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エデンの海(1976年)

  • posted at:2017-11-17
  • written by:砂月(すなつき)
えでんのうみ
東宝=ホリ企画制作
配給:東宝
製作年:1976年
公開日:1976年4月24日 併映「あいつと私」
監督:西河克己
制作:堀威夫 笹井英男
原作:若杉慧
脚本:馬場当
制作者補:金沢博
撮影:萩原憲治
美術:佐谷晃能
録音:福島信雅
照明:川島晴雄
編集:鈴木晄
音楽:伊部晴美
助監督:中川好久
色彩計測:森島章雄
スチール:中山章
現像:東洋現像所
制作担当:斉藤正勝
出演:山口百恵 南條豊 紀比呂子 和田浩治 岸田森
アメリカンビスタ カラー 85分

瀬戸内海に臨む波崎女子高校に東京から新任の教師がやってきた。彼は南条というほんの少し前まで大学生だった青年で、就職すると大好きな山と別れなければならない思いから最後に登山を決行した。ところがアクシデントに見舞われたことで朝礼に遅れてしまい、初出勤は友人のヘリコプターによる送迎となった。挨拶で南条は人騒がせして申し訳ないと詫びると、自己紹介を始めた。大学時代の成績はお粗末だったことから東京で恰好な就職口が見つからず都落ちしてきたと軽口をたたき、続いて一番の苦手はヤモリで二番目が女学生だと言った。これは彼の計算で、生徒たちから憎まれ口をたたく先生だと思われた方がこれ以上株が下がることもなく気が楽になるからだ。だが他の教員の話で今度受け持つ2年3組が一筋縄ではいかないクラスであることを知ると少し不安になった。特に清水巴という生徒の扱いに手を焼いているというのだ。

翌朝、南条が外の水道で歯を磨いていると、五郎という新聞配達の少年が訪ねてきた。隣の男子校に通う彼は巴にゾッコンで、南条が2年3組の担任になることを知っていたことで勝手にライバル視していたのだ。だが巴のことについて何も知らない南条は五郎から情報を得ることにした。彼女は祖母と二人暮らしで、母親は父親と死に別れた後アメリカ人と一緒になってサンフランシスコに渡ったのだという。二人が話していると五郎の同級生二人がやってきてマイクを向けた。彼らは県の高校連盟新聞に新しく赴任してきた先生の記事と写真を載せるのだと言って写真を撮り始めた。だが彼らの本当の目的は別のところにあったのだ。その日、教壇に立った南条は出席を取りながら生徒たちの名前と顔を一致させようと試みたが、巴の名前を何度呼んでも答えがないことで初めて教室にいないことに気づいた。すると彼女は遅れてやってきたにも拘らず何事もなかったように着席したのだった。南条は呆気に取られたが、顔を覚えることに必死でそれどころではなかった。そして休み時間に教室を移動していると階段で巴とぶつかった。彼女が落とした本を拾い上げるとそれは「チャタレー夫人の恋人」だったことで虚を突かれた。動揺した南条が本の内容がわかるのかと尋ねると、わからないところもあるが背伸びしなければ人間は進歩はしないと巴は答えた。それを聞いてうろたえた南条は無理をしないと言うにとどめた。

下校時間になると門の方で騒がしい声が聞こえていた。そこでは五郎たちが朝方撮った南条の写真を女生徒たちに一枚200円で売りつけようとしていたのだ。自転車で帰宅する巴を見つけた五郎は一枚あげようかと呼び止めたが、興味がないと冷たくあしらわれたことでこんな写真を買うヤツなんてどうかしてるよなと言った。だが売るヤツの方がずっとどうかしてるわと巴に言われたことでショックを受けた。

屋台的映画館
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砂月(すなつき)
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ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

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