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男はつらいよ 寅次郎真実一路

  • posted at:2021-09-05
  • written by:砂月(すなつき)
おとこはつらいよとらじろうしんじついちろ
松竹
配給:松竹
製作年:1984年
公開日:1984年12月28日 併映「ねずみ小僧怪盗伝」
監督:山田洋次
製作:島津清 中川滋弘
企画:小林俊一
原作:山田洋次
脚本:山田洋次 朝間義隆
撮影:高羽哲夫
美術:出川三男
音楽:山本直純
録音:鈴木功
調音:松本隆司
照明:青木好文
編集:石井巌
スチール:長谷川宗平
監督助手:五十嵐敬司
装置:小島勝男
装飾:町田武
衣裳:松竹衣裳
美粧:宮沢兼子
現像:東京現像所
進行:玉生久宗
製作主任:峰順一
主題歌:「男はつらいよ」渥美清
撮影機材:パナビジョン
協力:東亜国内航空 柴又 神明会
出演:渥美清 倍賞千恵子 下條正巳 三崎千恵子 前田吟
シネマスコープ カラー 107分

栗実る秋のある日、とらやでは騒動が起きていた。桂梅太郎の娘・あけみが夫婦ゲンカをしてアパートを飛び出し実家に帰った。ところが父親に起こられたため行く当てのない彼女はとらやを頼ったのだ。ケンカの原因はロールキャベツだった。料理の本を見て丁寧に作ったのだが、爪楊枝がなかったためにマッチの軸を代用したことが事の発端だった。話を聞き終えたさくらたちはひと言謝ればいいとアドバイスをし、梅太郎も一緒に頭を下げてやると言った。だがそこに寅次郎が帰ってきたことで話がややこしくなった。あけみは彼に助けを求め、事情を知らない寅次郎も一方的にいじめられているものだと勘違いした。そのうちに寅次郎と梅太郎の間でケンカが始まり柴又中を巻き込む騒動に発展したのだ。騒ぎを聞きつけてやってきた柴又題経寺住職の御前様は拘った者たちを寺に連れ帰り片っ端から説教した。その夜、ばつの悪い寅次郎はとらやへ戻れず上野の焼き鳥屋でヤケ酒を呷ったが、金を持ち合わせていなかったため電話でさくらに頼った。ところがいつもなら助けてくれるはずの彼女が今回は冷たく突き放したことから、寅次郎は警察の厄介になることに決めた。そんな彼を隣の席から眺めていた富永健吉は、開き直って酒を飲み続ける寅次郎の度胸に感服し支払いを肩代わりしたのだった。

翌日、ご馳走になったお礼を言うために寅次郎は名刺を頼りに、日本橋にあるスタンダード証券を訪ねた。課長の富永は彼の相手をするほど暇ではなく、応接室に誘導すると自分の持ち場に戻った。富永ともう一度飲みたいと考えていた寅次郎は例え仕事で遅くなろうとも待ち続けることにした。一方、長引いた会議が終わった富永はソファーで寝ている寅次郎に、さあ飲みに行きましょうと声を掛けた。時計の針は午後9時を差していた。富永にとって寅次郎は自分の思い出を語れる恰好の相手で、酔いに任せて故郷の枕崎から上京してきた話を繰り返した。

翌朝、寅次郎が目覚めるとそこは牛久沼にある富永の自宅だった。泥酔した彼を連れ帰ると妻のふじ子に丁重にもてなすように言ったのだ。富永は既に出勤しているため部屋には二人きり。気まずさを感じた寅次郎は手早く着替えを済ますと家を飛び出した。

屋台的映画館
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ブログ主はインドア派大分トリニータサポーター

 

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