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台風家族

  • posted at:2023-07-12
  • written by:砂月(すなつき)
たいふうかぞく
木下グループ
配給:キノフィルムズ
製作年:2019年
公開日:2019年9月6日
監督:市井昌秀
製作総指揮:木下直哉
プロデューサー:武部由実子 中林千賀子
アソシエイトプロデューサー:菅野和佳奈
ラインプロデューサー:傳野貴之
脚本:市井昌秀
音楽:スパム春日野
撮影:灰原隆裕
照明:谷本幸治
録音:田中博信
美術装飾:大藤邦康
編集:森下博昭 野澤瞳
衣裳:渡部祥子
ヘア・メイク:水嶋麻子
スクリプター:川野恵美
サウンドエフェクト:小島彩
音楽エディター:佐藤啓
制作担当:高橋輝光
助監督:吉田和弘
主題歌:「西陽」フラワーカンパニーズ
小説:市井点線
製作:キノシタ・マネージメント
制作プロダクション:キノフィルムズ ブースタープロジェクト
出演:草彅剛 新井浩文 MEGUMI 中村倫也  若葉竜也
アメリカンビスタ カラー 108分

栃木市のあけぼの銀行藤岡支店に紙袋を覆面代わりにした強盗が押し入った。閉店間際に入店したその強盗は包丁を客に突きつけると行員から現金2千万円を奪って逃走したが、栃木県警の捜査により近くに住む鈴木一鉄という人物であることがすぐに特定された。逃走には妻の光子が同乗する宮型霊柩車が使用されたが、緊急配備を敷いたもののその足取りは掴めないでいた。それから10年後の2018年。その年最も勢力が強い台風が近づく夏のある日、一鉄の息子の小鉄は妻の美代子、娘のユズキを連れて葬儀屋を併設した実家に向かった。銀行強盗をして世間を騒がせた両親の葬儀をするためだ。だが二人の遺体は未だに見つかっていなかった。にも拘らず葬儀を行うのはきょうだいでの財産分与が目的だった。三人の次に到着したのは妹の麗奈で、萬福寺の住職が読経が始まってから到着したのはその下の弟の京介だった。形式的な葬儀が終わり御布施を手にした住職が帰って行ったが相続会議は始められなかった。何故ならまだ末っ子の千尋が来ていなかったからだ。

何事にも長続きをしない小鉄を京介は嫌っていた。今回の葬儀も彼が遺産を独り占めしようとしているのではないかと勘ぐっていたのだ。手っ取り早く相続会議を終わらせて辺鄙な田舎から早く離れたい。そんなことを考えているとき玄関の戸をノックする音が聞こえた。きっと千尋だろうと思ったが、そこに立っていたのは見知らぬ金髪の男だった。その男は麗奈が今つき合っている佐藤登志雄で、呼びもしないのに勝手にやってきたのだ。麗奈は以前結婚していたが、両親の事件のせいで離婚していた。登志雄は祭壇に向かって手を合わせると棺についている小窓の扉を開けた。だがそこに誰もいないことに困惑した。すると小鉄は言っていないのかと麗奈を叱り、登志雄に今回の葬儀の主旨を説明した。法律上、行方不明から7年経った場合に失踪宣告を行って確定すると死亡したとみなされる。事件から10年経った8月18日の今日、時効を迎えたことで相続会議を行うことにしたのだ。そもそも両親が何故事件を起こしたのか。「人様に迷惑を掛けるな」が座右の銘だったにも拘らず一鉄は自己中心的な性格。8月18日は光子の誕生日だったため母は事件に巻き込まれたのではないかと推測した。だがこれ以上事件のこと考えても無駄だと思った小鉄は鈴木家をリスタートさせるために千尋抜きで会議を進めることにした。

屋台的映画館
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ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

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