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忠臣蔵外伝 四谷怪談

  • posted at:2024-02-27
  • written by:砂月(すなつき)
ちゅうしんぐらがいでんよつやかいだん
松竹
配給:松竹
製作年:1994年
公開日:1994年10月22日
監督:深作欣二
製作:櫻井洋三
プロデューサー:佐生哲雄 齋藤立太
脚本:古田求 深作欣二
音楽:和田薫
撮影:石原興
照明:中島利男
美術:西岡善信 丸井一利
装飾:福井啓三
録音:広瀬浩一
調音:鈴木信一
編集:園井弘一
助監督:津島勝 酒井信行
スクリプター:野崎八重子
製作主任:黒田満重
音楽プロデューサー:小野寺重之 青山勇
特殊メイク:江川悦子
視覚効果:宮重道久
合成技術:田中貴志
スチール:金田正
殺陣:上野隆三
製作協力:京都映画 赤松産業
出演:佐藤浩市 高岡早紀 荻野目慶子 石橋蓮司 渡辺えり子
アメリカンビスタ カラー 106分

元禄十四年、江戸城松の廊下で高家筆頭の吉良上野介に対する刃傷を起こした播磨赤穂藩藩主浅野内匠頭は激怒した五代将軍徳川綱吉から切腹を命じられた。内匠頭切腹の日から二十日後、仇討を主張する急進派の面々が赤穂城に集結したが、筆頭家老の大石内蔵助は他人の喧嘩を煽り立てるような町人に乗せられて時代を変えようなどと決起することは無駄だと冷ややかに言った。そして城を明け渡すことを提案するとそれを聞いた者は皆動揺した。浪々の身を拾われようやく御目見が叶った民谷伊右衛門が仇討をしたくないのですかと尋ねると、内蔵助は今はまだだと言った。他にするべきことが山ほどあり、御家再興の願いが叶うかどうかの決着を見るのは早くても一年先。その頃の己の心を御同席の方々は読み切ることが出来るのでしょうかと問うた。

内蔵助は離別した妻子を但馬の実家に帰し、長男の主税だけは手元に残した。そして毎晩出掛けては遊女、家に帰っては妾と女に狂うようになり、愛想をつかした伊右衛門は仲間の横川勘平らを連れて城を去った。再び浪人となった伊右衛門は仲間と鬼子母神の境内で父親譲りの琵琶を奏でて生計を立てていたが、ある日色気のある女がやってきて銭を置いて行った。その女と後に再会したのは湯女宿だった。湯女として働くお岩の艶めかしい体に惚れ込んだ伊右衛門は彼女と所帯を持つことに決めた。長屋暮らしを始めた伊右衛門がいつものように仲間と商売に出掛けると、それと入れ替わるように湯女宿の番頭の宅悦がやってきた。宅悦は親方の命令でお岩を連れ戻しにきたのだが、こうと決めたら絶対に譲らないという彼女の気の強さには敵わなかった。

鬼子母神の境内にいた伊右衛門は侍女たちを従えたお梅の一行に出会ったが、酔っ払いに絡まれるのを見兼ねて手助けした。刀を抜くや否や伊右衛門は三人の輩をあっという間に片付けたのだ。その夜、長屋を訪ねたのはお梅の祖父の伊藤喜兵衛だった。孫娘を救ったお礼として喜兵衛は小判の入った箱を差し出すが、伊右衛門は彼が吉良上野介の家臣であることがわかると丁重に断った。

屋台的映画館
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白魔女学園 オワリトハジマリ

  • posted at:2024-02-24
  • written by:砂月(すなつき)
しろまじょがくえんおわりとはじまり
「白魔女学園」生徒会(テレビ朝日=東映)
配給:東映
製作年:2015年
公開日:2015年6月13日
監督:坂本浩一
製作:角南源五 興田尚志
企画:前田寿之 西村裕明 吉村文雄 三田村裕一
プロデューサー:梶淳 長谷川主水 高橋一浩 坂航太
アソシエイトプロデューサー:織田笑里 尾曲理 水高愛 稲村雅也 黒澤祐介 押切大機
スーパーバイザー:高瀬裕章
脚本:吉田玲子
音楽:三澤康広
撮影:百瀬修司
照明:太田博
美術:和田洋
装飾:井隈啓太 前田亮
録音:山口満大
編集:須永弘志 大畑英亮
助監督:伊藤良一 茶谷和行
制作担当:早川徹
ラインプロデューサー:榊田茂樹
スクリプター:中村めぐみ
ヘアメイク:内城千栄子 及川奈緒美 知野香那子
音響効果:渋谷圭介
スタントコーディネーター:野口彰宏 稲留正樹
グラフィックデザイン:田嶋秀樹
衣装デザイン:高野<YOU-KO>裕子
衣装制作:近藤静香 松井健介
革造形及び装飾品デザイン監修:川上登
衣装制作:JAP工房
VFXスーパーバイザー:鹿角剛
主題歌:「ブランニューワールド」でんぱ組.inc
挿入歌:「新世界創造計画」斉藤秀翼
音楽プロデューサー:本谷侑紀
制作プロダクション:東映テレビ・プロダクション
アクション監督:坂本浩一
出演:最上もが 夢眠ねむ 古川未鈴 成瀬瑛美 藤咲彩音
アメリカンビスタ カラー 94分

心が傷つき痛みを抱えた少女たちだけを迎え入れる秘密の園「白魔女学園」。エチュードと呼ばれる過酷な訓練で最後まで生き残った白鳥もがは「白魔女」となり、世界を救うために旅立った。一人でも多く苦しむ少女を救いたいと考えていた彼女は、エチュードで魔力を使い果たし廃人となったところを蘇らせた同級生の小田巻瑛美とともに戦っていた。ある夜、黄昏公園通りで少女が襲われているという知らせを受けて駆けつけると、そこではもう一人の白魔女・衣笠りなが襲われていたが、彼女を取り囲むのは弟切すみれ、立花美咲、麻生聖子の黒魔女軍団だった。無益な殺生を避けるためにもがは三人の動きを止める間にりなを連れて逃げようとするが、彼女の左腕を掴んだ瞬間にお互いの感情が各々に流れ込んだ。二人はともに強いエンパスの持ち主だった。

もがと瑛美はりなを白魔女学園に連れ帰ると傷の手当てをした。りなはもがたちとは違う白魔女学園にいたのだが、突然現れた黒魔女軍団による白魔女狩りに遭い只一人逃げ延びたのだった。そのことを話しているとすみれたちが居場所を嗅ぎつけ、黒魔女は白魔女よりも優れた存在だと言った。白魔女は力を使う度に自らが痛み疲弊するが、そんなことでは少女たちを救う前に自らが滅びる。そこで他人に痛みを与えることが力の源である黒魔女が表舞台に立ち新世界を造ろうと企んだ。だがそれには究極の白魔女を生贄にする必要があった。そして選ばれたのがりなだった。りなはもがたちを守るために白魔女となってすみれたちと戦うが、聖子が放った矢が瑛美の体を貫き絶命した。最愛の友を失ったもがの心が傷つくと、りなも同じように傷ついた。力を失ったりなはすみれたちに連れ去られ、もがはショックで体から力が抜けた。そんな彼女を支えたのはテラという謎の男だった。テラはりなを助けに行くのならばいい方法があるとスマホの画面を見せた。そこには生徒募集中と書かれた黒魔女学園のホームページが表示されていた。もがは変装して学園に潜入することに決めた。

屋台的映画館

時をかける少女(2010年)

  • posted at:2024-02-21
  • written by:砂月(すなつき)
ときをかけるしょうじょ
「時をかける少女」製作委員会(アニプレックス=エピックレコードジャパン=ボイス&ハート=スタイルジャム=クオラス=ハンゲーム=カルチュア・コンビニエンスス・クラブ)
配給:スタイルジャム
製作年:2010年
公開日:2010年3月13日
監督:谷口正晃
エグゼクティブプロデューサー:夏目公一朗 一志順夫 ͡安部次郎 甲斐真樹 武政克彦 阿部巌 大宮敏靖
企画プロデューサー:植田益朗 越智武 村山達哉
アソシエイトプロデューサー:鈴木信隆 石川恵子 中嶋嘉美
プロデューサー:藤本昌俊 松岡周作
原作:筒井康隆
脚本:菅野友恵
撮影:上野彰吾
照明:赤津淳一
ビデオエンジニア:前川達彦
VFXスーパーバイザー:小坂一順
美術:舩木愛子
装飾:谷田祥紀
衣裳:宮本茉莉
ヘアメイク:横瀬由美
録音:小川武
音響効果:中村佳央
スクリプター:川野恵美
編集:宮島竜治
助監督:久万真路
制作担当:前村祐子
ラインプロデューサー:鈴木嘉弘
原作コーディネート協力:新名新
音楽:村山達哉×TOKYO GRAND ORCHESTRA school food punishment 伊藤ゴロー
主題歌:「ノスタルジア」いきものがかり
挿入歌:「時をかける少女」いきものがかり
・・・:「ふたり」松下優也
制作協力:イメージフィールド
製作プロダクション:ボイス&ハート
出演:仲里依紗 中尾明慶 青木崇高 石橋杏奈 千代將太
アメリカンビスタ カラー 122分

私立御園生高校三年生の芳山あかりは母・和子が薬学者として勤める大学を受験し合格した。幼い頃から母子家庭で育った彼女は父親のことをほとんど覚えていなかったが、今でもメールでたまに連絡を取っているという和子の話では海外で活動し日本に帰ってきては映画を撮っているのだという。

浅倉酒店を経営する浅倉吾郎は和子の幼馴染で、芳山家とは家族ぐるみのつき合いをしている。ある日、吾郎は大学を訪ね、和子に封筒を渡した。その中には近所の洋館に住む深町夫人が屋根裏部屋を片付けていたときに見つけたという写真とラベンダーの花が入っていたが、和子はその写真に並んで写る男子学生に見覚えがなかった。洋館には温室がありそこでラベンダーが育てられていたが、その時のラベンダーの香りを思い出すうちに当時の土曜日の実験室の様子がぼんやりと頭の中に浮かんできた。それ以来、ラベンダーと実験室のことが頭から離れなくなった彼女は帰宅中に考え事をして車に撥ねられた。

知らせを受けたあかりが急いで病院へ向かうと、担当の医師が外傷は2週間程度で完治すると言った。だが問題は頭部を強く打ったことで意識が戻っていないことだった。悲しみに暮れるあかりは看護師のアドバイスに従い付きっ切りで声を掛け続けた。そんな彼女を不憫に思った吾郎は、目覚めた時に元気な顔を見せないと和子が心配するから少し休みなさいと言った。その日の夕方、自宅に戻ったあかりは母が保管していたアルバムを引っ張り出し自分が大事に育てられていたことを知った。そしてその写真を撮った父親のことを知りたくなり和子のパソコンを立ち上げたところ、雪山の撮影のために立山連峰へ行くというメールがあった。長谷川政道という名前の人物が父親でないかと考えたあかりは和子が入院していることを連絡した。

ある日、いつものようにベッドの隣で看病していると突然和子が目を開け、深町一夫に会いに行かなきゃと言った。バッグの中に入っていた写真を見せると和子は小さく頷き立ち上がろうとするため、あかりは諦めさせようと考え私が替わりに行くと言った。そして何処へ行けばいいのと尋ねると、和子は1972年4月土曜日の中学校の理科実験室と答えた。そして研究室の机の引き出しの中にある過去に行ける薬を飲んで念じればいいと言った。半信半疑ながらも大学へ行き研究室に忍び込んだあかりは引き出しから薬を取り出し飲んだ。だが間違えて1974年の2月と念じてしまった。

屋台的映画館

けんか空手 極真無頼拳

  • posted at:2024-02-18
  • written by:砂月(すなつき)
けんかからてきょくしんぶらいけん
東映(東京撮影所)
配給:東映
製作年:1975年
公開日:1975年12月27日 併映「トラック野郎 爆走一番星」
監督:山口和彦
企画:太田浩児
原作:梶原一騎 影丸譲也
脚本:掛札昌裕 中島信昭
撮影:中島芳男
録音:小松忠之
照明:川崎保之丞
美術:中村修一郎
編集:田中修
助監督:岡本明久
記録:宮本衣子
擬斗:日尾孝司
スチール:遠藤努
進行主任:松本可則
装置:根上徳一
装飾:田島俊英
美粧:入江荘二
美容:石川靖江
衣裳:福崎精吾
演技事務:石川通生
現像:東映化学
音楽:菊池俊輔
挿入歌:「空手道」渥美健
協力:極真会館
出演:千葉真一 多岐川裕美 中島ゆたか 湯原昌幸 石橋雅史
アメリカンビスタ カラー 87分

戦後初の全日本空手道選手権大会で優勝した大山倍達だったが、邪道の名を着せられ空手界から追放された。数年山に籠って稽古を重ねた彼は修業を終えると東京に戻り、自分の力を試すべく空手道場を訪れては他流試合を申し込んだのだった。そして昭和26年、錬心館を訪ねた大山は試合を申し込むが、館長の竜道寺重成に現代の空手は青少年の心身を鍛える健全なスポーツだからお前のは時代錯誤も甚だしいと断られた。「けんか空手」と揶揄される大山の空手は牛を殺す程の危険性があることから、彼が道場を出て行くと竜道寺は門弟たちに闇討ちを掛けさせたのだった。だが大山の強さは桁違いで全員を叩きのめしたが、それが刑事事件に発展し空手界から永久追放された。

数日後、食堂で飲んだくれていた大山は少年航空兵時代の仲間だった木村仙八と再会した。暴力団のボスとなった木村は昔と変わらない無鉄砲な大山に悪いようにはしないから力を貸してくれと言った。暴力団の用心棒として働き始めた大山は、祭りの出店でいかがわしい商売をするテキヤの男に目が留まった。その男は小鶴誠といい大山の名を騙って修業の際に見つけたという偽りの滋養強壮の薬草を売っていたのだ。本物が目の前にいることを知って青くなった小鶴は土下座をして謝るが、相棒の大橋耕一は俺が知っている大山倍達は空手家であり、暴力団の手先になった大山こそインチキだと言った。その言葉が大山の胸に刺さった。

その夜、頭が上がらない小鶴は大山の機嫌を取るために小料理店へ連れて行った。そこでも小鶴は大山の名を騙っており、看板娘の野川寿美子の気を引こうともがいていた。そんな彼を見て面白がる当の大山は弟子と称した。二階の座敷には竜道寺と門弟たちが客として来ており、酌をする寿美子の美貌に心を奪われた竜道寺は彼女を手籠めにしようとした。その噂は下にもすぐに届き、居ても立っても居られない無鉄砲な小鶴は一発で伸された。大山は小鶴を介抱するが抵抗することはなかった。すると竜道寺は一瞥して用心棒かと吐き捨てるように言った。

屋台的映画館

ゴジラ×メカゴジラ

  • posted at:2024-02-15
  • written by:砂月(すなつき)
ごじらたいめかごじら
東宝映画
配給:東宝
製作年:2002年
公開日:2002年12月14日 併映「劇場版 とっとこハム太郎 ハムハムハムージャ! 幻のプリンセス」
監督:手塚昌明
製作:富山省吾
エグゼクティブプロデューサー:森知貴秀
脚本:三村渉
撮影:岸本正広
美術:瀬下幸治
録音:斉藤禎一
照明:望月英樹
編集:普嶋信一
キャスティング:田中忠雄
助監督:兼重淳
製作担当者:金澤清美
音楽:大島ミチル
音楽プロデューサー:北原京子
特殊技術・特殊技術:菊地雄一
特殊技術・撮影:江口憲一
特殊技術・特美:三池敏夫
特殊技術・照明:斉藤薫
特殊技術・造形:若狭新一
特殊技術・特効:久米攻
特殊技術・操演:鳴海聡
特殊技術・助監督:野間詳令
製作担当者:川田尚広
出演:釈由美子 宅麻伸 高杉亘 友井雄亮 中原丈雄
シネマスコープ カラー 88分

1999年、大型台風13号が接近中の房総半島にゴジラが45年ぶりに上陸した。別の任務で館山市に滞在していた特生自衛隊(対特殊生物自衛隊)はゴジラの迎撃に向かうが動きを止めることは出来なかった。そこで主力兵器であるメーサー殺獣光線車を投入することになり、オペレーターの家城茜はメーサー光線による攻撃を行うが雨中ではその効力が70パーセントまで下がっていた。そこで目を狙うことにするが、それがゴジラを怒らせてしまった。熱線による崖崩れから逃れるためにメーサー車を後退させるが、誤って仲間の車両にぶつけ谷に転落させてしまった。動揺する茜の目の前でゴジラの尾が振り下ろされメーサー車は破壊された。翌日、何とか命拾いした茜は習志野司令部にいた。幹部会に呼ばれ説明を求められた彼女は、73式小型車を転落させ死者を出した事故の過失を認めた。危機的状況を考慮して罰則は免除されたが資料課への転属を命じられた。

内閣総理大臣の柘植真智子は2頭目のゴジラが日本に上陸したことに危機感を覚えていた。1954年にゴジラが東京を襲った際は薬物化学者の芹沢大助が開発した特殊兵器「オキシジェン・デストロイヤー」で倒すことが出来た。だがその兵器はあまりにも恐ろしい力を秘めていたため、芹沢は自分の命とともに永遠に封印した。それ以降、日本の生態系が崩れ巨大生物が頻繁に出現するようになりメーサー砲が開発された。メーサー砲は大型古代生物・ガイラが上陸した際に初めて使用されたが、ベースは南洋の孤島から襲来した巨大蛾・モスラとの戦いで使われた熱線砲だった。その後メーサー砲は次の有事に備えて組織された特生自衛隊の主力兵器となった。他の生物とは別格であるゴジラが復活したことに頭を痛めていた柘植は五十嵐隼人科学技術庁長官の助言により極秘プロジェクトを進めることにした。五十嵐はに各研究分野の第一人者を一堂に集めたが、そのきっかけとなったのは房総半島に沈むゴジラの骨を見つけたことだった。その目的はゴジラのクローンを造ることではなく生体ロボットを開発するためだった。一方、柘植は国会で対G特殊兵器開発法案を可決させ「機龍プロジェクト」を発足させた。このプロジェクトには人工生物学の権威である湯原徳光が選ばれたが、一人娘の沙羅との生活を優先に考え断ることにした。だが科学技術庁職員の赤松伸治が娘も同伴可という条件を提示したことで了承せざるを得なくなった。

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