「幼獣マメシバ 望郷篇」製作委員会(アミューズメントメディア総合学院=tvk=テレ玉=チバテレ=三重テレビ=KBS京都=サンテレビ=札幌テレビ放送=TVQ九州放送=とちぎテレビ=テレビせとうち=広島ホームテレビ=静岡第一テレビ=群馬テレビ=KKTくまもと県民テレビ=MRO北陸放送=IBC岩手放送=NTTぷらら=BSフジ=アニマルプラネット=スターキャット=KADOKAWA)
配給:AMGエンタテインメント
製作年:2014年
公開日:2014年9月20日
監督:亀井亨
企画:永森裕二
製作総指揮:吉田尚剛
製作:種子島幸 松本嘉雄 石山孝紀 波多美由紀 正木恭彦 江副純夫 五十嵐広美 水江幸司 星野高章 中地務 水内美輝 中村克弘 植松充伸 畠田正次 上野喜伸 川上隆 沼尻孝 立木洋之 ルイ・ボズウェル 古川為茂 松本浩
プロデューサー:宮田幸太郎 飯塚達介
ラインプロデューサー:稲垣隆治
脚本:永森裕二
撮影:松井宏樹
Bカメラ:高橋航
照明:高坂俊秀
録音:日下部雅也
美術:松塚隆史
衣裳:宮本まさ江
ヘアメイク:金森恵
キャスティング:おおずさわこ
助監督:小野寺昭洋
制作担当:佐藤幹也
音楽:チチクリギターズ
主題歌:「望遠郷」高橋直純
エンディングテーマ:「スブタDEサンバ!~パイナップルを添えて」
アニマルトレーナー:ZOO動物プロ
編集:亀井亨
音響効果:丹愛
制作プロダクション:スタジオブルー
出演:佐藤二朗 高橋洋 竹富聖花 菅原大吉 盛岡冷麺
シネマスコープ カラー 95分
不惑の40歳になった元ニートの中年・芝二郎。半径3キロ以内でしか行動出来なかった彼も、いつしかバスに乗って旅が出来るまでに成長した。そんな二郎がやってきたある島の鯨露村には二年前に転勤になった親戚で郵便配達員の財部洋介が住んでいるが、ある日その彼からの手紙が届いた。二郎を見て犬の扱いに慣れているつもりでいた洋介はマメシバの一郎の弟・三郎を村に連れて行ったのだが、苦戦の毎日を送っていたのだ。そこで犬の扱いはプロフェッショナル級と自負する二郎が立ち上がり村に向かったのだった。ところがバスの乗車料金が全国一律210円だと思い込んでいたことと一郎を無断で乗せていたことで運転手と口論となり、さらにそれを聞いていた行商の老婆があんたを雇うよと二郎に声を掛けて一郎を連れて行ったことでプチパニックに陥った。運転手の話では、その老婆は山野アオイという資産家で行商をしなくても悠悠自適に暮らして行けるのだという。にも拘らず毎日港にきては内地からきた人を物色しているのだとか。犬泥棒の被害に遭ったので追いかけてもいいですかと尋ねると、運転手はしばらく考えて了承した。すると二郎は彼女が置いて行った重い荷物を担いで後を追い掛けた。
アオイは坂の上の神社で荷を解き始め、一束二千円という薬草を加工したものを並べ始めたのだ。その昔一万円でも行列が出来た万能薬だという話を聞いて暴利だと難癖をつけていると、客を呼んできなと言われ二郎は渋々鳥居の下で通行人がやってくるのを待った。だが人っ子ひとりこないため諦めてアオイのもとに戻ると薬草は完売していた。もう解散してもいいですかと二郎は尋ねたが、全ては一郎の手柄であんたは何もしてないじゃないかと小梅は言った。すると巫女の椎名小梅が近づいてきて三郎ちゃんですかと尋ねたが、違うことがわかると落胆した。三郎は幸運を呼ぶ柴犬としてこの島では知らない者がいないほど有名だったが3か月前に突然姿を消したのだ。誰かが盗んだのではないかと話題になり、それが三郎の力を特に必要としている仙道喜三郎ではないかと噂された。その頃から喜三郎は急に羽振りが良くなり、商店街に寄付をすると今度は村長選挙に立候補したからだ。それを聞いたアオイは喜三郎から直接聞き出すことにした。
喜三郎宅を訪ねると出てきたのは犬嫌いで二郎の元同僚の治郎丸聡だった。彼は喜三郎の選挙参謀で、今回の選挙の票集めを任されていた。それがわかるとアオイは今すぐ出馬を止めるように言ってくれと言った。人間、無理してはダメだ。その生き方を全うしてきた彼女は調子に乗ると足を掬われるぞと忠告したが、聡は耳を貸さなかった。
屋台的映画館
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