に一目惚れし、父親と一緒に出ていくとその後をタクシーで追い掛けた。彼女が入ったのはゴールデンホールというコンサート会場で、その姿を見つけて隣の席が空いているのを確認するとちゃっかりと座り食事に誘った。その頃、河川敷に水死体が上がり、検死で水中での窒息死であることがわかった。死亡推定時刻は昨夜の0時から1時。服にウイスキーのにおいが染み込んでいるため泥酔による溺死と見られた。財布には現金が入っていたため強盗の可能性は低かったが、身分の拘るものを持っていなかった。胸のポケットからはコンサートのチケットが見つかったがその席番は「へー13」だった。

特別指定席の「へー12」に座っているのはスポーツ記者の武智美矢子だった。ジャズ喫茶に呼び出したのは父親で、お見合いをさせるために理由を伏せていたのだ。お相手は東銀座玉腰整形外科のインターンの西沢で、会ってみて気に入らなければ断ればいいという父親の気楽な言葉で美矢子は前向きに考えるようになったのだ。そして「へー13」に座った一郎と西沢だと思い込んだ美矢子は、食堂で食べる彼のがさつな姿を見てゲンナリした。その乱暴なナイフがメスだったらと考えたからだ。するとそこに警視庁の刑事が現れたことで一郎が西沢でないことがバレた。二人が警察で取り調べを受けていると美矢子の父親がやってきて、彼女に見合い相手の調査報告書はデタラメだと言った。品行方正な男が泥酔で溺死するなんてありえないと怒り心頭の彼は警察から清助に抗議の電話を掛けた。その様子を一郎はただニヤニヤと眺めていた。

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鉄の爪

  • posted at:2017-11-08
  • written by:砂月(すなつき)
てつのつめ
大映(京都撮影所)
配給:大映
製作年:1951年
公開日:1951年2月24日
監督:安達伸生
製作:平尾善夫
原案:中溝勝三
脚本:安達伸生
撮影:武田千吉郎
録音:奥村雅弘
音楽:白木義信
照明:島崎一二
美術:菊池修平
特殊撮影:近藤憲昭
編集:宮田味津三
製作主任:橋本正嗣
装置:林米松
装飾:水谷秀太郎
背景:巽保次郎
美粧:小林昌典
結髪:中井つる
衣裳:長谷川綾子
記録:小島道子
スチール:浅田延之助
助監督:福島茂博
撮影助手:今井博
録音助手:倉島暢
照明助手:松井正雄
美術助手:西岡善信
移動効果:宇野薫
演技事務:中村元次郎
進行:小沢宏
出演:岡譲二 日高澄子 関千恵子 二本柳寛 斎藤達雄
スタンダード モノクロ 82分

深夜の住宅街にパトカーのサイレンが鳴り響いた。被害者は荒っぽい闇取引で財産を築いた野村耕平で、本町警察署は取引に拘る怨恨と女性関係のもつれによる情痴の両面で捜査を行っていた。野村の致命傷は頭蓋骨骨折で、鈍器で撲殺されたものと考えられた。殺害現場となった寝室は人間業ではないほど滅茶苦茶に荒らされており、付近に落ちていた寝台の枠が凶器だとすると犯人はかなりの怪力の持ち主であることが疑われた。翌日、目撃者として話を聞いたのは当時野村と同じ部屋にいた情婦の月岡雪江だった。雪江は元歌劇団のダンサーだったが、戦時中に内縁関係あった田代恭助が南方で戦死したことで終戦後はキャバレー・メトロでステージダンサーとして働いていた。彼女には男出入りが激しいという噂があったことから、井上良太刑事はメトロで雪江に関する聞き込みを行った。すると同僚だった原口恵美子から重要な証言を得ることが出来た。それは田代が戦死したのは間違いで、一昨日の晩にここへ訪ねてきたというのだ。彼女のことをしつこく聞いてくるので気の毒ながらも洗いざらい話すと、田代は怒るどころか雪江さえ幸せになってくれればそれでいいと納得した。そして自分が帰還していることを知ったら苦しむだろうから絶対に黙っておいて欲しいと釘を刺したのだという。田代が聖明教会にいることがわかると井上はそこを訪ねた。彼は教会が経営する戦災浮浪児の収容所・聖明寮で寮長として働いていた。

恵美子から雪江のことを聞いた田代は夕方5時頃に野村邸に行ったことを証言した。そして帰還以来、初めて所在のわかった雪江の姿を一目見たいと思ったが、いざ家の前に立ってみると新しい生活を手に入れた彼女の平和を乱してはならないと考え直したと言った。井上が夕べの10時に何をしていたかと尋ねると、古い友人の灰田天心と深夜まで話し込んでいたと答えたことから、今度は灰田が勤める新天地の宝石座へ聴取しに向かった。一方、田代は机の上にあった新聞を手に取ると雪江の証言に目を通した。そこには「ベランダで突然すごい音がしたので慌てて寝室を飛び出すと、目の前に恐ろしい顔をした犯人が立っていてあっという間に野村に飛び掛かった」と書いてあった。それを見た田代は、可哀想な雪江のためにも犯人が早く捕まってくればいいのにと願った。

翌日、田代が昔の知り合いだったことを思い出した警察医の山崎隆三は、井上にそのこと伝えると直接会って話してみることにした。山崎は顔を合わせるなり僕に見覚えはありませんかと尋ねたが、田代は思い出せないようだった。そこでちょっと付き合ってくださいと言って彼を散歩に連れ出すと野村邸の前で立ち止まり、野村を憎いとは思いませんかと尋ねた。次に戦場の音を連想させる工事現場付近へ連れて行き、当時の記憶を呼び起こさせた。

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野良猫ロック ワイルド・ジャンボ

  • posted at:2017-11-05
  • written by:砂月(すなつき)
のらねころっくわいるどじゃんぼ
日活
配給:ダイニチ映配
製作年:1970年
公開日:1970年8月1日 併映「ハレンチ学園 身体検査の巻」
監督:藤田敏八
製作:笹井英男 岩澤道夫
企画:佐々木志郎
原作:船知慧
脚本:永原秀一 藤田敏八
撮影:安藤庄平
照明:海野義雄
録音:福田伸
美術:斉藤嘉男
編集:丹治睦夫
助監督:岡田裕
音楽:玉木宏樹
色彩計測:佐藤賢三郎
現像:東洋現像所
製作担当:金沢博
製作進行:真下武雄 坂田則正
スタント:三石千尋
出演:梶芽衣子 范文雀 地井武男 藤竜也 夏夕介
アメリカンビスタ カラー 84分

古びた町工場・丸保自動車商会を根城にする「ペリカンクラブ」。暇を持て余すガニ新、C子、デボ、ジローの四人はリーダー格のタキに片思いしている人がいるという噂を聞きつけたため二人をくっつけることにした。その方法とは彼女が運転する車を待ち伏せしてデボがタイヤを狙撃し、工場の部屋で鉢合わせさせるというものだった。作戦を決行し銃弾はタイヤに命中。パンクですかと偶然を装って現れたガニ新たちは手際よくスペアタイヤと交換した。そして女性が額にケガをしているのを見つけるとガニ新がハンドルを握り治療が必要だと言って工場まで運転した。ジローの兄が経営する工場の二階が彼らの溜まり場だ。C子が傷の手当てをしてしばらくするとタキが帰ってきたが、その光景に驚いた彼は慌てて興味のない素振りを見せた。すると自分の居場所ではないと察した女は帰って行った。その様子にタキはもう彼女と会うことはないだろうと諦めた。

外国人の観光客からせしめたチップの万札でガニ新たちが焼き鳥屋で飲んでいるとジローがある話を持ってきた。デボが三日前から東都高校の校庭を掘りまくっているというのだ。ここのところ様子がおかしいことに気づいていたタキはC子、ジローともに現場へ向かった。ライトで照らした箇所を一心不乱に掘り続けるデボにタキが話しかけたが、放っておいてくれというばかりだった。三人が呆れて帰ろうとしたところにやってきたガニ新はきっと宝探しに違いないと踏んで手伝うことにした。

寝不足のデボを引き連れてドライブに出かけたタキたちだったが、学生のボンボンヤクザ「西部会」から襲撃を受けた。タキは無視しろと言ったが我慢ならないガニ新は飛び降りて付近に停まっていたトラックに乗り込むと後ろから突っかけた。その様子を面白がったジローたちも二台のトラックに乗り込んで追い掛け回し日頃の鬱憤を晴らした。ひとりジープの運転席に残って呆れながら見ていたタキだったが、馬の嘶きが聞こえたことで振り返るとそこには白馬に跨ったあの女がいたのだ。逃げる白馬をタキが追い掛けると女が落馬した。心配して駆け寄ったタキは、やっと私に関心を持ったようねと言われたことでドギマギした。そんな彼女にタキは、お前は一体誰なんだとストレートに聞いた。すると女は正教学会幹部・藤森信介の二号であることを明かした。アサ子はその正教学会をタキにどうにかして欲しいと言った。しばらくいなくなること伝えに彼が根城に戻るとガニ新たちは西部会の復讐を受けてケガを負っていた。そこに帰ってきたのは目当ての物を掘り当てたデボだった。終戦時に駐屯していた霧島兵団がMPがくるという連絡を受けて慌てて埋めたという話を風呂屋のオヤジから聞き、苦労して武器を手に入れたのだ。武器マニアのデボが南部十四式拳銃三丁と九六式軽機関銃の調整が終えると、タキはメンバーにある計画を伝えた。

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てなもんや幽霊道中

  • posted at:2017-11-03
  • written by:砂月(すなつき)
てなもんやゆうれいどうちゅう
東宝=宝塚映画=渡辺プロダクション
配給:東宝
製作年:1967年
公開日:1967年9月2日 併映「喜劇 駅前探検」
監督:松林宗恵
製作:渡辺晋 五明忠人
原作:香川登志緒
脚本:笠原良三 沢田隆治
撮影:長谷川清
美術:松山崇
録音:矢野口文雄
照明:石井長四郎
音楽:萩原哲晶
主題歌:「てなもんや三度笠」藤田まこと 白木みのる
監督助手:出目昌伸
編集:庵原周一
現像:東京現像所
製作担当者:森本朴
出演:藤田まこと 白木みのる 野川由美子 恵とも子 久保菜穂子
シネマスコープ カラー 90分

百万石の大藩加賀美藩の領内にやってきたあんかけの時次郎と珍念の二人。豊かに見えるこの領内は驚くような物価高で、茶店で食べた団子が一皿二朱もしたことを考えると今夜泊まる宿賃が心配になった。二人で五両も取られることになれば大阪へ帰ることが出来なくなるのだ。そこで珍念はひらめいた。彼の大先輩に当たる修念が住職を務める天台宗一門の寿命寺に泊まることが出来れば宿賃を浮かすことが出来るのだ。早速、二人が階段を上って寺にやってくると、時次郎はそこから見える壮観な景色に目を奪われた。その視線の先にある百万石の加賀美城では大病を患った藩主加賀美正家が侍医淳庵に看取られてこの世を去った。家老筆頭大杉源蔵は世継ぎ問題を控え江戸表への思惑もあってこの件は当分の間伏せることにした。正家の遺体は寿命寺に安置されることになったが、そうとは知らない時次郎と珍念は修念から逗留の了承を得た。その夜、時次郎が火の玉と見間違えたのは提灯の灯りだった。正家の棺を運んできた淳庵を修念は丁重に迎えたが、寝付けない時次郎は厠からの帰りに本堂で正家の霊と遭遇。腰を抜かした彼がそのことを話すと、その種のものに一度も会ったことがないという珍念は絶好のチャンスとばかりに本堂へ向かった。ところが何の変化も見られなかったため部屋に戻ってくると時次郎は旅支度を始めていた。怖くて仕方がない時次郎が真夜中にも拘らず寺を飛び出して行ったため珍念も渋々ついて行った。

源蔵の下に現れた腹心黒岩兵部は、桂木半太夫が正家の落とし胤まゆみ姫を捜しに出発したという情報を耳に入れた。十六年前に腰元の楓が産み落としたまゆみ姫は殿の唯一の御落胤で、当時奥方に世話になったという理由で傍役人だった半太夫が隣国福井藩中の楓実家に親子共々宿下がりを命じた。殿が逝去したことで半太夫はまゆみ姫を連れ戻すことにしたのだが、源蔵はそれが面白くなかった。兵部が三人の追手を差し向ける手配をしたことを知った腰元の雪枝は福井に向かったが、新たに出来た関所が越えられずに困っていた。そこで彼女は通りがかった時次郎と珍念に経緯を話し一緒に通過出来るよう願い出た。雪枝は半太夫の娘で、正家の側用人だった父が福井の領地へ大事な用事で旅に出たところ城内で一大事が起きた。そのことを伝えるために後を追ってきたのだが、関所の新設によって行動を阻まれたのだ。彼女が通行手形を持っていないことを知った珍念は、一刻も早く追いつきたいという雪枝の気持ちを汲み一芝居打つことにした。彼らの目の前にある検問所は「安宅の関」という名だった。

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