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晴姿おんな絵巻

  • posted at:2019-07-30
  • written by:砂月(すなつき)
はれすがたおんなえまき
日活
配給:日活
製作年:1972年
公開日:1972年1月8日 併映「たそがれの情事」
監督:林功
企画:伊藤亮爾
脚本:新関次郎
撮影:高村倉太郎
照明:川島晴雄
録音:神保小四郎
美術:柳生一夫
編集:鈴木晄
音楽:月見里太一
助監督:桑山朝夫
色彩計測:仁村秀信
現像:東洋現像所
製作担当者:松田文夫
出演:小川節子 五條博 山本修平 三川裕之 島村謙次
シネマスコープ カラー 69分

徳川将軍綱吉の頃。江戸の町は日々賑やかさが増し、人々は泰平の世に慣れ親しんでいた。芸者のおそのは紺屋職人の英助と所帯を持ちのちには店を始めることを夢見ていたが、病気だったときに父親が背負った五十両もの借金が重荷となっていた。ある日の御座敷で蔵前の礼差美濃屋喜右衛門に気に入られたおそのは、借金を肩代わりしてくれるという話を聞き引き受けることにした。今のままではいくら働いても利息の方が増えてしまうからだ。借金がなくなれば店を持つ日がそれだけ早くなる。そう信じて決心したのだ。仕事の内容は身の回りの世話をすることになっていたが、おそのが西国筋の浪人の娘であることを調べ上げた喜右衛門の狙いは彼女を江戸で一、二と呼ばれる女に仕上げることだった。そして勘定奉行の岡戸主水正に献上し、その見返りとして旗本御家人の御蔵米の権利を一手に握ろうとしたのだ。美しさとは姿かたちだけではないと喜右衛門はおそのに参考となる春画を渡し、男を喜ばせる力がないといけないと説いて実践に入った。そしてコツを掴むとそれを忘れるなと言い聞かせ、並みの男なら一溜まりもあるまいと褒めた。それが終わると今度は鍼による治療に移り、男を喜ばせるために必要となる筋を理解させ鍛えるように言った。

喜右衛門の目を逃れたおそのは会いたい一心で英助と連絡を取り、お互いに頑張って早く自分たちの店を持とうと誓い合った。だがそのことが喜右衛門の逆鱗に触れた。誰かと寝たことで体の調子が崩れ、今までの苦労が台無しになったからだ。相手の男は誰だと問い詰めると、私には契りを交わした人がおり、こちらにお世話になったのもつらいことを我慢しているのも全てその人に一日も早く店を持たせ所帯を持ちたいからだとおそのは言い、名前は絶対に明かさなかった。ところがその相手は調べるとすぐにわかり、喜右衛門は英助を料亭に呼び出すと包み金を見せてこの金でおそのと別れてもらいたいと言った。すると英助は、子供の頃から同じ長屋で育った仲であり、それを金で忘れろというのは無理だと突っぱねた。喜右衛門はわざわざ呼び立てて悪かったなと詫び、お礼としてゆっくり遊んで行ってくれと芸者を呼んだ。そして隣の部屋へ無理矢理連れて行かれた英助は二人に芸者に犯されたのだった。二十五両の包み金がもう一つあれば。彼はそう考えていた。

お前を手放したくはないが主水正のもとへ行ってくれと喜右衛門はおそのに言った。これまでの苦労は勘定奉行を喜ばせるためだったと知り、おそのはそんな勝手なことを言われても困ると拒否した。すると喜右衛門は借金の証文を見せ、うんと言えば借金を帳消しする上に英助に店を持たせてやる言った。困ったおそのは店などを捜してようやく小料理屋にいる英助を見つけることが出来たが、彼は元手を増やそうと博打に手を出し自棄酒を呷っていたのだった。

屋台的映画館
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野性の証明

  • posted at:2019-07-27
  • written by:砂月(すなつき)
やせいのしょうめい
角川春樹事務所
配給:日本ヘラルド映画=東映
製作年:1978年
公開日:1978年10月7日
監督:佐藤純彌
製作:角川春樹
プロデューサー:坂上順 遠藤雅也 サイモン・ツェー 松田文夫
原作:森村誠一
脚本:高田宏治
撮影:姫田真佐久
録音:紅田愃一
照明:熊谷秀夫
美術:徳田博
編集:鍋島惇
助監督:葛井克亮
記録:小山三樹子
擬斗:伊藤浩市
テクニカル・アドバイザー:四方義朗
製作担当:栗原啓祐
俳優担当:中田新一
スチール:遠藤努 池田岳史
音楽監督・作曲:大野雄二
主題歌:町田義人
音楽監督補佐:鈴木清司
出演:高倉健 中野良子 夏木勲 薬師丸ひろ子 ハナ肇
シネマスコープ カラー 143分

1980年5月、裏磐梯・フーバー米大使山荘が過激派に占拠された。彼らは平田内閣総理大臣の出頭を要求し、拒否すれば深夜0時丁度を以ってフーバーとその家族を処刑すると声明を出した。福島県警はライフル隊を接近させたが報復として運転手を射殺されたことから、打つ手をなくした吉田県警本部長は頭を痛めていた。現地に到着した野村総務長官から連絡を受けた官邸の坂本防衛庁長官は、超法規的措置を講ずるべきだと平田に進言した。それからしばらくして漆黒の闇を5機のハンググライダーが飛んだ。彼らは自衛隊特殊工作隊で、0時5分前に行動を開始すると音もなく忍び寄った。そして2人の見張りを倒すと屋内を停電させ、相手が混乱しているうちに過激派全員を抹殺した。

陸上自衛隊では特に能力と精神力に優れた隊員を選抜して各方面隊総監部直属の特殊工作隊を編制している。特殊工作隊の目的と実態は完全な極秘事項とされているが、その訓練は想像を絶する苛烈さだった。山岳行動訓練では何処とも知れぬ秘境地帯に隊員を単独で残して所定の目的地まで到着することが要求された。例えそれがひと月の行程であっても携帯食糧は3日分と限定され、あとは全て自給自足で賄わなければならなかった。そして一般住民との接触は厳禁となっていた。味沢岳史一等陸曹が降り立った地点は、青森、岩手、宮城3県にまたがる広大な北上山地にある原生林の真っ只中だった。飢え、孤独、自然の猛威や野生の生物との戦いによって人間の能力の限界を超えた彼はついに人道へたどり着くことが出来たのだが、その姿はまるで服を着た野獣だった。そんな彼と鉢合わせしたハイカーの越智美佐子は近くの里へ助けを求めて走った。

岩手県下閉伊郡柿の木村にある風道という集落で住民全員が殺されるという事件が発生した。当初5戸13人が犠牲になったとされていたが、そのうちの1人が美佐子であることがわかり、8歳の長井頼子の安否が不明とされた。翌日、別の集落の納屋で彼女は見つかり、県警は身柄を保護した。だが少女は青い服を着た知らない男が連れてきてくれたということ以外何も覚えていなかった。大学病院で診察を受けた結果、異常な恐怖体験を原因とした選択制健忘症と診断された。県警は頼子から犯人に関する重要な手掛かりを得られないまま親戚に引き取られた。一方、美佐子の遺体は彼女と瓜二つの妹・朋子によって確認された。結局、県警が得られたのは犯人が「青い服の男」だったという情報しかなかったため、捜査は完全に行き詰った。

屋台的映画館

ガメラ3 邪神覚醒

  • posted at:2019-07-24
  • written by:砂月(すなつき)
がめらすりーいりすかくせい
大映=徳間書店=日本テレビ放送網=博報堂=日本出版販売
配給:東宝
製作年:1999年
公開日:1999年3月6日
監督:金子修介
総指揮:徳間康快
製作代表:加藤博之 石川一彦 小野清司 鶴田尚正
プロデューサー:土川勉 佐藤直樹 南里幸
アソシエイトプロデューサー:奥田誠治 藤巻直哉
脚本:伊藤和典 金子修介
音楽:大谷幸
撮影:戸澤潤一
美術:及川一
録音:橋本泰夫
照明:吉角荘介
編集:冨田功
スクリプター:荘原はる
助監督:村上秀晃
製作担当:森賢正
宣伝プロデューサー:市川南 小林剛
音楽プロデューサー:山本晴之
主題歌:「もういちど教えてほしい」ユリアーナ・シャノー
特殊技術・特技監督:樋口真嗣
特殊技術・撮影:村川聡
特殊技術・美術:三池敏夫
特殊技術・照明:林方谷
特殊技術・怪獣造形:原口智生
特殊技術・操演:根岸泉
特殊技術・視覚効果:松本肇
特殊技術・編集:奥田浩史
特殊技術・スクリプター:河島順子
特殊技術・助監督:神谷誠
特殊技術・梶川雅也
製作協力:イマジカ
出演:中山忍 前田愛 藤谷文子 山咲千里 手塚とおる
アメリカンビスタ カラー 108分

1999年、赤道附近にある国の村で奇妙な生物を見つけたという連絡を受けた長峰真弓は現地で調査を行うことになった。到着したときには既に死骸となっていたが、それは彼女にとって忘れたくても忘れられない形状をしていた。その生物は4年前に人類を恐怖のどん底に陥れた超遺伝子獣ギャオスという翼竜の雛だった。他にいなかったかと真弓が尋ねると村人は皆同じ方向を指差した。その頃、日本最南端にある沖之鳥島近海では、無人深海探査機・かいこうが海底の調査中に「ガメラの墓場」という呼び名にふさわしい無数の骨を発見した。亀のような形状のガメラはかつて存在した超古代文明が生み出した生物兵器だった。

東京で起きたガメラとギャオスによる壮絶な戦いの巻き添えで最愛の両親を失った比良坂綾奈は、弟の悟とともに奈良県南明日香村に住む日野原家で世話になっていた。中学生の彼女にとって両親だけでなく幸せな家庭まで奪われたガメラへの憎悪は計り知れなかった。そして悟とは違い、新しい生活に馴染めない綾奈は日野原家ばかりか学校でも浮いた存在になっていた。放課後、クラスメイトたちに八代の沢へ連れられてこられた綾奈は「柳星張」が眠るという古い祠の中から封印する石を持ってくるように命じられた。彼女は仲間の一人として認められたいという一心で祠に入りその石を見つけた。砂を掃うと柳星張は亀甲のような模様をしていたおり、それを見てガメラのことが頭をよぎった。そして無意識に左手をその上に置くと石は輝き始めたのだった。綾奈はそれを外に持ち出そうとしたが、噂を聞いて駆けつけたクラスメイトの守部龍成の説得で元の場所に戻した。龍成はここで見たことを誰にも言うなと釘を刺した。だが柳星張ことが気になって仕方がない綾奈は考古学に詳しい日野原の長男で大学生の繁樹にさりげなく尋ねてみた。

月は28日で天球をひと回りすることから、昔の中国や日本では二十八宿と名付けて天を分けていた。それを東西南北の七宿ずつに分け、南の西側から3、4、5番目にあるのが柳、星、張だった。この三宿が西洋の星座ではうみへび座に当たり、柳は頭、星の位置には南都の守護神を示す赤い星があった。高松塚古墳の壁には守護神として東に青龍、西に白虎、北に玄武が描かれており、崩れた南には朱雀が描かれていたと考えられた。うちの大学では柳星張が朱雀であり南からくる敵に備えているのではないかと考えていると繁樹が言うと、綾奈はそれが何なのかが気になった。

屋台的映画館

いつでも夢を

  • posted at:2019-07-21
  • written by:砂月(すなつき)
いつでもゆめを
日活
配給:日活
製作年:1963年
公開日:1963年1月11日 併映「海の鷹」
監督:野村孝
企画:児井英生
脚本:下飯坂菊馬 田坂啓 吉田憲二
撮影:横山実
美術:木村威夫
録音:片桐登司美
照明:河野愛三
編集:鈴木晄
助監督:吉田憲二
色彩計測:北泉成
現像:東洋現像所
製作主任:園山蕃里
音楽:吉田正
主題歌:「いつでも夢を」橋幸夫 吉永小百合
挿入歌:「潮来笠」橋幸夫
・・・:「おけさ唄えば」橋幸夫
・・・:「北海の暴れん坊」橋幸夫
・・・:「若いやつ」橋幸夫
・・・:「寒い朝」吉永小百合
・・・:「街の並木道」浜田光夫
技斗:峰三平
出演:橋幸夫 浜田光夫 松原智恵子 吉永小百合 信欣三
シネマスコープ カラー 86分

東京下町にある工場地帯。その中の森田機械製作所では工員たちが朝からそわそわしていた。そして休憩のサイレンが鳴ると一斉に持ち場から飛び出し本館の集合室に集まった。その日は定期診療が行われる日だが、彼らの目的は診療を担当する町医者の三原泰山ではなく、娘で看護師のひかるの方だった。ピカちゃんという愛称で呼ばれる彼女は、可愛らしい風貌と竹を割ったような性格を持ち合わせていたことで皆から親しまれていた。

ラジオから流れる曲に合わせて気持ちよく歌いながらハンドルを握る日の出貨物の運転手・岩下留次。工場地帯に近づくと助手席の金造が突然何かを思い出し森田へ急げと騒ぎ始めた。今日はひかるが診療にくる日であり、ついでに注射一本でも打ってもらおうかと言い出したのだ。会社に入って間もない留次は医者に縁がなかったが、金造の話でその「わが町の太陽」とやらに会ってみたくなった。アクセルを踏み込み急ハンドルでカーブを曲がるトラック。するとその乱暴な運転に驚いた自転車が倒れたのだ。バカヤローと怒鳴る留次。それに対し怒鳴り返したのはひかるだった。診療を終えた彼女は泰山を後ろに乗せて帰る途中だったのだ。その様子をハラハラしながら見ていた金造は二人の間に割って入り、彼女がわが町の太陽ですよと留次に耳打ちした。

定時制高校に通うひかるは仕事を終えて家に戻ると軽い食事をとり出掛ける用意をした。ところが泰山はというと三件の往診が控えているにも拘らず診察室で昔馴染みの住職・玄海と囲碁で言い争いをしていたのだ。ひかるがいい加減にしなさいと釘を刺して出掛けると、玄海はその元気な様子に顔をほころばせた。彼は腹を空かせた孤児のひかるを養女として泰山に預けた。そして泰山は彼女を皆に好かれる娘に育て上げたのだった。そのひかると同じクラスで学ぶのは森田で働く木村勝利という青年で、彼女が困ると必ず助け舟を出すほど仲がいいのだ。勝利は工場で働き続けることに息苦しさを感じていた。一日中、油と埃まみれで給料は入社した四年前からほとんど上がっていなかった。残業を強要され、けがや病気になったら自分持ち。そんな世界から抜け出して一流会社に就職し、もっと将来に張り合いのある生活をすることが彼の夢だった。そのことを掃除しながらひかるに伝えると、その素質は認めるけれど今の生活に夢がないとは思わないと彼女は言った。するとクラスメイトたちも賛同し、日頃の生活の中にある夢や希望を自分で見つけることが大事だという意見でまとまった。

屋台的映画館

僕達急行 A列車で行こう

  • posted at:2019-07-18
  • written by:砂月(すなつき)
ぼくたちきゅうこうえーれっしゃでいこう
「僕達急行」製作委員会(東映=木下グループ=バンダイビジュアル=東映ビデオ=フィールズ=WOWOW=アサツー ディ・ケイ=東映アニメーション=テレビ朝日=朝日放送=イノベーションデザイン=メ~テレ=北海道テレビ放送=九州朝日放送=読売新聞社=長崎文化放送=熊本朝日放送=大分朝日放送=鹿児島放送)
配給:東映
製作年:2011年
公開日:2012年3月24日
監督:森田芳光
製作:香月純一 木下直哉 大下聡 日達辰夫 栗原正和 和崎信哉 篠田芳彦 高橋浩 平城隆司 山本晋也 岩本孝一 樋泉実 栗原一郎 前原晃昭 上野輝幸 中島俊明 吉村和文 笹栗哲朗 植田義浩
プロデューサー:白倉伸一郎 三沢和子 川田亮
音楽:大島ミチル
俳優統括:福島康裕
キャスティングプロデューサー:杉野剛
ラインプロデューサー:木次谷良助
配給統括:村松秀信
宣伝統括:相原晃
脚本:森田芳光
撮影:沖村志宏
美術:和田洋
照明:渡邉三雄
録音:高野泰雄
編集:川島章正
音響効果:伊藤進一
スクリプター:森永恭子
装置:湯澤幸夫
衣裳:宮本まさ江
監督補:杉山泰一
監督事務:小谷徹
助監督:増田伸弥
制作担当:橋本靖
主題歌:「RIDE ON」RIP SLYME
製作プロダクション:東映東京撮影所
出演:松山ケンイチ 瑛太 貫地谷しほり ピエール瀧 村川絵梨
アメリカンビスタ カラー 117分

父・哲夫が経営するコダマ鉄工所で働く息子の小玉健太は、ドミニカ共和国からきた従業員のアクティとユーカリに日本の技術と景観の素晴らしさを知ってもらうために、両方の魅力が詰まったわたらせ渓谷鐵道へ連れて行った。絶景ポイントが幾度も現れ車内に歓声があふれる中、小玉は険悪なムードのカップルが気になって仕方なかった。やがて女性は立ち去り、男性は彼女の背中を目で追った。すると二人は偶然目が合い、男性がにこりと笑ったため小玉も笑顔で返した。

事故の影響で上下線の運転がストップし、地下鉄の駅は通勤時間が重なったことで大混乱に陥っていた。そんな中、スーツ姿の小町圭は「困ったな。でも大丈夫なんだな」と呟きながら呑気に歩いていた。その声に振り向いた女性が助けを求めると、小町は「僕についてきてごらん」と言った。路地を歩き商店街を抜けるとその先には北千住の踏切が見えた。ここまできたら世界の何処だって行ける。彼は誇らしげにそう言った。小町が勤めるのぞみ地所は全国各地に自社ビルの支社を持つ大企業で、彼は企画開発部に所属している。この日の会議では今後予定される高層マンションの建設について話し合われたが、小町は郊外に林立させると生態系に影響を与えるとして反対した。議事録は社長が目を通すことになっているが彼はそれを承知で発言した。

小玉は肩を落として歩く哲夫から7千万円の融資を断られたことを聞いた。他の金融機関に断られた場合でも北品川信用金庫は技術を担保と考えた担当者が都合をつけてくれた。そこに見限られたとなるともうお手上げだ。「鉄が切れるんなら、人も斬れってか!」。哲夫は吐き捨てるように言った。小玉が会社に戻ってくると待ちかねたアクティとユーカリが僕たちを辞めさせてもいいよと言った。従業員にまで心配を掛けていることを知った彼は、贅沢しなければみんなで働けるから大丈夫だと勇気づけた。

仕事から帰った小町はマンションの前に出来た人だかりを無視しようとしたが、管理人に呼び止められた。水道設備に欠陥が見つかりマンションを建て直すことが決まったというのだ。なるべく早く出て行くように言われたため、小町はの休みを使って新居探しを行った。その帰りの京急大師線でのこと。彼が音楽を聴きながら車窓の風景を眺めていると、座席の青年から声を掛けられた。わたらせ鐵道で会いましたねと言われ、記憶を辿る小町。一緒だった可愛い女の人とはその後どうなったんですかと尋ねられ、そのときのことを思い出した彼は詮索されないようにレゲエの人たちと楽しそうでしたねと話をはぐらかした。お互い紹介しあい、鉄道好きであることがわかると小玉はうちの寮にきませんかと言った。辞めた従業員がいてたまたま一室空いているのだ。小町はこれも何かの縁と思い世話になることに決めた。

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