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家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。

  • posted at:2023-08-22
  • written by:砂月(すなつき)
いえにかえるとつまがかならずしんだふりをしています
「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」製作委員会(カラーバード=ハピネット=リーライダーす=PHP研究所=日本映画投資=アミューズ)
配給:KADOKAWA
製作年:2018年
公開日:2018年6月8日
監督:李闘士男
製作:宮前泰志 松井智 坂井田弥希 清水卓智 丸山俊 市毛るみ子
企画・プロデュース:宮前泰志
アソシエイト・プロデューサー:宇野航
原作:K.Kajunsky .ichida
脚本:坪田文
音楽:安達練
ラインプロデューサー:大崎裕伸
ラインプロデュース協力:大塚泰之
美術統括:北島和久
美術プロデューサー:小田嶋俊行
撮影:松本ヨシユキ 島秀樹
照明:三重野聖一郎
録音:小松崎永行
美術・装飾:山田好男
スタイリスト:棚橋公子
ヘアメイク:竹下フミ 高桑里圭
スクリプター:阿保知香子 小林加苗
編集:岩切裕一
音響効果:大河原将
キャスティング:おおずさわこ
助監督:大津是 増田伸弥
制作担当:末光洪太 小川賢治
主題歌:「I Laugh You」チャットモンチー
企画:カラーバード
制作プロダクション:リーライダーす
制作プロダクション協力:三城 GHZ Ltd.
出演:榮倉奈々 安田顕 大谷亮平 野々すみ花  半海一晃
アメリカンビスタ カラー 115分

前の妻と三年目で離婚した加賀美じゅんは二度目の結婚をする際に今の妻・ちえと約束した。結婚して三年経ったらそれからも同じ生活を続けるかお互いの意志を確認し合おう、と。もうすぐその約束の結婚記念日がやってくる。二人はその日をどうやって迎えるのだろう、妻はどんな言葉を僕に投げかけるのだろうと考えながら重い足取りで帰宅すると、ちえが口から血を流して倒れていた。じゅんは驚いて駆け寄るが、声を掛けても体を揺すっても反応がなかった。そこで救急車を呼ぼうと携帯電話を取り出すが指が震えてうまく扱えなかった。モタモタしているとちえが伸ばした手がじゅんの足首を掴んだ。そして突然起き上がると大声を出した。じゅんは恐怖のあまり腰を抜かすが、それは手が込んだちえのいたずらだった。

翌朝、じゅんを送り出すときにちえが行ってらっしゃいのチューをして欲しいと言った。新婚じゃないのにやめようよとじゅんが言うと、ちえはこれが今生に別れになるかもしれないのにと眉間にしわを寄せた。そして行ってらっしゃいとお帰りなさいが一緒じゃないと困りますからねとおどけながら言うが、じゅんにはそれが何を意味しているのかわからなかった。出社したじゅんは昨夜起きた出来事を同僚の佐野壮馬に話すと愚痴の振りをしたのろけ話と受け取られ羨ましがられた。佐野が面白がって蒲原課長に話すが、三日も家に帰っていない僕のように残業に耐えて女房、子供のために身を粉にして働くのが男の働き方だと嫌味を言われた。結婚三年目でのいたずらは仲がいいからなのか、それとも試されているのか。じゅんは思い悩んだ。

仕事が終わるとじゅんはいつものように今から帰るというメッセージを携帯電話に送った。玄関ドアの前に立ち呼び鈴を押すとちえは迎えに出てくるはずだが、昨日に引き続き何の反応もなかった。朝言った彼女の言葉が気になりドアノブを回すと鍵は掛かっておらず、心配になり中をのぞき込むと今日もちえは倒れていた。ワニに頭を噛まれて。それからも彼女の死んだふりは続いた。ある時はヤクザの抗争に巻き込まれ、またある時は戦場で名誉の戦死を遂げ、またまたある時は矢で頭を貫かれていた。

屋台的映画館
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かめんらいだーすーぱーせんたいすーぱーひーろーたいせん
「スーパーヒーロー大戦」製作委員会(東映=テレビ朝日=東映ビデオ=アサツー ディ・ケイ =東映エージエンシー=バンダイ=木下工務店)
配給:東映
製作年:2012年
公開日:2012年4月21日
監督:金田治
製作:鈴木武幸 平城隆司 日達長夫 篠田芳彦 松田英史 垰義孝 木下直哉
企画:香月純一 桑田潔 加藤和夫 松下洋子 小川政則 小野口征 中村和俊
エグゼクティブプロデューサー:杉山登 疋田和樹
原作:石ノ森章太郎 八手三郎
脚本:米村正二
音楽:中川幸太郎 山下康介
撮影:いのくままさお
照明:斗沢秀
美術:大嶋修一
録音:遠藤和生
編集:須永弘志
整音:曽我薫
監督補:加藤弘之
助監督:塩川純平
スクリプター:國米美子
制作担当:喜多智彦
AP:望月卓 中世古裕美
ラインプロデューサー:谷口正洋 平原大志
装置:坂巻直人
装飾:小宮孝司
小道具:富田元 守塚美穂 淀名和祐介
衣裳:山田真優子 滝口晶子
メイク:佐藤泰子 田中真維
絵コンテ:前澤大樹
製作デスク:青柳夕子
キャラクターデザイン:早瀬マサト 小林大祐 田中宗二郎 阿部統
クリーチャーデザイン:篠原保
資料担当:山辺浩一 葛西おと 松井大
選曲:金成謙二
音響効果:大野義彦 小川広美
造型:蟻川昌宏 浅野桂 前澤範 前澤まさる 吉川学 小野島泰宏
主題歌:「情熱 We are Brothers」Hero Music All Stars
音楽プロデュース:津島玄一 河野祐介
レコーディングエンジニア:伊世照明
音楽製作:東映音楽出版 エイベックス・エンタテインメント
音楽製作協力:egg
特撮監督:佛田洋
アクション監督:竹田道弘
スーパーバイザー:小野寺章
プロデュース:白倉伸一郎 高橋一浩 佐々木基 本井健吾 佐藤現 矢田晃一 深田明宏
製作プロダクション:東映東京撮影所 東映テレビ・プロダクション
出演:井上正大 戸谷公人 小澤亮太 山田裕貴 清水一希
アメリカンビスタ カラー 89分

仮面ライダー部の城島ユウキや風城美羽と天ノ川学園高校の廃部室から繋がる月面基地に来ていた仮面ライダーフォーゼこと如月弦太朗は流れ星を見つけ願い事をすることにした。ところがあまりにも数が多いため困っているとそのうちの一つがいきなり攻撃をしてきたのだった。二人を安全な場所へ誘導した弦太朗は流星群が地球に向かっていることを知ったが、その流星群の正体は彼が戦うゾディアーツではなくギガントホースを旗艦とする大ザンギャックの艦隊だった。弦太朗たちが急いで地球に戻ると大ザンギャックの大幹部や戦闘員が学園の生徒たちを襲っていたが、それを指揮していたのは海賊戦隊ゴーカイジャーのリーダーであるキャプテン・マーベラスだった。ライダー狩りを行うマーベラスはゴーカイレッドに変身しフォーゼと戦うが、それに待ったを掛けたのはゴーカイジャーの他の5人の戦士だった。ジョーが何故ライダーと戦うのかと疑問を投げかけると、マーベラスはライダーがスーパー戦隊の敵だからだと答えた。それを聞いた鎧がライダーも悪と戦うヒーローのはずなのにと呟くと、俺が全てのライダーを倒すだけだと宣言した。彼はライダー殲滅の悲願を達成するために大ザンギャックの大首領となったのだ。異変を感じた朔田流星は仮面ライダーメテオに変身して駆けつけるが、マーベラスが呼び出したライダーハンター・シルバの攻撃に屈した。もうやめてよと懇願するルカに、多くのスーパー戦隊が仮面ライダーディケイドに倒されたからやめるわけにはいかないとマーベラスは冷たく言った。

同じ頃、エネルギー管理局特命部では風見地区にメタロイドではない謎の生命体が出現したことを確認し、特命戦隊ゴーバスターズの3人は現場に急行した。街中で暴れていたのはライダー界の全ての悪が大同団結した秘密結社・大ショッカーの大幹部や戦闘員だった。リーダー格のドクトルGは異世界から現れたディケイドこと門矢士を大ショッカーの大首領だと紹介した。ゴーバスターズとディケイドが戦う中、そこに割って入ったのはゴーカイブルーたちだった。マーベラスが真実を語っていたことを知った鎧が何故スーパー戦隊を倒すんだと問うと、士はじゃあ何故スーパー戦隊はライダーを倒すのかと逆に問うた。そして俺に出来ることはこれ以上ライダーを倒されないように戦隊を潰して行くことだと言った。ドクトルGはゴーカイジャーに総攻撃を行いゴーカイイエロー、ゴーカイピンク、ゴーカイシルバーの3人を消した。

屋台的映画館

南へ走れ、海の道を!

  • posted at:2023-08-16
  • written by:砂月(すなつき)
みなみへはしれうみのみちを
松竹富士=東北新社=創映新社=ジャパン・オーディオ・ビジュアルネットワーク
配給:松竹富士
製作年:1986年
公開日:1986年8月30日
監督:和泉聖治
製作:奥山和由
プロデューサー:鍋島壽夫 進藤淳一
原作:佐木隆三
脚本:和泉聖治
音楽:笹路正徳
撮影:佐々木原保志
照明:磯貝誠
録音:信岡実
美術:藤原和彦
編集:鍋島惇
助監督:山田大樹
製作担当:近藤恒彦
スチール:山岸伸
記録:椎塚二三
擬闘:國井正廣
音楽プロデューサー:坂井洋一
主題歌:「愛だけあれば」尾崎紀世彦 三浦秀美
製作協力:ライトヴィジョン
出演:岩城滉一 安田成美 柳葉敏郎 小沢仁志 麻生肇
アメリカンビスタ カラー 106分

恋人の石山礼子とともに沖縄へ流れてきたボクシングのミドル級新人王に輝く富島哲は那覇で氷屋の仕事をしながらアパートで慎ましい生活を送っていた。兄貴肌の彼にはすぐに輝、敏、安という仲間が出来た。1986年夏のある夜、哲の部屋で食事をご馳走になった輝たちはその帰りに酒に酔った勢いで割烹豊福の前に停めていたなにわナンバーの車に傷をつけたが、それは地元ヤクザの琉球連合の物だった。敏と安が袋叩きに遭う中、輝は怖くなって逃げ出し頼りになる哲に相談することにした。何とかアパートに辿りつくと助けて欲しいと泣きつき、その相手が琉球連合会であることを知った哲は現場に駆けつけるがそこには誰もいなかった。二人が事務所に連れて行かれたに違いないと考えた哲はとりあえず謝れば殺されることはないだろうと輝を連れて向かった。哲は抵抗せずに殴られ輝とともに倉庫へ放り込まれたが、床には死にかけた敏と安が横たわっていた。それを見た哲の怒りが爆発し組員に次々と襲い掛かるが多勢に無勢、拳銃で射殺された。

それからひと月後、フィリピンのアメリカ空軍基地から嘉手納基地へ輸送機に乗ってやってきた富島亮は親友のマックスを訪ねたが、その時に弟の哲の他殺体が宜野湾で見つかったというニュースを知った。自宅へ招いたマックスは墓だけは作ってやりたいという亮にリボルバーを渡そうとするが、それが何を意味しているのか理解したため受け取らなかった。亮は弟の遺骨を引き取るために礼子の居場所を捜していたが見つからなかった。そこで哲が所属していたボクシングジムを訪ねると、トレーナーの金城秀一から玉城ハルエという女に会うように言われた。事情を察したハルエが礼子がゴールドホールという店で働いていることを教えると、亮はその店の入ったビルの屋上で一人佇む彼女を見つけた。亮は部屋の中に置いてある骨壺を抱きしめ、こいつに何もしてやれなかったと悔やんだ。

事件の後、命が惜しい輝は泣きついて琉球連合の構成員となった。そのことで箔がついたと勘違いした彼は礼子を物にしようとゴールドホールに通うようになった。亮と会った日の夜もいつものようにやってきたため礼子はすぐに電話を掛けた。

屋台的映画館

日本女侠伝 鉄火芸者

  • posted at:2023-08-13
  • written by:砂月(すなつき)
にほんじょきょうでんてっかげいしゃ
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1970年
公開日:1970年8月1日 併映「不良番長 出たとこ勝負」
監督:山下耕作
企画:俊藤浩滋 日下部五朗
脚本:笠原和夫
撮影:古谷伸
照明:和多田弘
録音:中山茂二
美術:富田治郎
音楽:木下忠司
編集:宮本信太郎
助監督:俵坂昭康
記録:矢部はつ子
装置:米沢勝
装飾:柴田澄臣
美粧:久斗敏厚
結髪:妹尾茂子
衣裳:松田孝
擬斗:上野隆三
振付:藤間勘五郎
進行主任:福井良春
出演:藤純子 菅原文太 佐々木愛 正司照江 山本麟一
アメリカンビスタ カラー 100分

大正中頃の深川。置屋の女将に呼び出された辰巳芸者の小しずは、組合の幹事連中と内々に話し合い今度の羽織会の留めで保名を踊って欲しいと言われた。毎年の留めは仇吉に決まっていると小しずは断るが、女将は彼女がもう年だし贔屓にしている米問屋安川商会社長の安川重平が米の買い占めで人気を無くしているため、看板を塗り替えるためにも男嫌いで芸一筋のあんたに一花咲いてもらいたいというのが大方の意見だったと伝えた。小しずはそれを聞いてうれしかったが、仇吉のことを考えると素直に喜べなかった。その夜、安川が客として来ているお座敷で若い芸者が泣かされていると聞いた小しずは、酔ったふりをして乗り込むと持ち前の鉄火肌で啖呵を切った。彼女が父親のように慕う米問屋浅井商店の浅井喜一郎とは早めに縁を切った方が利口かも知れないぞとそそのかされるが、その浅井がやってきて話はそこで終わった。自分のお座敷が台無しにされたことが気に食わない仇吉は裏で何処で聞いたか知らない留めの話を持ち出し、どんな保名を踊るのか楽しみだと小しずに嫌味を言った。

浅井と差し向かいで飲むことになった安川は、嵯峨町の問屋筋で米の安売りをしているのはあんたの所だけだから相場を安定させるためにも売り控えをして欲しいと言った。そのせいで買い占めた米の値が上がらないのかと痛い所を突かれた安川は、今年の生米の作柄は不良の見込みだし寝かせて置けば値が上がるのは確実だからお互いに儲かっていいじゃないかと言った。協力してもらえれば昵懇の間柄である寺西総理に頼んで便宜を図って差し上げると提案したが、浅井はそういうご助力は結構ですときっぱりと言った。それじゃあ仲立ちした顔が立たないじゃないか安川は怒り出すが、浅井はあんたも侠客なら少しは貧乏人の心をわかってやったらどうですかと静かに言った。気骨は立派だがほどほどにしないと暖簾が傾くことになりかねないぞと安川が脅すと、浅井はお互い商人なんだから好きなようにやろうじゃないかと言って席を立った。安川には警察も怖がって手を出せない関東義心会の後ろ盾があったが、浅井は浪速商人のど根性を見せてやろうと考えていた。

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王手

  • posted at:2023-08-09
  • written by:砂月(すなつき)
おうて
荒戸源次郎=アポロン=毎日放送
配給:ムービーギャング
製作年:1991年
公開日:1991年11月25日
監督:阪本順治
企画:孫家邦
プロデューサー:椎井友紀子
アソシエイトプロデューサー:新船洋子
原作:豊田利晃
脚本:阪本順治 豊田利晃
撮影:伊藤昭裕
照明:安河内央之
録音:橋本文雄
美術:小池直実
編集:高島健一
音楽:梅林茂
ミュージシャンマネジメント:内田音楽事務所
記録:今村治子
助監督:片島章三
製作担当:鈴木嘉弘
出演:赤井英和 加藤雅也 広田玲央名 仁藤優子 梅津栄
アメリカンビスタ カラー 102分

通天閣の真剣師こと飛田歩は大阪・新世界で賭け将棋をして金を稼いでいる。負けると見せかけて賭け金を上乗せさせるのは常套手段で、そうやって対戦相手から金を巻き上げるのだ。彼の父親は死ぬまで賭け将棋で飯を食っており、小さい頃にその父親から将棋を教わった歩は自分にも勝負師の血が流れていると信じていた。その片棒を担がされるのは歩が将棋を教えた影響でプロ棋士を目指すことになった将棋協会奨励会三段の香山龍三だった。そのせいで借金取りに追われるときは彼も巻き添えになるのだ。香山は薬屋の看板娘の嶋田加奈子に惚れているがなかなか自分の気持ちを伝えられずにいた。そのことを加奈子も薄々感づいていたが、香山がじれったいためどうしていいかわからなかった。同じ頃、新世界将棋道場に顔を出した飛田はプロアマ勝ち抜き戦で藤田七段を倒した記事が雑誌に載ったことを褒められ、更には現代の阪田三吉とまで言われたため気を良くしていた。だがそこに冷や水を浴びせたのは先に来ていた真剣師の鬼詰だった。お前のガキの将棋なんかで桂八段に勝てるわけがないと鬼詰が言うと、頭に血が上った飛田は殴り掛かろうとしたため責任者の駒田成次は必死に止めた。

座敷での勝負で50万円をせしめた飛田はタクシーで阿倍野のスキャンティーという風俗店に行こうとしたが、ツケが溜まっていることを思い出し天満のハメハメ大王に変更した。だがそこでのツケも思い出し、運転手が暮らしていた日本海の小さな温泉街に行くことにした。ストリップ劇場で魅力的な踊り子に一目惚れした飛田は口説き落として一夜をともにした。その踊り子は照美といい、また来ると約束して飛田はタクシーに乗った。

大阪に戻るとプロアマ勝ち抜き戦が始まった。対局は桂八段の優勢となっており、流れを変えたい飛田はトイレに立ち個室で作戦を練り直すが良い手が見えてこなかった。そこで戻った彼はやけくそで6四桂を打つが、それが桂の混乱を招いたのだった。飛田が勝ったことで、桂はプロの権威を丸潰れにした責任を取ると言って引退した。

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