東映セントラルフィルム
配給:東映
製作年:1981年
公開日:1981年4月25日
監督:工藤栄一
企画:黒澤満 岡田裕
原案:松田優作
脚本:丸山昇一
撮影:仙元誠三
録音:宗方弘好
照明:渡辺三雄
美術:今村力
編集:田中修
監督補:小池要之助
音楽:クリエイション
主題歌:「ブラザーズ・ソング」松田優作
挿入歌:「ハーデスト・デイ」松田優作
プロデューサー補:青木勝彦
色彩計測:仁村秀信
記録:今村治子
装飾:橋本俊雄
美粧:太田とも子
スチール:関谷嘉明
製作担当:田中雅夫
擬斗:林邦史朗
カースタント:三石千尋&スタントマンチーム
テクニカルアドバイザー:トビー門口
衣裳:第一衣裳
現像:東映化学
撮影協力:東京光学機械株式会社
製作協力:東映芸能ビデオ株式会社
出演:松田優作 辺見マリ 蟹江敬三 田中浩二 山田辰夫
アメリカンビスタ カラー 112分
元刑事で今はブルースシンガーをしているBJは、それだけでは食べて行けないため私立探偵をしている。近藤こずえからの依頼で半年前に家出した息子の明を捜し出したBJだったが、そこは横浜を支配する牛宅麻のホテルだった。近くに泊まる母親と会いますかとBJが尋ねるが、明は今の仕事に満足していると伝えて欲しいと言った。ライブハウスに戻るとこずえが報告を待っていた。BJは小さな貿易商で雑用のようなことをしているがそっとして置いて欲しいと言っていたと伝え、カタギかという質問には半分はそうだと答えた。こずえは去り際に、体にだけは気をつけるように伝えて欲しいと言った。彼女はもう明と会うつもりはなかった。
電話で呼び出されたBJはゴルフ場に向かった。そこで待っていたのはかつて同僚の椋圭介だった。彼はBJが牛ファミリーに呼び出されたことを知っており、何か力になれることはないか心配した。だが椋はそのことを伝えるためにBJを呼び出したわけではなかった。牛ファミリーに近づくうちに深入りしてしまい命を狙われるようになった彼は、妻・民子のためにも洗いざらいぶちまけて刑事を辞め身を隠すことが最良の選択だと椋は考えていた。近いうちに牛ファミリーは麻薬の取り引きを行うことになっており、上層部は椋を囮に使って現場を押さえようと考えていた。そして情報と引き換えに無罪放免を用意していたのだった。そのためには取り引きの場所と時間の情報が必要だったが、椋はそれを手に入れるのに苦労していたのだ。そんなことを本音で話せるのも相手がBJだからであり、騒動に巻き込まれないように人気のないゴルフ場を選んだのだった。だが椋は何者かに狙撃され、銃声を聞いて駆けつけた椋の同僚の紅屋悟志はBJを犯人だと疑った。民子はBJの元恋人であることから寝取られた逆恨みか、それとも牛から弱みを握られ誰かに狙わせたのではないかと考えたからだ。BJは警察に連行されたが証拠不十分で釈放された。椋の命を奪ったのはコルト・パイソン357マグナムであることを紅屋から聞き、それを牛の部下である蟻鉄雄が所持していることを思い出したBJは独自のルートで彼の居場所を捜し出すことにした。蟻の女と接触することに成功すると、蟻が男しか抱かないことやハードゲイが集うディスコハウスに出入りしていることを聞き出した。夜遅くその店に行くと、奥には明の姿があった。
屋台的映画館
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