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俺達に墓はない

  • posted at:2020-08-11
  • written by:砂月(すなつき)
おれたちにはかはない
東映セントラルフィルム
配給:東映
製作年:1979年
公開日:1979年5月26日 併映「その後の仁義なき戦い」
監督:澤田幸弘
企画:黒澤満 伊藤亮爾
脚本:田中陽造
撮影:仁村秀信
録音:林鉱一
照明:渡辺三雄
美術:川崎軍二
編集:田中修
助監督:崔洋一
音楽:竹田由彦
色彩計測:村田米造
記録:幸縁栄子
刺青:霞涼二
擬斗:高倉英二 松尾悟
進行主任:青木勝彦
美粧:入江美粧
衣裳:第一衣裳
現像:東映化学
協力:吉祥寺 ミドリヤ 東映俳優センター
出演:松田優作 志賀勝 岩城滉一 竹田かおり 梅津栄
シネマスコープ カラー 131分

島勝男はデパートで爆弾騒ぎを起こしレジから現金を盗んだ。それを元手に中井から沖縄ルートのリボルバー、登録ナンバーを削り取ったライフル銃を手に入れるとねぐらとしているバー阿邪馬に戻り弟分の石川満彦にそれを渡した。その夜、二人は大金をせしめる計画を練った。次の標的はノミ屋を生業としている都築興業だった。都築興業を経営しているのは暴力団・十日会であり、黒い金が金庫の中で唸っているという噂だった。二人は以前、現金輸送車を襲ったことがあるが、石川がヘマをしたせいで島は逮捕された。だがそれも怪我の功名、金庫の中には常時二千万円近くの現金がプールされていることを刑務所の仲間から聞いたのだ。出所までの三ヶ月間は頭の中はそのことばかりで、十日会の金庫というだけで恐れて誰も手を出さないことが逆に狙い目だという結論に至ったのだった。翌日、島は下見をするために向かいのビルから都築興業の室内の様子を双眼鏡で窺ったが、そこからは金庫のダイヤルナンバーが見づらいため場所を移動した。すると反対側のビルにも同じように双眼鏡で窺う男がいたのだ。島はその男を知っていた。デパートから逃げた後、公園で頭を冷やしているとコワモテの男が尾行していることに気づいたからだ。しかもその誤魔化し方が如何にもという感じだったため余計に印象に残っているのだった。

日が暮れ島が阿邪馬に戻ると店に川村ミチという女がいた。石川は店の前で酔い潰れていた彼女を介抱していたというが島には都合が悪かった。何故ならその女は犯行現場で顔を間近で見られたデパートの店員だったからだ。ミチは騒動時に店に残ったことで現金87万3千円を横領したと疑われクビになったのだという。警察に出頭して疑いを晴らして欲しいと泣きつかれたが、それどころではない島はミチを石川に任せると計画の詰めに入った。翌日、島たちが喫茶店で車の配置などの打ち合わせをしていると、またあの男がうろついていた。男が同じように都築興業の金庫を狙っているのではないかと考えた島はその日のうちに決行することに決めた。ビルのトイレで作業員に変装した島が部屋に踏み込み、ライフル銃を持った石川が続く。段取りは完璧だった。ところがドアを開けようとしたのと同時に中から出てきたのはあの男だった。現金を袋詰めにした男は用意していた車に乗り逃走、彼の一味と間違われた石川は十日会の組員に捕まり締め上げられた。一方、ドアの反対側にいたため見つからなかった島はもぬけの殻になった部屋に入ったが金庫に金目の物は残っていなかった。男と島によるカーチェイスが始まり、島はついに男を追い詰めた。彼のしつこさに負けを認めた男は山分けと提案するが、鞄の中には数枚の1万円札しか入っていなかった。逃げる途中で何処かに落としてきたのだ。落ち込む男は次の大きな仕事を提案するが、やるならあんたの身代わりになった石川の救出が先だと島は言った。

屋台的映画館
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