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女帝 春日局

  • posted at:2025-02-17
  • written by:砂月(すなつき)
じょていかすがのつぼね
東映
配給:東映
製作年:1990年
公開日:1990年1月20日
監督:中島貞夫
企画:日下部五朗
プロデューサー:本田達男 中山正久
原作:高田宏治
脚本:高田宏治
撮影:木村大作
照明:増田悦章
美術:井川徳道
音楽:佐藤勝
編集:市田勇
録音:伊藤宏一
記録:田中美佐江
助監督:藤原敏之
撮影補佐:信坂利文
装置:梶谷信男
装飾:長谷川優市呂
背景:西村三郎
衣裳:松田孝
美粧:田中利男
結髪:福本るみ
擬斗:上野隆三
進行主任:長岡功
出演:十朱幸代 名取裕子 鳥越マリ 金田賢一 吉川十和子
アメリカンビスタ カラー 114分

西暦一六〇〇年、天下分け目といわれる関ヶ原の合戦で徳川家康率いる東軍が大勝利を収めたのは西軍の将小早川秀秋の裏切りのおかげであった。秀秋は西国随一の大名に出世し、彼を東軍に寝返らせる事に成功した家臣の稲葉正成は筆頭家老として二万石の高禄を得た。だが僅か二年の後に秀秋は突然発狂して死去し小早川家は廃絶となった。世の人々は裏切りの報いとあざ笑い、正成以下の家臣たちは一夜にして浪人の身となった。おふくは夫正成の仕官を依頼すべく京都伏見城を訪ねるが、好色絶倫の家康は彼女の艶めかしい姿態に心を引き付けられた。

一六〇五年、江戸城では徳川大納言秀忠の正室お江与が懐妊した。当時の江戸城の主は家康の三男秀忠であったが未だ武蔵国の一大名に過ぎず、幕府政治の実権は全て京の家康が握っていた。家康は若君の誕生を心待ちにしていたが、子宝には恵まれたものの千姫、珠姫、長丸、勝姫、初姫といずれも姫御前だったため、世継ぎが誕生した暁には将軍家の幼名である竹千代を与えると約束した。そのことを老中本多正信が伝えると秀忠は大喜びするが、お江与は男か女かは神様仏様がお決めになることなのでどうにもならないと言った。それを聞いた正信がいつまでも世継ぎがないと将軍家が心もとないと思われても仕方がない嘆くと、豊臣秀吉の妻淀殿の妹であり、その亡き秀吉に押し付けられた嫁だから家康は疎ましく思っているのだとお江与は言った。世継ぎを産むことが家康への復讐だと考えていた彼女は、それが叶わない場合は命を絶つと宣言した。

ある日、おふくは突然の吐き気に襲われ家康の子を懐妊したことを悟った。堕胎すべきか取上げ婆アに相談したところ、銀なら一分、米なら一斗が必要だと言われた。悩みながら家に帰ると正成の傍に裸の女がいた。小早川家が断絶し浪人なった正成は酒浸りの毎日を送っていたが、御家再興を夢見る女中のおつめはその子供を欲したのだ。だが正成は不能になっており、おふくは落胆する彼女の髪を掴むと外へ放り出した。正成は誰の子か話せぬというおふくに自害を迫るが、逆に槍を突き付けられ腰砕けになった。おふくが子供とともに家を出て行く決意をすると、自分が浅はかだったと考え直したおつめは彼女について行くことにした。その年の夏、お江与の出産が間近に迫り、江戸城では乳母を募ることになった。

屋台的映画館
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