東映(東京撮影所)
配給:東映
製作年:1976年
公開日:1976年1月15日 併映「トラック野郎 爆走一番星」
監督:石井輝男
企画:矢部恒
脚本:石井輝男 橋本新一
撮影:出先哲也
録音:広上益弘
照明:梅谷茂
美術:藤田博
編集:祖田冨美夫
助監督:橋本新一
記録:勝原繁子
擬斗:日尾孝司
スチール:加藤光男
進行主任:東一盛
監督補佐:橋本新一
装置:小早川一
装飾:酒井喬二
美粧:住吉久良蔵
美容:宮島孝子
衣裳:河合啓一
演技事務:山田光男
現像:東映化学
音楽:鏑木創
挿入歌:「可愛いぜ」岩城滉一
出演:岩城滉一 桑島正美 中島ゆたか 織田あきら 芹明香
アメリカンビスタ カラー 86分
イギリスF3選手権に参戦し優勝した「黒い稲妻」こと桑島正美が出場する鈴鹿JAFグランプリを観戦することになったヘッドの風間率いる下町の暴走族・ブラックパンサーは会場である鈴鹿サーキットに向かっていたが、後から来た山の手の暴走族・レッドバロンにちょっかいを出された。彼らの目的も桑島が出場するレースの観戦であり、ライバルを出し抜こうと妨害を試みたが、パトカーのサイレンを聞くと急におとなしくなった。
ブラックパンサーとレッドバロンは手すり一枚挟んだブロック席で観戦することになったが、ムードは最悪で一触即発の中レースは始まった。レース終盤は桑島と星野一義がデッドヒートを繰り広げ、最後はマシントラブルを起こしながらも完走した桑島が優勝した。セレモニー後の桑島に近づくことが出来たブラックパンサー副ヘッドの佐伯真一は風間の妹・ユキのためにサインをしてもらうが、そこに来たレッドバロンの魔子とその取り巻きは彼らを隅田川のドブネズミと罵ると桑島を連れて行ってしまった。翌日、レッドバロンヘッドの花田は風間が働く自動車修理工場を訪れると次の日曜日の朝に鈴鹿の決着をつけようと言った去った。
打倒レッドバロンに燃えるブラックパンサーだったが、150人を超える人数が押し掛けて来ると聞きそれを迎え撃つだけのメンバーを集めようと奔走していた。風間はユキを巻き込むまいと内緒にしていたが、真一からその話を聞いた彼女は自分だけ仲間外れにされたことを残念に思った。この抗争を止められないとわかると、ユキは自分が何とかしなければと行動を起こし桑島のマンションを訪ねた。そしてレッドバロンのヘッドに話して今夜のことを止めてくださいと頭を下げると桑島はそんなことは絶対にさせないと快く引き受けた。桑島が花田を説得したことで抗争は中止になったが、そうとは知らない風間たちは花田が仕掛けた罠にはまり通報した警官隊に逮捕された。
屋台的映画館
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