「鑑識・米沢守の事件簿」パートナーズ(テレビ朝日=東映=トライサム=小学館=朝日放送=メ~テレ)
配給:東映
製作年:2009年
公開日:2009年3月28日
監督:長谷部安春
製作:上松恒夫 鈴木武幸 水谷晴夫 亀井修 水野文英 吉田鏡
エグゼクティブプロデューサー:亀山慶二
企画:梅澤道彦 中曽根千治
プロデューサー:松本基弘 上田めぐみ 香月純一 西平敦郎
原作:ハセベバクシンオー
脚本:飯田武
音楽:池頼広
撮影:上林秀樹
照明:大久保武志
編集:只野信也
録音:高野泰雄
美術:伊藤茂
整音:室薗剛
音響効果:佐々木英世
スクリプター:菅真彩子
装飾:神戸信次 田村康利
助監督:安養寺工
制作担当:大沢忠生
ラインプロデューサー:今村勝範
主題歌:「絆」エレファントカシマシ
製作プロダクション:東映東京撮影所 東映テレビ・プロダクション
出演:六角精児 萩原聖人 紺野まひる 片桐はいり 半海一晃
アメリカンビスタ カラー 105分
東京ビッグシティーマラソンで三万人のランナーと数十万人の観客を標的にしたテロ事件は、顔認証システムで実行犯を割り出し、警視庁特命係の杉下右京警部と相棒の亀山薫巡査部長が主犯を逮捕して無事解決した。だが驚愕の事実はマラソン参加者の中に犯人を発見しただけでなかった。刑事部鑑識課の米沢守巡査部長は顔認証システムでマラソン参加者の確認をしていた際に、数年前に突然去って行った妻・知子の姿を偶然見つけた。居ても立っても居られない彼は、知子のゼッケン番号を紙に控えると大会本部の事務局へ行き、犯人と共犯関係にあると嘘をついて情報を聞き出すことにした。そこで米沢は衝撃の事実を知った。再婚したのか知子は真鍋と姓を変え台東区竜泉のアパートに住んでいるというのだ。しかも財団法人・青少年防犯協会に勤めているという。まさに灯台下暗しとはこのことだ。その夜、米沢は住所をもとにアパートを訪ねるがノックをする勇気がなかった。翌日、竜泉のアパートで女性の変死体が発見された。出動要請を受けた米沢は悪い予感がしていたが、それは的中した。死んでいたのは知子であり、その傍には遺書と思われる紙片が置かれていたのだ。 捜査一課の伊丹憲一巡査部長や三浦信輔巡査部長が自殺に違いないと決めつける中、米沢は遺体搬送の前に念のためと称して確認を行った。すると胸元にあるはずの二つのほくろがないのだ。疑いを持った彼は外傷がないか頭部を調べるついでに毛髪を採取した。鑑識課に戻り毛根から血液型を特定した米沢はホッとため息をついた。元妻の知子はB型だが真鍋知子はO型だったからだ。二人が瓜二つの別人であることが確定した。
数日後、米沢が出勤すると千束署の相原誠巡査部長が待っていた。彼は真鍋知子の元夫だったが自殺と結論づけられたことに疑問を持っていた。関係者という理由で捜査から外された相原は、マラソンの事務局で知子のことについて調べていた米沢から情報を得るために訪ねてきたのだ。数日前に相談したいことがあると知子から電話が掛かってきたが、会う前に自殺するはずがないと相原は主張した。だが現場にあった紙片の筆跡は知子のものであり、枕元にあった飲料水のペットボトルから検出された高い濃度の青酸カリは例えパソコンの中に履歴がなくてもネットカフェなどで購入が可能だった。それでも反論する相原に、私にとって物証が全てですからと米沢は言った。
屋台的映画館
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