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弾痕

  • posted at:2020-08-05
  • written by:砂月(すなつき)
だんこん
東宝
配給:東宝
製作年:1969年
公開日:1969年9月10日 併映「華麗なる闘い」
監督:森谷司郎
製作:貝山知弘
脚本:永原秀一
撮影:斉藤孝雄
美術:村木与四郎
照明:小島正七
録音:矢野口文雄
音楽:武満徹
整音:宮崎正信
主題歌:「死んだ男の残したものは」高石友也
ペルー写真:三木淳
編集:黒岩義民
監督助手:吉松安弘
合成:松田博
現像:東洋現像所
製作担当者:坂井靖史
出演:加山雄三 太地喜和子 立花マリ 原知佐子 岸田森
アメリカンビスタ カラー 94分

アメリカ諜報局はテロリストが特使の命を狙っている情報を得ていた。工作員の滝村憲は彼らの巣窟となっている部屋の会話を傍受して詳細を掴みその日に備えた。特使は立川のアメリカ軍基地から特別機で帰国することになっているが、テロリストの狙いは国際ホテルでの会議を終え首相官邸へ向かう途中にあった。箱根の芦ノ湖スカイラインは警備が手薄であり、坂の下り始めで車がスピードダウンする地点がウィークポイントだからだ。先導の白バイ、次に警察のセダン、そしてその後に続くのが特使が乗るリンカーンだったが、反対車線を進むクリーム色のワゴンに不信感を抱いた滝村はヘリコプターから様子を窺った。すると離合する瞬間に手榴弾を投げつけようとしたため運転手を狙撃した。ワゴンは道路を逸れ谷底に転落した。

中華人民共和国貿易促進使節団が来日したが、その中の楊という男がアメリカ大使館に亡命した。亡命を手助けした滝村はその夜、中国共産党の工作員・三宅に襲われた。三宅は滝村が運転する車に横づけして狙撃をしたが、滝村は反射的に避けた。ところが流れ弾が通行人の女性に当たり、そのことを知った彼は車を停めると女性を自宅へ送り届けた。そして病院へ行かれると厄介なことになることから、滝村は同僚の久野薫を呼び寄せ治療をさせた。女性は有村沙織という名の彫刻家だった。

亡命を許可された楊は羽田空港から旅客機で出国したが、何故か日本の国立脳波研究所にいた。使節団が当初6人だったにも拘らず直前になってメンバーが追加されたことから楊がスパイである可能性が高まった。そこで諜報局は彼を機内で意図的に眠らせ急病人が発生した偽りグアム島に緊急着陸させた。そして軍用機で日本に戻すと脳波研究所に隔離し超音波で自白を強要したのだった。楊は亡命がアメリカへ潜入するための芝居だったことを自供し、中国共産党の諜報員リストを提供する代わりに身の安全の保障を求めた。

使節団は仮の名であり、彼らが東京にきた本当の目的は19日に日本へくることになっている武器商人トニー・ローズと極秘裏に会い武器買い入れの交渉を行うことだった。日本海で密入国者から押収した書類には車両無線機、携帯用近距離レーダー、機上用短波無線機、潜水艦用救難ラジオブイなどを日本に潜入後に入手し、中共の貿易会社を通じて本国に送り込む内容が暗号文で書かれていた。極東本部幹部のジョージ・北林によると、トニー・ローズは横浜に向かうクリーブランド号に乗っており東京のホテルを予約していることもわかっていた。諜報局はあらゆる手段を使って契約を阻止する任務を与えられていたが、彼を殺すことは止められていた。何故ならアメリカはトニー・ローズと共存してきたからだ。

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ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

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