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新聞記者

  • posted at:2021-09-11
  • written by:砂月(すなつき)
しんぶんきしゃ
「新聞記者」フィルムパートナーズ(VAP=スターサンズ=KADOKAWA=朝日新聞社=イオンエンターテイメント)
配給:スターサンズ=イオンエンターテイメント
製作年:2019年
公開日:2019年6月28日
監督:藤井道人
企画:河村光庸
製作:河村光庸 瀬井哲也 堀内大示 宮崎伸夫 有馬一昭
エグゼクティブプロデューサー:河村光庸 岡本東郎
プロデューサー:髙石明彦
共同プロデューサー:行実良 飯田雅裕 石山成人
アソシエイトプロデューサー:花田聖 塩沢葉子
企画協力:森達也 菊地健雄 寺脇研
原案:望月衣塑子 河村光庸
脚本:詩森ろば 髙石明彦 藤井道人
音楽:岩代太郎
撮影:今村圭佑
照明:平山達弥
録音:鈴木健太郎
美術:津留啓亮
装飾:KEN
編集:古川達馬
ミュージックエディター:石井和之
サウンドエディター:本田征也 勝俣まさよし
衣裳:宮本まさ江
ヘアメイク:橋本申二
助監督:酒見顕守
ラインプロデューサー:平山高志
主題歌:「Where have you gone」OAU
製作協力:和光エージェンシー
製作幹事:VAP
制作プロダクション:The icon
制作:スターサンズ
出演:シム・ウンギョン 松坂桃李 本田翼 岡山天音 郭智博
シネマスコープ カラー 113分

2019年2月20日、白岩聡元大学教育局長が在職中から野党議員と不適切な関係にあったというスキャンダルが政府に近いある全国紙の一面を飾った。東都新聞がその新聞社の本支社発行紙を取り寄せたところ、どれも同じ記事が一面にあり段組みまで統一されていた。このような記事がトップを飾ることは稀であり、社会部の陣野和正は内閣情報調査室によるリークではないかと考えた。内調は内閣の重要政策に関する情報の収集、分析等を行う機関だが、重要な情報を一手に握るため政権に有利な情報操作を行う可能性があるからだ。短い会議が終わると陣野は入社4年目の若手女性記者・吉岡エリカに紙の束を渡した。それは昨夜ファックスで送られてきた新設大学院大学設置計画書と題されたもので、国家戦略特区の新潟市にウイルス研究と最先端高度医療に特化した医療系大学を設置しトップクラスの人材育成を行う旨が書かれていた。だが認可先は文部科学省ではなく内閣府が、経営は民間企業に委託されることになっていた。官邸による介入があるのではないかと考えた陣野はエリカに文書の出処を調べるように言った。それが本物であれば政権がひっくり返る可能性があるからだ。

外務省から内調に出向している若手エリート官僚の杉原拓海。彼が白岩の情報をリークした張本人だった。この件で上司の多田智也から評価された杉原は次の仕事を任されることになった。それは総理御用達で有名なジャーナリストの辻川和正が起こしたレイプ事件を官邸がもみ消しに動いたという噂が発端だった。被害者の後藤さゆりが辻川の不起訴を不服として顔出しで記者会見を行うことを知った多田は杉原に資料を渡し、彼女の弁護士が野党絡みだというチャートを作るように命じた。辻川はさゆりのハニートラップに嵌められたというシナリオだった。

さゆりの日本外国特派員協会での会見に出席したエリカだったが、この件をどのように記事にしていいか迷っていた。すると廊下で父親の同僚だったジムと再会した。現在、ニューヨークタイムズ東京支局に勤務する彼は、日米両国で活躍した真のジャーナリストの娘なら心配ないと勇気づけた。日本人の父と韓国人の母との間に生まれアメリカで育った彼女がジャーナリストの道に進むきっかけとなったのは、誤報騒動で自殺に追い込まれた父親の死だった。ジムの言葉を信じ原稿を書き上げたエリカだったが、朝刊のゲラ刷りを見て愕然とした。ベタ記事扱いになっていることに憤慨した彼女は陣野に抗議するが取り合ってもらえなかった。そこでSNSに、セカンドレイプ禍に勇気ある行動を取ったさゆりを称えたいと投稿した。

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