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やくざ観音 情女仁義

  • posted at:2020-12-07
  • written by:砂月(すなつき)
やくざかんのんいろじんぎ
日活
配給:日活
製作年:1973年
公開日:1973年7月14日 併映「濡れた唇」
監督:神代辰巳
プロデューサー:三浦朗
脚本:田中陽造
撮影:安藤庄平
美術:川原資三
録音:高橋三郎
照明:高島利隆
編集:岡安肇
音楽:あがた森魚
助監督:海野義幸
色彩計測:田中正博
現像:東洋現像所
製作進行:古川石也
出演:岡崎二朗 安田のぞみ 絵沢萠子 丘奈保美 坂本長利
シネマスコープ カラー 84分

雲水の嵐雪が川で釣りをしていたところ竿が大きくしなった。急いで引き上げてみるとそれは魚ではなく着物を着た女だった。真っ直ぐ嵐雪を見つめる女の体は冷たく息をしていなかった。暗い目をしていることからきっと恨みが深いのだろうなと思いながらお経をあげていると、突然孕んだ体が動き始めこの世とあの世を繋ぐ穴から赤ん坊が出てきたのだった。嵐雪が赤ん坊を取り上げたと同時に阿弥陀寺の鐘が聞こえたため、お前は坊主になって母親の恨みを鎮めなさいと言った。それから23年後、阿弥陀寺に預けられた清玄は跡取りの僧となり真面目な生活を送っていた。ある日、寺にやってきた女が作業をする清玄の額に光る汗をハンカチで拭いた。女は何故か清玄のことを事細かに知っていたが、彼女が何者か見当がつかなかった。そして一緒についてきた男のことも。すると突然物陰から出てきたヤクザ者が男を取り囲み短刀で刺した。女は斉田組組長斉田清明の娘・美沙子で、父親が勝手に決めた藤原銀三一家との縁談を断り別の男と駆け落ちをしたのだった。清玄は美沙子とともに山の中へ逃げ、再び寺に舞い戻ってきた藤原組の組員を草原に誘い込むと鎌で叩き斬ったのだ。お経をあげながら歩く道すがら、彼の前に立ちはだかったのは阿弥陀寺の住職だった。そこで清玄は自分の父親が斉田清明であることを知り愕然とした。山の中に逃げた際、美沙子はお礼として体を捧げたが、清玄は初めてだったその相手が異母の妹だったことも同時に知ったのだ。清玄は山を下り、日が暮れた頃に斉田邸を訪ねた。だが美沙子は居留守を使い、それでもしつこく待っていると中から数人の組員が彼を排除しようと出てきた。清玄は男たちを次々となぎ倒したがついに捕まった。そこに帰ってきた清明は事情を知ると黙って寺にお帰りなさいと言った。

清明は美沙子を部屋に呼ぶと清玄との関係を話し始めた。23年前、彼は通いの女中の千代子に手をつけた。妻とは違いやさしさがあるところに惹かれたのだ。ところがそれを知った妻は逆上して千代子を川に突き落とし、彼女は淀みに沈んで行った。それを嵐雪が引き上げ清玄がこの世に生まれ出たのだった。そのことを後に知った清明は千代子の恨みと運命の恐ろしさを考えずにはいられなかった。赤ん坊を疎ましく思った清明は嵐雪に始末を任せたが、その清玄が目の前に現れるとは思ってもみなかったのだ。清明は美沙子に身を隠すように言ったが、彼女の清玄への想いは一層強まった。

屋台的映画館
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ヤマトよ永遠に

  • posted at:2020-11-04
  • written by:砂月(すなつき)
やまとよとわに
オフィスアカデミー
配給:東映洋画
製作年:1980年
公開日:1980年8月2日
監督:松本零士 舛田利雄
製作:西崎義展
総指揮:西崎義展
プロデューサー:吉田達
総設定:松本零士
原作:松本零士 西崎義展
脚本:舛田利雄 山本英明 藤川桂介
チーフディレクター:勝間田具治
音楽:宮川泰
作詞:阿久悠 山口洋子
絵コンテ:白土武 遠藤政治
助監督:棚橋一徳
総作画監督:宇田川一彦
作画監督:高橋信也 金田伊功
作画監督補:中村孝
美術設定:辻忠直
メカニカルデザイン:辻忠直 板橋克巳
キャラクターデザイン:宇田川一彦 高橋信也 白土武
音響監督:田代敦巳
撮影監督:片山幸男 菅谷信行
効果:柏原満
編集:千蔵豊
SF設定協力:豊田有恒
制作担当:大野清 柴山達雄
劇中歌:「星のペンダント」ささきいさお
・・・:「愛の生命」岩崎宏美
・・・:「愛よその日まで」布施明
協力:ニッポン放送
演技事務:青ニプロ
スキャニメイト:東洋現像所ビデオセンター
録音:アバコスタジオ
現像:東映化学
製作協力:東映動画株式会社 株式会社アカデミー製作
声の出演:富山敬 麻上洋子 仲村秀生 野村信次 林一夫
アメリカンビスタ カラー 145分

西暦2202年、謎の光球飛行物体が太陽系に進入し地球に飛来した。黒い塊のような物体は一時上空に止まったが、やがてゆっくりと地上に降り立った。地球防衛軍は厳戒態勢の中で調査を行うが、上空から現れた奇襲部隊は軍人だけでなく一般市民にも容赦なく銃弾を浴びせた。対空ミサイル基地や大統領官邸などはあっという間に占拠され、更には掃討三脚戦車によって兵力は削がれた。地球周辺には大艦隊が押し寄せ防衛軍の宇宙艦隊を軽々と壊滅させたのだった。

第10パトロール艇艇長・古代進は火星基地に向かっていたが、物体の通過とともに通信が途絶えた。調査を行ったところ基地に損傷は見られなかったが隊員は全員死亡していた。地球に帰還した際に奇襲に遭遇し脱出カプセルで難を逃れた古代は有人機基地にたどり着いたが、反撃出来る戦闘機は残されておらずただ茫然と戦況を陰から眺めるしかなかった。そのとき人影が動いたため銃を構えると、その先にいたのは恋人の森雪だった。地球防衛軍の司令長官付秘書官となっていた彼女は古代に命令書を渡すように言われたが、弟の行動を良く知る司令部勤務で兄の守は有人機基地に行くに違いないと助言したのだ。再会を喜ぶのもつかの間、雪は命令書を読み上げた。そこには旧ヤマトの乗組員を集め、小惑星イカルス天文台の真田志郎と連絡を取るよう書かれていた。二人はかつて宇宙戦艦ヤマトの艦長を務めた沖田十三の像がある戦没者慰霊施設「英雄の丘」へ向かった。前年の沖田の命日には旧乗組員が集結しており、困難に直面したときの心の拠り所として皆がそこを利用していたからだ。

夕闇を戦火の明かりが照らす中、沖田の像の前にいたのは艦医としてともに戦った佐渡酒造と愛猫のミー君、そして腐れ縁の相棒である解析用ロボット・アナライザーだった。佐渡は地球の現状を嘆きながら酒を呷っていたが、息を切らしながらやってきた通信班の相原義一に気づいたことで我に返った。それに続くように航海班の太田健二郎と戦闘班の南部康雄が現れ、後を追うように古代と雪が駆けつけたのだった。続いて航海班の島大介と機関士の徳川太助が合流すると古代は相原が持ってきたポータブル通信機で真田と連絡を取りヤマトの行方を尋ねた。答えを聞く前に通信が途絶えたが、真田のもとにあることを確信したことから皆で小惑星イカルスへ向かうことに決めた。移動の方法は雪が知っていた。地球防衛軍指令部の地下秘密ターミナルには大統領緊急避難用の高速連絡艇が備えてあるのだ。喜びに沸く一同はターミナルへと続く地下通路を敵兵の攻撃を交わしながら進み、ついに目的地へとたどり着いたのだ。ところが天井のドームが開かないため、雪は外のコンピュータールームから手動でロックを解除することにした。操作は成功し連絡艇に戻ろうとした雪だったが、敵兵に撃たれて負傷し一人その場に取り残されたのだった。

屋台的映画館

山のあなた 徳市の恋

  • posted at:2020-03-31
  • written by:砂月(すなつき)
やまのあなたとくいちのこい
「山のあなた」製作委員会(フジテレビジョン=ジェイ・ドリーム=東北新社=東宝)
配給:東宝
製作年:2008年
公開日:2008年5月24日
監督:石井克人
製作:亀山千広
企画:大多亮 飯島三智
エグゼクティブプロデューサー:清水賢治 島谷能成
プロデューサー:谷口宏幸 松崎薫 和田倉和利
ラインプロデューサー:鶴賀谷公彦
脚本:清水宏
脚色:石井克人
撮影:町田博
美術:都築雄二
録音:森浩一
照明:木村太朗
編集:石井克人
特機:落合保雄
キャスティング:園田真吾
スケジューラー:増田天平
VFXプロデューサー:石井教雄
装飾:柴田博英
スタイリスト:宇都宮いく子
衣裳:川崎健二
ヘア・メイク:大渡八千代
スクリプター:目黒亜希子
音響効果:柳原利正
助監督:志賀研介
製作担当:萩原満
音楽プロデューサー:緑川徹
製作プロダクション:シネバザール
出演:草彅剛 加瀬亮 マイコ 広田亮平 津田寛治
アメリカンビスタ カラー 94分

新緑の頃、山の温泉場に二人の按摩がやってきた。ぼんやりした福市とは対照的に徳市の勘はとても鋭かった。前の方を歩く目明きを後ろから追い抜くことに生き甲斐を感じ、時には背負った子供の数まで言い当てることが出来る。毎年南の温泉場からやってきて、寒くなるとまた南の温泉場に帰って行く。それはまるでツバメのようだった。そんな二人の横を馬車が追い抜いて行った。徳市はその時に嗅いだ微かな匂いから、東京のいい女が乗っていると予想した。温泉の按摩宿泊所に着いた二人に早速仕事の声が掛かった。福市は観音屋で徳市は鯨屋だ。挨拶も早々に客間へ向かうと、待っていたのは三沢美千穂という女だった。彼女は静養にきたわけではなく、これから何処かへ行くわけでもなし。物音にひどく怯えているようでもあった。肩をさすりながら何か曰くがありそうな様子を感じ取った徳市はご心配なことでもおありですかと尋ねた。すると美千穂はやんわりと話題を変えた。

翌朝、按摩仲間の間で話題になっていたのは海の温泉場で流行っている女按摩のことだった。東京辺りでは職業婦人の進出が激しくなったことで男の失業者が増えていると聞き、そのうち男按摩も大勢の失業者が出るだろうと嘆いていた。そんな中、鯨屋のお菊が徳市を呼びにきた。美千穂がすぐにきて欲しいというのだ。徳市は素早く身支度を整えると美千穂のもとへ急いだが、福市たちはそれを羨み妬んだ。徳市が喜び勇んで通りに出ると何処からかあの匂いがした。その出処を立ち止まって確かめていると、それは砂を踏む下駄の音とともに横を通り過ぎ、やがて遠ざかって行った。確かにこっちへきたはずなんだが、逃げるなんてまったく不思議な女だ。徳市がそう思うのも当然だ。彼の勘を試したくなった美千穂はいたずらを仕掛けたのだった。

散歩に出掛けた美千穂が戻ってくると、鯨屋では騒動が起きていた。一度は退館したものの再び泊まることになった東京の学生たちの金が湯に浸かっている間になくなっていたのだ。警察に届け出ればいいのだが、旅館の主人としては表沙汰になると信用問題に拘るためどうしたものかと思案した。その結果、滞在費と帰りの汽車賃を弁償することで落ち着いたのだ。学生たちの不在時に二階にいたのは美千穂だけだったような。主人は頼りない記憶をたどった。

鯨屋の向かいにある観音屋に泊まるのは美千穂と同じ馬車に乗っていた大村真太郎と甥の研一だった。真太郎があまりにものんびりしているので研一は長く滞在するものとばかり思っていたが、突然発つと聞きとても驚いたのだ。美千穂や徳市、福市と出会い、見知らぬ地にようやく慣れたところだった。拗ねた少年は真太郎に黙って美千穂のところへ出掛け、そうとは知らない真太郎は方々を捜し回った。

屋台的映画館

野性の証明

  • posted at:2019-07-27
  • written by:砂月(すなつき)
やせいのしょうめい
角川春樹事務所
配給:日本ヘラルド映画=東映
製作年:1978年
公開日:1978年10月7日
監督:佐藤純彌
製作:角川春樹
プロデューサー:坂上順 遠藤雅也 サイモン・ツェー 松田文夫
原作:森村誠一
脚本:高田宏治
撮影:姫田真佐久
録音:紅田愃一
照明:熊谷秀夫
美術:徳田博
編集:鍋島惇
助監督:葛井克亮
記録:小山三樹子
擬斗:伊藤浩市
テクニカル・アドバイザー:四方義朗
製作担当:栗原啓祐
俳優担当:中田新一
スチール:遠藤努 池田岳史
音楽監督・作曲:大野雄二
主題歌:町田義人
音楽監督補佐:鈴木清司
出演:高倉健 中野良子 夏木勲 薬師丸ひろ子 ハナ肇
シネマスコープ カラー 143分

1980年5月、裏磐梯・フーバー米大使山荘が過激派に占拠された。彼らは平田内閣総理大臣の出頭を要求し、拒否すれば深夜0時丁度を以ってフーバーとその家族を処刑すると声明を出した。福島県警はライフル隊を接近させたが報復として運転手を射殺されたことから、打つ手をなくした吉田県警本部長は頭を痛めていた。現地に到着した野村総務長官から連絡を受けた官邸の坂本防衛庁長官は、超法規的措置を講ずるべきだと平田に進言した。それからしばらくして漆黒の闇を5機のハンググライダーが飛んだ。彼らは自衛隊特殊工作隊で、0時5分前に行動を開始すると音もなく忍び寄った。そして2人の見張りを倒すと屋内を停電させ、相手が混乱しているうちに過激派全員を抹殺した。

陸上自衛隊では特に能力と精神力に優れた隊員を選抜して各方面隊総監部直属の特殊工作隊を編制している。特殊工作隊の目的と実態は完全な極秘事項とされているが、その訓練は想像を絶する苛烈さだった。山岳行動訓練では何処とも知れぬ秘境地帯に隊員を単独で残して所定の目的地まで到着することが要求された。例えそれがひと月の行程であっても携帯食糧は3日分と限定され、あとは全て自給自足で賄わなければならなかった。そして一般住民との接触は厳禁となっていた。味沢岳史一等陸曹が降り立った地点は、青森、岩手、宮城3県にまたがる広大な北上山地にある原生林の真っ只中だった。飢え、孤独、自然の猛威や野生の生物との戦いによって人間の能力の限界を超えた彼はついに人道へたどり着くことが出来たのだが、その姿はまるで服を着た野獣だった。そんな彼と鉢合わせしたハイカーの越智美佐子は近くの里へ助けを求めて走った。

岩手県下閉伊郡柿の木村にある風道という集落で住民全員が殺されるという事件が発生した。当初5戸13人が犠牲になったとされていたが、そのうちの1人が美佐子であることがわかり、8歳の長井頼子の安否が不明とされた。翌日、別の集落の納屋で彼女は見つかり、県警は身柄を保護した。だが少女は青い服を着た知らない男が連れてきてくれたということ以外何も覚えていなかった。大学病院で診察を受けた結果、異常な恐怖体験を原因とした選択制健忘症と診断された。県警は頼子から犯人に関する重要な手掛かりを得られないまま親戚に引き取られた。一方、美佐子の遺体は彼女と瓜二つの妹・朋子によって確認された。結局、県警が得られたのは犯人が「青い服の男」だったという情報しかなかったため、捜査は完全に行き詰った。

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野獣の青春

  • posted at:2018-09-05
  • written by:砂月(すなつき)
やじゅうのせいしゅん
日活
配給:日活
製作年:1963年
公開日:1963年4月21日
監督:鈴木清順
企画:久保圭之介
原作:大藪春彦
脚本:池田一朗 山崎忠昭
撮影:永塚一栄
照明:大西美津男
録音:中村俊夫
美術:横尾嘉良
編集:鈴木晄
助監督:渡辺昇
音楽:奥村一
特殊技術:金田啓治
色彩計測:上田利男
現像:東洋現像所
製作主任:武藤良夫
技斗:高瀬将敏
出演:宍戸錠 渡辺美佐子 川地民夫 香月美奈子 平田大三郎
シネマスコープ カラー 86分

連れ込みホテルで男女の死体が発見された。女の遺書が見つかったことから二人が心中によって命を絶ったと見られた。また男の持ち物の中から警察手帳が発見され、彼が竹下公一という現職警官であることがわかった。時を同じくして盛り場に風来坊が現れ、進路を妨害する若いチンピラを徹底的に叩きのめした。その夜、キャバレーに現れた男はボーイにナンバーワンのホステスを呼ぶように命じると羽振り良く振る舞った。その様子を完全防音の部屋から監視していた野本興業の小沢惣一がうまい遊び方をするじゃねえかと上機嫌でいると、袋叩きに遭った男が部屋に入ってきて客を見るなり指差したのだった。客の男は精算カウンターへ連れて行かれると空っ穴だから警察に突き出して欲しいと言った。すると今度は社長の野本達夫のもとへ連れて行かれたのだがそれが狙いだった。取り巻きから銃を奪った男は契約金100万円と20万円の月給を手に入れることになった。

野本興業の一員となった水野錠次(ジョー)は社長・野本幸夫の邸に挨拶に向かい、翌日は日比谷ホテルからトモエマンションに移った。ジョーの監視役を任された三波五郎は彼の行動を逐一チェックしていたが、最も気になっていたのが大きなトランクだった。その中には毎日手入れを欠かさないという商売道具のライフル銃などが入っており、シマ荒らしを行うことがわかるとジョーはその内の一丁を渡した。彼らは三光組の縄張りにある藤田不動産に乗り込むと証文と引き換えに300万円の小切手を渡すよう社長に要求したが従わないことから強請った。そこへ三光組のヤクザが乗り込んできたためジョーは慌てて戸に鍵を掛けたが、テラスの窓から現れた武智茂から銃口を向けられると観念した。だが形勢が逆転するとジョーは再び社長を強請った。300万円を持ち帰り野本から正式な社員と認められたジョーは、その中から契約金を貰うと法事に出掛けた。その故人とは竹下であり、ジョーはかつての部下だった。その夜、停めてある車のワイパーに挟まったカードを手掛かりにして彼は竹下と心中した女のことを調べることにした。コールガールとともにタクシーでホテルに戻ると人目を忍んで新聞記事を差し出しそこに載った写真の女・松本タミ子が彼女のデートクラブにいないかと確かめた。だが空振りだったことがわかると札を握らせて裏口から帰らせ部屋に戻ったのだが、女が拳銃を構えて待っていた。その女はジョーに野本の「6番目の女」の殺害を依頼した。彼女は心中したタミ子と同じコールガールの組織に所属しているが、その元締が「6番目の女」だというのだ。だがその姿を見た者は誰もいなかった。

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