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彼のオートバイ、彼女の島

  • posted at:2022-06-26
  • written by:砂月(すなつき)
かれのおーとばいかのじょのしま
角川春樹事務所
配給:東宝
製作年:1986年
公開日:1986年4月26日 併映「キャバレー」
監督:大林宣彦
製作:角川春樹
プロデューサー:森岡道夫 大林恭子
原作:片岡義男
脚本:関本郁夫
撮影監督:阪本善尚
美術デザイン:薩谷和夫
音響デザイン:林昌平
照明:高野和男
録音:稲村和巳
特機:大島豊
カメラ・オペレーター:志満義之
記録:黒岩美穂子
ヘア・メイク:岡野千江子
衣裳:山田実
スタイリスト:えなみ真理子
編集:大林宣彦
カー・スタント:高橋レーシング
助監督:内藤忠司
演出部協力:小倉洋二
製作担当:飯田康之
音楽監督:宮崎尚志
主題歌:「彼のオートバイ、彼女の島」原田貴和子
挿入歌:「題名のないバラード」原田貴和子
・・・:「サンシャイン・ガール」渡辺典子
・・・:「風の唄」竹内力
音楽プロデューサー:石川光
製作主任:市川幸嗣
出演:原田貴和子 渡辺典子 竹内力 高柳良一 田村高廣
アメリカンビスタ カラー 90分

音大の学生の橋本巧は愛車・カワサキ650RS-W3を使った原稿の輸送員をしていた。ある女の子の紹介でありついたアルバイトは彼にとって天職のようなものだった。ある日、先輩の沢田秀政が仕事を終えた彼の前に立ちはだかり冬美の責任を取れといきなり殴ってきた。巧は彼女と別れようとしており、それを知った兄の沢田は男としてのけじめをつけろと迫ったのだ。二、三日の猶予を貰った巧は心の整理をするためにオートバイで旅に出た。

信州へ向かう途中で岩場に腰かけておにぎりを頬張っていると、初夏の風が運んできたような女性と出会った。停めてあったオートバイに興味を持ち触ってみたくなったのだという。彼女はバッグからカメラを取り出すと巧に向けてシャッターを切り、写真を送るわと手帳を渡した。本当はもう少しそこにいたかったが住所と名前を書くとすぐに返しその場を離れた。別の女のことを考えるために旅に出たのだから。

巧と冬美を繋いだのはオートバイの雑誌だった。投稿の欄に大型バイクの後ろに乗ってみたいと書いてあったので興味を持った彼は葉書を出したが、待ち合わせ場所で会った冬美はとても可愛かったので巧はしめたと思った。まず何故オートバイに乗りたいのかと尋ねてみるとどうも面倒な事情があるらしい。彼女の兄はカワサキ650-W1に乗っているが指一本触らせてくれないのだという。それならばと巧は冬美を乗せてオートバイを走らせた。

巧はあの日冬美と過ごした滝に行くと当てもなくオートバイを走らせていたが、突然の雨に遭ったためひとまず雨宿りすることにした。濡れた体を温めるために法師温泉へ向かうと服を脱ぐが早いか湯船に飛び込んだが、ひと息ついてよく見ると奥には先客の女性がいて驚いた。混浴だったことがわかりごめんなさいと謝ると、振り向いたのがカメラの女性だったことでまた驚いた。彼女は明日、小海線に乗って小諸から小淵沢まで行くらしいが、一糸まとわぬ彼女の姿を見た巧はドギマギしてそれどころではなかった。女性との出会いで苦しい旅は楽しい思い出に変わり、心を吹っ切ることが出来た巧は東京に戻るとすぐに冬美と別れた。だがそのおかげで沢田と決闘する羽目になった。

屋台的映画館
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