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恋の季節

  • posted at:2018-02-16
  • written by:砂月(すなつき)
こいのきせつ
松竹
配給:松竹
製作年:1969年
公開日:1969年2月21日 併映「永訣」
監督:井上梅次
製作:猪股尭
脚本:田波靖男
撮影:丸山恵司
美術:森田郷平
照明:佐久間丈彦
録音:栗田周十郎
調音:佐藤広文
編集:浜村義康
監督助手:増田彬
装置:中村文吾
進行:柴田忠
現像:東京現像所
製作主任:峰順一
協力:ハガスキー 横浜・スワロー運動具商会
音楽:いずみたく
主題歌:「恋の季節」ピンキーとキラーズ
挿入歌:「涙の季節」ピンキーとキラーズ
製作協力:オールスタッフプロダクション
出演:今陽子 ジョージ浜野 エンディ山口 ルイス高野 パンチョ加賀美
シネマスコープ カラー 87分

既に就職が決まり卒業式を待つばかりとなっていた高校生の守屋洋子は朝から浮かれていた。午後6時から行われるダンスパーティーに出席することになっているからだ。友達のボーイフレンドが東西大学のサッカー部にいてパーティー券を大量に買わされたために一枚付き合うことにしたのだが、彼女はそれに見合う洋服を持っていなかった。そこで頼みの綱である同級生のピンキーを訪ねたのだった。ピンキーは「ピンキーとキラーズ」のボーカリストとして忙しく活動していたことで自由な時間を作ることが出来なかった。そうなると当然、洋子が誘うパーティーに参加することは出来なかった。そこでピンキーは、遅れた授業内容を補い卒業に貢献してくれた洋子のために洋服選びを手伝うのだった。

仲間たちが積極的なアプローチをして次々とカップルになって行く中、洋子はひとり取り残されていた。そんな彼女に声を掛けてきたのはバンドでドラムを担当している法学部の安村圭介だった。踊っているうちにふたりの気持ちが打ち解け、圭介は赤坂のゴーゴークラブで踊り直さないかと誘った。車に乗せてくれるというので洋子はてっきりスポーツカーか何かだと思っていたが、それは楽器を運ぶために仲間と買ったというバンだった。しかも車内でいきなりキスを要求してきたことで幻滅し、突き飛ばして逃げたのだ。圭介をやり過ごすために別の車の後部座席に乗り込んだのだが、運転手が恋人を連れて戻ってきたことで降りるタイミングを失った。やがて車は恋人の自宅に着き、ふたりが別れると洋子は意を決して男性に理由を話した。彼はとても驚いたが話をするうちに理解を示し洋子を自宅まで送ると言った。だが何故か恋人にライバル心を燃やした洋子は自宅近くにある豪邸が自分の家だと嘘をついて門をくぐり車がいなくなるのを待ったが、番犬に追われてスカートを破られてしまった。理由を知らない父・武夫と母・信子は帰ってきた娘の姿を見て大騒ぎし、洋子は納得させるのに苦労した。

数学の試験が合格点に達しておらず再試験を行わなければ卒業が取り消しになるという通知が学校から届き、洋子は翌日学校に向かった。すると同じ理由でピンキーもやってきた。何故なら、芸能活動が忙しいピンキーは授業についていけないため、試験のときは洋子の答案を丸写ししていたからだ。同じ箇所を正解し同じ箇所を間違うのだから洋子が不合格なら当然ピンキーも同じ結果なのだ。ピンキーから借りたスカートを破いてしまった罪滅ぼしに洋子は今回も協力しようとしたのだが、試験官を務める立野先生は二人を離して座らせた。ところが春の陽気に誘われて居眠りしてしまい寝ぼけて体調が悪化したと勘違いして医務室に向かったため、ピンキーは洋子の回答を丸写しした。その結果、二人は試験を無事にパスしたのだった。

屋台的映画館
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砂月(すなつき)
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ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

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