ポニーキャニオン
配給:ビターズ・エンド
製作年:1995年
公開日:1995年4月29日
監督:原田眞人
製作:田中迪
企画:馬越勲
プロデューサー:吉田就彦 南條昭夫 茂庭喜徳 岡田和則
音楽:川崎真弘
脚本:原田眞人
撮影:阪本善尚
照明:椎原教貴
録音:米山靖
美術:丸山裕司
音響効果:柴崎憲治
編集:阿部浩英
スクリプター:島貫育子
ガンアドバイザー:納富貴久男
殺陣:二家本辰己
カースタント:池本良宣
ヘア―メイク:葉山三紀子
装飾:藤田博史
スタイリスト:勝俣淳子
衣裳:川村優子
スチール:長浜谷晋
助監督:八木潤一郎
製作担当:小宮慎二
プロダクションコーディネーター:片岡毅允生
製作協力:ライトヴィジョン ライトヴィジョンエンタテイメント
出演:役所広司 高橋和也 片岡礼子 矢島健一 シーザー武志
アメリカンビスタ カラー 169分
暴力団を背後に率いる悪徳政治家の土門。前任者からの引継ぎで彼の女を世話するになったチンピラの達夫は、人脈がないため自分の恋人のレンコとその知り合いのタマを紹介した。ところがSM趣味の土門によってタマは全身に大ケガを負い、そのことで会長の亜仁丸に抗議したレンコは殺された。目の前で最愛の人を失った達夫は怒り狂い何度も壁に頭を打ちつけた。その夜、自宅に戻るとタマが転がり込んできた。土門が1、2億の現金を寝室の壺の中に隠していることをタマから聞いた達夫は、彼女とレンコの敵を取るためにそれを奪うことに決めた。翌日、テキヤ仲間5人を拠点となる古民家に集めると計画を明かした。武器は組から勝手に持ち出した拳銃や長ドスなどで、裏口の門から入り一気に奇襲を掛けるのだ。夜になると6人は計画を実行し、屋敷の中にいる人々をドタバタしながらも何とか一ヶ所の部屋に集めた。そしてその間に現金をバッグに詰め込めるだけ詰め込むと用意した車で逃走した。古民家にたどり着きひと息つくと、ようやく自分たちの計画が成功したという実感が湧き喜びを爆発させた。ところが亜仁丸は彼らの拠点を既に突き止めていた。達夫たちはカモフラージュのためにタキシードを着ていたが、6着を若者が一度にレンタルしたところから足がついたのだ。仲間たちが次々と殺される中、命辛々逃げ出した達夫は山中を彷徨いいつの間にか眠ってしまった。
夜明けに目覚めた達夫は体に毛布が掛けられていることに気づいた。そこでは日系ペルー人の寒竹一将が故郷を思いながらケーナを吹いており、彼がタクシーの運転手だとわかると達夫は伊豆まで行って欲しいと頼んだ。伊豆へ向かう理由、それはそこに母親の墓があるからだ。親不孝をした罪滅ぼしとして達夫は新しい立派な墓を建てたいと考えており、墓参りを済ますと次に石材店で墓石の注文をした。その頃、寒竹は車内で彼を待っていたが、辺りの騒々しさにタクシーを降りると達夫が男たちに連れて行かれた。ところが達夫は隠し持っていた拳銃で運転手を射殺すると河川敷に逃げ込んだ。するとその先で寒竹がタクシーを停めて待っていたのだ。驚いた達夫が理由を尋ねると、寒竹はまだメーターが動いているからだと答えた。馬鹿がつくほど正直な寒竹は前金をもらっていることで支持に従っているつもりでいたが、真意がわからない達夫は不気味に思い説明を求めたのだ。身の上話を聞くうちにそれが本心だとわかると、達夫は亜仁丸との決着をつけるために東京へ向かうよう指示した。
屋台的映画館
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