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らしゃめん

  • posted at:2022-03-20
  • written by:砂月(すなつき)
らしゃめん
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1977年
公開日:1977年9月3日 併映「俺達に墓はない」
監督:牧口雄二
企画:日下部五朗 今川行雄 奈村協
原案:杉紀彦
脚本:志村正浩 牧口雄二
撮影:塚越堅二
照明:北口光三郎
録音:坂本浩一
音楽:渡辺岳夫
美術:園田一佳
編集:玉木濬夫
助監督:野田和男
記録:梅津泰子
装置:三浦公久
装飾:西田忠男
美粧:田中利男
結髪:山崎幹子
邦楽監修:中本敏生
スチール:木村武司
衣裳:松田孝
擬斗:三好郁夫
演技事務:森村英次
進行主任:俵坂孝宏
主題歌:「らしゃめん」鰐淵晴子
・・・:「らしゃめん馬車」鰐淵晴子
・・・:「つぶて数え唄」鰐淵晴子
・・・:「わるい夢」鰐淵晴子
衣裳協力:鳥居ユキ
資料協力:下田 了仙寺
ロケーション協力:同志社 アーモスト館
撮影監督:タッド若松
出演:鰐淵晴子 橘麻紀 岡本ひろみ 北川たか子 クロード・ギャニオン
シネマスコープ カラー 74分

世が世であれば武士の娘として何不自由のない生活を送れたはず。没落士族の娘である神保雪は後藤商会の谷村伝兵衛から借金と引き換えに金貨一枚でアメリカ公使のロングに売られた。明治七年、今まで見たこともない横浜の洋館へ連れてこられた雪は不安に苛まれたが、ロングは彼女に専用の部屋と身の回りの世話を行うお常と和助の二人を与えた。だが雪はそこで出会ったスミス書記官の愛人であるお園からパートナーの求めに応じて毎晩でもお相手しなければならないことを知り気が重くなった。その夜、早速ロングは部屋にやってきて椅子に座る彼女を抱えるとベッドに連れて行きキスを迫った。その強引さに恐怖を感じた雪は思わず逃げ出したが、扉には鍵が掛かっており隣の部屋にいたお常に捕まえられた。騒動に驚いたスミスは雪を野蛮国のメス猿めと罵ると、よくも閣下を侮辱したなと叩こうとした。するとロングは止めるように言い、雪が落ち着いた様子を見せるとグラスにワインを注いだ。数日後、母・たずの容態が良くないことを知った雪は二、三日休暇が欲しいとロングに願い出た。スミスは逃げるに違いないと反対したが、ロングはその言葉を信じ和助を同行させることを条件に許可を出した。ところが道すがら人々から飛礫をぶつけられたため引き返さなければならなくなった。そんな彼女を不憫に思ったロングは元気づけようと指輪を贈った。

伝兵衛はロングに根回しをしてアメリカからの兵器や軍事資材の輸入を後藤商会が一手に担う契約を結ぶことに成功した。会長の後藤顕蔵は自分の邸宅で日米親善の架け橋を祝う宴を開きロングを招待したが、その動向を注視していたのは憂国斬奸を理念に掲げる攘夷団体・誠志塾だった。塾長の合図で急襲は始まったが、警護していた警官隊により暗殺は敢え無く失敗に終わった。その中には雪の弟の玄太郎もおり、射たれる前に「数馬は元気で東京にいるぞ!」と叫んだ。かつて雪の許婚だった片桐数馬も誠志塾の一員だったが、西洋医学を学ぶために袂を分かったのだ。スミスは彼女をスパイだと言って責めたが、ロングは庇い続けた。その夜、雪をバルコニーへ連れて行ったロングは今夜限りでお別れしなければならないと言った。大統領からの帰国命令で急遽アメリカに戻ることになったのだ。驚いた雪は一緒に連れて行って欲しいと懇願するが、家族が待っているのでそれは無理だと断られた。翌日、悲しみの中で荷物を整える雪に和助は今まで隠していたことを打ち明けた。たずは既に亡くなっており、妹のくみは昔世話になった地主のもとへ貰われて行ったのだという。和助の案内で母の墓参りをした雪だったが、そこで偶然数馬を見掛けた。だが会うことをためらい木の陰に身を潜めた。

屋台的映画館
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ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

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