円谷プロダクション
配給:富士映画
製作年:1979年
公開日:1979年3月17日 併映「ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団」(一部地域)
監督:実相寺昭雄
製作:円谷皐
脚本:佐々木守
総編集:浦岡敬一
音楽:宮内國郎 円谷音楽出版 玉川静
撮影:中堀正夫
照明:佐藤浩
録音:堀内戦治
美術:池谷仙克
効果:小森護雄
監督補:下村善二
プロデューサー補:福井顕
現像所:東京現像所
録音所:アオイスタジオ
協力:コダイグループ
製作協力:円谷エンタープライズ
出演:小林昭二 黒部進 毒蝮三太夫 二瓶正也 桜井浩子
アメリカンビスタ カラー 114分
<恐怖の宇宙線>空想好きだが絵が苦手な小学生のムシバ少年は学校の帰りに建材置き場の土管に怪獣の絵を描いた。翌日、落書きは消えていたが、そのかわりに巨大な怪獣が実体化していたのだ。通報により出動した科学特捜隊は主力戦闘攻撃機・ジェットビートルで攻撃を行うが、怪獣は手出しをしない限り何もせずただ眠り続けることがわかった。ムラマツキャップを始めとする科特隊の隊員たちは辛抱強く様子を観察していたが、日が暮れると怪獣は姿を消してしまった。
<地上破壊工作>事件解決の数日後、科特隊パリ本部から特別の任務を負ったアンヌ・モーハイム隊員が来日した。それと同じ頃、ハヤタ隊員は本部からの要請で国際宇宙開発軍のロケット操縦の技術指導員としてパリに向かうことになり、ムラマツは極東支部の代表として頑張れと勇気づけた。ハヤタはアンヌとともにジェットビートルで本部に旅立ったが、その直後に地平線の彼方に異様な虹が掛かった。すると東京で広範囲に亘る謎の妨害電波が発生し調査した結果、発信源となっていたのは極東支部だった。
<故郷は地球>ハヤタがパリから帰国した頃、東京では国際平和会議が開かれることになっていた。会議が近づくにつれ空や海で奇怪な事故が相次ぎ、科特隊はパリ本部から派遣されたウィリアム・チルダー隊員とともに調査を行った。その結果、会議に出席する各国の代表が事件に拘っていることがわかり、犯人の目的は会議を妨害ではないかという結論に至った。車での移動中に見えないロケットに遭遇したムラマツはイデ隊員に追跡を命じ、電波探知機によって位置を特定したジェットビートルは追跡を開始した。
<空の贈り物>ある夜、東京の空に怪しい火の玉が降った。夜が明けると科特隊は落下地点である晴海の埋立地に向かうが、ぽっかりと開いた大きな穴から怪獣が顔を覗かせたのだった。怪獣はひと暴れすると眠りに落ち、やがて陽も落ちた。怪獣はスカイドンと名付けられ科特隊の間で攻撃作戦が練られた。スカイドンはとても重く歩くだけで被害が出ることが想定されたことから、3機のジェットビートルを使ったワイヤーロック作戦でスカイドンを持ち上げ、そのまま宇宙へ運ぶことにした。
<怪獣墓場>イデとアラシが宇宙ビートルでウルトラゾーンと呼ばれる空域をパトロールを行っていると、かつてウルトラマンと戦い宇宙へ追放された怪獣たちが浮いている箇所があった。その光景はまるで墓場のようだった。中には見たこともない怪獣がおり、アラシはそれが別の星で追放された怪獣に違いないと考えた。地球に戻ると二人の提案で怪獣たちへの細やかな供養を行うことにした。その頃、ロケットセンターでは日本初の月ロケットが打ち上げられた。同じ頃、宇宙研究所のパラボラアンテナは宇宙から落下する奇妙な物体を捉えた。
屋台的映画館
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