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秀子の應援團長

  • posted at:2025-01-04
  • written by:砂月(すなつき)
ひでこのおうえんだんちょう
南旺映画
配給:東宝映画
製作年:1940年
公開日:1940年1月31日 併映「仇討ごよみ」
監督:千葉泰樹
原作:高田保
脚色:山崎謙太
撮影:中井朝一
應援:高井四郎 源祐介
助監督:小野博之 牛迫緑
助撮影:田中正彦
装置:小池一美
音楽:佐々木俊一
照明:服部修
大道具:鈴木廣吉
小道具:宇野勇
衣裳:津山辰美
現像・録音:富士スタヂオ
フイルム:純国産富士
主題歌:「青春グラウンド」灰田勝彦
・・・:「燦めく星座」灰田勝彦
参加:日本野球連盟
出演:高峰秀子 音羽久米子 小杉義男 澤村貞子 清川玉枝
スタンダード モノクロ 71分

日本野球連盟主催による秋季リーグ戦が盛り上がりを見せた頃、巨人軍とアトラス軍が初顔合わせとなった。本来この二チームは好敵手として知られてきたが、今シーズンのアトラスは主戦投手の大川を戦場へ送ったために投手力が不足した。その結果、悪戦苦闘の甲斐もなく惨敗に次ぐ惨敗。前試合までの勝率は一割二分で最下位に低迷していた。この難局を一身に背負ってチームを率いる高嶋二郎監督は必死の作戦を続けるが、連日の苦闘に疲れた投手陣は強力な巨人打線の前に崩壊した。高嶋家では試合がある日はラジオを聴くことになっており、そこにはいつも姪の秀子がいた。彼女の父親の一郎は高嶋製鉄の社長だが、躾にとても厳しく野球嫌いも相まって弟の仕事には批判的だった。その考え方には母のとも子も賛成で、秀子に謡いの他長唄に踊りにお茶、お花に習字、そしてピアノにフランス語とあらゆるものを学ばせようとしていた。そんなこともあって秀子は何かあるとこの家に逃げ込み祖母に愚痴を聞いてもらうのだ。

アトラス軍は巨人軍相手に0対8で完敗した。試合後、二郎がグラウンドの端で反省していると人丸投手がやってきて今日はすみませんでしたと謝った。すると二郎は君一人に任せるのは始めから厳しいとわかっていたことなのに無理な使い方をして済まなかったと逆に謝った。人丸は反省ばかりで、努力しても大川のような大投手のようになれる素質がないんだと愚痴った。それを聞いた二郎は負けるといろいろなことを考えるものだと言い、職業として選んだ以上やれるところまでやって行こうと力づけた。

その後もアトラス軍は零敗を続け、大ファンの秀子の心は穏やかではなかった。二郎の娘の雪子と話していてもいつしかその話題になった。ある日、秀子は学校の帰りにアトラス軍を激励する秘策を雪子に打ち明けた。それから数日後、二人はアトラス軍の練習場を訪れた。陣中見舞いと称して籠一杯の焼き芋を持ってきたがそれが目的ではなかった。秀子が作詞し雪子が作曲して応援歌を披露すると、明るく覚えやすいその曲を聴いた選手たちは勇気づけられた。

屋台的映画館
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