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遺産相続

  • posted at:2020-03-16
  • written by:砂月(すなつき)
いさんそうぞく
東映(京都撮影所)
配給:東映
製作年:1990年
公開日:1990年10月20日
監督:降旗康男
企画:高岩淡 佐藤雅夫
プロデューサー:奈村協 天野和人
脚本:松田寛夫
撮影:木村大作
照明:増田悦章
録音:堀池美夫
美術:内藤昭
音楽プロデューサー:おくがいち明
音楽:篠崎正嗣
編集:荒木健夫
助監督:長岡鉦司
記録:田中美佐江
装置:野尻裕 稲田源兵衛
装飾:極並浩史
背景:西村三郎
美粧:田中利男
結髪:山田真佐子
スチール:高瀬和三郎
演技事務:寺内文夫
衣裳:豊中健
擬斗:土井淳之祐
進行主任:長岡功
出演:佐久間良子 宮崎萬純 野々村真 尾美としのり 清水美砂
アメリカンビスタ カラー 109分

マネキンの製造、販売を行う中小企業のセントラル工芸。社長の藤島元春は気さくな性格で社員たちからとても慕われていた。セントラル工芸は典型的な同族会社で、専務は内縁の妻・喜久恵、重役は連れ子の和仁と里実が務めるという具合だった。ある日、その会社に勅使瓦英俊という青年が入社した。快く迎え入れられた彼には新入社員であるにも拘らず総務課長のポストを用意されていた。

英俊の仕事ぶりがようやく板についてきた頃、元春は彼を奥多摩での渓流釣りに誘った。京都で気ままな大学生活を送っていた英俊にとって山歩きは苦痛でしかなかったが、魚が釣れると一転喜びに変わった。ようやく渓流釣りが楽しいと感じ始めたとき、元春が足を滑らせて滝壷に落下しそのまま帰らぬ人となった。

葬儀はしめやかに行われていたが、ある人物の登場で波乱の展開となった。その人物とは湘南に住む元春の本妻・静子だった。弁護士の安西浩一は喜久恵に元春が遺言書を作成していないことを確認すると、共同相続人による遺産分割協議を出来るだけ早く行うことを伝えた。その協議に参加するのは、静子と娘の和子、そして和仁と里実だった。その中に自分の名前がないことを知った喜久恵が激怒すると、法律は戸籍上の妻にのみ相続権があると安西は静かに言った。それを聞いた喜久恵は、一緒に暮らすことこそが夫婦であり真実の妻は自分だと主張したが、内縁の妻に相続権はないと法律が定めていると今度はきっぱりと言った。そして良からぬ動きを封じるために、預貯金口座からの出金、有価証券、ゴルフの会員権等の売却、貸金庫の開扉は共同相続人全員の立ち会いが必要になると釘を刺すと、頭に血が上った喜久恵はそんな法律なんて絶対に認めないと安西に食って掛かり、あのバカ本妻に渡してしまうくらいなら火をつけて燃やした方がマシだと吐き捨てた。そしてその様子を英俊ら部外者は面白がって見物していたのだった。このままでは埒が明かないと考えた安西は別の場所にいた和仁の妻・美香と接触し、喜久恵抜きで共同相続人と話してみませんかと提案した。遺産総額はザッと見て50億円。相続税や譲渡税を払ったとしても手元に5億円は残る計算であり、喜久恵は元々相続権はないことから和仁を説得して話し合いを進めるべきだと言った。その会話を耳にしたのは偶然通り掛かった里実だった。

区役所に提出された死亡届は所轄の税務署に転送される。相続人が対策を講じ脱税を行う可能性があるからだ。台東税務署主任は、喪主が内縁の妻が務めており連れ子の二人と養子縁組を結んでいること、そして戸籍上の妻との間に子供がいることから、機先を制するためにセントラル工芸の税務調査を行うことにした。

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イヌゴエ 幸せの肉球

  • posted at:2019-12-05
  • written by:砂月(すなつき)
いぬごえしあわせのにくきゅう
「イヌゴエ」製作委員会(AMGエンタテインメント=tvk=テレ玉=オズ=チバテレビ=三重テレビ=KBS京都=サンテレビ=バイオタイド)
配給:バイオタイド
製作年:2006年
公開日:2006年12月2日
監督:横井健司
製作:永森裕二 関佳史 松本宏 青柳洋治 波多美由紀 細井俊介 江副純夫 松井建始
プロデューサー:太田裕輝
原案:永森裕二
脚本:山本浩司 横井健司
音楽:遠藤浩二
主題歌:「月とキミとボク」ファミリーギャング
撮影:下元哲
美術:石毛朗
照明:高田宝重
録音:功刀康久
助監督:広田幹夫
キャスティング:オガワシンジ
アシスタントプロデューサー:中田真也子
製作担当:高橋浩一郎
効果:丹雄二
整音:石高幹士
編集:元木隆史
出演:阿部力 中村麻美 伴杏里 木下源一郎 霧島れいか
アメリカンビスタ カラー 100分

つき合って6年になる恋人・吉田涼子の誕生日を忘れていた成田凌。これまでもいろいろなことがありながらそれでも我慢していた涼子だったがついにキレた。凌が帰ると部屋の中に彼女の姿はなく荷物もなくなっていた。電話を掛けても繋がらず、ただただため息をつくしかなかった。翌日、職場である写真店に出勤し同僚からアドバイスをもらおうとしたのだが、その場しのぎの生活をして彼女の実家や勤め先、仲のいい友達すら知らないなんて一体何してたんだと呆れられた。その夜、仕事を終えて帰ってもやはり部屋に灯りはなく、床中に涼子の写真を広げて思い出に浸りながら悲しみに暮れた。だが二人でよく立ち寄ったペットショップのことを思い出すと居ても立っても居られなくなり部屋を飛び出したのだった。その店の前に差し掛かると涼子のハミングが聞こえたような気がしガラス越しに覗き込んだ。だが涼子は見当たらず、店内の端々を見回す不審な動きに気付いた店長の古泉杏子が外に出てきた。涼子は昨日法事で実家に帰る前に二度店にきてお気に入りのフレンチブルドッグのぺスに会いに来たのだという。一度目は夜7時頃、そして9時頃にもう一度来てペスに別れの挨拶をしたというのだ。彼女の実家は何処にあるのかと尋ねると、付き合って長いのにどうして知らないのと杏子に呆れられた。するとまた店の中から涼子の声が聞こえたため、これは二人が仕掛けたいたずらなんだと凌は気づいた。だが耳を澄ますとそれは下の方から聞こえ、その先にはペスがいたのだ。まさかと思ったがペスはしゃべっていた。しかも思ったことを一方的に。不思議なことにその声は杏子には聞こえていないようで、涼子の手掛かりが得られるのではないかと考えた凌はペスを引き取ることにした。

凌のアパートにやってきたペスは落ち着かない様子だった。そこでリードを外すと床に広げた写真に興味を持ち始めたため、何か手掛かりが掴めそうだと思った瞬間そこでおしっこをし始めたのだ。叱ろうと体を持ち上げると何故かペスにはアレがついていた。「オス犬なのに涼子の声?」。そんな疑問が頭の中を駆け巡る中あることが気になった。涼子と同じ訛りがあるペスが、ミルフィーユビーフみそかつが食べたいと言ったのだ。パソコンでそのことを調べてみると、岐阜市にあるあさま食堂の看板メニューであることがわかった。早速、最寄りのJR王子駅から特急で岐阜に向かうことにしたのだが、電車賃が足らないため普通列車で行けるところまで行くことにした。降りた富士中津駅は無人駅でそこから目的地まで歩くことにしたのだが、宿泊しようとしたホテルはペットがいるならと断られ24時間営業のコインランドリーで一夜を明かすことに決めた。そこに洗濯物を持って現れたのは自転車で日本一周の旅を続ける木下サトミだった。経緯を聞いたサトミは、本気度を試すために仕掛けた涼子の計略にはまったんだと鼻で笑った。そしてその程度で復活出来る訳ないじゃんと刺々しく言った。

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イヌゴエ

  • posted at:2019-11-03
  • written by:砂月(すなつき)
いぬごえ
「イヌゴエ」製作委員会(フルメディア=バイオタイド)
配給:バイオタイド
製作年:2005年
公開日:2006年2月18日
監督:横井健司
製作:永森裕二 野口周三 松井建始
プロデューサー:太田裕輝
原作:永森裕二
脚本:永森裕二
音楽:遠藤浩二
撮影:下元哲
照明:高田宝重
録音:塩原政勝
美術:西村徹
助監督:村田啓一郎
キャスティング:小川真司
制作デスク:中田真也子
制作担当:高橋浩一郎
効果:丹雄二
整音:田中俊
編集:元木隆史
出演:山本浩司 村上淳 馬渕英里何 宮下ともみ 大森博史
アメリカンビスタ カラー 100分

人並み外れた嗅覚を持つ芹澤直喜はその特殊能力を活かし、悪臭公害対策係で臭気判定士として働いている。その仕事内容は、依頼された住居等で原因となる臭いの発生箇所と原因を特定しアドバイスを行うというものだが、それは26歳の青年にとっていいことばかりではなかった。まずちょっとした生活臭でも気になり、特にごみ置き場の悪臭は耐えられない程であることから日常生活では常にマスクを着用しなければならなかった。更に長時間つけ続けることで鼻詰まりを起こすため、鼻をかむためのティッシュペーパーが大量に必要になるのだ。ある夜、近々旅行に出かけるという父親から犬を預かって欲しいという電話が掛かったが、アパートがペット禁止だと言って断った。遊びにきていた恋人の道場はるかは短期間なら大丈夫でしょと言ったが、直喜が屁理屈を次々と並べることで気分を害して帰って行った。

翌日、マーブル製薬が発売する新しい芳香剤のテストを直喜が行うことになった。それは世界のリゾート名所をイメージしたシリーズで、過当競争のこの業界に新風を巻き起こすべく研究部の上司が現地を訪れて開発したものだった。その中にはエーゲ海やカリブ海などに混じって何故か日本海というのもあった。担当者が「あり寄り」と評価したそのうちの一つを嗅ぐと直喜は突然意識を失った。

直喜が目覚めた場所は自宅のベッドの上だった。左手は何故かリードを握り締めており、その先にはフレンチブルドッグがいた。慌てた彼は父親に電話を掛けたが繋がらず、仕方なく諦めて換気扇のスイッチを入れた。一刻も早く犬の臭いから離れたかったのだ。すると何処からか「寒いな」という関西訛りのおっさんの声が聞こえた。部屋の中を見回したがそれらしい人物は見当たらず、きっと換気扇の音と聞き間違えたのだろうと思いスイッチを切った。すると今度は「ああ、助かったわ」という声が聞こえた。ついに幻聴を感じるようになったのかとパニックに陥った直喜が歩き回っているとリードが足に引っ掛かり、外そうともがくと今度は「苦しい。息がでけへん」という声が聞こえた。その声の出処が下の方であることに気づき見下ろすと、フレンチブルドッグと目があった。「うそだろ・・・?」。何故しゃべるのか。何故おっさん声なのか。そもそも何故聞こえているのか。それも関西弁で。いくつもの疑問が頭の中を渦巻いたが、とりあえずドッグフードを皿に入れて出すとフレンチブルドッグは静かに食べ始めた。

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いつでも夢を

  • posted at:2019-07-21
  • written by:砂月(すなつき)
いつでもゆめを
日活
配給:日活
製作年:1963年
公開日:1963年1月11日 併映「海の鷹」
監督:野村孝
企画:児井英生
脚本:下飯坂菊馬 田坂啓 吉田憲二
撮影:横山実
美術:木村威夫
録音:片桐登司美
照明:河野愛三
編集:鈴木晄
助監督:吉田憲二
色彩計測:北泉成
現像:東洋現像所
製作主任:園山蕃里
音楽:吉田正
主題歌:「いつでも夢を」橋幸夫 吉永小百合
挿入歌:「潮来笠」橋幸夫
・・・:「おけさ唄えば」橋幸夫
・・・:「北海の暴れん坊」橋幸夫
・・・:「若いやつ」橋幸夫
・・・:「寒い朝」吉永小百合
・・・:「街の並木道」浜田光夫
技斗:峰三平
出演:橋幸夫 浜田光夫 松原智恵子 吉永小百合 信欣三
シネマスコープ カラー 86分

東京下町にある工場地帯。その中の森田機械製作所では工員たちが朝からそわそわしていた。そして休憩のサイレンが鳴ると一斉に持ち場から飛び出し本館の集合室に集まった。その日は定期診療が行われる日だが、彼らの目的は診療を担当する町医者の三原泰山ではなく、娘で看護師のひかるの方だった。ピカちゃんという愛称で呼ばれる彼女は、可愛らしい風貌と竹を割ったような性格を持ち合わせていたことで皆から親しまれていた。

ラジオから流れる曲に合わせて気持ちよく歌いながらハンドルを握る日の出貨物の運転手・岩下留次。工場地帯に近づくと助手席の金造が突然何かを思い出し森田へ急げと騒ぎ始めた。今日はひかるが診療にくる日であり、ついでに注射一本でも打ってもらおうかと言い出したのだ。会社に入って間もない留次は医者に縁がなかったが、金造の話でその「わが町の太陽」とやらに会ってみたくなった。アクセルを踏み込み急ハンドルでカーブを曲がるトラック。するとその乱暴な運転に驚いた自転車が倒れたのだ。バカヤローと怒鳴る留次。それに対し怒鳴り返したのはひかるだった。診療を終えた彼女は泰山を後ろに乗せて帰る途中だったのだ。その様子をハラハラしながら見ていた金造は二人の間に割って入り、彼女がわが町の太陽ですよと留次に耳打ちした。

定時制高校に通うひかるは仕事を終えて家に戻ると軽い食事をとり出掛ける用意をした。ところが泰山はというと三件の往診が控えているにも拘らず診察室で昔馴染みの住職・玄海と囲碁で言い争いをしていたのだ。ひかるがいい加減にしなさいと釘を刺して出掛けると、玄海はその元気な様子に顔をほころばせた。彼は腹を空かせた孤児のひかるを養女として泰山に預けた。そして泰山は彼女を皆に好かれる娘に育て上げたのだった。そのひかると同じクラスで学ぶのは森田で働く木村勝利という青年で、彼女が困ると必ず助け舟を出すほど仲がいいのだ。勝利は工場で働き続けることに息苦しさを感じていた。一日中、油と埃まみれで給料は入社した四年前からほとんど上がっていなかった。残業を強要され、けがや病気になったら自分持ち。そんな世界から抜け出して一流会社に就職し、もっと将来に張り合いのある生活をすることが彼の夢だった。そのことを掃除しながらひかるに伝えると、その素質は認めるけれど今の生活に夢がないとは思わないと彼女は言った。するとクラスメイトたちも賛同し、日頃の生活の中にある夢や希望を自分で見つけることが大事だという意見でまとまった。

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いいかげん馬鹿

  • posted at:2017-08-31
  • written by:砂月(すなつき)
いいかげんばか
松竹(大船撮影所)
配給:松竹
製作年:1964年
公開日:1964年4月29日 併映「拝啓総理大臣様」
監督:山田洋次
製作:脇田茂
脚本:山田洋次 熊谷勲 大嶺俊順
撮影:高羽哲夫
美術:浜田辰雄
音楽:池田正義
録音:松本隆司
照明:戸井田康国
編集:浦岡敬一
調音:吉田庄太郎
助監督:熊谷勲
装置:清水勝太郎
渉外事務:池田義徳
進行:峰順一
出演:ハナ肇 岩下志麻 花沢徳衛 犬塚弘 松村達雄
シネマスコープ カラー 86分

昭和十九年、東京の空襲が激しくなり水上弓子は母に連れられて父の郷里である瀬戸内海の春ヶ島という小島に疎開してきた。都会育ちの弓子にとって島の暮らしは全て珍しく、まるで外国にきたような夢のような気持ちだった。そこで会った海野安吉は水神様の石台に捨てられていたところを独り者の源太爺さんが拾って男手ひとつで育てあげた少年で、乱暴者だが彼女にはやさしく接した。ある日、病身の母が心臓麻痺で倒れそのまま帰らぬ人になった。友達もおらずひとりぼっちなった弓子のことを心配した安吉はきれいな貝殻がたくさん落ちている島へ連れて行くことにした。ところが時を忘れて遊ぶうちに係留していたはずの小舟が沖へ流されてしまった。幸い通り掛かった船に助けられたことで大事には至らなかったが、安吉は源太にこっぴどく叱られた。そのことが原因で彼は夜中に舟を漕いで島から逃げ出したのだった。村中が大騒ぎで捜したものの安吉の舟を見つけることは出来なかった。

ふたりが再会したのは、十数年後の弓子が大学の合格通知を受け取った日だった。オリエンタルプロダクションという興業会社の主事として楽団コパカバーナを引き連れて島にやってきた安吉は、村人へのお詫びとして本物のジャズを聞かせたいと村長で網元の海神丸に申し出た。するとその熱意に負けた村長は許可を出したのだった。早速、島中にポスターを貼り始めた安吉だったが、ある家の前にくるといきなり身なりを整え始めた。そこは弓子が住む家だった。久しぶりの再会に緊張する安吉。その時そこへやってきたのは大学合格を祝って魚を持ってきた源太だった。彼は玄関に立っている男が安吉だとわかると何故今まで便りをよこさなかったんだといきなり殴った。すると少年時代の恐怖が蘇り安吉は怯えて逃げ出したのだった。

小学校の講堂で午後六時から始まった演奏会にはたくさんの村人が集まった。ジャズの音楽が流れる中、ステージに登場したのはダンサーのサリー松丘だった。その肌を露出した衣裳に男たちは興奮したが、弓子を始めとする女たちは目を伏せた。そこへ意見したのは、弓子の幼馴染・友子の父親の竜王丸だった。同業者である竜王丸と海神丸は何かにつけていがみ合っており、ストリップまがいのダンスに許可を出して神聖な講堂を汚したことがけしからんというのだ。すると口論に見兼ねた男たちが竜王丸をつまみ出したことで会場はさらにヒートアップした。演奏会の一夜は何とか終わったが、騒動はまだそれだけではなかった。翌朝、旅館に泊まるサリーが別室のバンドマスターを起こしに行くとバックダンサーの娘といちゃついていた。マスターはサリーの夫なのだ。頭に血が上った彼女は厨房から包丁を持ち出すと追い掛け回した。この島で刃傷沙汰が起きたのは明治維新以来だった。

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