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高校三年生

  • posted at:2020-11-22
  • written by:砂月(すなつき)
こうこうさんねんせい
大映(東京撮影所)
配給:大映
製作年:1963年
公開日:1963年11月16日 併映「近世名勝負物語 花の講道館」
監督:井上芳夫
企画:竹谷豊一郎
原作:富島健夫
脚本:池田一朗
撮影:中川芳久
録音:渡辺利一
照明:柴田恒吉
美術:山口熙
編集:関口章治
助監督:崎山周
製作主任:上嶋博明
音楽:西山登
現像:東京現像所
主題歌:「高校三年生」舟木一夫
挿入歌:「只今授業中」舟木一夫
協賛:愛知県一宮市
出演:姿美千子 高田美和 倉石功 舟木一夫 浜田ゆう子
シネマスコープ カラー 84分

小杉知子は桜ケ丘高校の三年生。彼女の実家はツイード生地を扱う由緒ある織物工場で、彼女はそこからいつも自転車で通っていた。ある日、帰宅すると家の中に不穏な空気が漂っていた。部屋から聞こえてくる話し声に聞き耳を立てると、どうやら只事ではないことがわかった。姉の澄子に恋人が出来たが、家業の全権を握る祖母の梅乃はそれが気に食わなかったのだ。跡継ぎとなるべき長女がこの道の素人である保険外交員と一緒になることに反対であり、一切交渉を持ってはならぬと約束させようとした。将来、自分にも同じような問題が降り掛かるのではないかと考えた知子は間に割って入り、家の面子と個人の幸せを秤に掛けたら断固として個人の幸せの方が重たいと思うと意見した。ところが庇ったはずの澄子から子供は口を出すなと言われ、悲しい思いをした知子は自分の部屋に飛び込んだ。

知子の親友の島津小路は授業で習った室生犀星をとても気に入り書店で詩集を探していた。すると国語の原先生と偶然出会い一緒に探したがとうとう見つからなかった。そこで彼は本が入荷するまで自分のを貸すと約束し家まで送ることにした。その帰り道、小路が大学への進学を迷っており、いずれ結婚するのであれば早く結婚生活に入り自分を育てて行く方法を見つけたいという考えを持っていることに原は驚いた。そこでどんな人と結婚したいのかと尋ねると、小路は迷わず先生みたいな人がいいわと言った。

授業が終わり知子が帰ろうとすると、隣のクラスの本多宏から話があると呼び止められた。家に忘れたオパールの指輪を届けて欲しいと澄子から頼まれそれをそれを伝えにきたのだ。知子は姉が家出したことを初めて知り、宏の家に下宿しているのが恋人の瀬本登であることも初めて知った。急いで家に帰ると梅乃はこのままでは済まさないと怒っていた。そんな中、知子はわざと明るい態度で梅乃の前を通り過ぎ、澄子の部屋から指輪を持ち出した。宏の家を訪ねると、そこにはたくさんの荷物が運び込まれていた。銭湯へ行っている二人を待つ間、知子は宏と話をしたが、そこで彼の母親の静子が寿司屋で働きながら女手一つで一家を支えていることを知った。やがて二人が帰ってくると知子は澄子に指輪を渡した。そして初めて会った登には出来るだけ早く結婚して欲しいのとお願いをした。

屋台的映画館
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ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

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