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時をかける少女(2010年)

  • posted at:2024-02-21
  • written by:砂月(すなつき)
ときをかけるしょうじょ
「時をかける少女」製作委員会(アニプレックス=エピックレコードジャパン=ボイス&ハート=スタイルジャム=クオラス=ハンゲーム=カルチュア・コンビニエンス・クラブ)
配給:スタイルジャム
製作年:2010年
公開日:2010年3月13日
監督:谷口正晃
エグゼクティブプロデューサー:夏目公一朗 一志順夫 ͡安部次郎 甲斐真樹 武政克彦 阿部巌 大宮敏靖
企画プロデューサー:植田益朗 越智武 村山達哉
アソシエイトプロデューサー:鈴木信隆 石川恵子 中嶋嘉美
プロデューサー:藤本昌俊 松岡周作
原作:筒井康隆
脚本:菅野友恵
撮影:上野彰吾
照明:赤津淳一
ビデオエンジニア:前川達彦
VFXスーパーバイザー:小坂一順
美術:舩木愛子
装飾:谷田祥紀
衣裳:宮本茉莉
ヘアメイク:横瀬由美
録音:小川武
音響効果:中村佳央
スクリプター:川野恵美
編集:宮島竜治
助監督:久万真路
制作担当:前村祐子
ラインプロデューサー:鈴木嘉弘
原作コーディネート協力:新名新
音楽:村山達哉×TOKYO GRAND ORCHESTRA school food punishment 伊藤ゴロー
主題歌:「ノスタルジア」いきものがかり
挿入歌:「時をかける少女」いきものがかり
・・・:「ふたり」松下優也
制作協力:イメージフィールド
製作プロダクション:ボイス&ハート
出演:仲里依紗 中尾明慶 青木崇高 石橋杏奈 千代將太
アメリカンビスタ カラー 122分

私立御園生高校三年生の芳山あかりは母・和子が薬学者として勤める大学を受験し合格した。幼い頃から母子家庭で育った彼女は父親のことをほとんど覚えていなかったが、今でもメールでたまに連絡を取っているという和子の話では海外で活動し日本に帰ってきては映画を撮っているのだという。

浅倉酒店を経営する浅倉吾郎は和子の幼馴染で、芳山家とは家族ぐるみのつき合いをしている。ある日、吾郎は大学を訪ね、和子に封筒を渡した。その中には近所の洋館に住む深町夫人が屋根裏部屋を片付けていたときに見つけたという写真とラベンダーの花が入っていたが、和子はその写真に並んで写る男子学生に見覚えがなかった。洋館には温室がありそこでラベンダーが育てられていたが、その時のラベンダーの香りを思い出すうちに当時の土曜日の実験室の様子がぼんやりと頭の中に浮かんできた。それ以来、ラベンダーと実験室のことが頭から離れなくなった彼女は帰宅中に考え事をして車に撥ねられた。

知らせを受けたあかりが急いで病院へ向かうと、担当の医師が外傷は2週間程度で完治すると言った。だが問題は頭部を強く打ったことで意識が戻っていないことだった。悲しみに暮れるあかりは看護師のアドバイスに従い付きっ切りで声を掛け続けた。そんな彼女を不憫に思った吾郎は、目覚めた時に元気な顔を見せないと和子が心配するから少し休みなさいと言った。その日の夕方、自宅に戻ったあかりは母が保管していたアルバムを引っ張り出し自分が大事に育てられていたことを知った。そしてその写真を撮った父親のことを知りたくなり和子のパソコンを立ち上げたところ、雪山の撮影のために立山連峰へ行くというメールがあった。長谷川政道という名前の人物が父親でないかと考えたあかりは和子が入院していることを連絡した。

ある日、いつものようにベッドの隣で看病していると突然和子が目を開け、深町一夫に会いに行かなきゃと言った。バッグの中に入っていた写真を見せると和子は小さく頷き立ち上がろうとするため、あかりは諦めさせようと考え私が替わりに行くと言った。そして何処へ行けばいいのと尋ねると、和子は1972年4月土曜日の中学校の理科実験室と答えた。そして研究室の机の引き出しの中にある過去に行ける薬を飲んで念じればいいと言った。半信半疑ながらも大学へ行き研究室に忍び込んだあかりは引き出しから薬を取り出し飲んだ。だが間違えて1974年の2月と念じてしまった。

屋台的映画館
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けんか空手 極真無頼拳

  • posted at:2024-02-18
  • written by:砂月(すなつき)
けんかからてきょくしんぶらいけん
東映(東京撮影所)
配給:東映
製作年:1975年
公開日:1975年12月27日 併映「トラック野郎 爆走一番星」
監督:山口和彦
企画:太田浩児
原作:梶原一騎 影丸譲也
脚本:掛札昌裕 中島信昭
撮影:中島芳男
録音:小松忠之
照明:川崎保之丞
美術:中村修一郎
編集:田中修
助監督:岡本明久
記録:宮本衣子
擬斗:日尾孝司
スチール:遠藤努
進行主任:松本可則
装置:根上徳一
装飾:田島俊英
美粧:入江荘二
美容:石川靖江
衣裳:福崎精吾
演技事務:石川通生
現像:東映化学
音楽:菊池俊輔
挿入歌:「空手道」渥美健
協力:極真会館
出演:千葉真一 多岐川裕美 中島ゆたか 湯原昌幸 石橋雅史
アメリカンビスタ カラー 87分

戦後初の全日本空手道選手権大会で優勝した大山倍達だったが、邪道の名を着せられ空手界から追放された。数年山に籠って稽古を重ねた彼は修業を終えると東京に戻り、自分の力を試すべく空手道場を訪れては他流試合を申し込んだのだった。そして昭和26年、錬心館を訪ねた大山は試合を申し込むが、館長の竜道寺重成に現代の空手は青少年の心身を鍛える健全なスポーツだからお前のは時代錯誤も甚だしいと断られた。「けんか空手」と揶揄される大山の空手は牛を殺す程の危険性があることから、彼が道場を出て行くと竜道寺は門弟たちに闇討ちを掛けさせたのだった。だが大山の強さは桁違いで全員を叩きのめしたが、それが刑事事件に発展し空手界から永久追放された。

数日後、食堂で飲んだくれていた大山は少年航空兵時代の仲間だった木村仙八と再会した。暴力団のボスとなった木村は昔と変わらない無鉄砲な大山に悪いようにはしないから力を貸してくれと言った。暴力団の用心棒として働き始めた大山は、祭りの出店でいかがわしい商売をするテキヤの男に目が留まった。その男は小鶴誠といい大山の名を騙って修業の際に見つけたという偽りの滋養強壮の薬草を売っていたのだ。本物が目の前にいることを知って青くなった小鶴は土下座をして謝るが、相棒の大橋耕一は俺が知っている大山倍達は空手家であり、暴力団の手先になった大山こそインチキだと言った。その言葉が大山の胸に刺さった。

その夜、頭が上がらない小鶴は大山の機嫌を取るために小料理店へ連れて行った。そこでも小鶴は大山の名を騙っており、看板娘の野川寿美子の気を引こうともがいていた。そんな彼を見て面白がる当の大山は弟子と称した。二階の座敷には竜道寺と門弟たちが客として来ており、酌をする寿美子の美貌に心を奪われた竜道寺は彼女を手籠めにしようとした。その噂は下にもすぐに届き、居ても立っても居られない無鉄砲な小鶴は一発で伸された。大山は小鶴を介抱するが抵抗することはなかった。すると竜道寺は一瞥して用心棒かと吐き捨てるように言った。

屋台的映画館

ゴジラ×メカゴジラ

  • posted at:2024-02-15
  • written by:砂月(すなつき)
ごじらたいめかごじら
東宝映画
配給:東宝
製作年:2002年
公開日:2002年12月14日 併映「劇場版 とっとこハム太郎 ハムハムハムージャ! 幻のプリンセス」
監督:手塚昌明
製作:富山省吾
エグゼクティブプロデューサー:森知貴秀
脚本:三村渉
撮影:岸本正広
美術:瀬下幸治
録音:斉藤禎一
照明:望月英樹
編集:普嶋信一
キャスティング:田中忠雄
助監督:兼重淳
製作担当者:金澤清美
音楽:大島ミチル
音楽プロデューサー:北原京子
特殊技術・特殊技術:菊地雄一
特殊技術・撮影:江口憲一
特殊技術・特美:三池敏夫
特殊技術・照明:斉藤薫
特殊技術・造形:若狭新一
特殊技術・特効:久米攻
特殊技術・操演:鳴海聡
特殊技術・助監督:野間詳令
製作担当者:川田尚広
出演:釈由美子 宅麻伸 高杉亘 友井雄亮 中原丈雄
シネマスコープ カラー 88分

1999年、大型台風13号が接近中の房総半島にゴジラが45年ぶりに上陸した。別の任務で館山市に滞在していた特生自衛隊(対特殊生物自衛隊)はゴジラの迎撃に向かうが動きを止めることは出来なかった。そこで主力兵器であるメーサー殺獣光線車を投入することになり、オペレーターの家城茜はメーサー光線による攻撃を行うが雨中ではその効力が70パーセントまで下がっていた。そこで目を狙うことにするが、それがゴジラを怒らせてしまった。熱線による崖崩れから逃れるためにメーサー車を後退させるが、誤って仲間の車両にぶつけ谷に転落させてしまった。動揺する茜の目の前でゴジラの尾が振り下ろされメーサー車は破壊された。翌日、何とか命拾いした茜は習志野司令部にいた。幹部会に呼ばれ説明を求められた彼女は、73式小型車を転落させ死者を出した事故の過失を認めた。危機的状況を考慮して罰則は免除されたが資料課への転属を命じられた。

内閣総理大臣の柘植真智子は2頭目のゴジラが日本に上陸したことに危機感を覚えていた。1954年にゴジラが東京を襲った際は薬物化学者の芹沢大助が開発した特殊兵器「オキシジェン・デストロイヤー」で倒すことが出来た。だがその兵器はあまりにも恐ろしい力を秘めていたため、芹沢は自分の命とともに永遠に封印した。それ以降、日本の生態系が崩れ巨大生物が頻繁に出現するようになりメーサー砲が開発された。メーサー砲は大型古代生物・ガイラが上陸した際に初めて使用されたが、ベースは南洋の孤島から襲来した巨大蛾・モスラとの戦いで使われた熱線砲だった。その後メーサー砲は次の有事に備えて組織された特生自衛隊の主力兵器となった。他の生物とは別格であるゴジラが復活したことに頭を痛めていた柘植は五十嵐隼人科学技術庁長官の助言により極秘プロジェクトを進めることにした。五十嵐はに各研究分野の第一人者を一堂に集めたが、そのきっかけとなったのは房総半島に沈むゴジラの骨を見つけたことだった。その目的はゴジラのクローンを造ることではなく生体ロボットを開発するためだった。一方、柘植は国会で対G特殊兵器開発法案を可決させ「機龍プロジェクト」を発足させた。このプロジェクトには人工生物学の権威である湯原徳光が選ばれたが、一人娘の沙羅との生活を優先に考え断ることにした。だが科学技術庁職員の赤松伸治が娘も同伴可という条件を提示したことで了承せざるを得なくなった。

屋台的映画館

白魔女学園

  • posted at:2024-02-12
  • written by:砂月(すなつき)
しろまじょがくえん
「白魔女学園」生徒会(テレビ朝日=東映)
配給:東映
製作年:2013年
公開日:2013年9月21日
監督:坂本浩一
製作:藤ノ木正哉 興田尚志
企画:武居康仁 西村裕明 吉村文雄 三田村裕一
アソシエイトプロデューサー:尾曲理 梶淳 長谷川主水 黒澤祐介 坂航太
プロデューサー:高橋一浩 村上弓 小川泰明
脚本:吉田玲子
音楽:三澤康広
撮影:百瀬修司
照明:常谷良男
美術:和田洋
装飾:山本信毅
録音:山口満大
編集:須永弘志
助監督:伊藤良一
制作担当:中村哲也
ラインプロデューサー:平原大志
スタイリスト:加藤みゆき
ヘアメイク:及川奈緒美
スクリプター:松村陽子
スタントコーディネーター:稲留正樹
コスチュームデザイン:YOU-KO
コスチューム制作:近藤静香
音響効果:渋谷圭介 京江正恵
VFXスーパーバイザー:鹿角剛
主題歌:「W.W.D II」でんぱ組.inc
オープニングテーマ:「瞬間リアリティ」みみめめMIMI
音楽プロデューサー:本谷侑紀
アクション監督:坂本浩一
配給協力:ティ・ジョイ
制作プロダクション:東映テレビ・プロダクション
出演:最上もが 夢眠ねむ 古川未鈴 成瀬瑛美 藤咲彩音
アメリカンビスタ カラー 98分

親友とのある出来事がきっかけで心に深い傷を負った白鳥もがはそれ以来同じ夢でうなされるようになった。ある夜、彼女のパソコンに一通のメールが届いた。それは白魔女学園の入学案内だった。その学園は傷ついた少女たちに手を差し伸べる白魔女を育成する機関で、その歴史は十八世紀頃までさかのぼる。ヨーロッパから逃げてきた魔女を匿ったことがルーツで、清らかな乙女のその魔女は感謝して神社の巫女たちに魔力を伝承したといわれている。神社はいつしか少女たちが駆け込む場所となり、女学校が作られ、今は魔女を育成する場所となっていた。

白魔女学園に入学したのはもがの他に綿貫ねむ、小田巻瑛美、塩見彩音、雪野未鈴、柏木冬子、百田夏代がいた。彼女たちの前に現れた上級生の菊田梨紗、三雲杏、菱餅ニゲラは儀式を執り行ない、魔女との契約の証であるチョーカーを与えた。それは密かに眠る力を引き出す重要なアイテムだった。梨紗たちが野外授業を行うと言って新入生を連れ出した先は立体駐車場の中だった。そこでは女子高生が集団でいじめを行っており、三人の上級生は不思議な力を使ってあっという間に問題を片付けた。そして呆気に取られる新入生に、梨紗は傷ついた者だけが世界を救えるし痛みを知る者だけが世界を正しく導けると言った。あなたたちも私たちと一緒に世界を変えましょうと杏が言うと新入生はうなずいた。

新入生の前には上級生がエチュードと呼ぶ過酷な訓練が待っていた。水着になったもがたちはプールサイドに並ぶと、何故魔女になるために水泳が必要になるのかと未鈴が疑問を口にした。すると杏が魔力を使うには体力が必要だからと説明した。彩音が泳げないんですけどと手を挙げると、ニゲラが素早く近寄りプールに突き落としたのだった。これが号令となり訓練が始まった。弱音を吐きながらも初日を最後まで成し遂げた七人はホームルームで一日を振り返り神に祈りを捧げたが、突然冬子が苦しみ出し彼女の前に魔法を使うための道具が現れた。次に夏代の左腕が痛み始め、その左腕から強力なエネルギーが放出された。それは彼女らに白魔女の能力が発芽した証だった。

屋台的映画館

ルームロンダリング

  • posted at:2024-02-09
  • written by:砂月(すなつき)
るーむろんだりんぐ
「ルームロンダリング」製作委員会(カルチュア・エンタテインメント=ファントムフィルム=C&Iエンタテインメント)
配給:ファントムフィルム
製作年:2018年
公開日:2018年7月7日
監督:片桐健滋
製作:中西一雄 小西啓介 久保田修
プロデューサー:浅野由香 里吉優也
事務局プロデューサー:遠山大輔
コンサルティングディレクター:久保田修
脚本:片桐健滋 
音楽:川嶋可能
撮影:江崎朋生
特機:実原康之
照明:浜田研一
録音:柳屋文彦
音響効果:岡瀬晶彦
編集:西尾光男
VFXディレクター:外塚勇己
美術:井上心平
装飾:櫻井啓介
衣裳デザイン:小川久美子
ヘアメイク:永江美千子
特殊造形:宗理起也
助監督:吉村昌晃
劇中歌:「お富さん」雷土悟郎
・・・:「ヘバ!GOODBYE」春日公比古
音楽プロデューサー:田井モトヨシ
制作プロダクション:C&Iエンタテインメント プラスディー
製作幹事:カルチュア・エンタテインメント
出演:池田エライザ オダギリジョー 渋川清彦 光宗薫 健太郎
シネマスコープ カラー 109分

八雲御子の人生は複雑だった。5歳の時に父親が交通事故で亡くなり、その翌年に誕生日の時にくれたアヒルのランプだけを残して母親が失踪した。その後は祖母と暮らすことになったが、彼女はいつも一人ぼっちで自分の殻に閉じこもるようになった。そして18歳の時に祖母が亡くなり天涯孤独の身となったが、叔父の雷土悟郎が葬儀場に突然現れ、お前の面倒は俺が見ると言って彼女を連れ出したのだった。

死亡事故や自殺、殺人事件などが起きた部屋は、次の入居者に対して物件の詳細を説明する義務がある。だがその説明義務は通例で一人目までということになっている。つまりあらかじめ用意した人物を入居させ良いタイミングで退居させることによりその部屋はクリーンな空き部屋へと変身するのだ。裏社会で手に入れた金の浄化を「マネーロンダリング」と呼ぶならば、部屋の浄化は「ルームロンダリング」といったところか。金になることなら何にでも飛びつく悟郎は、ある人物の入れ知恵により自分も試してみることにしたのだ。彼が入居に抜擢した人物、それが御子だった。

悟郎が御子を連れてきたのは、バスタブの中で手首を切って自殺した男が住んでいたアパートの一室だった。いわく付きの部屋に住むのも回数を重ねると慣れたもので、時間の潰し方も要領良くなった。その夜、アヒルのランプがチカチカと点滅したため風呂場へ行くと、バスタブの中でうずくまっているパンク男がいた。すると御子は何事もなかったように戸を閉めた。心配になったのはその男の方で、風呂場から出てくると俺のことが見えて怖くないのかと尋ねた。もう四件目だからと御子は素っ気なく答え、まだこの世に未練があるという話をしたがる男を無視して布団に入った。

屋台的映画館

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