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コント55号とミーコの絶体絶命

  • posted at:2017-11-27
  • written by:砂月(すなつき)
こんとごじゅうごごうとみーこのぜったいぜつめい
松竹(大船撮影所)
配給:松竹
製作年:1971年
公開日:1971年8月7日 併映「ツンツン節だよ 全員集合!!」 
監督:野村芳太郎
製作:杉崎重美 浅井良二
脚本:野村芳太郎 山根成之 大西信行
撮影:川又昻
美術:重田重盛
音楽:中村八大
録音:栗田周十郎
調音:松本隆司
照明:三浦礼
編集:浜村義康
監督助手:山根成之
装置:中村良三
装飾:印南昇
衣裳:東京衣裳
現像:東洋現像所
進行:宗本弘美
製作主任:吉岡博史
挿入歌:「地球の裏側」由美かおる
・・・:「タバコの火を消して」由美かおる
・・・:「風に吹かれて」由美かおる
・・・:「天使になれない」和田アキ子
出演:萩本欽一 坂上二郎 由美かおる 和田アキ子 財津一郎
アメリカンビスタ カラー 88分

湘南市役所内にある「なんでもやる課」は、市民のためなら夫婦ゲンカの仲裁だってやる何でも屋である。市長や県会議員の人気取りのために始まったこの課に勤務するのは坂本次郎と弟の金作で、毎日残業が続くことで金作が不平を漏らすと次郎が戒めた。育ちのせいで次郎は誰もが認める極度のケチとなり、休みよりも残業手当がもらえることをありがたく感じていた。終業後の誘いを断り続け、仕事仲間が金を借りに来ると利子を取った。持ち家は自分で建てたことで建築費いらず。日曜日の朝飯は夕べの干物の骨をダシにした茶漬け。ご飯に味が染みた頃に取り上げた骨を干して焼いて粉にしてふりかけにするという徹底ぶりだった。そんな生活に嫌気が差した金作は休みになると繁華街で憂さを晴らした。ある日、ガールハントで射止めた娘とのボウリングデートに成功した金作はゴーゴーバーでひとしきり踊った。二人はイタチちゃん、トンボちゃんと呼び合う仲になったが、それ以上には発展しなかった。

数日後、終業時間を過ぎても戻ってこない金作を次郎は今か今かと待っていた。するとようやく姿を現しうるさい女将さんから捕まえられたと彼は言い訳をした。どう見ても何処かで油を売っていたとしか思えなかったが、今はそれどころではなかった。何故なら亀山助役と沼田課長が重役室で待っているからだ。重役室に呼ばれるということは何かとんでもないことを仕出かしたに違いない。そう考えた次郎は部屋に入った途端に誠心誠意謝るんだぞと金作にアドバイスした。ところがそうではなかった。大河内県会議員の妾の娘が金作と結婚を前提とした交際をしたいと亀山に連絡があったのだ。その娘というのがトンボちゃんこと田所桃代で、あの日の印象がとてもよかったというのだ。突然の出来事に戸惑う金作と今にでも承諾させようとする次郎。二人の橋渡しの役目を請け負った亀山と沼田は大河内との関係を良好にするために金作を係長に抜擢することにしたのだが、この決定にショックを受けたのは次郎だった。結婚も出世も先を越されてしまった。

沼田が両家の顔合わせを仕切ることになり、次郎は金作の生い立ちを話して涙を誘ったが、桃子はそんなことはどうでもよかった。早く二人きりなりたかった彼女は買い物に行くと言って金作を連れ出しドライブに出かけたのだった。給油のためにガソリンスタンドに停車すると、金作はそこで働く女性が気になった。何処かで見たことがあるような。そう、ゴーゴーバーで歌を歌っていたのだ。そのことを桃子に話すと、彼女は猛烈にやきもちを焼いた。

屋台的映画館
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